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1.  アギーレ/神の怒り 《ネタバレ》 
冒頭の山中行軍ロングショットの強烈さだけで、つかみはOKすぎるというか、すでに一発KO状態です。その後、おもむろに別動隊が結成され、川下りとなり、さあスタート、となるのですが、もうその時点で、迫り来る破滅や破綻の予感が画面から全開です。川辺にただみんなで座っているだけのシーンでも、これは着実に崩壊に向かっているというのがなぜか分かってしまいます。最後の仁王立ちのアギーレは、もはや人間なのか亡霊なのかも判然としません。ストーリーらしいストーリーは何もないのに、何かとんでもないものを見てしまったという気分でした。
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-13 03:02:24)
2.  ガンマン大連合 《ネタバレ》 
オープニング、教会から女性が走り出てくる(花嫁ベールっぽい白布付き)。必死の表情で走る、走る、走る。たどり着いた先には2人の男が拳銃を手に決闘の雰囲気。ここまで引っ張ったからには、この影に何か壮絶なドラマがあって、この勝負がクライマックスなんだろう、と思うわけですが、終わってみればそのシーンの意味のあまりの下らなさにずっこけます。と同時に、そのセンスに感動します。大体、この作品の登場人物は、この3人以外にもいろいろ出てきますが、揃いも揃ってことごとく好き勝手です。カオス状態です。その中でも、教授の奪還、パートナーの救出、国境突破など、ポイントではなかなか上質なスリルを見せつけてくれるので油断なりません。さらには、教授がもっともらしく最後の教示として残した言葉は結局全員無視しているし、ラストで押し寄せてくる政府軍はどう見ても圧倒的なんだけどそれをどうするのかさっぱり分からないし、むしろそんなことを気にする方がアホらしくなってくるのです。そしてその作用をもたらしているのが、この最高なテーマソングであることは言うまでもありません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-17 02:19:42)
3.  眼下の敵 《ネタバレ》 
偶然遭遇した駆逐艦と潜水艦の対決という、そのたった1つのシチュエーションだけで最後まで押し切る、職人芸的好作品。勝因は、最低限の簡潔な判断と指示だけで、しかも専門用語の駆使を恐れずに脚本を通していること。そのことが、作品に1本の鋼線のような緊張感を通し、ラストの奇跡も現実にありうると信じさせる説得力を発生させている。その上で、錯乱する乗組員をたった3つの台詞で静まらせる艦長、1曲のレコードが魚雷にも勝るインパクトを起こす構造的逆転劇、ここぞというときには躊躇なく退艦命令が出て、しかも即座にそれに従う隊員、などなど、丁寧な忘れがたいシーンも随所に織り交ぜられている。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-25 05:16:02)
4.  オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 
何気なく通り過ぎる1台の救急車から、次々に起こる展開を経てラストまで持って行く手際はかなりのもの。特に、印刷工場での無音対決のスリルは素晴らしい。ただし、主人公は随所で、詰めの甘さというか、脳天気というか、驚くほどのノーガードぶりをいかんなく発揮しており、「君、よく最後まで生きてたよな?」という気がしないでもない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-07 20:54:52)(笑:1票)
5.  若草のふくらみ ファニー・ヒル 《ネタバレ》 
田舎から出てきた娘が、泥棒に荷物を奪われて無一文になり、行くところもなく売春宿へ・・・となれば、どれだけ悲惨なストーリーになるのかと身構えてしまうが、そこからの展開は、そのまったく逆。ああだこうだとすったもんだいろいろありながら、何となくいつの間にか乗り切ってしまい、最後は主人公はなぜか勝利全開の笑顔とウィンクで締めてしまうのです。いや、これはあっぱれでした。制作側も、いかに主人公にいろんなシチュエーションでいろんな男と(だけではない・・・)いろんなパターンのエッチをさせるか、ということしか考えていない、潔い態度なのですが、しかも、衣装や美術や音楽には無駄に凝っているのが、さらなる楽しさを誘っています。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 21:11:10)
6.  初恋(ファースト・ラブ)(1970)
ツルゲーネフの名作文学の映画化作品です。細切れな各シーンを淡々と積み重ねていく展開には、もう少しいろんな部分を強調できたのではないかという不満も残るが、終わってみればすべてが切ない青春の想い出として結実している。ジナイーダのやってることは、一歩誤ったら淫乱とも評価されかねない行動なのであるが、そんな雰囲気は排除した上で、あくまでも少年の視点から憧れの女性として追い続けているのがよい。こういう話に小細工はいらないのです。なので、点数も甘め。
[DVD(字幕)] 7点(2007-12-08 00:14:19)
7.  ファニーとアレクサンデル 《ネタバレ》 
最初のクリスマスパーティーだけで90分、父の死と葬儀だけで40分。しかし、これをくぐり抜けてこそ、後半のドラマの壮絶さが意味あるものとなるのである。
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-20 01:06:13)
8.  スワンの恋 《ネタバレ》 
導入部は観念的で平坦な描写が続き、あまり面白くないかと思っていたのですが、中盤以降、スワンがオデットに加速してのめり込むのに伴い、ぐいぐいドラマが動き出します。いえ、最初はおとなしかったオデットががんがん色気を発散させてくるのが理由かもしれませんが(笑)。がっちりとした衣装に身を包みながらも官能性をにじませるオルネラ・ムーティの存在感はなかなかで、それによってアイアンズの芝居も向上しています。その上で、予想外の皮肉を感じさせる話の落とし方も、何とも言えない味わい深さがあります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-02 00:29:36)
9.  ダウン・バイ・ロー 《ネタバレ》 
脱獄が一瞬で終わってしまうというのにあっけにとられるのだが、それ以降も、あの小舟と同じように、当事者の感情が行ったり来たりするのが何ともおかしい。レストランでの展開などは、トリッキーですらある。それと比べると、投獄までの導入部がちょっと切れ味が弱いのが難点。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-30 02:58:50)
10.  ストレンジャー・ザン・パラダイス 《ネタバレ》 
結局誰も何もしないんですが、その登場人物におつきあいするがごとく、じーっと動かない、正面から撮らない、突然気まぐれっぽくシーンが終わる、という撮影と編集のコンセプトが凄いし、そのまま作品全体を通してしまったぶれなさっぷりも凄い。このインパクトがすべてですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 23:11:51)
11.  ブルックリン最終出口 《ネタバレ》 
ひたすら出口のない暗鬱とした日常が描かれるのだが、収束部分の不思議な穏やかさが、静謐さすら感じさせ、清冽な印象を与えている。中盤が少しだれるのが難点。
[DVD(字幕)] 6点(2010-07-26 23:02:49)
12.  夕陽のガンマン
初見ではあまり面白くないと思っていたのですが、後になって良さが分かりました。とにかく作品の目的は主演の二人をじっくりねっとり格好良く映すこと。軽々しくドンパチには行かないが、いったんそこに行ったら容赦がない。ストーリーはシンプル極まりないのですが、その「役者がいる風景」に存分に浸りまくる(浸れる)映画です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-31 23:29:41)
13.  続・菩提樹 《ネタバレ》 
こちらが、アメリカ入国後のトラップ・ファミリーのお話です。実に意外だったのは、いつまでたってもハッピーにならないこと。まず、仕事がなくて食うにも事欠く生活が延々と描かれ、やっと仕事があっても、今度はお客さんがいません。やっと満員っぽくなっても、今度は歌う曲がまったくウケません(涙)。「この辺でそろそろ運が上向いて順調な営業になるだろう」という予想は全部外されます。途中で救世主っぽく現れる人たちも、期待に反して機能しません。はっきりいって、オーストリア脱出とかよりもはるかに危機的な描写です。ラスト近くでやっと何とか成功みたいな感じになります。ですが、こっちの方が史実に近かったのかもね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-08 00:55:36)
14.  菩提樹 《ネタバレ》 
これが「サウンド・オブ・ミュージック」のオリジナル・・・というか、トラップ・ファミリーに関する「サウンド~」より先の映画作品です。もちろん「ドレミの歌」も「エーデルワイス」もありませんが、その分、登場人物の心理のやりとりにポイントを絞った鑑賞ができます(逆に、「サウンド~」はいかに上手く各楽曲を構成・挿入したかについてもよく分かります)。ただし、あっちでは3時間かけて行った描写を、こっちでは正味90分程度で行っていますので、かなりの慌ただしさは禁じ得ません。あと、オーストリア脱出は実にあっさりと完了しており、むしろその後のアメリカ入国の方が時間をかけてスリリングに描かれています。そりゃ、アメリカ映画ではカットされるわな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-08 00:43:33)
15.  朝な夕なに 《ネタバレ》 
主人公が凜として颯爽と登場したので、これはそれに憧れる生徒との間でロマンス的発展があるんだろうと期待したら、そっちはほとんど何もなくて、というか生徒たちはひたすら鍛えられるだけでした。とはいえ、主人公の一つ一つの行動は明確にその意図が定まっており、キャラクターとして魅力があります。ラストはかなり唐突で、「そんなんありか?」状態でしたけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-10 23:35:15)
16.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 
しかし長かった・・・普通の監督なら100分で終わっているところでしょうね。良くも悪くも、この徹底的にじっくり流れる時間感覚が強力。特に、砂漠でテュコがジョーをいたぶる場面では、そのあまりの粘着質ぶりに笑いが出てしまう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-04 00:40:45)
17.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 
台詞が全部歌なのはよいのですが、肝心のその歌自体が、すでにある台詞にただ音程をつけただけであって、歌としてきちんと独立していません。なので、見ていて(聞いていて)苛々しましたし、せっかくの前半のハッピーなラブロマンス部分も、リズム感を大きく削がれています。ただし、終盤の突然のメロドラマ部分は強烈だったのと、原色強調の色彩感覚は作品にマッチしていたので、そこに各+1点。
[映画館(字幕)] 6点(2009-03-09 02:01:24)
18.  バグダッド・カフェ
最初の30分ほどは退屈すぎて死にそうになったが、人々の動きが出てきてからはなかなか良かった。テーマソングも素晴らしい。しかし、ヒロインの人選はもう少し考えた方が、ロマンティック度が増したと思うけど。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-05 23:40:05)
19.  スペシャリスト(1969) 《ネタバレ》 
導入部では、正統派の復讐譚の香りが漂ってきます。主人公もなかなか格好良い描写がされています。そこに次々とサブキャラが重なってきて、期待を高めさせます。ところが後半に至って、それらサブキャラが機能してこないことが判明して、徐々にグダグダになっていきます。それぞれの処理なんか、仕方ないから消していった感が満載ですし、少なくともあのアホ若者4人組は明白に要らなかったんじゃないでしょうか。制作側の気合は入っていたのでしょうが、その気合が変な方向に拡散していった感じでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-05 00:59:24)
20.  早春(1970) 《ネタバレ》 
10代少年の年上お姉様に対するロマンスものなんて、どんな胸キュンな展開なのかと期待したら、まあ何とも、変てこな作品で。お姉様は、誰とどうつき合っているのかも分からないグシャグシャな生活だし、少年の方も、愛情が高じてストーカー状態というよりも、単に認識能力が欠如しているだけでは?という行動回路だし。むしろ、「変なクラブの前でしつこく出番があるホットドッグ屋」とか、「セクシー看板を抱えて街を走り、地下鉄に飛び乗る少年」とか、「水のないプールで雪溶かし作業に熱中する二人」とか、そういうシュールな構図にこそ異様に気合が入っており、むしろそっちが撮りたかっただけなのではと思ってしまう。いえ、その歪んだ気合の入り方は、それはそれで悪くないのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2019-10-20 01:25:37)
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