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キムリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  三度目の殺人 《ネタバレ》 
是枝監督らしく、言葉の一つ一つや細かい表情に拘って 丁寧に作り上げたのが良く分かります。特に劇中では重盛 と三隅が面会室のアクリル板を真ん中にして話し合うシーン が何度も繰り返されたのに対して、最後の面会ではアクリル 板に反射させて二人をダブらせたショットは中々考えたなと 感心しました。  殺人の動機が娘に性的暴行を繰り返したというのは、 月並みで、もう少し他の理由を考えて欲しかったとは 思いましたが、致し方なかったのでしょうか。  土壇場で三隅が殺人を否認したのは咲江の証言をやめさせる 為というのがみそなのでしょうが、あくまで三隅を救いた い咲江が、証言で「殺したのは自分です」と叫んでしまう リスクがあったのではないかと思います。  色々な問題がこの映画にこめられていると思いますが、その 一つが現状司法制度への問題提起だったのではないでしょうか。 被告の自白以外にさしたる物証がない場合は、自白の信憑性を 幾重にも固めるのが昨今の裁判ではなかったかと思っていました。  もしこれで三隅が死刑になってしまうのであれば、被告自身 が最初から極刑を望んで無実の罪をかぶって自白することで、 被告自身が容易に自ら判決を操作できてしまうことになり、 司法制度自体が無意味になってしまうのではないかと思うの ですが。
[地上波(邦画)] 7点(2019-10-27 12:51:19)
2.  ザ・リング 《ネタバレ》 
筋は分かっているのだけど、それなりにドキドキ感は味わえました。 でも欧米とホラーに対する感性が違うのか、日本人が感じるような おどろおどろしさはいまいち表現できていなかったような気がします。 やはり土地柄の違いなのでしょうか。  それにしても日本版も含めてやっぱりひっかかるのが、サマラ(貞子) と殺される人たちとの関係。確かにサマラは井戸に放り込まれて7日間 苦しみ抜いて死んでいったのはそりゃあ悲惨ではありますが、青春 まっただ中で殺された罪の無い高校生たちにはまだまだこれから楽しい 人生が待っていたはず。それをいわれなく呪い殺されてしまったので は相当な無念さや恨みが残ったはず。それはサマラのそれと比較しても 遜色ないはずで、今度はサマラが皆から呪われて苦しむ番になって しまうのではないでしょうか。私ならそうしますけど。  評価点は呪われると怖いので6点にしておきます。
[地上波(吹替)] 6点(2019-07-03 20:48:40)
3.  細雪(1983) 《ネタバレ》 
有名な作品なので一度は観ておこうと思ってみたのですが、女性たちの関西弁によるしょうもないおしゃべりで始まる出だしの部分で早くも興ざめぎみに。しかし何とも言えぬ趣のある雰囲気が醸し出されていてついつい引き込まれてしまい最後まで観てしまいました。これはやはり名作と呼べる作品だと思います。  原作は軍部により発表差し止めとなり戦後に発表されたというように、戦前の上流階級のまだ贅沢が多少なりとも残る時代の物語。 当時は格式や身分が重んじられる旧社会制度の因習の中で、息苦しさや窮屈さもあったのでしょうが、昨今のめまぐるしく移り変わるネット社会の中に身を置いていると、優雅で時間がゆったりと流れる当時の生活に、なんとも郷愁と憧憬をおぼえてしまいました。 戦争をはさんで今日までに、時代は大きく変わってしまいましたね。  四姉妹と養子の男性二人を演じる役者さんたちの演技が秀逸で、作品を引き立てていたと思います。市川監督が細部にまでこだわって作り上げた作品であることは納得できます。 特に岸恵子さんは、今までは気がつかなかったのですが、その美しさや存在感を改めて感じました。  古手川佑子さんは入浴シーンを監督の指示で何度も取り直したそうですが、役者さんというのは大変なのですね。
[地上波(邦画)] 7点(2016-11-22 12:38:18)
4.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 
子供の頃住んでいた家の近くに有名女子校があったので、ちょっと覗き趣味的な気持ちもなかったわけではないのですが、映画としても合格点だったと思います。漫画の原作を踏まえて新しい要素(杉山さんの志水さんへの思いなど)を加えて演劇部員の数時間をうまくまとめあげ全く違った作品に作り上げたられていたと思いました。全体的な素人っぽい演技(雑談や普通のおしゃべりを自然に演じるのはなかなか難しいと思うので彼女達が別段下手というわけでもないとは思いますが)はむしろこの映画のほのぼのさを演出していたと前向きに捉えたいと思います。三角関係の3人の心の機微の細かな描写は良いですね。 アラを探せば、最初の城丸さんと男の子の絡みはもう少し何とかしてほしかったし、あの男の子は必要だったのか。部内の同級生同士なのにやけに口調が丁寧だったり(志水さんと杉山さんが進路指導室で話すところなんかかなり不自然。相手が部長でも同学年なら当然タメクチになるのでは=原作ではその辺の理由説明があるのですが)、よそよそしかったのは変。お嬢さん女子高ならもう少し美少女がいてもいいんじゃないか、などなど。 好きな人に、しかも一つ間違うと禁断の関係ととられかねないような相手に、素直に告白できる少女達は羨ましい。私も色々な場面で自分の気持ちに素直になれていたらなどと反省してしまう。 
[ビデオ(邦画)] 8点(2003-12-10 11:15:42)
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