1. モダン・タイムス
とにかく洪水のようなギャグシーンの連続に笑い転げていると、最後にやってくるのがあの感動的なラスト。ここに込められたメッセージはとてもシンプルですが力強く、長く胸に残っています。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-12 03:17:27) |
2. 大陸横断超特急
《ネタバレ》 今見ると、人物紹介を兼ねた序盤の展開がかったるく思える部分もありますが、いざ物語が走りだすと後はもうノンストップ。一気にラストまで突っ走ります。ストーリーそのものは割とありふれているものの、それを補って余りあるのが三度も同じ列車から落っこちては舞い戻るジーン・ワイルダーの奮戦ぶりと、途中から仲間になるリチャード・プライヤーの真面目で義理堅い泥棒というキャラクターです。ラストの大破壊シーンもかなりの迫力。70年代サスペンス・コメディ映画の傑作だと思います。 [映画館(字幕)] 9点(2007-01-01 14:03:12) |
3. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 2時間を退屈せずに楽しく観ることができて、最後はめでたしめでたしの結婚式で気分良く終わる。「インディ・ジョーンズ」シリーズの続編として評価するなら、前作群より大分落ちると言わざるを得ないところですが、アクション映画の一本としてはまあまあの良作ではないかと。冷蔵庫とかターザンまがいとか、あまりにも子供っぽいけど、それも御愛嬌・・・かな。ただ、さすがにハリソン・フォードも、もうこの手の映画は限界ですね。うまく決まったラストシーンに逆らうようですが、もう続編は作らない方がいいように思えます。 [映画館(字幕)] 8点(2008-07-07 21:39:00) |
4. カプリコン・1
《ネタバレ》 ものすごくひさしぶりに見たのですが、スローモーションのラストシーンとブレーキを壊されて暴走する車のシーンははっきりと覚えていました。砂漠の猛暑と極限の疲労の中で、ひとりひとり捕らえられていく宇宙飛行士たち。捕まった場面を映像で見せず、打ち上がる照明弾を眺めるブローリン(ヒゲが無いのでわからなかった)の姿だけで表す演出が、かえって状況の絶望感を深めていました。じりじりする展開が続いただけに、クライマックスのチェイスシーンとラストが爽快です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-23 22:59:19) |
5. 街の灯(1931)
手元に置いて、一年に一度くらいは見たい映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-10 20:00:20) |
6. ロッキー2
《ネタバレ》 昔劇場で観た時には、1作めよりむしろ面白く感じた(2本立てでした)けれど、今回あらためて観直すと、格落ち感がありありです。どうも序盤から中盤がダラダラしすぎのような気が。特に山場らしい山場も無いですし、ロッキーのダメ男ぶりをクドく強調しすぎたきらいがあります。けれど、エイドリアンの回復、闘志再燃、死闘と続く終盤はもう名シーン(突っ込み所も満載。笹川良一になったり矢吹ジョーになったりするロッキー)の連発で、怒涛の勢いとなり、ロッキーシリーズらしいラストシーンへ。シリーズの続編としては、悪くないデキだとは思います。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-24 19:35:01) |
7. レミーのおいしいレストラン
《ネタバレ》 ネズミが料理の天才だったら・・・という一発ネタに、オーソドックスなストーリー(クライマックスのイーゴを満足させるくだりも、日本の料理漫画でさんざん出たオチのような)をくっつけただけともいえますが、それはそれなりに楽しく見ることができました。ただ、子供の頃とかにカマキリの卵を割ってしまった苦い経験のある方がいたとしたら、その人にはお勧めできません。自分は冒頭の天井が落ちるシーンであれを思い出してしまって、鳥肌立ちました。CG技術が上がるのも、良いことばかりではないようで。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-18 12:15:58) |
8. 鳥(1963)
ずいぶんひさしぶりに見たのですが、前半部はこんなにだらだらしてたかな。前に見たのは地上波テレビ放送だったから、このあたりはカットされてたのかもしれません。しかし、鳥の本格的な襲撃が始まってからは上質の恐怖映画でした。家の中にたてこもった主人公たちを鳥の集団が襲うシーン。ロッド・テイラーと鳥の窓越しの攻防を見ていて、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「サンゲリア」を思い出しました。「JAWS」よりこっちに影響を与えてるか? [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-27 23:18:59) |
9. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 ヒモだったのにちょっと小説が売れて若い女に惚れたら冷徹に金持ち女を切り捨てる( しかも最後は皮肉付き)ポールにも、奔放で自分勝手すぎるホリーにも、まったく感情移入できません。ミッキー・ルーニーの日本人も鬱陶しいし。それでも、あのラストシーンと楽曲だけは素晴らしい。見終わった後、なんとなくいい映画を見たような気になってるから不思議です。(ということは、いい映画なのか?) [DVD(字幕)] 7点(2008-04-20 23:17:47) |
10. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 「キュア」によってミュータントから普通の人間に戻るのかどうかというあたりが「ファイナル デシジョン」かと思ってたら、Xメンたち悩むどころかほとんど選択肢にも入れてる様子がなかったような。まあそんなことはいいとして、今ひとつ爽快感に欠けた前作とはうってかわって、矢継ぎ早なアクションシーンで退屈せずに見られるデキになってます。ラストも一応ミュータント同士の異能対異能の決戦だし、まずまず楽しく見られました。思わせぶりなラストシーンから続編有りの線も出てきましたが、今作でギャラの高い人に幾人か退場願っているので、少しは作りやすいかも。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-30 20:53:27)(笑:2票) |
11. 噂の二人
クソガキ1号&2号と女優くずれのオババをはじめとして、胸クソの悪くなるような人物が次から次へとぞろぞろ登場して大暴れしていくのに、最後まで画面から目を離せなくするワイラー監督の確かな演出と主演両女優の演技には素直に感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-09 23:00:08) |
12. ランボー/最後の戦場
殺さなければ殺される。それなら問答無用でぶっ殺すしかない。割り切ったメッセージの前では、愛とか正義とか助け合いとか、ついでに「脚本のひねり」とかも必要ありません。(いや、最後のは有った方がいいか)すべてが直球勝負の強烈バイオレンス作品です。ただ、ちょっとCG使いすぎかな。ものすごい残酷さのはずなのに、ゲームの画面を見てるみたいに感じてしまいました。 [映画館(字幕)] 6点(2008-06-08 00:00:44) |
13. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 ロッキーにひとつお願い。ミッキーやドラゴだけじゃなく、たまにはアポロの事も思い出してあげてください。「炎の友情」の間柄だったんでしょ。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-30 18:20:59)(笑:1票) |
14. 我輩はカモである
バカバカしさもここまでいくと匠のバカです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-03 22:18:47) |
15. 紳士は金髪がお好き(1953)
《ネタバレ》 モンロー扮するローレライの拝金主義が全肯定されて終わっちゃったのはびっくりしましたけど、そんな事を真剣に考えるような映画でもないんですよね。船室の窓から出ようとして引っかかり抜けられなくなった後の、ヘンリー・スポフォード3世との二人羽織りシーンは笑えました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-02 23:02:59) |
16. カーズ
《ネタバレ》 久々のジョン・ラセター自らの監督作品ということで期待してました。見終わった後の感想は「まあ面白かった」になるのですが、不満点も多いです。特に最後のレース場面。これまでのピクサー作品で自分が感じていた最大の魅力は、クライマックスのスピーディーかつ二転三転する展開の面白さだったんですが、この作品にはそれがあまり感じられません。コースを周回するだけでギミックがあるわけでもないカーレースだから、あれやこれやひねるのは難しいんでしょうが、パターンが「悪玉の車がぶつけてきて云々」がほとんどでは、さすがにつまらないです。あと「街道沿いの田舎町がバイパスができたことによってさびれていった」っていう回想シーンの演出は「トイ・ストーリー2」の「少女が大事にしてた人形を大人になると飽きて忘れちゃった」の回想シーンと同じ演出してません? ものすごく既視感がありました。CGアニメはいつもながら素晴らしいデキだし、キャラクターも立ってるんですけどねえ。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-22 02:21:40) |
17. ファイナル・デスティネーション
序盤快速、中盤加速、終盤失速、ラストは蛇足。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-01 12:20:30)(笑:1票) |
18. デス・レース2000年
《ネタバレ》 見ててなんとなくモンティ・パイソンを思い出しました。アナウンサーのノリとか、人がまったく無機的にポコポコ死んでいくとことか。一番笑ったのはナチス女レーサーが「迂回路」で死ぬシーン。バカMAX。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-21 04:12:18) |
19. マニトウ
《ネタバレ》 オカルト映画の変化球、というか最後は大暴投になっちゃってますけれど、割と好きな映画です。何より終わり方がこの時期のオカルト物にありがちな「今までの苦労は何だったんだ」という嫌なものではなく、一応爽やかな感じになっているのが大きいですね。「機械は白人が作ったものだから、機械の霊はインディアンの言う事を聞かない」などという耳を疑うようなセリフや設定には事欠きませんが、そのへんさらっと流して見ることができれば、クライマックスの光線VS隕石の決戦までダラダラと楽しめると思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-05 14:42:11) |
20. 逃走迷路
ラストのフライの絶叫を聞いて「クレイジークライマー」を思い出しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-07-13 13:23:30) |