1. メランコリア
観終わった直後は、なんでこんな重いもの観ちゃったんだろう、もっと明るいものを観ればよかった、と後悔した。しかし、時間が経つにつれ、思い出しながら癒されていく私。もし自分が死ぬとき、私の場合は子供もいないし姉弟もいないので、死んだ後のことまであれこれ考えなければならない。でも、もし惑星が衝突してきたら、そんなこと考えておく必要はないのだから、とても気が楽かも。そう思うとこの映画で自分の最後と終末をリンクさせるのは面白いかもしれない。これを観終わったあと、邦画の「妖星ゴラス」を観ることを強くお勧めする...ことはない。 [DVD(吹替)] 8点(2012-11-02 19:12:26) |
2. 二重誘拐
《ネタバレ》 誘拐されている様子と、残された家族と、時間の進み具合が変だとおもったらこういう理由だったのね。タイトルが二重とくれば、もうひとひねりあると期待するのが人間じゃない。黒幕はFBIだとか、真犯人は嫁さんだとか。それが狙いでこのタイトルをつけたとしたら、相当ウマイ!だけど、詐欺行為だ!! [DVD(字幕)] 6点(2005-12-20 00:39:21) |
3. 白いカラス
実力派豪華キャストてんこ盛り、というだけで期待してしまう1本。大国が抱えている現代の病、子供に対する性的虐待、復員兵の心の闇、人種差別問題、いろいろ詰め込んで「どーだ!」と言われても、どーなんだろう。若い恋人にのめり込む老人の心理描写があまりにも中心すぎて、『白いカラス』であるシルクそのものの物語があまり語られていないような気がする。自身の終わり方も、これで取り巻く人、また観ているひとが納得できるのだろうか。レスターの「これで全てわかっただろう?」の台詞に、私は「わかった」とは言えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-12 13:40:30) |
4. アイ,ロボット
《ネタバレ》 人型ロボットといったら鉄腕アトムを想像する旧タイプの人間です。あと30年あまりでこんな世界になるなら、私は長生きしたくないなぁ。ロボットが生活に入り込むだけで、世の中の景色がこんなにも無機質になっちゃうんだもの。映画はといえば、主人公がロボット嫌いというのは判るけど、多くのパソコンに囲まれて仕事していたり、システムコンポがあったり、勝手に目的地まで安全運転で運ぶ車があったり、人型ではなくてもロボットみたいじゃない?なんか納得いかない。また、「ロボットは道具に過ぎない」と言っていたけど、人型にしたのは何故なのかしら。掃除機や洗濯機を人型にしても仕方ないからだと思うけど、道具を人型にする発想って、しかも実にリアルな顔に仕上げるなんて、なんかやだな。もしこの映画が、『ターミネータ3』と『ターミネータ1』の間のお話ですよと言ってくれたら、素直に感動したかもしれないです。 6点(2004-09-23 23:58:15)(良:1票) |
5. 運命の女(2002)
どちらかというと嫌いなジャンルなので普段だったら絶対に観ない作品ですが、あまりにも退屈で、チャンネルを回していたらWOWOWでやっていたので観ました。前置きが長くなりましたが、男女の出会いなんて、これと同じような偶然性を秘めているのでしょうか?(って、テレビのザッピングとは違う??) 平凡で変化のない平和な家庭生活を送るか、めくるめく官能と息をするのも辛くなるような罪悪感の代償を併せた家庭生活を送るか・・・。映像を見ながら疑似体験し、自分ならどんな答えをだすのか試されているような気がしました。好みではないけどハンサムなリチャード・ギアの夫を裏切るほどの浮気相手なのか?と思いながらも、非日常的な未知なる誘惑に負けてしまう女の気持ちも、分らないでもないです。そんな誘惑に負けてしまった揺れる中年女性を、ダイアン・レインは巧く演じていました。自分も彼女のような美貌とボディを持ち合わせていたら・・・、あんまり面倒には巻き込まれたくないやぁ。 6点(2004-08-17 15:43:18)(良:1票) |
6. サイン・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 発掘調査中に見つけたものから始まるサスペンスタッチのストーリーに加えて、SFムードも盛りだくさん!と思って、CGやらなにやら期待していたのに・・・。いつまでも、いつまでも、どっかの組織と主人公の追いかけっこゲームで、やられても死なない主人公と、すぐに死んじゃう「パーティーの仲間」。でも一番頭きたのが最後のシーン。自分で埋めたんだったら、自分が判りやすいようにしておきなさい!! 4点(2004-06-11 13:32:34) |
7. アメリ
まだうら若き乙女だった頃、授業中、窓の外を眺めては、王子様が迎えに来てくれることを夢見ていました。・・・というのは冗談ですが、そんな目が虚ろになりがちな若い乙女の日常を、絵本のようにした映画ですね。観ている私は、アメリと一緒に、空想と現実が入り混じった不思議な空気を吸っていました。最近SFやファンタジー映画にふんだんに使われているCGも、ここでは実に効果的で良かったです。個人的には、CGの使い方はこうあるべきだと思っています。(あくまでも個人的です) 8点(2004-02-20 12:45:02)(良:1票) |