1. スターリングラード(2001)
戦闘シーンとかは臨場感があってすごくよく出来てるのですが、唐突なラブシーンとか中途半端に娯楽要素をブレンドしたせいかちょっとちぐはぐな感じがするのが残念。個人的には一見人間的で実はやっぱり残酷なドイツ兵の描き方とか子供の扱い方とかも少し気になりました。とはいうものの戦争映画としてクオリティが高いのは間違いないです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-27 20:25:19) |
2. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 正直軽い気持ちで見始めたのですが、うーん、なんか言葉では言い表せない複雑な気持ちにさせられました。彼が戦時中行った行為はどんな言葉をもってしても決して正当化できる事ではありませんが近親者に対する人間味ある対応や思いやり、そして総統の顔になった時の激昂し取り乱す様子に一人の人間としての存在を見た気がします。決して軽々しい評価が出来る作品ではありませんが、このような非常に重い題材を重厚な映像で正面から描き、その結果心が激しく揺さぶられたのは事実です。悩みましたがその点を評価してこの点数をつけました。 [DVD(字幕)] 9点(2006-09-09 19:56:39) |
3. シカゴ(2002)
最初の15分ほどを見て感じた印象が「なんか悪趣味な映画だな」。それが思い違いであることを期待しましたが物語が進むにつれてその印象が強まった感じでした。悪趣味というか露悪的な感じ?演出も舞台そのままな感じで確かにそつのない作りですが登場人物に今一華がない事もありのめりこむほどのすごさは感じませんでした。個人的には多少破綻しててもいいので、役者の魅力やストーリー、音楽、演出、舞台装置などどれか一つでいいので突き抜けたものが欲しかった気がします。その点この作品は全てが及第点レベルといった感じでもう一つ心に響くものを感じませんでした。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-30 20:06:26) |
4. バリー・リンドン
決して全面的に主人公に共感出来たわけじゃないのですが長尺を飽きずに最後まで見れたのは語り口の上手さとじっくりと画面を見せつつも意思を持ったように動くカメラワークの巧みさによるものだったと思います。繰り返し奏でられるテーマ曲も独特な哀感が強調され印象に残りました。晩年の「アイズワイドシャット」はラストがあまり評判がよくないようですがこの「バリー・リンドン」でのラストの皮肉たっぷりの口上を見てキューブリックの反骨心がこの当時からずっと変わってなかったんだとわかり少し嬉しくなりました。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-24 19:41:18) |
5. 白いカラス
《ネタバレ》 あまり評判が高くないのでさして期待してなかったけど思ったよりよかったです。ラストでホプキンスが自分が黒人であるとニコールに告白しようとするシーン――はっきり描写はされていなかったけどあの後微笑む彼女の表情から彼女が全てを受け入れてくれた事が想像できてちょっとじんときました。ただせっかくの感動シーンが(俳優達はいい演技をしているのに)わかりづらい演出のせいできちんと伝わってこないのがもったいないしとっても残念です。それとラストの作家と元旦那の対面シーンは蛇足だったのでは? [DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 01:13:52) |
6. 戦場のピアニスト
周りに散々迷惑をかけつつまんまと自分だけ生き延びる主人公に、有罪判決を受けながらちゃっかり逃げおおせたどこかの映画監督の姿がダブって見えました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-07 03:53:42)(笑:1票) |
7. 0:34 レイジ 34 フン
《ネタバレ》 「バイオハザード」地下鉄版。迷路のような構内、殺人鬼の動きや雄たけびなんかまんまそれ。そう割り切って見るとなかなか楽しめます。あんな場所でどうやって長期間生き延びてこれたのかとかなぜ今まで誰にも気づかれなかったのか等突っ込みどころは多いけどそれはまあこの手の映画のお約束という事で。個人的に終電後の地下鉄や下水道のシーンなどが結構わくわくして好きなので甘めの評価です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-23 02:04:56) |
8. 8mm
刺激的な題材を扱ってる割に描写が薄っぺらな印象。ストーリーもありきたりで今一乗れませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2006-04-11 19:39:54) |