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1.  オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
レビューとして成立していない気がしますが、数少ない劇場鑑賞者の一人として。 この作品のキモは、原作者ディーン・クーンツです。 キングと比べられ、それでもB級テイストの道を突っ走る彼の作品は、映画化すれば全て悲惨な有様(映画化したら見れそうなものなのにC~Z級映画の数々)・・・だから、彼の「最高傑作」が映画化されたにも関わらず、全米未公開かつ日本限定一週間公開となれば、「クーンツファン」を自称する人は「自分が見なくて誰が見るのさ」と声を張り上げ、ポスターも無ければパンフレットも無い上映館に足を運ぶわけです。 また、いつもの惨状を見るのではないかと戦々恐々しながら・・・ おそらく、劇場で見た人はみんな同じ気持ちなのでしょう。 作品は?というと、ストーリー自体はありがちなものですが、話のテンポはいいですし、俳優の演技力も確かだし、CGはそれなりに頑張っているし、退屈しないスモールタウンムービー。 要するに、本作はクーンツ原作の映画化として、初めてまともに見れる作品なのです。 だからいいじゃないですか。これは記念碑的作品なんですから。難しいこと考えず、オッドのように頭が詰め物の行動派の気持ちで鑑賞しましょう。 と、勝手に思う次第であります。※まるでレビューになっていないですね、こりゃ
[映画館(字幕)] 8点(2014-02-27 00:08:32)
2.  キック・アス
アメコミ映画のパロディを取り込んでテンポよく進みます。ヒットガールというありそうでなかったキャラクターを作ったのも面白いし,音楽のセンスも良いです。けどそれだけで中身はありません。話もノリも若い人向けの映画(自分も若いですが・・・)です。メッセージ性がある(!?)という人もいますが,そのメッセージは小学生レベルです。個人的には全く感性に合いませんでした。P.S. 最近の流行はあえて狙って製作されたB級映画をほめたたえることなんでしょうか?よく分かりませんが・・・
[DVD(字幕)] 3点(2011-07-31 20:33:14)(良:1票)
3.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
1回目に見たのは中学の時。ふ~ん、くらいの感想でしたが、最近見て傑作ぶりに興奮しました。思わず原作も読んでしまったほど。  そもそも、原作があり得ないほどの完成度なんです。人間の悪が渦巻き、話は異常に複雑。それを、エッセンスだけを取り出し、話を大きくアレンジした脚本が奇跡的なレベルです。(「ロロトマシ」は原作にはない。)映画も複雑なプロットですが、原作より良心的。  原作の持つ暗黒面を表現できたらさらにすごいのかもしれませんが、原作をオシャレかつメチャクチャかっこよくした映画はやはり傑作。特に俳優陣が素晴らしすぎて、説明的な要素を排除して、行動だけで感情や友情を表現した点には瞠目。
[DVD(字幕)] 10点(2009-07-25 00:30:27)
4.  カリートの道 《ネタバレ》 
デ・パルマは個人的に好きなのですが、いかんせん趣味丸出しすぎるんですよね。マニアック?悪趣味?なのか(笑) 彼の映画で完成度が高いのは「アンタッチャブル」「キャリー」くらいかな~と思ってました(個人的には大抵の作品は好きですが・・・)。  ところが、本作はすごい。アル・パチーノ、ショーン・ペンの演技合戦、作品全体の雰囲気、音楽、ストーリーどれも文句なし。 そして、何よりもデ・パルマ・カットがこれほど決まったのも珍しい。恋人とのぐるぐるカット、後半の逃亡劇。すごいの一言。 オープニング、エンディングもデ・パルマとは思えないほど美しい。(数ある映画の中でも名オープニング、名ラスト)  デ・パルマはサスペンスよりもマフィアものを撮らせるべきだなぁ 
[DVD(吹替)] 10点(2009-07-25 00:18:00)
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