1. 13F
こういったパラレルワールドをテーマにした物語はとても好きなので、存分に楽しめた。この手の話に慣れている人にはある程度ストーリーの予測はたってしまうけど、映画全体に緊迫感とエンターテイメント性が満ちており面白かった。派手さはないけど、下手に複雑にせずにシンプルにまとめているところが好感的な印象を残す。 8点(2003-06-21 16:42:01) |
2. 17歳のカルテ
「17歳のカルテ」というタイトルでウィノナ・ライダー主演でいったい彼女は何の役なんだろうと思っていたらそのまま17歳の少女の役だったことには驚いた。けど、観ているとそれほど違和感はなかったしあの根暗な感じはハマり役だとも思った。主役を食う勢いのアンジェリーナ・ジョリーの演技もとても強烈で良かった。彼女たちの精神の憂鬱さがビンビンと伝わってくる秀作だった。 7点(2003-06-07 16:09:18) |
3. シンプル・プラン
今まで観てきたサスペンス映画の中でベストになりえる作品。普通に生活してきた人々が大金を前に静かに確実に狂っていく様を重厚に描いていき、切な過ぎるラストへと昇華させていくこの脚本と演出は見事としか言いようがない。そこに更にインパクトを与えているのが話の核となるダメ兄貴役のビリー・ボブ・ソーントン。見るからにみすぼらしく情けない男を切なく切なく演じてみせた。彼ほど「カメレオン俳優」という肩書きがぴったりな俳優はいないのではないかと思う。とにかく素晴らしく濃密なサスペンスである。 9点(2003-05-29 03:09:31) |
4. ジャッカル
リチャード・ギアがバリバリのアクション映画に出るってことで予告を見た時はかなり期待したんだけど、中身は散々だった。あまり内容も覚えてないけど、ブルース・ウィリスの髪型がどんどん変わるところは覚えている。 2点(2003-05-26 18:09:25) |
5. シカゴ(2002)
目を見張るシーンは随所にあるんだけど、ストーリーの顛末が映画としては物足りなかった。内容が希薄な感じが拭えなかった。ラスト、白い機関銃を持って2人が踊り歌うシーンは色んな意味で苦笑いするしかなかった。この作品がオスカーをとったことについては、やはり戦争の影響が少なからずあったと思わずにはいられなかった。 5点(2003-05-26 01:43:08) |