1. バッファロー'66
《ネタバレ》 安っぽい表現ですが”人生の良し悪し”がぎっしり詰まったような映画でした。 冒頭はビリーのあまりのイライラっぷりに「こんな人間いるか?」と我慢 できずにやめようかと思いましたが、両親が出てきて納得。 あれに育てられたら・・なっちゃうよね。 環境のせいにするのは弱い人間って見方もあるかもだけど、やっぱ育った環境 が人を作るよね。極端に言えば実際、野生の狼に育てられた人間はやっぱり狼みたいに 育ってしまったりするし。全く話を聞かずバッファローしか見えない母親とすぐにぶち切れて自分中心の父親。電話の後ベッドを整えたりするビリーは両親の目を常に意識して怯えてさえいるようでした。 いい大人になっても女性と風呂さえ一緒に入れないビリーはあまりに子供のまま 育ってしまったのでしょう。大人になれる環境がなさすぎて。トイレで”生きられない”と泣いていたシーンがビリーという人間の全てを表している気がしました。 そんな中、自分の優しさと価値を心から認めてくれたヒロインに救われることで観ているこっちも救われました。彼女の手の中で眠って初めて愛情の大切さを知ることができたのでしょう。ハートのクッキーに心躍れる人間は人に優しくできるのです。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-03 00:55:36)(良:2票) |
2. アポロ13
《ネタバレ》 何度見ても、結末を知っていても感じてしまう緊迫感がたまらない。 限られた状況で次から次へと迫る困難にも果敢に挑戦し乗り越えていく様は 人間の持っている強さを教えてくれて勇気がもらえる映画。サイコーです。 3人の宇宙飛行士の”命”を救うために全力を尽くした管制官たちが、 無事を確認するやいなや皆でどでかい葉巻(毒?)をスパスパ吸ってるところに 人間の滑稽さと偉大さを感じてしまう。 4アンペアの節約に心血を注いでタバコの害は気にならない(笑)。 かくいう私も愛煙家ですが・・。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-27 04:33:13) |
3. トランスフォーマー
《ネタバレ》 意外と点数低いのに驚き。変形ロボット物だから”幼稚さ”を前提に観たせいか、予想以上に迫力もあり特にサソリ型の敵を倒すまでは非常に満足でした。途中ちょっと中だるみ感もあったけど、最後の戦闘シーンも戦車型を兵士みんなで倒すとことか良かった。ロボット同士だとどっちが敵で味方か混乱し目も回るので最後まで人間VSロボットの方が面白かったかも。でも「映画=ワクワクさせる」って大事って久々に思えた楽しい映画でした。それにしてもホントにハリウッド映画に登場するハッカーってどうしていつもあんなのばっかなの?それだけが不満。たまにはアルパチーノみたいなシブいオジサンにスーツびしっと着せて「俺が世界一のハッカー」みたいなのを出してくれ。いつもテンション高いオタクハッカーが出てくると萎えてしまう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-31 00:41:24)(良:1票) |
4. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 てっきり主人公がデジャヴの超能力をもっているのかと思ったら、機械によってもたらされた体験だったのですね。ちょっとがっかり・・。そんな機械があったら犯罪(テロ)捜査に用いるよりも、もっと政治的な使い方をするんじゃないかな普通。それに犯人逮捕のためなら盗撮OK、いじくった過去で相棒死んでもテロを防げて結果オーライみたいな雰囲気が後味悪かったです。相棒可哀想すぎるよ・・。ヒロインがすぐに主人公を信じてしまうのもちょっとあり得ないし。縛られて火をつけられそうになった直後に未来を知ってるみたいな男が現れたら通報するでしょ。CM観て期待してただけに残念。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-31 00:23:32) |
5. 幸せのちから
《ネタバレ》 実際に事業で成功をおさめた人の実話ということだったので、成功してからのエピソードがなく不完全燃焼で終えた気分でした。逆に一般人が苦労の末仕事に就くまでの話というほうが、スケールは小さいけどより感情移入できたかなと思います。お金が無い中で仕事を手に入れるために苦労する過程はとても良かったです。どんなにどん底になっても子供を手放さない主人公に尊敬の気持ちをもちました。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-31 00:13:51) |