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のはらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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121.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
そもそもEPⅣといわれる第一作目、それ一本単体で公開されたファンタジーなのだ。それが映画史に残るほどのヒットとインパクトにより「全9作」などという大宇宙叙事詩にふくれあがったが、3作まで制作してとりあえず力尽きた。そしてCG技術などが目まぐるしいスピードで発達した後、いい加減忘れた頃に「Ⅰ」を制作するなんて、暴挙なのだ。先の流れは決まっているし、「悪」であり、最期を知るベーダー卿の話をどう膨らますのか。結果、悲しいかなガチャゴチャとCG満載の映像なのに、最期の対決は相変わらずチャンバラという不自然な戦闘と、暗く爽快感の得られないストーリー。それが結末であるEPⅢだった。私にとっては、身軽なヨーダやスピード感溢れる飛行シーンよりも、ありきたりな中世騎士道物語だったⅣ~Ⅵに繋がっていくラストの2つの太陽、あれだけが胸躍る画だった。やっぱりⅦ~Ⅸを制作すると言ったら、私はその気概を認めて評価も上げてしまうだろう。けれどそれも遠い夢。残念だ。 (2014.11.29追記)9年後に追記することになるとは!だってⅦの予告編が公開されちゃったんで。小さい娘に無理やりスター・ウォーズを見せ続けたらⅠ~Ⅲも繰り返し見たがり、テレビシリーズもレンタルした。来年新作を見るのが楽しみ。なんだかんだこのシリーズが私の人生に彩りを添えてくれている。感謝。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-25 21:28:35)(良:3票)
122.  デイ・アフター・トゥモロー
温暖化→→→氷河期→→→人類の危機…でもアメリカはだいじょぶよ、つよいもんえらいモンギテーショカンケーナイモントジョウコクチョットホメトコ…この映画を観てサバイブしようぜ!
[DVD(字幕)] 4点(2005-07-23 13:00:52)
123.  宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式
あはははは!でもこれ良くできている映画です。TVのメロドラマみたいな陳腐なラブストーリーに、XYクン登場の解説映像とスマートで実はひねりたっぷりのナレーション。アメリカ映画じゃないみたいな気の利きいた作品でしたよ。ビリーとジェーンが食事している時の食べ方が動物本能丸出しなんですが、そうそう、相手の食事の仕方が気にならないと結構OKなんですよね~。頑張れよ人間!
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-16 02:56:10)
124.  エボリューション 《ネタバレ》 
あわわわ。まあまあ面白いんだけど、コロン、ステンと細かいギャグで滑りまくり。オーランドだけが目ン玉剥いて頑張ってましたけど、あとはやる気がないカンジ…(元々そんなルックスか?!)もっとギャグ寄りにすれば、シリアス寄りにすれば、CG全開にすればといくらか考えてみたけれど、そんなアイディアはとうの昔に出尽くしているため、最終的にこんなどっちつかずのゆるっぽい映画になってしまったのだろうか。
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-13 00:25:00)
125.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
私は怖かった。本当に恐ろしくなってしまった。「宇宙人に侵略される」という設定ではあるものの、基本的には恐怖に直面した一市民の心理と行動を映しとっている(実際宇宙人の攻撃シーンは思ったほど多くなかった)。ポイントは、主役トム・クルーズ御大がヒーローではないところだ。いつも光の中で仁王立ちし、あわよくばもとある映画の主人公をカッコ良く作り直して主演してしまうトム・クルーズ様が普通の男になっていた。軍隊に入隊したがる息子とのシーンでよく分かる。男性の意識のベクトルというのはだいたいが外に向かっており、若い息子も敵を相手に戦うと息巻くが、トムはそれを止める。経験により多くを知る彼は、自分の愛する者だけでキャパシティがいっぱいなのを判っている。そこがもう一市民なのだ。一昔前なら息子と一緒にファントムに出も乗り込んだだろうに。その一市民トムが直面する車の略奪、フェリー乗船の場面などの群集心理、そして娘に目隠しをしてティム・ロビンスを始末する場面など、本当に震えた。あんなイカロボットなど登場させずとも、今でも地球上のどこかで起こっている武力行使のなかでは容易に見つけられる場面なのではないだろうか。最後、呆気ない宇宙人の最後をナレーションで語ったあたりで確信した。なにより一番怖いのは人間だと。トムが持ち込んだSF企画に対し、「シンドラーのリスト」と「プライベート・ライアン」の二大オスカーお化けを背負い、なかなかトラウマから逃れられずにメガホンを取ったスピルバーグがそうつぶやいている。点数は本当に付けづらい。一市民として本当に怖かったので見る価値はあると言う意味でこの点数。
[映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 21:07:24)(良:1票)
126.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
ラストがだいたい分かっているのに、面白くてモノクロの画面に引き込まれてしまった。憐れな女優の物語。「サンセット…」というタイトルと、パラマウントの撮影所でのワンシーンに全てが集約されている。旧知の照明技師が当てたスポットライトによって、スタジオ中の人が「ノーマよ!」と元大女優に駆け寄るが、光が逸れると群衆も三々五々彼女の元から散っていく。太陽が沈んでいくのと同じ、時間が絶え間なく流れるのと同じ、自分の価値が変わっていくことを心の底で判っているからこそ無駄に藻掻いて、見苦しい姿になっていくノーマ。三流の脚本家にまで捨てられ、プライドゆえ狂っていく。人間、プライドなんぞより流れる時間を楽しむくらいの余裕が必要なのだ。もしかしたら彼女はそれにも気付いていたかもしれないけれど…。あの執事も時の囚われ人で、彼をもっと掘り下げて描いたら、いっそう不気味さが益したろう。人間の内面の愚かさを巧みに映像化した秀作。明日は我が身と震えた業界人も多いのでは…。
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-04 21:46:00)(良:2票)
127.  ナイト・オブ・ザ・コメット
ぬゥるぅゥ~~~~~~い。青春もラブもSFもエッチも近未来もアクションもゾンビもみんなぬるい。きちんと作ってあるのが悲しくなるくらいぬるい。全部、すべて、All of ぬるい。解説に80,sポップスが全編に掛かっていると書いてあったけど、マイナーすぎてこの私にも分からない。(きっとあのぬるい地下組織で流行っていたのだろう。)込められているメッセージは「夜は早く寝ましょう」そして「信号は守りましょう」。見なくちゃ分からないこのぬるさ。何故この映画が今更DVDに…。
[DVD(字幕)] 3点(2005-06-28 19:54:04)(笑:1票)
128.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
う~~ん、評価が難しいなあ。揃いも揃って芯のないブルジョア連中が、恋愛と呼べるほどでもない関係でゴタゴタしているストーリーに、「なんじゃこれ?」と眉間にしわを寄せてやっと最後まで付き合った感じでした。が、最後の最後、バスの中で笑顔から真顔に戻った二人を見て強烈なアイロニーを感じ、観方を間違えたかな…と。人物描写が薄いな、とずっと思って観ていたけれど、もっと別のところに発見すべき何かがあるような気がしてきました。凝った画と美しいギターの音色はお洒落です。「コメディ」と言われる所以もちょっと解る気がする。ウディ・アレンあたりがニヤリとしそうなセンスのシーンが結構ありました。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-26 20:48:20)(良:1票)
129.  トロイ(2004)
大歴史スペクタクル映画。世界史の勉強にはなりました。でも私には高い評価はできない。私は英語の理解力などさっぱりだけれど、字幕で見て耳で聞くセリフのあまりの古くささにビックリ仰天。シェイクスピアの舞台劇か?それともわざわざ解りやすくしてある??話しの流れも、逞しい戦いがあって、男と女の出会いがあって、名誉の死があって…若手人気俳優をわんさか取り揃えて、本当に「ただの」活劇になっちゃっています。E・テーラーの「クレオパトラ」あたりと何ら変わりない。いえいえ、CGを多用しているのでそれ以下にも思えてしまいます。コメディ映画ながらも「あの城は書き割りだ。」とカラリと言ってのけたギリアムはやっぱりスゴイ。21世紀になって新たに映画化することで、新しい切り口から見る歴史観などは微塵も思いつかなかったのでしょうか。この「トロイ」を皮切りに歴史映画のお目見えが著しいですが、みんなこんな調子でしょうか?新鮮な味わいがプラスされても良いと思うのですが。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-06-11 00:12:56)
130.  モンスター(2003)
胃の腑にざっくりとくる、苦々しさの塊のような映画で、何とか目をそらさずに見続けた。S・セロンの見た目も含めた役作りは評判どおりで気迫に満ちていたが、その脇に座り、諸悪の根源のように描かれたセルビー役のC・リッチの持ち味も見事なものだった。ただ、映画としては足らない部分が多いと思う。リーの無謀な殺人動機を理解するには、彼女の生い立ちが必要不可欠だったと思うし、セルビーの無茶苦茶な発言も、彼女の人物像がさっぱり分からないので観ている私は首を傾げるばかり…そして二人の間の、特にリーが頑なに守ろうとした愛というのもちょっと見えづらい。やたら説明過多なのも白けるが、このプロットはなんだか宙ぶらりんな印象が強かった。しかし、ラスト近くでリーが逮捕された瞬間、ホッとしたのは私だけだろうか。これでリーがやっと解放されたね、と溜息が漏れた。それくらい辛くて疲れた。
[DVD(字幕)] 6点(2005-06-06 02:22:10)(良:1票)
131.  カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~ 《ネタバレ》 
少し退屈な作りだ。豪華女優の演技合戦が見たいわけでもないが、ここまで静かにあっさりしていると拍子抜けする。ただ後半から、「養子が欲しい女たちの物語じゃないぞ」と感づいてからは、退屈の一言で掃き捨てるわけにいかなくなってきた。舞台は明言されてはいないが南米の国。職は不足し、ストリートチルドレンが走り回り、育てきれない赤ん坊が北米に養子に行くケースも少なくはない国。この国の未来を、子どもをなかなか授かることのできない北側の女性の寂しさとを絡めて、静かに憂えている。「人生には星の数ほどのチャンスがある」というセリフがあったが、それを掴めるのはほんの一握りの人々であるのも事実。ハズレくじが風に舞う画は印象的だった。『ウェスト・サイド・ストーリー』のリタ・モレノが元気でスタイル抜群なおばちゃんで登場していた。40年以上も前に『アメリカ』という曲で「私はこの国でやっていくわ!」と力強く歌いしなやかに踊った彼女が、南米の熱い空気の中で溜息をつく熟女役を演じたのにも、何か意図を感じた。
[DVD(字幕)] 7点(2005-06-05 10:23:35)
132.  完全犯罪クラブ 《ネタバレ》 
ここまでダメなのは久しぶりだな。ありとあらゆるダメ設定。ダメダメ丼一丁!何が一番ヒドイって、マイケルとライアンの髪型だ。それにラップ巻いちゃってるし。しかもうなじ毛はそのまま放置。これじゃダメじゃん完全犯罪…。
[DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 01:07:57)
133.  プリティ・プリンセス
キラキラと綺麗なティーンズムービーとしてはなかなか。でも、ダメ子ちゃん→淑女のサクセスストーリーとすると、ダメ子の描き方をもうちょっと掘り下げて欲しかったので点数低め。私はダメ子なのでこの辺敏感さ。J・アンドリュースが登場したときのバランスの取れた美しさにはビックリです。歳はこう取りたいものだわ。それからリリー役のヘザー・マタラッツォ、いろんな映画にもっと出るんだ!!期待いっぱいで待ってるぞ!!
[DVD(吹替)] 6点(2005-05-07 19:34:45)
134.  16歳の合衆国
そうだな、言葉で説明するにはとてつもなく難しいことを、映画にしてしまったという感じがする。若い者も大人も、みんなして悩んでいる。喪失の悲しみ、過ちを犯したことの苦しみ、主人公の心のフィルターでは、重すぎて浄化しきれない世界の空気。彼はこんなに穏やかで優しいのに、瞳に映る全てはこんなにも寂しいものなのか。ラストは、主人公だけでなくみんなの気持ちがインスパイアして泣けてきた。ライアン・ゴスリングを始めとする若い俳優たちが、みんなよい雰囲気を醸し出している。時を置いて何度か見返し、彼の感じる悲しみの傍らに座り、共鳴や同感でなく理解をしたいな、と思う。
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-30 11:31:27)
135.  ラスト・ショー 《ネタバレ》 
始めから終わりまでとことん切ない話だ。廃墟が連なったような町並みのなかで、ガサついた気持ちを抱える人々が織りなす日常の日々。しかし、抑えた演出や無駄が無く時折ハッとするようなセリフで、登場人物達の心の底に置かれた瑞々しく光るものを見せてくれる。青春の切なさ以上に、人間としての営み重さを漂わせている。そして、人間が愛しい存在だということに改めて気付かせてくれる。いつまで経っても、行きつ戻りつしながら生きているのは自分だけじゃない、一筋縄じゃ行かないから人生も面白い…いろんな気持ちを再確認できた。「アメリカン・ビューティー」や「ギルバート・グレイプ」よりも遥かに前に、こんなに素敵なヒューマンドラマが存在していたんですね。出会えて良かった。
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-11 00:14:25)(良:3票)
136.  フットルース
ややや、イイじゃないですかぁ。ストーリーは、何と言いましょうか大したこと無いんです。でも大味映画もたまにはいい物を楽しい時間を与えてくれます。「イカすゥ!」とか「シビれるわぁ」てな字幕も、今となっては笑いのタネですねえ。現在でも第一線で活躍する役者さんが何人も出ていて、みんな若くて可愛くって弾けておりました。今ケビン・ベーコンとクリス・ペンが共演するとしたらマフィアものかサスペンスでしょ。爽やかでヨカッタです。ダイアン・ウィーストが、地味にひっそりしっかりしたママさんを好演していました。「嗚呼若者よ、嗚呼80’sよ!」そんな映画です。音楽もいと懐かし。
7点(2005-03-19 19:38:06)(良:1票)
137.  グッバイガール 《ネタバレ》 
大人の恋プラスおシャマな子どもの存在っていうシチュエーション、結構あるように感じますけれど、この映画が先駆けなのかもしれないですね。粋なセリフの粒でいっぱいなんですけれど、二人の恋愛がスタートするバスルームのあたりまではちょっと退屈でした。しかもここまでが長かった。このシーン以降は俄然面白くなるんだけど。娘が、子どもがと言いながら「幸福はもう懲りたわ」と本心を言う失敗続きのポーラの心理、解るなぁと唸りました。だけど、ポーラのスタイル抜群!スラッとした手足にシンプルなショートコートとジーンズが非常に似合う。ブリジットジョーンズも私も見習わなくては。
7点(2005-02-13 18:47:32)
138.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 
ラブコメの王道物だと思って借りたのですが、主人公二人が最後の最後にやっと言葉を交わすストーリーなんてなかなか無いし、ウィットに富んだセリフが山盛りで(脚本賞ノミネートは納得!)上質な仕上がりの映画でした。でもね、内容がね…。亡くなった人のことを想い続けることって、そんなに暗くて悲しいことなのかなあ??「いつか思い出さなくなる。」とトム・ハンクスが言っていたけれど、私はそうは思いたくなくて…。人は運命云々で繋がるのではなく、一緒の時間を紡いでいくことで繋がるものだから。居なくなってしまった人の思い出を、無理矢理どこかに追いやらなくてもいいんじゃないかなぁ、と思った次第です。故に、7点。
7点(2005-02-06 10:48:49)
139.  海底二万哩 《ネタバレ》 
昨年ディズニーシーに行った時のこと。『海底2万マイル』のアトラクションに乗っている最中に娘が一言「ネモ船長って誰?」そうだねえ、それはキャストさんに聞いてみましょう、と、降り口にいた小柄でカワイイキャストのお姉さんに質問させてみたのでした。忙しそうなお姉さんは、それでもニッコリと「いろいろなものを発明した、偉い人なのよ…」そして私にむかって「映画、ご覧になってみてください。」とおっしゃいました。ああ、映画見て無いじゃないの!と思いつき、借りてみた次第です。なるほど、ディズニーシーで見かけたあれやこれやがポチポチと登場して、遊びに行く前後に見ると面白さUP!かもしれません。一番好きなのは「狩り」のシーンです。あの車エビ(?)やら魚やらを捕まえている映像、最後カメと手(ヒレか??)を取り合って海底を歩く姿には、「ひゃーー」と驚きどおしでした。あれって特撮じゃないですよね?娘は「カメを食べるな!!!」と怒っていました。気持ち、わからないでもないな…。子ども向け小説を読んだ記憶があるものの、内容をさっぱり覚えておらず、なかなか無骨で男のロマンみたいなものを感じる内容に少し驚きました。配給ディズニーだったから、「みんな仲良く一つになって、冒険だぁ、頑張るぞぉ!」という映画だと勝手に思っていましたので…。子ども向けにしては長いし、登場人物も全て男性という点で華もないので、娘は途中でだれていましたれど、私は結構楽しめました。この制作年でここまでの映像を作ったのもすごいと思います。
7点(2005-02-03 22:57:10)
140.  ゴスフォード・パーク
アルトマンお得意の群像劇で、舞台は麗しきスコットランドの貴族屋敷。私は、たった一つだけ持っているウェッジウッドのカップで紅茶を飲みつつ、雰囲気に浸りながらこの映画を鑑賞した。登場人物の多さだけで既に面倒で、今まで観るのを躊躇していたけれど、一つ一つの会話に耳をそばだてて観ていると、それなりに人物関係も見えてきて退屈しなかった。充分優雅なくせに、誰一人満足げな人が見あたらない貴族達と、下働きながらも、噂に花を咲かせてシャキシャキと動く使用人達の対比の描き方が秀逸。しかし、後半殺人が起こってからはちょっとテンポが落ちてくる。このプロットなら余分だなあ、と思える人物多数(特にライアン・フィリップなど)。アガサ・クリスティや金田一シリーズなどの、混沌とした人間関係と恨みなどを描いた作品と比べると、ラストのまとめ方なども質が落ちるように感じた。飽きはしなかったが、諸手を挙げて「凝っている、面白い!」と言えなかったのが残念だった。
7点(2005-02-03 00:19:52)
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