1. バイオハザードV リトリビューション
相変わらずの大味っぷりである。 作品のストーリー性の薄さがとんでもないことになっています。 ポンポンとテンポ良く次々と場面転換するため、ある意味「アクションが見れればそれでいいんだろ?」という需要に見事に応えた作品ともとれます。 でもそれにしたってこれはひどい。 映画の最初から最後まで、TVゲームの「第1ステージクリア」→「じゃあ次のステージに進もう」のノリ。舞台や展開を無理やり作るために登場人物が行動しているような印象で、考えたら負けとも言えるゴリ押しっぷりを感じることができるでしょう。 また、「ポール・W・S・アンダーソン」監督は「面白ければ何でもあり」な感じの方なので、本作にも映画のパク・・・もといオマージュがあります。 ゾンビの設定だけでもそうなのですが、中でも予告編でも見せているアメリカ郊外での描写は「ドーンオブザデッド」にそっくりなのです。 そんな感じでうっすい内容ではありますが、観ている間はすっげー楽しい映画でもあります。 後半の展開は失笑につぐ失笑。脱力につぐ脱力のトホホ感もこのシリーズで慣れ親しんだものであるので、自分はある意味これで大満足です。 [映画館(字幕)] 5点(2012-09-18 13:17:09)(良:1票) |
2. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 アイディアがいいので下品なコメディが好きなら楽しめるけど、この手の映画を観る目の肥えた人を満足させるには至らない印象。 自分は悪役がスカッとぶっ飛ばされる映画が好きなので、下品な中国人が勝ち逃げしたことと、スタンガンの実験シーンでふつうに警官がむかついたのが消化不良でした。主人公側が「警官による虐待だ!」なんて言うくらいなら後で警官もあの手この手でひどい目に合わせて欲しかった。 ダグがいた場所の真相はなかなか好きですが、そこにたどり着くまでの伏線はひとつのみでちょっと驚きは少ない。たどり着くまでにあっちこっち右往左往するだけなんですよね。そこがコメディの主軸になっているのだけど、部分部分を工夫すればもっと面白くできたんじゃないかな、と。 エンドロールで記憶が抜けたときの写真を見せるのは楽しかったです。でもエレベーターのアノシーンはいらない。正直どんびき。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-27 22:37:21) |
3. バイオハザードIII
第三弾はもっとも不評を買いましたが、序盤の10分だけはものすごく面白かった。このアイデアを思いついたのみで、風呂敷を広げまくって次回作にぶん投げしたようにも感じられるけど・・やっぱり主人公を強くさせすぎたのは失敗だったと。それでいて前作よりもアクションのスタイリッシュさが後退しているのも玉に致命傷。 「1」のファンサービスもあり、そこそこ自分は好きです。 ps:ウェスカーが活躍しなかったのが不満な方は是非「4」をご覧ください。めちゃくちゃ楽しいので。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-21 19:22:42) |
4. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 第二弾はもっとストーリーがスッカスカになりました。でもこの映画はホラーじゃなくアクションだと割り切って作っているからこれはこれでアリだと。 でも何故わざわざ墓場に行くのかが分かりません、終盤になってネメシスと戦う理由がわかりません。さっさと脱出してください。ジルのコスプレが完璧でした。 [地上波(吹替)] 5点(2010-09-21 19:20:46)(笑:1票) (良:2票) |
5. バイオハザード(2001)
《ネタバレ》 「4」を観てから地上波でシリーズを順番に再見しています。 まあ今から観てみるとテンポがいまいち悪く、アクション映画としてそんなに洗練されているとは思えません。 ミシェル・ロドリゲスとでダブルヒロインにしていたのはよかったですが、男性陣キャストは没個性で似通った見た目とキャラばかりです。主人公を記憶喪失にさせて観客が感情移入できるようにする工夫はわかるのですが最終的に全くその設定が生かされていません。 さらには他の方も言っているように一番盛り上がるのは序盤も序盤のレーザーチョンパのシーンというのが映画として致命的。 ラスボスがあんなにショボいCGだっけ?と思ったのもショックでした。 でも多少の不出来はミラ様の美しさと魅力で相殺されている気も。この役は彼女以外では考えられないと思うのは素直にすごいところです。 [地上波(吹替)] 5点(2010-09-21 19:19:33) |
6. バイオハザードIV アフターライフ
前作の出来がわりとハザード状態だったので全然期待しないで観たんですが、いやいやめちゃくちゃ面白かったですよ。 ストーリーはつっこみどころ&ご都合主義のバーゲンセールだけど、「3」のラストで多くの人が次回作どうすんのと思っただろうアレもきっちり消化されているのはよかった(今回から観る人は序盤の展開が意味不明だろうけど)。「前作でアリスが強くなりすぎたんで戻しました」という脚本の素直さも大好きです。 しかしスローモーションと3Dは相性がいい。スローで水の表現や飛んでくる刃物などのアクションを入念に見せてくれます。 とにかく「ありえねーアクションを3Dで観たい」という要望にばっちり応えてくれて、特に終盤はやりすぎの粋に達していてもう大爆笑! シリーズで一番のお気に入りになりました。 [映画館(吹替)] 8点(2010-09-05 00:27:13)(良:1票) |