1. エアフォース・ワン
《ネタバレ》 この映画、イラク戦争が起こり、テロが頻発する現時点で初めて観たので、何か何だか異様な感じを受けてしまった(^^;;思いっきり作中でイラクやフセインが実名で名指しされているし、妙に今のアメリカとシンクロしてしまう部分があったりなんかして、どうも変な感じが抜けなくて・・。公開当初に観ていれば、こんな感じは受けなかったのだろうけど、観たタイミングが悪かったみたいですね。内容自体はそこそこ面白かったと思うけれど、やっぱり一国の大統領を守るためにはあれだけの命を犠牲にしなくてはいけないんだな~・・と複雑な気持ちにも。私がこの映画で一番印象的だったのは、エアフォースワンが操縦能力を失って、敵のミサイルをよけられなくなったシーン。その瞬間に戦闘機に乗っていた軍人が「エアフォースワン、操縦不能のようです。私が行きます」と言って何のためらいもなく、自らの機が盾になり、彼はそこで死んだ。でも本当に、ただ普通に任務を遂行した、と言う感じで突っ込んで言ったのを観て、軍人って言うものはこういうものなんだと、もの凄く切なくなった。ほんの数秒のシーンだけれど、あれが何より私の記憶に残りました。 6点(2004-07-18 23:31:15) |
2. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 実話が基になっていると言うだけあって、ストーリー自体は現実味を帯びている。人間なんて自然の脅威の前では脆弱なものだ。でも何だかすっきりしない。映画としてのエンターテイメント性が欠けてしまっているからだろう。当たり前のことをただ映画化しても、面白味がない。あれだけの凄い嵐が来たら、死ぬのは当たり前。無謀にも突っ込んでいった人達の事を描かれても、こちとら田舎で自然の恐ろしさを知って育った者にとっては、「おいおい勘弁してくれよ・・」の一言に尽きてしまう。自然災害の悲惨さは、防ぐことが出来ないところにあると思うのだが、これは敢えて自分から突っ込んだのだから・・。妙な空しさが残っただけだった。嵐のシーンはリアリティがあって、良かったと思う。 4点(2004-01-16 20:25:11) |
3. ギャング・オブ・ニューヨーク
これは劇場まで観に行ったのだが、観賞後ものすごい疲労感に見舞われた。長い映画はこれまで何度も観てきたが、これはただ長いと言うだけではなく、とにかく、ものすごく疲れる映画だった。莫大なお金と時間をかけて作った、制作者達の呪いではないだろうかと思うくらいだった。何がいけなかったのだろう。おそらく、日本人の私には、理解しにくかったからでは無いかと思う。 移民達の手によって築き上げられたニューヨークは、数々の壮絶な時代を経て成り立ったもの。その壮絶な歴史の断片を描き、この大都会にも、そう言う時代があったのだ・・と言うことが、言いたかったのだろうと思う。しかし、日本人には、自分の手で国を築き上げたと言う感覚は、あまり無い。自由や独立を勝ち取って作られた国では無いからだ。そしてほぼ単一民族の日本人にとっては、移民の話もあまり身近なものでは無い。故に、そう言う私達が見ても、イマイチぴんと来ないのが実状だろう。 これは国民性の違いであるから、仕方が無いと思う。結果、どうしても、客観的に見てしまう。 この映画は観る人を選ぶ上に、かなり限られてしまうと思う。 5点(2004-01-15 23:40:42)(良:1票) |
4. インビジブル(2000)
命がけで透明になって、最初にすることが女の裸を見ることかこのバカタレがー!女の胸触ってる場合かこのバカタレがー!・・でも人間の本性なんてそんなものなのかもしれませんな。この馬鹿具合はさすがバーホーベン(苦笑)。ケビン・ベーコンが好きだから観てみたのだが、ほとんど顔出てこないじゃないのよさ!(と言うか透明人間になるんだから当然なのに、気付かなかった自分が許せない)透明になった途端、何故か無敵みたいに強くなってるし、色んな意味で馬鹿にしてるが「バーホーベンだから」の一言で片づけられる凄さ。余談だが、この映画を見終わった後、一緒に観ていた理学部物理学科の連れの第一声。「体が透明になるのはわかるが、う○こまで透明になるのはおかしい」た、確かに・・。 6点(2004-01-13 21:20:09) |
5. スパイ・ゲーム(2001)
ロバート・レッドフォードが渋い!派手なアクションや特撮は無いが、トム救出作戦をたった1人で進めていくネイサンの静かだけど熱い闘いに目が離せない。確かに、ストーリー展開はわかりにくい点が多いし、派手なシーンが無い分退屈に感じやすいかもしれないが、このくらいの分かり難さなら、許容範囲かなとは思う。ブラピの役所が、その性格ではスパイに採用されないだろう・・とさすがに思ったので、彼の魅力があまり感じられなかった点で減点。 7点(2004-01-13 20:57:33) |
6. バイオハザード(2001)
ゾンビの映画を観たものに取っては、なんじゃこりゃと言う感じ。肝心のゾンビがしょぼすぎ。全然恐怖を感じない。ゲームの方がよっぽど怖かった様に思うのだが・・。(ゲームは最初のゾンビ登場シーンで挫折(笑))もっと恐怖を出すことに気合いを入れて欲しかった。ストーリーも理不尽。唯一レーザーで人が切られるシーンがまあ良かった。制作者、ゾンビを観て勉強し直した方がいい。 4点(2004-01-11 01:14:13) |
7. ハリー・ポッターと秘密の部屋
《ネタバレ》 前作も今作も、原作を読む前に映画を観た者としては、ツッコミを入れずにはいられないシーンがかなり多かった。空飛ぶ車で飛んでいけるような所にホグワーツがあるのに、何故一般市民には見つからないのか。(その理由の描写がまるでなかった)ブラッジャー先生達が止めなさいよ。ハリーとロンをあんな危険な蜘蛛の所に行かせるなんて、ひどすぎるぞハグリット・・などなど。それでもそれなりに楽しめたので、6点献上。原作に大して思い入れがなければ、それなりに楽しめるのでは。原作自体、秘密の部屋があまり好きでなかった私にとっては、アズカバンに期待。 6点(2004-01-10 23:47:14) |
8. ザ・セル
映像は美しいけど、それ以外に特に印象は残らなかった様に思う。設定や題材は悪くなかったと思うのだが、演出が下手だったのだろうか、妙に陳腐な内容に思えてしまった。予告を観て、期待しすぎたのがいけなかったのかもしれない。あれ、もう終わり?感が残った。後一つ言えば、精神世界なんてほとんどの人間は皆正常と異常が共存していると思うのだけどね。完全に潔癖正常な人間の方が逆に怖い。説得力に欠けたのが痛かったかもしれない。映像美に4点。 4点(2004-01-10 23:01:13) |
9. ターミネーター3
まさかこんな終わり方になるとは・・。1や2でやってきたことは、一体なんだったのかと問いたい。小学生の時に2を観て、一晩中泣き明かした私の涙はどうなる。ああいうラストが駄目とは言わない。だけど・・だけど、ターミネーターでそれはやって欲しくなかったんだ、わかっておくれ。4を作るつもりなのだろけれど、いくらなんでもやりすぎ。T-Xのしぶとさの無さにもがっかり。ジョンの格好悪さにもがっかり。クレアちゃん同じ年なのに老けすぎだよう。T-Xの方の頑張りと、再びターミネーターを観ることが出来た懐かしさで2点献上。私の中ではすでに3は無かったことになっている。 2点(2004-01-09 23:15:13) |
10. ダンサー・イン・ザ・ダーク
評価はあくまで客観的にと努めてきたわけだが、どうしても、この作品だけは客観的に評価する気になれない。この映画だけは、どうしても、どうしても、どうしても、個人的感情だけでしかレビューできなかった。もう、どうしようもないくらい嫌い。二度と観たくない。頼まれても嫌。1万円くれたら考えないこともない(安い人間だな)。とにかく、全部駄目。ここまで合わない映画は初めて。そこまで思わせてくれた初めての映画に敬意を込めて 0点をば・・。 0点(2004-01-09 22:31:58) |