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Monochrome Setさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 160
性別 男性
自己紹介 ほぼ格闘アクション映画です。それ以外もそこそこ観ますが、なにかっつーと格闘アクションです。
ちょくちょく自分のレビューを読み返して、「なにズレたこと言ってんだ」と赤面したり、恥ずかしいレビューは消したりしてます。

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1.  ライジング・ドラゴン
本当にこれが最後なのかは分かりませんが、「これが最後だ!」と言える作品なのかと言われると、昨今の作品の延長線上にあるような内容の域を出ない、良くも悪くもいつものジャッキー映画。変にくだらない展開になるところ(孤島での宝探し)も、見どころのコミカルアクションも、作品上必要ないのにホロリを入れようとするところも、いつものジャッキー映画。/ただ、今作は手慣れた窃盗団がメインであるためにスピーディーでしゃれた編集にしたかったのでしょうが、それがいちいち説明不足で、「どうしてそれを捨てたの?」とか「どうしてこうなったの?」「いま何を追ってるの?」と疑問だらけで、ものすごくストーリーが分かりづらかったです。
[DVD(吹替)] 5点(2013-08-21 22:22:12)
2.  エグザイル/絆 《ネタバレ》 
これまで『ザ・ミッション』と『PTU』を観ていたので、これもそういうノリの作品だろうと思っていたら、あまりに素直で良くも悪くもひねらないストーリー。そこが味なのかもしれませんが、個人的にはこのあまりなストレートさが、琴線に触れるほどではなかったかな・・・。もう少し自分にドンピシャな何かがあれば「男たちの清々しい友情物語!最高!」となってかもしれませんが、正直その高みにまではいかなかったです。/映像美や人の配置で魅せる感じ、独特の構図は感じられました。特に階段を下りながらの銃撃戦のシーンは新鮮。金を輸送していた人で1人だけ"デキそうなヤツ"が意味ありげに仲間になったけど、あれ必要あったんかな?
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-21 14:43:22)(良:1票)
3.  イップ・マン 序章
この時代を題材にした作品では何度か目にしたことあるようなごくスタンダードなストーリーで、特に派手な展開もないのですが、ただ朴訥に家族や友人を愛し守りながら生きる葉問の姿は好印象。アクション面は、ズドーン!バコーン!ではなくシュバババババ!系でドニー・イェンに相性の良さそうな詠春拳ですが、なんとこの作品まであまり詠春拳に触れたことがないそうです。安定して良いクンフーアクションを見せてくれますが、作品全体としては、お腹いっぱいになるでもなく、かといって食い足りないわけでもなく、腹八分目という感じ。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-20 01:48:22)
4.  ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
似たような作品でも『クリスタル・スカルの王国』はまったく面白いと思えなかったのですが、こちらの作品はそれなりに面白く観られるんですよね~。ご都合主義の嵐なんだけど、それを吹き飛ばす勢いでガーーーッと駆け上がっていくような。”アイデアの袋小路”に陥って、見せ場ばかりをただ繋げていくだけの映画が増えましたが、そんな作品でも面白いもの、意外と観られるものがあるのはやはり詰め込み方がうまいんだと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2010-10-10 02:06:59)
5.  ウォーロード/男たちの誓い 《ネタバレ》 
大義、絆、掟、愛、生活のため、明るい未来のためと信じながら、命の取捨選択、苦渋の選択に迫られ、「産みの苦しみだ」「戦争は騙しあいだ」と自分に言い聞かせながら戦争をし、人を殺す。/包囲した城の城主に、「降伏する代わりに城兵を殺さないこと」を約束するツァオ、自軍の兵士に食べさせるためには数少ない食糧を投降兵に分けるわけにはいかないパンは、城門に投降兵達を閉じ込め、上から一斉に射殺してしまう。(命令するチャンも射手も泣きながら矢を放つ、この映画で最高のシーンだ)。/「殺すな」と泣き叫ぶ"情"のツァオと、「殺せ」と命じる"論理"のパン。純粋ゆえに自軍の"規律"と"3人の絆"を守ろうとするチャン。あらゆる場面で葛藤し、選択する。誰もが間違ってはいないが正しくもなく、苦悩ばかりが募り、信念・立場(と女の存在)によって絆は決裂し、不幸への道を辿ってしまう。良い・悪いでは割り切れないやるせなさが残る重厚な作品。/ただ、戦(いくさ)が終わって「そろそろシメに入るか」と時間を見たらやっと半分、「これだけ濃密でまだ半分なの?後半どうなんの?」と思ったが、3人の関係が崩れていく様子をメインに描いているものの、やはり後半部を丸々もたすには長過ぎ、やや無駄な部分、そぎ落とせるシーンがあるように思えた。
[DVD(字幕)] 9点(2009-11-07 00:27:37)
6.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
公開前ジャッキーもリーも「あんまり期待しないでね」とネガティブ発言、監督は所詮カンフー映画のことなんか分かってなさそうなアメリカ人だし、トレイラーを観れば「ああ、やっぱりCG多用の駄カンフーアクション映画か・・・」だし、観る前はそりゃもうマイナス要素しか頭に入ってこなかったのですが、予想以上に娯楽大作としてまとまっていました。オープニングの途中から雰囲気が変わり、ブルース・リーやラウ・カーリョン、ショウブラ作品のイラストが出てきただけで、ちょっとしたカンフー好きには「お?」と、つかみはOKってとこでしょう。/ジャッキーvsリーは「もうちょっと共演が早ければ・・・」なんて言わせないほどの出来。夢の対決を十分堪能。特にジャッキーがお得意の酔拳の構えを取った場面にシビレました。悟空リーは、最初のバトルの終わり頃になんとかリーだと気付きましたが、じじいジャッキーは救急車に運び込まれるシーンでやっと気付いた次第(笑)/しかしこれ、ストーリー的に主人公の扱いが難しいですね。最後の最後で現代に戻っての主人公の成長ぶりを見せないといけないので、最も盛り上がる敵ボスとの対決のところで主人公をMAXに持っていけないジレンマがあり、その場面でも主人公はまだなんとなくヘタレのままなのです。ここをもう少しうまく料理できたらよかったかなと思います。/主人公が好意を持っていた娘が現代に出てくるところも、よくある手法ながら"あざとさ"を感じさせず、とても後味の爽やかな作品でした。
[DVD(吹替)] 9点(2009-01-18 20:47:02)(良:2票)
7.  墨攻 《ネタバレ》 
主人公・革離が城に到着してから最初の攻防戦が終わるまではぐんぐん引き込まれ、ほんとに見応えがあります。単純に趙国側と梁城側だけ追っていればいいので話も分かりやすく、相手の裏の裏をかく戦いに緊張感があったのですが、戦いが一段落した後半から主人公の苦悩、梁王の陰謀、恋愛といった要素が一気に押し寄せ、それぞれのエピソードに割く時間がぎゅうぎゅうに詰まり、特に水攻めや気球なんかは下準備も描かれず突然のように出現するので、前半の知略を極めた緻密な戦いとはうって変わって、どのシーンを削るかで手一杯になってしまっている印象。/そしてこの作品の話を平凡たらしめているのが逸悦との恋愛エピソードだと思います。墨家の教えである"非攻・兼愛"と、戦うことでむごたらしい死体の山を築いていってしまう現実の狭間で悩む主人公が、どう自分なりの答えを見つけ出すか──恋愛に時間を割くことによって、この作品のテーマ自体が中途半端なものになってしまいました。恋愛要素は完全に切り捨てて、ライバル的存在の趙の将軍・巷淹中との戦いの中で見つけだした方が骨太な作品に仕上がってたと思いますね。前半8点、後半6点、映像面は重厚で申し分なしの9点。
[映画館(字幕)] 7点(2007-02-12 16:23:59)
8.  THE MYTH/神話 《ネタバレ》 
世間一般でジャッキー復活作となっている『NEW POLICE STORY』よりは、この作品の方が復活度は高いと個人的には思いました。荒唐無稽なファンタジー要素はありますが、ストーリーと適度な時間での場面転換が良いからか、最近のジャッキー作品のように「そんなアホな~」とダレることもなく、120分観られました。ハリウッド以降の作品の中では非常に穴のない、人によっては(といってもジャッキーファンの間だけの話ですが)傑作かもしれない作品だと思いますね。/アクションは現代編はコミカルに(街中追いかけっこや特殊な工場での格闘など過去作品で何度も使ってきた手法ではありますが)、古代編はお姫様を守るためシリアスに、"弁慶の立ち往生"のような壮絶な最後もキマってます。/いくさのシーンで急に4人くらい将軍っぽいのが出てくるところが、顔の区別がつきにくくわけ分からなかった。/確かにハッピーエンドじゃないですが、お姫様は自分の意志で、モンイーを待つためにあそこに残ったんですからあれでいいんだと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2006-12-04 00:13:48)
9.  双旗鎮刀客 《ネタバレ》 
ヤクザが幅を利かせる寒村に許婚を探しに来た内気な少年が、父親から教わった剣術で長渕剛似の達人・一刀仙一味と対決するというお話で、『用心棒』や西部劇辺りが話のベースとなってますが、かなり評価の分かれる作品です。/これを登録する時に、ジャンルに[アクション]を入れるべきか迷いました。だって剣劇なのに肝心のアクションを見せないんですから。どこをどう斬ったというシーンは存在せず、剣をズバッと抜いた瞬間には、敵がふらふら~っと歩いてバタッ─と、殺陣いらずの決闘シーンとなっています。で、驚愕のラストバトル、ここでネタバレしたいけど、したくない~。まぁ軽くコケることは保障します。/村に生きる人々をリアルっぽい視点で撮った趣のある映像なので、この辺りで見るべき部分があるらしく、映像や雰囲気を楽しめる方には高評価なようですが、示唆に富んだエピソードがあるならともかく、ストーリーも終始平板で、最後に取ってつけたように小ズルい奴が出てきて得をするというオチが逆に安っぽい印象(こういうラストにするにはそれなりの伏線がなければ)。観たい方はアクション面は期待しないで観てください。
[DVD(字幕)] 4点(2006-10-01 00:07:28)
10.  黄河大侠
リー・リンチェイ『少林寺』で独特の剣術を駆使する将軍役を演じたユエ・チェンウェイ主演の武侠物。椿三十郎のように小汚くも腕っぷしの強そうな姿がハマっています。/冒頭から大迫力の戦(いくさ)シーンが展開する気合の入った出来。残虐な将軍の居る城の外壁にたくさんの死体がぶらさがってたりする細かいところへの気配り(笑)、この死体があると無いとでは受ける印象は大違い。黄河の大瀑布を横に差しの勝負のラストバトルなど、スケール感のある武侠映画の傑作です。/欠点を言えば、ユエ・チェンウェイのくねくね剣術が独特すぎて、たまに戦ってるんだか逃げ回ってるんだか分からなくなるとこか・・・。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-09-25 22:42:07)
11.  カンフーハッスル
まず主人公がストーリーに乗りきれておらず、ぶつ切りな感じ。覚醒するシーンを中盤くらいに持ってきて、後半からハチャメチャな展開が始まるようにしていればだいぶ面白くなったと思うんですが、とにかく全編にギャグやアクションをちりばめたために、メリハリなくその場その場のアイデアばかり見せつけられて、ストーリーとしての流れが今ひとつうまくいってない。/ヒロインもあの豚小屋砦住人だったら、シンの最後の心変わりに説得力が増すと思うんですが・・・。/斧頭会の暗躍ぶりを妙なダンスで表現する冒頭のシーンとか、ネコの影が木の葉のようにハラリと切れるシーンなんかのセンスは好きです。
[DVD(字幕)] 6点(2006-06-05 16:56:32)
12.  少林寺・激怒の大地 《ネタバレ》 
緩急のつけ方、盛り上げるべきシーンになった時の勢いはこの監督らしい。少林寺が乗っ取られるまでの流れ・引き込み方はうまく、館長が火だるまになるシーンでは多くの門弟の叫び、悲壮なBGMと相まって、観てる方も「館長ーー!」と叫びたくなります(笑)/遊牧民の馬の群れが逃げ出して草原を駆け回っている場面を、なぜか延々と撮り続けるわけ分からなさもあったり、悪役を演じるユー・ロングァンに比べて、「もしや本物の僧なのか?」と思ってしまうほど主人公の俳優としてのオーラの無さがもったいない。遊牧民の長役の人が目黒祐樹にそっくり。
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-01 15:46:37)
13.  香港国際警察/NEW POLICE STORY
元祖の「ポリスストーリー」を平均点で上回ってるんですね。しかし、んー・・・恵まれすぎた若者たちがゲーム感覚で犯罪というのは、日本ではもうやり尽くされちゃってて新鮮味ないし、アクションシーンは「レッド・ブロンクス」だか「ナイス・ガイ」だかでやってたような・・・という印象しか残らなかったです。/評価高かったので期待してDVD発売日当日に購入しましたが、とにかく最後まで全然気持ちが盛り上がらずに観終わってしまいました、残念・・・。/最近のジャッキー映画、取り憑かれたようにカラフルな小物がザバーッと散乱するシーンが出てきますけど、何なのでしょうか??
[DVD(吹替)] 5点(2005-10-20 20:12:22)
14.  天山回廊 ザ・シルクロード
蜃気楼に現れた美女を探しに行こうとする男と、その誇大妄想に「親友」という理由だけで付き合わされる男のアクション・アドベンチャー。/「そんな無茶な~!」というアクションの連続で、特に"爆破する所に人あり"というくらいギリギリな爆破スタントは凄まじい。この映画に限っては、爆風を体に受けて吹っ飛ぶくらいの距離がちょうどいいようです。/ギリギリどころか、たまにモロな場合もあり、バイクで走っていて後方で爆発、バランス崩しながら空中に投げ出され、乗ってた人が地面に叩きつけられた地点で"ちょうど"2発目ドッカーン・・・。/人の数には事欠かない中国ならではの人海戦術、やっと探し当てた美女(会ってみたらドS女盗賊)との死闘。最後は銃撃、クンフー、爆破スタントが渾然一体となり芸術の域に達しています。/主役のユー・ロングァンの顔といい格好といい、変身前の快傑ズバットにそっくり。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-19 17:36:36)(笑:1票)
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