1. アビエイター
監督はできるだけわかりやすく作ったし映像を観ても頑張りは痛いほど伝わってくるので無下に面白くないとかつまらないとは言い難い作品だと思う。しかしヒューズの伝記映画を観るつもりで来たお客さんにとっては期待外れかもしれない。ほとんどの場面が本人の心象風景だったり飛行機のシーン。むしろヒューズが部屋で狂っている姿やトラウマをあそこまで見せる必要はなかったように思う。役者が演技力を見せたいためにああいうシーンを演じたがるのはわかるがそういう製作サイドの押し付けがこの映画には多い。そちらは削って交遊関係や彼が何をしてきたのかを映像化した方が追い詰められていく精神状態や内面を観客が理解できて良かったように思う。あれほど波乱に飛んだ男の人生を幼少時の母親との関係で象徴してしまうというのも浅く感じる。レオは良い役者で今回の演技は上手かったがあの役を演じるには華奢すぎるように見えた。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-01 21:31:00) |
2. トータル・フィアーズ
爆弾が爆発するとわかってバタバタと逃げ始めたところは緊張感があった。爆発したところも凄かった。でも爆風受けた人間が被爆してないのには驚いた。もっと現実とはシンクロしないSFっぽいストーリーにしちゃえば良かったかも… 3点(2005-03-28 17:00:32) |
3. ボーン・アイデンティティー
マット・デーモンの人間兵器っぷりがかっこよかった。いい役もらったなあ。あの万能さも設定もありえないけどその気になってしまう。アクションが素早くて爽快。安っぽいところがなく最後まで緊張感がありハラハラした。 8点(2005-03-28 12:00:59) |
4. 戦場のピアニスト
実際に戦争が起きたら誰かに恩返しするような余裕なんてたいていの人間にはないのだろう。自分が助かるためだけに情けない姿で逃げ惑う。主人公の姿は滑稽だけどリアルなのではないか。 5点(2005-01-03 00:20:57) |
5. ディアボロス/悪魔の扉
アル・パチーノが語りだした時には引き込まれた。ラストは後出しで感想を言えばいくらでも「ありそう」と言えるオチだけど脚本家は意外とこれを描けない。だから自分は感心しました。途中でテーマがずれることなくラストの1コマまでそれを表現されした点が上手い。「セブン」のラストを思い出した。 7点(2004-10-18 00:20:00) |
6. 運命の女(2002)
強烈な濡れ場満載の不倫もので面白そうだったが後半急遽サスペンス。テーマの浅さ、かったるさに唖然。道徳的(人殺してるけど)でオチのないエンディング。シチュエーションは良いがストーリーはダメ。だが女たらしでセクシーで危険な男を演じるオリヴィエ・マルティネスがとにかくかっこいい! 5点(2004-07-03 18:01:13) |