1. ターミネーター4
ジョン・コナーの顔のキズ、カイル・リースとの出会い、不評だった3のケイト、過去の作品の演出のつじつまを忠実に合わせていて、続編としては素晴らしい!今までの作品は、なんとか人間の過ちを防ごうというテーマがあったのに対し、4は、現実を受け入れるテーマが感じられて、シリーズを新鮮にしてくれた良作です。マーカスが主役を食っていて、好印象でした。 [DVD(邦画)] 9点(2010-01-17 23:15:21) |
2. ターミネーター3
T-Xが、モロ好み。アクションシーンは、とくにクレーン車のシーンが、4作品の中では一番好きです。 [DVD(吹替)] 9点(2010-01-17 23:06:09) |
3. ジャスト・マリッジ
アシュトン・カッチャーの頭にぶつけられた灰皿の音だけで、5分ちかく笑いころげました。いくら愛し合っていても、紆余曲折を経て、夫婦になる。アルバムの中の笑顔と笑顔をつなぐ時間こそ夫婦にとって大事。とても安心して観ることができるラブコメですが、言ってるテーマは真剣で、とても良かったです。3歳の甥と一緒に観ましたが、ゲラゲラ笑っていたので、やはり面白い映画だと思います。主人公が2人とも真剣にバカやってるし。 [DVD(吹替)] 9点(2007-09-05 18:05:24) |
4. レ・ミゼラブル(1998)
《ネタバレ》 ”改心”とはなんぞや?ということを教えられました。飢えに耐えかねて、たかがパンを盗んだだけなのに投獄19年…。神父の庇いを受け、罪を償うことの大切さを痛感するジャン・バルジャン。決して見返りを求めず、困っている人に対して、正しいことをしていくバルジャンに、犯罪者とかいうレッテルはどうでもよくなってしまいました。ジャベールの執拗な追跡がバルジャンを苦難の道へと追い込みます。ラストの微笑みに批判もあるようですが、若者を命懸けで助け、娘の幸せを願い、”やっと自由を手に入れた”という晴れやかな感情は押さえ切れないものだと思います。実社会でも刑期を勤め上げて、まじめに更正している人もいます。これからは、ちょっと考え方を改めたいと思います。 [DVD(吹替)] 9点(2005-07-29 23:09:22) |
5. スクール・オブ・ロック
ジャック・ブラックのファンになりました!一歩間違えるとドタバタコメディーに陥ってしまうところを、子供たちが真面目に演奏しているので、演奏も笑いも引き締まっております。勉強はどうなるの?というツッコミはさておき、観た人なら、ついつい楽器を持ちたくなってしまう、熱い映画です!もう、こうなったら熱くシャウトしちゃうぞ! 「スクール・オブ・ロック!」 [DVD(吹替)] 9点(2005-05-25 17:42:58) |
6. イーグル・アイ
《ネタバレ》 コンピュータ社会への警鐘というテーマの映画は出尽くしかけてる中で、アクションがビャーっときてゴロンゴロン転がって、とにかく何と言うか、すごかったのでとても面白かったです。しかし原因を排除したあの人が、黒人で女性がわざわざヤリをもって、エイッ!ってやるのは、テーマを色々ちょっと狙い過ぎかなー (^_^;)そういえば僕が会社で使ってる電卓の数字の3が入力しずらいのも、「彼女」のしわざか…。それとも、りんごジュースこぼしたせいか。 [DVD(吹替)] 8点(2009-02-13 23:39:30)(良:1票) |
7. RV
《ネタバレ》 ちょっと序盤はテンポが悪かったけど、中盤からたたみかけるように笑いネタ満載で面白かったです。家族のつながりがテーマであるのは当然のほか、人の親切がどんどん裏目に入っていく様も面白かったです。現状に流されてると、お父さんの良さって気付かないもんなんですね。旅行に行けば家族の輪がつながるとか、安直な発想なんだけど、何もやらないよりはマシなわけで、仕事して給料かせいで家族にいい暮らしをさせてやることが一家の主の存在価値だとしたら、それほど空しいことはない、という展開は考えさせられるものがありました。こういうアホな映画に出てるロビン・ウィリアムスって、好きです。注意:う○こネタがありますので要注意です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-23 21:07:25)(笑:1票) |
8. 知らなすぎた男
とぼけた役で、かつ厭味がないのは、ビル・マーレーをおいて他にないと再認識しました。全然気がつかないということが、どれほど笑えることなのか、それでいて、それをごく自然に演じるのがどんなに難しいのか、何よりも話の構成が絶妙で面白かったです。だって、脇役や映画を観ているこちら(観客)はハラハラしてるのに、当の主人公本人が全く危険に気がつかないでケラケラ笑ってんだもん(笑)。江原正士さんの吹き替えも軽快で歯切れが良かったです。人が死んでるのに笑えるコメディは、貴重な存在だなぁと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-08 22:47:28) |
9. ファイティング×ガール
《ネタバレ》 ボクシングのことはくわしくないんですけど、ボクサーのハングリー精神だけでなく、マネージャーとの信頼に重きをおいた本作は見応えがありました。簡単に素質のあるボクサーを見つけたのはこの際、目をつむりまして(笑)。ボクシング界って、やはり金が全てなんだけど、上を目指そう、認められようと奮闘する女性ジャッキーも、スラムから這い上がるルーサーの誠実さも感動しました。ルーサーよりもジャッキーのほうが天狗になるとは意外でした。メグ・ライアンはちょっとセクシーでしたが、最高のビッチでした。やはり、『恋人たちの予感』といい、こういう活き活きした演技の方がいいと思いました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-10 16:27:39) |
10. SWEET SIXTEEN
《ネタバレ》 小銭を稼いできた子供が、夢のために大金を稼ごうとする。単純なことなのに、観ていてとても哀しかったです。手に入れようとすればするほど、色んなものをどんどん失ってしまう過程が、まさに抜け出せないの一言に尽きます。やってることは全て犯罪でどうしようもないんだけど、目的が…。16歳から一人前の大人ということがテーマなんだけど、15歳のうちの、どうしたらいいのか分からないもどかしさみたいなのが脚本に上手く表れていたと思います。『大人は判ってくれない』とか、『リリィ・シュシュのすべて』を観たときのような少年期の脆さがあって、後味が悪いのにとても良い映画でした。 [地上波(字幕)] 8点(2006-08-17 23:26:50) |
11. スモーク(1995)
この映画、『大脱走』の壁キャッチボールと良く似てる。タバコを吸ってることに変わりはないんだけど、ケムリを吸うタイミング、吐くタイミング、灰皿にトントンと灰を落とすタイミング、タバコのシーンが全部ちがって見える。唸らされたのは、5000ドルの損害をラシードに問い詰めるときのオーギーの吸い方。気まずいよー(焦)。(さて、このバカをどうしたもんか)というオーギーの口からどんな言葉が出るのかドキドキしてしまう。一方、小説家がラシードに楽しそうに話すときの吸い方は、広がるケムリのように話を膨らませる効果がある(ように見える)。数々のエピソードは、けっこう、ずーんと重い話ばっかりなんだけど、役者の表情だけでも演じることは不可能ではないはず。さらにトドメの一撃で、タバコをスパスパ(`Д´)y─┛~~ 、またはフゥー…(´ー`)y─┛~~ てな感じで吸ってる。タバコって、不安になったり、ストレスを感じた時に吸うと落ち着くんですよね。このシーンは不安なのか、昔を懐古しているのか、後悔の念で一杯なのか、登場人物たち(オーギーの娘?とか)の表情だけでは計り知れない部分を、”しぐさ”で思いのたけを演出する意図があるな、という印象を持ちました。実は僕自身はタバコを吸いません。以上の解釈で間違ってたら、すいません。いや、今のすいませんは吸いませんではありません。すいません。 [DVD(吹替)] 8点(2005-12-29 21:53:21) |
12. コーチ・カーター
《ネタバレ》 『これは部活動である』というテーマを徹底している点に好感が持てました。スポ根にある『栄光』で話を進めるだけでなく、その背後にある『慢心』をあます所なく描いている。ただの感動映画に収まってなくて非常に良いです。犯罪・貧困・妊娠・進路。粋がっていてもまだ10代の若者が直面する問題に、カーターコーチは助けるのではなく、直接的にまたは間接的に生徒たちが自分で解決するよう、厳しく教育していく様にズシリと感じるものがありました。カーターコーチがエリートビジネスマンであったら、かつて成功した男に過ぎなくなってしまいますが、小さなスポーツ店の店主で収まっているあたり、ジュニアやワームと同じく、優秀な選手でありながら学業の壁に悩んだ人生を送ってきたのを想像させられ、この若者たちを自分と同じような高校プレーヤーで終わらせたくないという厳しさの奥にある優しさを感じます。序盤、「黒人同士で”二ガー”と呼び合うのはクールか!?」と疑問を訴えるカーターコーチがいました。話が進むにつれて、卒業生の8割が刑務所に入所するリッチモンドを、誇りをもって「俺たちの故郷はリッチモンド!」と叫ぶバスケ部員たちこそ、最高にクールです。しかし『腕立て伏せ500回』は恐怖ですね(笑)。 [DVD(吹替)] 8点(2005-12-20 18:02:16)(良:1票) |
13. セルラー
《ネタバレ》 御年51歳のキム・ベイシンガーが相変わらずお美しい。ある意味、『LAコンフィデンシャル』で、この映画と同じく○○の汚職を取り上げた映画で演じた彼女を配役したのは、この映画の監督の、『LA~』に対するリスペクトを感じます。この映画のポイントって、ところどころに出てくる【バカ女】たちですね。元カノから、ケータイしながら運転女、ラジオガンガン女、弁護士の母親、レッカー屋の受付。いいタイミングでライアンやその他登場人物たちをイライラさせる演出が、観ている側のハラハラを煽ってくれて、非常に面白かったです。『ファーゴ』で妻の誘拐を計画したウィリアム・H・メイシーを配役したのは、正にはまっていましたね。この映画を日本でリメイクするとしたら、ボブ・ムーニー巡査部長の役は、ドリフの加トちゃん以外、考えられませんね。近年、まれに見るよく出来たサスペンス映画でした。ホント、一分のスキもない(驚)。 [DVD(吹替)] 8点(2005-09-02 18:12:55) |
14. モンスター(2003)
《ネタバレ》 まず第一声は、シャーリーズ・セロンはどこに映ってんの?でした。それぐらい全然別人のようでした(裏を返せば完全に役になり切ってました)。オスカーは当然でしょう。生きるために殺す。この映画、いや、アイリーンという女囚にとっての真実です。人間が悪になるのは全ては環境のせいと語るのは簡単です。しかし、報道によって我々は、実際に犯罪を犯してしまった人間に対するイメージは悪であると当然のように思い、そこへ行き着くまでの過程を考えなしに断罪してしまいます。アイリーンの行為は本人があざけていた通り”汝殺すなかれ”の教えに従えば悪ですが、人生をやり直そうにも周囲が受け入れてくれない状況の中で、それでも生きなければいけないなら、殺人も自分の中では正当化せざるをえない。人間のそんなジレンマを上手く演じていたと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-06-02 21:58:17)(良:1票) |
15. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 この映画はミュージカルとして観るのではなく、どこにでもいるシングルマザーのドキュメンタリーとして観たほうがいいですね。実は2回目の観賞にて、この点にしました。最初はセルマの顔になじめずリタイヤ。その後、いろいろな映画の観賞を経て再見。この映画を観る上で準備すべきは、①シングルマザーを題材にした映画を観る②身体障害者を題材にした映画を観る③フランダースの犬やテレビドラマ版家なき子(安達祐美)など、理不尽な目にあう主人公の話を観ておく。④たまには美男美女ばかりではない映画も観ておく(笑)。などを挙げておきます。セルマに対する批評が多いみたいですが、彼女は小さくても強いシングルマザーなんです。子を養ったり失明を恐れる重圧から解放されるのが、彼女にとっては舞台だったんだと思います。ミュージカルシーンになると、エキストラが急に仕事を辞めて踊ったり、死体が起き上がって踊ったりと不思議なシーンになりますが、ラストの締○台のシーンだけは、エキストラが現実世界のまま、セルマひとり歌う。そして”これは最後の歌じゃない”と出てフェードアウト。ラストの真意は観ている我々の想像に任せてもらえます。”これは最後の歌じゃない”。再見して良かったです。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-30 19:39:35)(笑:1票) |
16. 愛しのローズマリー
ヒューマンドラマとしてみると、グッときます。例えば、○○病棟の子供たちの正体に気がついたハルのシーンなど、もう涙が出そうになりました。外見でしか女性を判断できなかったハルを変えたローズマリーと、ローズマリーを尊敬できる女性として見直したハル。人を外見だけで判断してはいけないと分かっていても、実際はなかなか難しいですよね。 [DVD(吹替)] 8点(2005-05-25 17:01:17) |
17. バイオハザードIV アフターライフ
《ネタバレ》 中島美嘉はどうやって感染したんだろう。服を着替えて外出する時間はあったわけだから、ラクーンシティからの宅配便の汚染された食材を食べて感染したのかな? いきなり襲われたらそりゃビックリするわ。冒頭で地下指令室の中国人?達が射殺されたり、もはや価値がなくなった硬貨を銃弾にして乱射したり、ちょっとブラックな演出があったのは面白かった。荒廃した世界をここまで次回作へ引っ張る続編映画も珍しいと思いました。 [DVD(吹替)] 7点(2010-12-22 21:52:16)(笑:1票) |
18. おまけつき新婚生活
ベン・スティラーとドリューの黄金ペアに惹かれて観ました。超ブラック・コメディだね、これ。どんな善人も、心の底ではドス黒い悪の心があるんだけど、やっぱり善人は善人なんですよ、というテーマがあり、人間の本質を意地悪にえぐった部分がありました。そういう意味で、チョコを詰まらせたシーンは大笑いしましたし、最後のあの救出シーンも妙な感心がありました。ダニー・デヴィートのちょっと毒の効いたコメディなので、これを楽しめる人をかなり選ぶと思います。観てて不快に感じる人が多いのはしょうがないと思う。そういう意味で平均点が低いのは当然の結果といえます。他人の不幸をみるのが楽しい人にはウケると思います。…、なんていやな奴なんだ、おれは。 [DVD(吹替)] 7点(2007-10-05 16:40:22) |
19. マン・オン・ザ・ムーン
《ネタバレ》 怒らせて笑わせるのは難しい。泣きながら笑わせるのって、もっと難しい。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-20 17:56:48) |
20. サンダーパンツ!
最近、NASAが小林幸子の紅白歌合戦の衣装を開発しました(笑)。この映画も科学の粋を集めて『サンダーパンツ3号』なる、ものすっごいロケットを作ってしまうわけですが、そんなことよりも、主人公のおデブの少年についついホロリ。いままさに日本では『いじめ』が問題になっているわけで、いじめる側が当然、悪ではあるけど、いじめられる側は?悪ではないにしても立ち向かう勇気というか、自分の自信のなさもいじめを招いてしまうとも言われています。自信というものはなかなか自分では自覚できないものだと思う。人から言われて初めて、自分って本当はすごいんだ、という自信につながるものでもあると思う。おデブの少年は、オナラで悩みながらも自分を認めてくれた親友のために力を貸す、という友情と、宇宙飛行士になりたい!という夢のために、ひたすら頑張ります。お子さま映画かと思って観ていたのですが、いやはや。不覚にも感動してしまいました。笑いどころも絶妙で、ストレス解消にもオススメです。 [DVD(吹替)] 7点(2007-01-11 16:21:20)(良:1票) |