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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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421.  キングダム・オブ・ヘブン 《ネタバレ》 
最初の方は波乱万丈、怒涛の展開でホンマかいな?って状態なんですけど、中盤以降は良くも悪くも、それなりのポジションに落ち着いてきます。んー、正直に言っちゃうとリアルで良くできた「ロード・オブ・ザ・リング」。「ロード・オブ・ザ・リング」にはまだ『CGです』『ミニチュアです』っていうのがモロに出てしまっている映像があって、それが風景を狭く感じさせてしまっていたりしたのですが、これはもうどこまでがロケでどこからがCGなのか、ちっとも判別できない状態。雄大な風景の中で展開する活劇はさすがのダイナミズム。一方で美しい映像も沢山あって、落ち着きのないカメラワークとさっさと切り替わるカット割りが残念。でも、この映画最大の問題は、ファンの方には申し訳ないのですが、オーランドに主役を張るだけの魅力が欠けてる気がする、って事ですね。これを、もっと強いオーラを放つ人が演じたならば、脇までも輝かせたと思うんです。リーアム・ニーソンにしろ、ジェレミー・アイアンズにしろ、主人公との繋がりに強いイメージが湧いてこないんですよね。ヒロインもなんだか影の薄い感じですし(時々ミニー・ドライバーやジャニーン・ガラファロみたいに見えたり)。リドリーの映像美とダイナミズムを描く力によって、「史劇ぃ?ラブロマンスぅ?」という私をあんまり刺激しない題材が、とても見応えあるものに昇華されていましたが、いかんせん、主役がねぇ・・・。つーか、あの厚みのあるカブリモノみたいな髪型だけでもどーにかならなかったのかなぁ。そうそう、自作のパロディをワザとやってるでしょ?みたいな映像満載だったのですが、流石に「エイリアン」や「ブレードランナー」はないよなぁ、と思ったら・・・笑いました。
[試写会(字幕)] 7点(2005-04-14 00:06:52)
422.  あの空に太陽が 《ネタバレ》 
マリリン・ハセットもボー・ブリッジスも、80年代以降ちっとも見かけないよーな気が・・・。ハセットはスキー事故で半身不随になってしまったヒロインを好演しておりました。病院でリハビリを受けた彼女がお見舞いに来たカレに「ほら見て」と腕をぎこちなく動かし、ぐわし、とポテチ?を掴むんですが、彼は無神経に「僕は歩くところを見にきたんだ」とか平気で言っちゃって、離れてっちゃう。当時中学生だった私は「なんてイヤな男なんだー!!」って。多分、今見ても印象同じでしょうけど。さて、そんな彼女を支えてくれたブリッジスも事故で死んじゃって、エピローグは車椅子に乗った教師になった彼女が子供たちに囲まれた姿で、でもそれで幸せなの?ってちょっとスッキリしない気分で終わってしまいました。男運はなくても子供達がいれば、それでいいんかい?みたいな。でも、ここに関しては当時と今は考え方が違うかも。幸せにはいろんな形があって、不幸にもいろんな形があって、どれもひっくるめて人生だものね。・・・そんな事考えてしまう私は、年寄りクサくなったのかな。
[映画館(字幕)] 7点(2004-10-23 01:11:14)
423.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
あにやんが、いい加減、レビュー書けない!って悩み続けてたから、あたしの登場よ。ワケわかんない映画。これはアレね。脳みそで感じる映画。理屈じゃないのよ、誰がどうして、だからどうなって、なんて追ってったら、途中でギブよ、ギブ。だって主人公が変わっちゃうんだもの。変わんないんだけど、変わる。同じ人なハズなのに全然違う人。で、最後は時間がねじくれちゃってるのよ。そんなの、マジメに付き合ってたらおかしくなっちゃうわよ。だから、目の前に繰り広げられる映像を脳でカンジてれば、それでいいの。そのダークな魅力にウットリできるわ。あたし、実はバダラメンティって人がかなりの魔術師だと思うの。ダウナーなサウンドで映像にぐっと雰囲気を持たせるの。監督もバダラメンティには感謝すべきね。だって、いくらあの映像だって、バックにモー娘。なんか流れてたら、ただのコメディよ。「ヒマワリ種丼大盛りね~」なんて。って、それはミニハムずだったわ。それはともかく、アレね、最近のリンチ映画はあたしの中で、バダラメンティ音楽のプロモーション映像。監督としてはそう言われちゃったら不本意かもしれないけど、でも、いくらあのサウンドでも、画面に映ってるのが『ケロロ軍曹』とかだったら・・・(以下略)【あねやん】
[映画館(字幕)] 7点(2004-09-08 01:50:54)(笑:1票)
424.  マイ・ライフ(1978) 《ネタバレ》 
母子家庭のママが、ダイエットのためにジョギングを始めて、いつの間にやらフルマラソンにまで出ちゃう、という映画です。最初はタクシーで戻ってくるとゆーベタな笑いもあったりして(だけど、この映画が元祖かも)、二人の娘の協力を得るにもゴタゴタ、暴漢に襲われそうになったり、でも、そのうちにどんどんと強くなっていって・・・。だけど、クライマックスはいわゆる勝利の物語ではなくって、苦難の末の、彼女なりのゴール。『マイウェイ』って映画のクライマックスでは、お父ちゃんがボロボロになっておりましたが、これはそのお母ちゃんヴァージョンでございます。ママ役の、ポール・ニューマンの奥さん、ジョアン・ウッドワードって『新・動く標的』ではミステリアスな美女というイメージがありましたが、この映画では見事なおばさん役でびっくり。むくむくとしたおばさん太りをリアルに体現しております。印象的なエピソードは、グレてタバコを吸いだした姉に、妹が「喫煙者とのキスは灰皿とキスをするのと同じ事だって」と警告するシーン。壊れ始めた家庭をチビが意識してサラリと立て直してみせようとするあたり、面白くも切実でした。主題歌も当時は結構有名になったと思うのですが、今となっては忘れられた存在。小さな映画ではありますが、大感動ではないけれど爽やかな後味を与えてくれる映画なので、機会があれば見て欲しいです。
[映画館(字幕)] 7点(2004-06-21 00:49:17)
425.  マイ・ソング
当時、ラジオのDJが「オケをバックに同録なんかするか!別録りするに決まってんだろ!」とツッコミを入れておりましたが、判らないんでしょうかねぇ、そういう贅沢さ、ドラマ的な高揚感が。今となってはアカデミー歌曲賞受賞の主題歌の旋律だけが世に残ってる、みたいな感じがしないでもないですが、身勝手な主人公の生き方がそんなに気にならず、見終わって爽やかな気持ちになるのはちょっと不思議でした。普通は途中での彼女の行動と選択、総スカン、って感じになりそーですけどね。
[映画館(字幕)] 7点(2004-04-09 12:00:05)
426.  101 《ネタバレ》 
いつもいろんな役を楽しそうに演じているグレン・クローズが好きです。この映画では、クルエラが登場するたびに低音がずんずん響いて、まるでダース・ベイダーみたいな扱いで楽しくて仕方ありませんでした。だからクライマックスで散々なメに遭うクルエラが可哀想に思えてしまう私は、ちょっと映画の見方を間違ってたりするのかなぁ。「やり過ぎでしょ!」って犬やら動物達やらの正義側が悪のように見えますよ。
[映画館(字幕)] 7点(2004-03-25 14:51:42)
427.  レインメーカー 《ネタバレ》 
グリシャム&コッポラ、ということで重厚なドラマが展開するのかと思いきや、素材の重さを軽快なタッチでサラリと流すあたりに、ちょっと気持ちのいい裏切られ方をした感じでした。クセがコテコテにあるハズの役者達までサラリと流されちゃった気がしないでもないですけれど。それにしてもルーディはケリーの事件に大々的に関与してる気がして仕方ないワケですが、一方的にケリーだけの事件、みたいな感じに思えるのはどーしてなんでしょ? 下手をすると自分がモロに刑事責任を問われる状態だと思うのですが、当の本人はそれこそまるで他人事みたいだぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2004-02-13 21:07:55)
428.  リロ&スティッチ
最初の方はガチガチのSFアニメ調で、うっわー、最近のディズニーはなんだかヘン!と思ったのですが、ハワイに話が移ってからは良くも悪くも安心な世界でした。ディズニーの枠から決して外れる事なく、それは安心して見られるのだけれども、同時に最初からディズニー映画の限界点というのも見えちゃってて、と。予定調和の道以外にディズニー映画に選択の余地はない!という悲しい宿命。なので見終わって感動しても、それは毎度印象の似た感動。キャラクターが個性的で美術が美しく、十分に魅力的な世界ではあったんですけど。そうそう、でもリロの家が幸せな家庭ではなくて離散の危機にある状態、という部分は今日的でしたね。家族というシステムが必ずしも機能しなくなっている時代に、その代わりとなる道を模索しているような感じ。シリアスな重さもあって、それはディズニー映画の成長と言うよりは、時代の反映なんでしょうかね。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-24 22:02:51)(良:2票)
429.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
私はこの世界、結構好きです。主人公と赤ん坊以外の人間が殆ど出てこなくて、ファンタジーとして世界が狭いところで閉じちゃってるので広がりが感じられないのは惜しいんですけれど、フクロウが飾るメインタイトル部分からずっと全編ダークな雰囲気が溢れていていい感じ。これで魔王の孤独までドラマティックに描かれていたら、かなりポイント高かったところですが(少女のたった1つの言葉で自我が崩れ去ってしまうガラスのような魔王)、まあ、子供向けの映画にそんな要素は必要最小限で十分なんでしょうね・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-24 20:04:27)
430.  ライオン・キング(1994)
その映像に古めかしさを感じたりするんですけれど(60年代の東映動画のアニメみたいに感じる瞬間が何度も訪れます)、むしろ気持ちのいい古さなんですよね。アニメ表現に向けるひたむきさ、真剣さを感じる世界で。物語は広がりがあまり感じられない、中規模の映画という印象に収まってしまっているのが残念です。ディズニーゆえの制限の縛りなのでしょうか、上映時間や表現の限界から、どうしてもそこそこのレベルでまとめざるを得ない感じが物語に出ている気がしてしまいます。雄大な絵を物語が受け止めきれていない恨みは感じました。それにしても、ムファサがあの声で「my son」なんて言うと、「ベイダーだぁ!」って感じでコーパーコーパー呼吸音が聴こえてきそうで仕方ありませんでした。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-18 15:17:45)
431.  48時間 《ネタバレ》 
ウォルター・ヒルがノッてた頃の映画ですね。当時のスタイリッシュなタッチが映画に命を与えてました。一方でエディとニックのコンビが楽しくて、笑わせて貰えて。48時間という時間設定が、きっちりと映画に有効なサスペンスの題材になってなかったのは、ちょっと肩すかし喰らった感じですけれど、48時間だけのコンビ、という解釈が正しいんでしょうね。なので続編の存在はどうなんだろうなぁ?とは思うのですが。限定ネタを繰り返してもねぇ。今となってはこの映画、エディの「このやろ~!ホントに撃ちやがって~!」というのが下條アトムの声のイメージになっちゃってますが。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-18 14:56:32)
432.  目撃(1997)
意外と面白かったです。前半はゆっくりしたペースで、今時このテンポはツラいんじゃない?なんて思ったのですが、そのうちにどんどん映画の中に引き込まれてゆきました。やっぱり巨大な悪に立ち向かう物語って、気持ちがいいです。ただ、主役二人がミスキャスト気味なのはちょっと。イーストウッドは老体に鞭打つ、って感じですし、ハックマンは大統領って言うよりチンピラの親分。その分、脇が良かったな、って。エド・ハリスのかわいいオヤジ、ってノリが微笑ましく、大統領の側近三人衆が『タイムボカン』シリーズの悪役を思わせたりして。普段、イーストウッド演出ってあんまり好きじゃないんですけど、この映画にはイーストウッド映画の表面カラカラ中どろどろ、って感じが見られなかった分、楽しめた感じでした。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-15 14:12:56)
433.  メリーに首ったけ
男3人女3人で見に行ったのですが、意外にも女性ウケが良くてびっくり。ジッパーに挟んだトコとヘアジェルのトコは、個人的にはかな~りヒいたんですけど。でもバカで楽しかったです。バカはいいやね。あんまり下品過ぎるのは苦手ですが。あの石膏犬、欲しいなぁ。舌先がぺろぺろって。吠えたり暴れたりしなきゃ、犬もキュート。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-15 13:22:08)
434.  メジャーリーグ 《ネタバレ》 
クライマックスのトム・ベレンジャー、もう盛り上がりに盛り上がった状態でのあのネタには大笑い。ノーコンの原因は目が悪かったせい、とゆーチャーリー・シーンのネタもバカバカしいけれど笑えて、やっぱりダメな連中が頑張って勝利を収める、という物語は単純に楽しいです。野球映画って、観客席のエキストラ不足で悲しい状態になってるものが多いんですけれど(かつて『がんばれ!ベアーズ大旋風』の川崎球場ロケを見に行ったのですが、全然埋まってなかったですしね)、これはメジャーリーグの試合の臨場感を味わわせてくれましたし。実際に、ああいう環境で試合を見てみたい、って思いました(日本の野球って、球場行っても、なんかファンがシリアスで・・・)。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-15 12:21:52)
435.  ミュージック・オブ・ハート
最初の方は映像に違和感がたっぷり。だってクレイヴンったら、ホラーと同じ文法で撮っちゃってるもんだから、ナニかがどわー!っと出てきそーな感じ。映画見てて、窓のそばに近寄っちゃダメだ!なんて。でも実話の強みか、いつの間にか気にならなくなって、メリルの、前に出っ張りっ放しの演技を楽しませて頂きました。不安定な部分を持つ役柄なんですけれど、彼女の演技には揺らぎがなく、もう自信に満ち溢れていて、それが鼻に付いちゃう人もいるかもしれませんけれど、私は堂々たる彼女の存在感に満足しました。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-11 14:24:16)
436.  ミッション:インポッシブル
それまでのスパイもののエッセンスを再構築してるだけ、って感じもするんですけれど、その再構築の仕方が極端に激しいモノなので楽しめました。列車上のアクション、なんてカビ生えまくりの世界でも、それが時速250キロとなると、もはや別次元。全編アクションとサスペンスの糸がピン!と一本通っていて、デ・パルマらしいフェティッシュな映像テクニックの楽しさにはちょっと欠けていたけれど、凡百のアクション映画との格の違いを感じました。ただ、予告編でクライマックスのオチまで見せちゃってたのはどーかと。90年代半ばの映画って、クライマックス見せまくりのネタバレ予告編が多かったんですけれど、観客を馬鹿にしてるとしか思えませんでした。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-11 00:22:04)
437.  エルビス オン ステージ
エルビスのファンじゃなくってもエルビスに魅了されちゃう映画でした。単にライブをめぐるドキュメンタリーで、エルビスの人間性に迫る!みたいなシリアスなモノじゃなくて、ほーらエルビスってカッコいいでしょ、すごいでしょ、って映画なんですけれども、熱狂的ファンの姿も納得なゴージャス&パワフルな映像は、臨場感を伴ってガンガンと伝わってきます。今のこの時代には1アーティストのステージを記録した映画が成立するとは思えませんが、それだけのビッグアーティストがいなくなっちゃったからでしょうかね? それが成立してるのってわずかに伝説的な存在で今も現役、って人達だけですよね。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-10 23:51:31)
438.  ミクロの決死圏
人体内をファンタジーな冒険の舞台として描く、そこが魅力の映画でした。何度かテレビで見ていたのですが、リバイバル公開時に劇場の大きなスクリーンで見て、シネマスコープいっぱいの幻想的な映像に、あらためて感心した記憶があります。物語そのものは、あまり意味のない(やや退屈な)映画って気もしますが。あと、これは『インナースペース』や『ミクロキッズ』でも感じた事なのですが、小さくなると液体の粘性は極端に大きく感じるハズなので、目の表面の涙がジャブジャブ激流状態なのは違うでしょー、と。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-10 14:27:43)
439.  マトリックス
「今の自分は本当の自分じゃないんだ」っていう現実逃避を裏返してみました、って感じ。ホントは黒コートきてガンアクションをバリバリとキメたいだけ、みたいなボンクラな心意気が微笑ましく、でも映像表現に対する模索は評価してます。カメラが被写体をどう捉えるのか、カットをどう繋いでゆくのか、そこに新しい道を見つけてゆこうとする姿勢は好きです。技法、技術がどんづまっちゃうよりは、新しい表現法が生まれた方がいいかな、なんて。ただ、雰囲気ばかりで実はあんまり見せ場たっぷりな映画じゃなかったりするんで、ちょっと肩すかしを食らった感じはありました。CG、オモチャっぽかったですしね。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-10 13:07:06)
440.  マイ・フレンド・メモリー
人間の価値は外見で決まるのではない、誇りを持って行動することで価値が生まれる、そんな、純粋だけれども普通は口に出すことには抵抗のある言葉も、ケビンの口から発せられると、説得力と共感を得ることができます。ケビンの閉ざされた運命、それを受け入れ、しかしそこに甘んじることなく夢を広げてゆく姿は、私みたいなモノにとっちゃ、反省ばっかりさせられます。私は、そして多くの人は、マックスに共通するものがあるんじゃないかと思います。今は、世の中全体が自閉した感じですからね。そして中には、他人を平気で踏みにじって何も感じないタイプ、この映画に出て来る不良グループみたいなタイプの人も結構いたりしますが、そういう人々のことを理解する必要なんてない、とまでこの映画は語ってみせます。気高く、誇り高く、騎士道を貫け、体の自由が効かず、精神面ばかりが発達したケビンの発言は、理想ばかりで現実的ではないのかもしれませんが、不満を抱きながら現実に甘んじた生き方が正しいはずは、ないですもんね。真摯な姿勢で自己発見を描いた映画、好感が持てます。それにしてもキーラン、いい役者ですね。家庭環境が大変な状態らしいですけど、頑張って欲しいものです。
[映画館(字幕)] 7点(2004-01-07 12:53:36)
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