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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
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自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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1.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》 
・・・何だかさんざん比較されているようだけれど、たとえば、この『ホワイトハウス・ダウン』にあって『ダイ・ハード』にないもの、それは〈愛〉だといったら、“エメリッヒ嘲笑派”の面々に、それこそ嘲笑どころか失笑・爆笑されるだろうか。  しかし、本作の主人公ケイルを対テロリストとの闘争に駆り立てるもの、それが「娘への愛情」以外にないことを映画は繰り返し語る。そもそも、映画の冒頭でジョンが大統領護衛のシークレット・サービスとなるべく面接を受けたのも、11歳の娘エイミーの愛情と尊敬を取り戻すためだった。離婚した妻に引き取られた彼女は、大統領ソイヤーを崇拝していたからだ。  もちろん『ダイ・ハード』でも、主人公のマクレーン警部がテロ一味と戦ったのは、妻が人質のひとりとなったからだ。けれど、あそこでの彼の行動原理は、「警官」としての職務をあくまで遂行することにあったのではなかっただろうか? 事実、マクレーンが活躍すればするほど、妻を含む人質たちは身の危険が増すのだから。だがそれでも、敵相手に西部劇のヒーローを気取るマクレーンは、“ツイてねぇ”とボヤきながらテロリスト掃討に邁進し続けるのだ。  「昔は、パパ! と抱きついてくれたのに、今では相手もしてくれない」と、大統領相手に嘆く主人公ケイル。「そんな娘にまたハグしてもらえるなら、どんなことだってする」と。そして映画は、彼女がそういった父親の愛情を受けるにふさわしい、もはやケイルや大統領以上に魅力的な“真の主人公”として描き出すのである。実際、ジョーイ・キングが演じるエイミーの健気さとその“小さな「大ヒロイン」”ぶりには、いくらエメリッヒや本作の否定派でも認めざるを得ないのではあるまいか。もし、真のクライマックスともいうべき彼女によるあの感動的な「旗振り」を、いかにもベタな“伏線”の回収としか考えられないならば、そんなシニシズムこそ「映画の敵」に他ならない!  少なくとも監督のエメリッヒは、この父親の必死さと、それに値するどこまでも健気な娘というドラマツルギーを、ここできっちりとおさえている。だからこそ、ケイルがどれだけ“不死身[ダイ・ハード]”の活躍を繰り広げようと、ぼくは最後まで手に汗握り、ナミダとともに見守ることになるのだ。・・・エメリッヒ、俺は感動したよ。心からこの映画を愛するよ!
[映画館(字幕)] 10点(2014-10-28 14:51:18)(良:1票)
2.  星の王子さま(1974)
まだ映画館が入れ替え制じゃなかった中坊の頃、朝から夕方まで続けて3回見ました。それからサントラLPも買って、何度も何度も聴きました。その後、残念なことに1度も再見する機会がないままだけど、この映画を愛おしむ気持ちは、今も変わりません。それが多分に、記憶の中で美化されたものであることを承知しつつ、あらためてこの映画にささやかなオマージュを捧げたいと思います・・・。  ぼくはこの映画の、何よりその“小ささ”を愛する。アメリカのミュージカル作品でありながら、大規模なセットも、華麗なダンスシーンも、目を見張るようなカメラワークとも無縁な、むしろそういった「メイド・イン・ハリウッド」的な(あるいは、「ブロードウェイ」的な)要素とは徹底して逆をいくその“小ささ”を。それはあくまで原作に忠実であろうとしたからであり、「見えるもの」よりも、「見えないもの」こそが大切なんだ…と語りかける物語が要請したものであるだろう。いかにもアメリカ映画らしいスペクタクル(見せ物性)じゃなく、スペキュレイティブ(思索的)なものをめざされた映画。その静けさと、純粋さ。  だからここでは、あのジーン・ワイルダーですら驚くほど透明感あふれる演技を見せるのだし、ボブ・フォッシーの演技と圧倒的なダンスも、それ自体は過剰なまでに突出していながら、決して作品を破壊するものではない。それすら精神的なものへと消化=昇華され、この、「愛と孤独をめぐるささやかな寓話」へと内面化されていく。その慎ましい“小さな(寓話)世界”を構成するものとして、静かにおさまっていくのだ。  もちろんこの作品は、難解でも、知的ぶったシロモノでもない。だが一方で、有名な童話をミュージカル映画化した単なる「ファミリー映画」でもないだろう。これは、「本当に大切なものは目に見えない」という、その「目に見えないもの」を映画にしようとした、ほとんど無謀なと言ってもよい作品だ。そしてぼくという観客には、確かにその、「大切なもの」が見えたように思えたのだった。  ・・・たとえ世界中がこの映画を忘れても、きっと、ぼくは決して忘れない。
[映画館(字幕)] 10点(2005-07-22 14:03:51)(良:1票)
3.  ホワット・ライズ・ビニース
う~ん、これは…。『6デイズ/7ナイツ』のコメディ演技に続いて、自分の芸域を広めようとしたのか、ハリソン君? 懸命に「こんな役」を熱演すればするほど、見ている方は「そんなに無理せんでも…(涙)」と、別の意味でハラハラされられたじゃんかよっ。それに、これが「ヒッチコックへのオマージュ」だって言うけど、全編にわたってのハッタリとコケオドシはむしろB級ホラー監督ウィリアム・キャッスルに近いテイストじゃないでしょうか? ま、ともあれ、ハリソン・フォードのキャスティングこそが最大のギミックであるこの映画、A級ヅラしてはいるけど、展開も演出も(わざと?)実にチープ。騙されたって感じが消えませんです。はい。
5点(2003-11-21 17:33:57)
4.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 
驚き。これって相当な傑作じゃないですか! ”もう1人のボビー・フィッシャー”である心優しい天才チェス少年とその周囲の人々を、描き込むんじゃなく、その日常の一瞬一瞬をスケッチしていくような展開が、まるで美しい「詩」を読むよう。それでいて、少年の心の機微が、ヴィヴィッドに伝わってくる。ステーブン・ザイリアンって、『シンドラーのリスト』とかの脚本家だった人だよね。ぜひまた監督作品を手掛けてほしい、そう思わずにはいられない映像感覚の持ち主だ。少なくとも、今のスピルバーグなんてめじゃないよ。   《追記》最近見直す機会があったんで、あらためて思ったことを書き加えておきたい。先に“美しい「詩」を読むよう”と書いたけれど、それはこの映画が、主人公の少年の日常風景と心象風景というふたつの“風景”を、ただ丁寧に切り取っていくことから産まれたものだ。公園の木漏れ日、雨にぬれる感触、夏の日射しや秋の肌寒さ、チェス会場の空気感、何よりもチェスの駒の音…。そういった感覚的なディテールを、まるで今まで見たことも感じたこともなかったもののような新鮮さとともに見つめていく。そしてぼくたち観客も、同じくこのありふれた日常のひとコマひとコマを、つまりはこの「世界」そのものを再発見していくことの感動に満たされるのだ。こういう体験は、滅多にできるもんじゃない。ましてやアメリカ映画で、「少年の成長」だの「家族愛」だのといった〈物語〉のパターンに回収されることのない作品が創られたことが、ぼくにはうれしいことだった。…今は日本で拘束中(2004.9.2現在)だという現実のボビー・フィッシャーも、この映画を見たんだろうか。そして、どう感じたことだろう。  《追々記》最近、よくこの映画を再見しています。クライマックスの決勝戦で、勝利ではなく、むしろ「引き分け」を望む主人公の少年。それを“偽善”や“勝者の傲慢”ととる向きがあるかもしれない。けれど、その「相手を思いやること」を知っている少年の姿(しかも彼が、“勝者を義務づけられた国”の少年であることを思い起こそう)は、ぼくという観客に何か〈救い〉めいた感動を与えてくれるものです。だから感謝を込めて、9→10ということで。本当に「美しい」映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2003-09-25 14:49:56)(良:1票)
5.  ボディ・バンク
正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。
7点(2003-09-25 14:38:08)
6.  北北西に進路を取れ
正直言って、ヒッチコックにはどうも完全にはのめり込めない小生(見たら見たで面白いし、感心はするんだけど…)。しかし本作は、『サイコ』『めまい』とならんで、文句なしに大好きなヒッチ作品です。理由もわからないまま、殺人犯にされるは命は狙われるは謎の一味や美女に追い回されるは…というケーリー・グラントの主人公が、実はマザコン気味だったというのは、『鳥』のロッド・テイラーと同様だけど、こちらのほうがずっと陽性で気に障らないし。特にラスト、これぞソフィスティケーションの極致ですなあ。
10点(2003-09-25 14:03:15)
7.  ホワイトハンター ブラックハート
これは、イーストウッドにとって監督というより役者としての「野心作」じゃあるまいか。ジョン・ヒューストンをモデルにした破天荒な映画監督役を、これまで彼が見せたことのなかった腹芸たっぷりの演技で喜々としてこなしている。特に、あのセリフの多いことったら! まるで自らイーストウッドという偶像破壊を楽しんでいるかのような、と同時に、”映画というものの業の深さ”をかくも優雅に描き出すという、まさに円熟の境地。『真夜中のサバナ』でケビン・スペイシーが演じた役も、本当はこの頃のイーストウッド本人が演じていたなら、もっとスリリングだったろうなあ。
9点(2003-06-05 12:35:34)
8.  ボディ・ターゲット
ジャン=クロード・ヴァン・ダム作品中、確かに最も美しい作品。何と言っても、ロバート・ハーモン監督ならではのシャープな演出と画面構成のさり気ない才気にヴァン・ダムのアクションが映えて、ほとんど視覚的至福すら感じさせてくれる…とは、ちっとばかし大袈裟ですけど。ほんと、ハマッた時の彼の身体の動きは、ジーン・ケリー(!)に匹敵するんじゃないか。とにかく、単なるアクション映画以上の価値を見る者に与えてくれる作品として推奨いたします。《追記》 先日、ビデオが300円で投げ売りされていたので購入。あらためて見直すと、やっぱりこれが良いんですよ~。いわゆるハリウッドのアクションスターがおしなべて「肉食動物」系であるのに対し、ヴァン・ダムはどこか群れから離れた「草食動物」めいた趣がある。彼のアクションに攻撃性がどこか稀薄なのは、そのせいじゃないかな…。そして本作は、そんなヴァン・ダムのパーソナリティを最も見事に引き出したものであることを、再確認いたしました。よって点数も、8→10ということで。ほんと、ビックリするくらい美しい、そして愛おしい映画なんだけどなぁ・・・
[映画館(字幕)] 10点(2003-06-03 19:37:41)(良:1票)
9.  ポストマン(1997)
いろいろ欠点…というか、おっしゃりたいことはおありだろうと思います。が、ぼくはこの映画を高く評価したい。何なら、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』より何十倍も良いとすら、断言してもいい。ここには、ああいった誰にでもわかりやすい「良識」の代わりに、「世界は簡単に崩壊するが、その再生は容易じゃない」という苦い認識が語られるばかり。だから、郵便が当たり前のように届けられる世界の素晴らしさ貴さを、ここまで実感させてくれる「文明」批評作品も、そうはないと思う。あの、コスナ-扮する郵便配達人が「偽者(コピー)」なら、独裁者も(昔はコピー機のセールスマンだったという、原作にはない設定の見事さ!)「偽者(コピー)」でしかない。この「偽者」対「偽者」のドラマの持つ、多重性のラディカルさ。これぞ真の意味での偉大なポストモダン作品です。
10点(2003-06-03 19:18:45)(良:1票)
10.  ぼくの神さま
こういう単なる「カトリック礼讃の宗教プロパガンダ映画」風メロドラマを、さももっともらしい「良心作」として商売の道具にする風潮は21世紀にはなくなってほしいです。一方で、こんな”ある種の意図”がミエミエの映画を、何故そこまで絶賛したりホメたりできるんですか? …すべてにあざとく、すべてに類型的。死者にたいする痛みも悼みも、実のところない。オスメントの演技も、ただただ醜悪。すみません、この作品(映画、と言いたくない)って、ホントだめなんです。唯一、ロケ撮影による風景のみずみずしさと、ウィレム・デフォーに1点。
1点(2003-06-03 19:00:05)
11.  ホーンティング
ウヒャ~、何なのこの評判の悪さ! 確かにちっとも怖くない「幽霊屋敷もの」なんて、インチキみたいなもんだけど、やたらグロに走ったり、暗闇でワッと驚かすようなショック描写に頼りすぎな昨今のホラー映画とは別の「冒険映画」として見る分には結構楽しめるじゃないですか。特に、この豪華キャストに合って実質的主役があのリリ・テイラーだとは…。この意表の突き方も、シャレっ気があってぼくは好きですね。
6点(2003-06-03 11:10:34)
12.  ホームボーイ
せっかくの高得点(これまでのところ…)に水をさすようで申し訳ないのですが、ミッキー・ロークというより、名撮影監督だったマイケル・セラシンの初監督作品ということですっごく期待して見たのに、これが…。凝りまくった照明と映像も、すべてはロークの自己陶酔的ナルシシズムに貢献するだけで、赤面するばかり。彼のファンにはたまらんのでしょうが、正直、単なるプロモ-ション映画じゃないですか。これって。
3点(2003-06-03 10:59:35)
13.  ホーム・アローン3
シリ-ズ1・2作がちっとも面白くない(どころか、あの主人公のガキに、言い知れぬ”反感”を抱いてしまった…)者としては、正直言ってこの3作目が最も楽しかった。あのマコーレー・某なるこまっしゃくれた子役に替わって主演に選ばれた男の子が、いかにも愛嬌たっぷりで、それだけでも高得点。そして、間抜けなテロリスト一味も、あくどいコミック調ドジっっぷりじゃなく、たんじゅんに”悪いやつら”ってのがいい感じです。なかでも、紅一点のあの女優、実にイロッぽくてカワユイかったし…。てなワケで、「必見!」とは決して申しませんが、結構見どころのある拾い物ではありますヨ。
7点(2003-06-03 10:49:33)
14.  ボイジャー
サム・シェパ-ド扮する男の”孤高”なダンディズム(?)が、ほとんど滑稽すれすれで笑える。と思ったら、ジュリ-・デルピ-の登場で、一気にメロドラマの世界へ…。決して悪くはない作品だけど、この禁断の父娘の「愛」が、ちっとも悲劇として迫らない、一種の「観光地ロケ満載2時間ドラマ」風と言えなくもない。ちょっと残念です。
6点(2003-06-03 10:21:03)
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