1. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 「千と千尋の神隠し」の興業収入100億突破の最速記録を大幅に塗り替えたと大評判、あちこちで話題にも上って席巻中。 映画はアニメの続きの話だと知って、まずはアニメを全巻視聴してから映画を見た。 確かに面白い。でも、あまりにも評判が高くてハードルが上がりすぎた。 涙が止まらないという感想を幾つも目や耳にしていたので映画館まで足を運んだが、少しウルッとする場面はあったものの泣くまでには至らず。 泣ける映画なら他にもっと泣けたものが幾らでもあったので、やや拍子抜けの感があり、何の期待もせずに見たほうがよかったかも。 映画を見た後に、今度はコミックを読み始めたが、この作品は漫画で読むよりアニメや映画の映像のほうが活きる。 ただ、映画の続きの漫画のストーリーの中に、涙腺をしっかり刺激される家族愛エピソードがあった。 [映画館(邦画)] 7点(2020-11-01 22:48:30) |
2. 警告!のぞきアリ。<OV>
《ネタバレ》 主演の愛禾みさがキュートでかわいい。 メンバーの一員だった「桜っ子クラブさくら組」には、菅野美穂、中谷美紀、持田真樹、加藤紀子、井上晴美など意外にメジャーな名前が連なっていてビックリ。 残念ながら歌手としてはさっぱり売れず、女優としても一時期Vシネでヌードも辞さずに活躍したものの、メジャーにはなりきれなかったようだ。 本作では他に沢木麻美、加藤陵子も脱いでいるが、この二人も良かった。 三人ともアタリだったのはVシネでは珍しい。 中でも、沢木麻美がセクシーで高校生役もハマっていた。 哀川翔は友情出演でちょい役だが、余貴美子が脇を固めている。 メインの若い男は難しい役どころだったので、ここにもっとハマる役者が入れば更に良かったのだが。 ほとんど話題にならずに埋もれてしまったVシネにしては、作りは意外としっかりしていた。 脚本担当のこがねみどりは山田耕大の別名のようだ。 ストーリーは従来のVシネとは違ってポップなタッチでテンポもよく、もう少しで面白くなっていたのにという印象。 パソコンおたくの女子高生に一目ぼれした陽一が覗きをする中で、女子高生がチャットの相手に狙われていることに気づく。 その組織はターゲットの女を洗脳してオークションで売っているようだったが、この辺りの描きこみが不足していて唐突な感じ。 「来たるべきあなた」という思わせぶりな言葉が提示されるが、何を暗示しているのかピンと来ない。 組織の実態があやふやに映ってしまい、迫りくる危機がそれほど重大に感じられなかった。 ストーリーにわかりにくいところがあった点が惜しまれる。 [DVD(邦画)] 6点(2013-03-02 00:28:26) |
3. 月光の夏
《ネタバレ》 今まで特攻隊を描いた小説や舞台を見ては号泣。そういう話には滅法弱い。前途有望な若者が散っていった姿は、あまりにも切ない。この映画でもそうした若者の姿が描かれてはいるが、そこまで心を揺さぶられなかった。突撃前にピアノを弾きにいった青年が、どれほどの思いをピアノにこめていたのか。その背景や過ごしてきた日々があまり描かれていなかったために、感情移入しきれなかったような気がする。失うものの大きさ、重さが、十分には伝わってこなかった。 それでも、エンジントラブルで生き残った隊員たちの悔しく申し訳ない思いは心に痛い。こういう状況に彼らを追い込んだのは何だったのか、防ぐことはできなかったのか。戦争を知らない平和な今だからこそ、いろいろ考えさせられる。 [DVD(邦画)] 5点(2015-05-10 23:05:50) |
4. 県庁の星
《ネタバレ》 民間の視点を研修するためにスーパーに派遣される県庁のエリート。 その役が織田裕二で、以降は予想通りの展開。 お役所的なマニュアル通りにしか動けないので、指導役のパートリーダーである柴咲コウとはお約束の対立関係。 派閥の関係でエリートコースから外され、婚約も解消されてズタボロ状態。 そんな時に潰れかけたスーパーの再生に必要とされたことから気持ちを入れ替えて尽力し、見事売り上げも伸ばしてめでたしめでたし。 県庁に戻って出世ではなく県民のために働くようになるなんて、恥ずかしいほどストレートで何の裏切りもない。 と思っていたら、最後に正義の味方っぽかった知事がやらかしてくれた。 せめてそれくらいないと味も素っ気もなかったところ。 公務員に対する一般市民の不満は織田裕二が代弁してくれるから、少しは溜飲が下がるけど。 [地上波(邦画)] 5点(2013-06-19 23:03:45)(良:1票) |
5. ゲルマニウムの夜
《ネタバレ》 原作は花村萬月の芥川賞受賞作品。 花村萬月らしい暴力、エロス、背徳感が漂う。 主人公は殺人、暴力、姦淫など聖書に反することを重ね、神の存在を試す。 そこには何の罪悪感もない。 ただ神の裁きを待っている。 未来の罪を告白し赦されることで、その罪を犯す免罪符を得る。 宗教や神の矛盾を突いた恐れを知らぬ行動は、まさに神への確信犯的冒涜だ。 その世界は決して嫌いではないのだが、映画化が成功したかは疑問。 一番気になったのはテンポの悪さで、間延びするためにダレてしまう。 内容的には過激なものを含んでいるのに、静かで暗いトーンで覆われていることもあって少々退屈。 このテーマ、素材では、映画化は難しくて向いていないのかも。 テーマ自体は面白いのに、もったいない。 人によっては不快に感じる映像も多いので、受け付けない人も多い気がする。 少年に性的奉仕をさせる修道院長の石橋蓮司は、独特の存在感を発揮。 主人公と綺麗でエロティックな濡れ場を演じた早良めぐみも印象に残った。 [DVD(邦画)] 4点(2013-07-01 00:17:21) |
6. 月光の囁き
つぐみのエロさだけで、他は見るべきものがない。 主人公の屈折したド変態ぶりに引いてしまう。 高校生同士でこんなアブノーマルな恋愛はちょっと…。 この性癖に共感できる人にはたまらないだろうが、すごくシリアスな場面なのに笑ってしまった。 [ビデオ(吹替)] 4点(2013-01-18 23:22:34) |
7. けっこう仮面2 「We'll be back・・・・」<OV>
《ネタバレ》 永井豪原作だが、同原作者の『デビルマン』がめちゃくちゃにされたら腹が立つ。 でも、『けっこう仮面』は正直どうなってもいい。 別に嫌いってわけじゃなく、B級感漂うふざけた作品になっても、原作もそんなもんでしょ?って意味で。 「顔を隠して体隠さず! けっこう仮面は誰でしょう?」 「おっぴろげジャーンプ!」 とことんおバカで、お下劣、ナンセンスなドタバタパロディ。 裸は出てくるけど、エロさはあまり感じない。 ストーリーの本筋なんかより、どんな気持ちで役者が「けっこう仮面」を演じているのか、そのバックステージに思いが及ぶ。 この作品のバックステージをシリアスに撮った映画が観てみたい。 そっちのほうがよっぽど面白いと思うんだけど。 [インターネット(字幕)] 3点(2012-12-15 00:16:21) |
8. 劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ
この手のバンドや歌手の出てくる作品では、その歌の魅力に引き込まれないと厳しい。歌とストーリーの相乗効果で感動が倍加することもあるけど、ここに出てくるバンドは子ども達まで巻き込んで熱狂する存在には思えない。まったく好みのバンドではないし、置いてきぼりを食らった感じで何の共感もできず。 森下くるみの演技が意外とまともだったのが良かったくらい。 [DVD(邦画)] 2点(2015-09-29 23:28:33) |