1. アバター(2009)
《ネタバレ》 本日、何の事前情報も得ないで鑑賞しました。まさか3Dメガネのレンタル料(300円)を取られるとは思いませんでした。他の劇場もそうなんでしょうかねぇ…。 私が見た劇場では、一部の予告編から3Dメガネ対応画像でした。まさかファイナルファンタジー13のCMを3Dで見れるとは思いませんでした。そう考えると、これからの映像関連(映画・テレビ・ゲームなど)はこのスタイルが多く採用されるかもしれませんね。 映画本編ですが、初っぱなから3Dの凄さを堪能できます。ちょっとした日常風景からパンドラの大自然まで全てが3D。奥行きがあるだけでこんなに違うんだ、と感じるばかりでした。スクリーンは10m以上離れているのに、手を伸ばせば触れるのではないかと思う位飛び出すオブジェクトもあり、技術の進歩の凄さを感じざるを得ませんでした。3時間弱の長丁場でしたが、3Dメガネによる眼の疲労は全くありませんでした。最初は慣れが必要かもしれませんが、快適に鑑賞できると思います。 映像の凄さは素晴らしかったですが、ストーリー的には素晴らしいと声を大にして言えるほどのものでは無かったように感じました。環境映画としてとらえて見るのがいいのかも知れません。もちろん映画館で見るべき映画ですよ、これは。 評価も非常にいいようですが、2~3年後に3Dという技術が浸透してきて改めてこの映画を見た時に、初めて正しい評価ができる作品だと考えます。現段階での完成度は高いと思いますので、この評価です。この作品は年が経つにつれて評価は下がると推測してしまいます…。 余談ですが人類側の主力戦闘機、『帰ってきたウルトラマン』に出てくるマットジャイロに見えてしかたがありません(笑)。そしてシガニー・ウィーバーが『エイリアン』シリーズの時とほとんど変わっていないのにビックリしました。ある意味、美麗なCGよりもビジュアル的に衝撃的でしたね。 [映画館(字幕)] 8点(2009-12-31 15:39:02) |
2. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 これはもう、アイデアの勝利ですね。この映画を普通に俯瞰的な撮影、特撮を用いた作品にしたら評価はかなり低かったでしょう。ハンディカメラ(にしては画像が良い)で全て撮影されているがゆえ、登場人物たちと共に化け物から逃げるような臨場感を味わえます。化け物がほとんどハッキリ写っていないのもグッド。「どんな容姿をしているんだろう?」という想像力をかきたてられます。目の前にあんな化け物が暴れまくっていたら、撮影どころではない、逃げるべし!という意味でもリアリティがあります。少々気になった点として、冒頭のパーティーシーンが少し長く感じたのと、この映画最大の特徴であるハンディカメラのぶれでしょうか。後者は慣れの問題かもしれませんが…。TVゲームでよくあるポリゴンで出来た箱庭内でのアクションを彷彿とさせるこの映画、絶対に劇場で見るべきです。大画面、音響が揃って初めて評価される映画だと思いますので、見てない方は是非劇場でご覧下さい。 [映画館(字幕)] 8点(2008-04-10 15:17:08) |
3. 殺人魚フライングキラー
バット一本あれば、襲ってくる殺人魚クンを全て叩き落す自信はあるよ。 [ビデオ(字幕)] 3点(2008-02-12 12:04:41)(笑:1票) |
4. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 陸の上では絶対に安全なのに、海の上ではサメが圧倒的優位。当たり前ですがそんな事を感じさせる映画でした。サメ退治に大海原に出た3人が大ザメの力を見せつけられて段々と追い込まれる様は、見ているほうもハラハラします。水恐怖症の警察署長が沈みかけた船の上で大ザメと対決する、名シーンですね。今見ると大ザメの作りが時代を感じさせますが、見せ方のうまさもあって気にはなりません。所どころ丁寧に作られており、今見ても十分に楽しめます。家族そろってみる映画ではありませんが、映画好きなら一度は見て欲しい作品です。本日ニュースで流されましたが、ブロディ署長役のロイ・シャイダー氏が他界されました。ご冥福をお祈りします。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 23:02:08) |
5. ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
《ネタバレ》 アメリカ人から見た日本をどう表現したのかというのを楽しみに映画館まで足を運びました。予想以上に「やっちゃいました」って感じです。ちょこちょこ出るお馴染みの日本人俳優・女優はあくまでチョイ役。日本人をあえてチョイ役にするあたり、さすがはアメリカン。無茶苦茶な日本国を堪能できました。個人的にはこういう作品は歓迎です。まともに評価すると点数はかなり低くなると思いますが、シャレという意味合いも含めて7点です。主に直線でのスピード勝負の前2作とは違い、狭い日本という環境を考えてドリフト勝負という設定は良かったと思います。WRCではよく見られるドリフト、ヨーロッパでは受け入れられると思いますが、アメリカ人はこの作品を見てどう思ったのでしょうかね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-02-11 22:22:09)(良:1票) |
6. ベオウルフ/呪われし勇者
《ネタバレ》 正直あまり期待していませんでしたが、まずまず楽しめました。話もいい意味で単純かつ明快。CGも実写に近いとは言え、見れば実写との区別はつくレベルです。「近い将来、俳優やスタジオが不要になるのでは?」と思わせる作品でした。そう考えると、ちょっと怖い…。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-27 00:05:06) |
7. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 主人公と犬一匹が人っ子一人いない街で生活しているところから物語が始まるわけですが、話が進むにつれてその理由が分かってきます。その見せ方・理解のさせ方が非常にうまく、スクリーンにグイグイ引き込まれていきました。夜になると現れるクリーチャー(?)ですが、何と言うか、動きが早すぎるのでかえって恐怖心が薄いような気がしました。最後のオチも個人的には今一で、終わった時に「こんな終わり方か…」と単純に思いました。最初から中盤が良かっただけに、尻つぼみで終わった感が否めません。 [映画館(字幕)] 6点(2008-01-26 23:55:58) |
8. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 話自体は面白かったと思います。ある出来事をきっかけに復讐鬼となった理髪師、理容店下にあるパイ屋、拘束された美しい女の子、そして所々に現れる謎の女、等等。目を覆ってしまうシーンが多いのがどうかと思いますが、もっとも問題なのはこの映画がミュージカル仕立てである事。セリフの約半分が歌という構成ですが、そのせいでセリフが冗長に感じ、かなりイライラしました。何故ミュージカル仕立てにしたのでしょうか…。確かに劇中は全体的にトーンが暗いし、話自体も救いようが無いのでミュージカル風の演出によって多少は明るいイメージになったのかもしれません。でも本作と同じく、救いようが無い話をミュージカルに仕上げて高い評価を得た「嫌われ松子の一生」とは全く違います。「嫌われ松子」はミュージカルの時に舞台的演出をしたことにより、ストーリー部とミュージカル部をはっきり区分けしていましたが、本作はストーリー部にミュージカルを取り入れているので、かなり違和感があります。普通の会話をしている最中にいきなり歌。私は「嫌われ松子」には高い評価を出来ますが、本作には5点しか与える事はできません。とは言え、ジョニー・デップの新境地を見られた事には満足しました。 [映画館(字幕)] 5点(2008-01-25 11:36:34) |
9. インフェルノ(1980)
《ネタバレ》 サスペリアシリーズが好きなので、子供の頃テレビで見てうろ覚えの本作をDVD発売を期に是非見てみようとDVD購入に踏み切りました。ほぼ予備知識なしと言っていい状態で早速鑑賞。サスペリア同様の背景の配色に「おぉ~」とちょっぴり歓喜。そして「あれ?どこかで見たことがある人が…」と思ったら、やはりカルロさん。マジびっくり。俳優さんも同じらしいが、「サスペリア」とのつながりは無さそうです。一種のファンサービスでしょうか?その後は意味不明のシーンの連続に戸惑う自分に気付く。そしてエンディング。人間の記憶とはすごい物で、20年以上前に見たと思われるエンディングの音楽を8割方覚えていました。それだけインパクトがある音楽だったのでしょう。作品は良くも悪くもダリオ・アルジェントと言った感じ。ただ、サスペリアシリーズと同じ内容を期待すると痛い目にあうかも知れません。DVDは結局2回程見てオークションで売ってしまいました(笑)。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-19 01:30:30) |
10. ブルーサンダー
《ネタバレ》 この映画が劇場公開されたのは私が中学2年生の時です。ヘリコプターはもちろん、兵器等に全く興味が無かった私を(プチ)兵器オタクに目覚めさせてしまった作品です。少年ジャンプ(だったかな?)の巻頭カラーでこの作品が紹介されていましたが、それをクリア下敷きに入れて授業中に眺めたり、プラモデルを買って出来る範囲で本物っぽく改造したり、今となってはいい思い出です。それだけブルーサンダーという機体は魅力的でした。ビデオ化した時も速攻でダビング、テープが擦り切れるほど見ましたよ、はい。当時はガキンチョだったので、サスペンス調のドラマシーンはほとんど見ずに戦闘シーンばかり見てました。各シーンの字幕はもちろん、ビデオのタイムカウンター(○時間○○分にこのシーンが見られる)もほぼ暗記しておりました。さすがに今は覚えていないけどねぇ。あれから20数年経って改めて本作を見てみると、戦闘シーン以外もしっかり、かつ渋い作りであるのが分かります。私の人生に色々影響を与えたという意味合いで8点。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-19 00:58:18) |