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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1996
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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21.  四万十川 《ネタバレ》 
丁寧な作品で、心情の動きが細かく描かれている。  NHKでタモリが四万十川を歩いている番組があったので、 映画の背景がつかみやすい内に鑑賞した。 沈下橋や台風で氾濫する四万十川など、うまく話しに取り込まれている。  川と共に住む人々なので、稲作などの農業はそう盛んではない。 だから、そこに住む人の家族と工事現場作業員などの一時的に住んでいる人の家族との別れがある。 この話では、父親の事故により、しっかりものの長女が隣の県まで出稼ぎに行く別れもある。 思春期の別れは強烈なインパクトがある。 そこを静かに丁寧に、アツくんの成長を通して描かれている。  まだ列島に経済成長の勢いがあった頃で、 四万十川流域の学校にもたくさんの生徒がいた頃の話だ。 令和の今となっては、隔世の感がある。
[ビデオ(邦画)] 7点(2020-02-09 22:29:53)
22.  縮図 《ネタバレ》 
新藤兼人と乙羽信子のコンビ。 乙羽信子さん、きれいですね~。 チャキチャキしていて、魅力あります。  で内容の方は、貧しい故に芸者に売られた娘の生涯。 売られていく娘に対し、父親がひたすら靴づくりの仕事に没頭する。 父親の気持ちは堪らないものがあったろうな。  芸者たちの色々あるが、それでも生きていこうとする気持ちに 芸者道があるような気がした。
[ビデオ(邦画)] 7点(2020-01-05 12:31:07)
23.  淑女は何を忘れたか 《ネタバレ》 
ほんの2~3本前までサイレントを撮っていた頃の作品。 小津らしいコメディ映画である。 やはり小津の笑いのツボはサイレントで鍛えられたらしい。 是非、小津のサイレントも観なければ・・  この映画、面白いところは多いのだが、何といっても おじさんと親せきの娘さんの名コンビぶり。 二人がコート着て、娘さんはちょっと酔っていて、 この二人で動く動きが絶妙!
[ビデオ(邦画)] 7点(2019-10-20 10:46:02)
24.  十九歳の地図 《ネタバレ》 
ちくしょう!チクショウ!畜生!  この主人公の最後の方の叫びは、悲しい。 現実はこうだ。  が、その時、マリアに彼は出会うことになる。 ゴミ捨て場から洋服を見つけたマリアの幸せそうな表情。 男の凍った心に熱いものを感じさせたろう。 柳町と中上のコンビの映画は、どこか心に刺さる。 「火まつり」も好きな映画だ。
[DVD(邦画)] 7点(2019-09-18 23:13:40)
25.  時雨の記 《ネタバレ》 
なんだ、この無礼な男は、と思っていた。 吉永小百合に無礼なふるまいを、けしからん、と・・ きっと建設業で伝統的な建物を壊して、新しい建物を造ってる輩なんだろうな、と。  でも最後、渡哲也演じる男が死に、改めて吉永小百合が彼の書いた和歌を読むと・・ 「吉野山 こぞのしをりの 道かへて まだ見ぬ方の 花をたづねん」 妻以外のきれいな女性にちょっと「たづねて」みたかったんだね・・
[DVD(邦画)] 7点(2019-07-27 19:27:46)
26.  春琴物語 《ネタバレ》 
伊藤大輔にはまってしまった。 で、彼の本流の時代劇を見ずに、 谷崎文学の春琴抄を彼の映画で初体験。  もう、あの場面では「やめれ~~~~~」と 一人モニターの前で体をよじって悶絶してた。 (春琴抄を知る人にはこの悶絶わかるのではないか)  身も心も疲れ切ってしまった。 春琴抄はいろんな監督が映画化してるよね。 他の監督のも観てみたくなった。 (というより谷崎文学の映画に興味がわいてきた)  追伸 京マチ子さんが亡くなられてしまった。 お美しい方だったんですね。
[ビデオ(邦画)] 7点(2019-06-19 01:03:34)
27.  忍びの国 《ネタバレ》 
いや、これは面白かった! キネ旬で評価が高かったので観たが、面白かった。  嵐というグループの大野くんの個性が分かった。 なるほど、こういうキャラを任せるとドンピシャな人なんだね。  平成の時代劇という感じで、トップの人柄も仕える側の考え方も今風でとても 新しい時代劇という感じがした。 今の若者が忍びのように人でないのかどうかは分かりかねるが(劇中そのようなシーンもあるが)、 僕は今の子にピッタシのドラマの在り方が分かったという感じで、とても勉強になった。  アクションシーンも見事で、合戦シーンも今風で、魔法など使わなくても 充分、新しい時代劇ができるんだと興奮しました。
[DVD(邦画)] 8点(2018-05-26 19:05:09)
28.  しあわせのパン 《ネタバレ》 
三島監督に興味を持ったので、鑑賞。  採算度外視のメルヘンパン屋さん。 心地いい2時間でした。  こんな絵本みたいな映画もたまにはいいもんです。
[DVD(邦画)] 7点(2018-05-17 07:29:25)
29.  静かなる決闘 《ネタバレ》 
黒澤監督の医者映画第2弾。  今回は理性対欲望という、男なら非常に共感の多い映画だ。 こんな映画は平成になっても映画を観続けた自分が、未だかつてお目にかかってない。 でも文学では頻繁に取り上げられる題材だ。  黒澤監督は分かりやすく、話にダレがなく、一気に見せてくるので、楽しみやすい。 看護婦の千石規子が魅力たっぷり。 どこか有働アナに似ている。  さわやかなラストに救われる。
[ビデオ(邦画)] 8点(2018-05-09 07:49:53)
30.  処女ゲバゲバ 《ネタバレ》 
若松孝二監督の初期の作品。晩年「キャタピラー」や「実録連合赤軍」など社会派を撮っている監督である。昭和の激動の時期、社会でもがき苦しんでいる若者の叫びの如く、スクリーンに激情をたたきつける監督である。ゲバゲバのゲバとは国家など大きな存在への暴力などによる実力行使のことらしい。ここでも非力な二人の恋人(女性の方は元ボスの女という設定)の大きな存在の前でもてあそばれる様を描いている。タイトルは大島渚によるもの。一見、眉をひそめるようなタイトルではあるが、ギリギリのところで人間を描いている。レンタルビデオ屋に一角を占めるAV(アダルトビデオ)とは志もメッセージも違う。エロはエロでも、一人の人間がもがき苦しむ過程で獣になる一歩手前の煩悶を描いている。人間が獣ではない、獣になったらお終いだというのをメッセージとして伝えてこそのエロこそ、文化と言える。AVは文化ではない。
[DVD(邦画)] 7点(2017-12-09 15:36:02)
31.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 
うーん、手ぶれのアクションシーン健在。今回のボーンシリーズで気がついたのは、このシリーズのアクションシーンは普通の映画のアクションシーンが凝縮してること。多分、膨大な絵コンテが創られてるんじゃないか?と思った。そして相変わらず、このシリーズの肝である、ボーンの気転の切れ味の良さ。ギリシャの国内の騒動をうまく取り入れて、世界情勢がうまく取り入れられてる、これぞ大人まで楽しめる娯楽超大作。ラストのしてやったりのあの音楽から、クレジットロールにつながる瞬間、映画の面白さってこれだよな~と喝采を送りたくなる。しかしこのシリーズ、女性たちがホント死んでいく。ニッキーもボーンシリーズの頃のあどけなさはもうなく、大人の女性の顔だもんね。でも途中で殺されちゃう。脚本家が実にクール。男の世界に女は顔出すなってことかな?
[DVD(字幕)] 7点(2017-06-09 11:45:12)
32.  写楽 《ネタバレ》 
錚々たる顔ぶれの伝説の絵師たち。歌麿、滝沢馬琴、鶴屋南北、北斎そして写楽。でも歌麿はあんなに女郎通いでは絵が破たんしてしまうんじゃないか?と素朴な疑問。蔦屋重三郎の神視線の商売にも疑問。観ていて絵描きのシビアさが描かれることもなく、ただ彼らの群像劇に終わったのが残念。絵師たちのお互いの切磋琢磨ぶりを映画にしてもらいたかった。残念。でも映画そのものは映画職人の手による丁寧な創り。自分らの職人魂から浮世絵師たちの創造の源を想像して、丹念に映画創りをして欲しかった。こんなだらしない人たちにあれほどの絵のきれいな線は描けないでしょう。絵描きって放蕩のイメージがあるのかな?でもそれは置いとくと映画としては見所が多く、特に旅芸者たちの踊りのカッコよさにしびれた。通りで見せるパフォーマンスはカッコいい、むしろ自分だったらそういうのを絵にした浮世絵が欲しいなぁ。
[ビデオ(邦画)] 7点(2017-06-04 12:35:40)
33.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
東日本大震災、福島原発。あのコトを日本を代表する若手クリエイター集団がどのように受け止めたかが、分かった。東京がボロボロにされる無力感に涙すら出た。これは映像だったが、それほどリアルだった。これを観た官僚や政治家が、この国は色んな事案を真面目に考えられる一流国家なんだと胸をはって言ってほしいと願う。取材協力にあの3.11に体を張って事態に立ち向かっていた政治家の枝野先生の名前があることに納得感がある。
[DVD(邦画)] 8点(2017-03-23 13:45:45)
34.  17才 旅立ちのふたり 《ネタバレ》 
集中力もだれることなく、面白かった。映画が2時間っていうのは、確かに出来事の落とし前をつけさすドラマには、必要な尺だが、このようにテーマもさほど凝らずに観る映画としては、もっとこのような1時間の映画があってもいいと思う。韓国にも50分の「あなたを忘れない」という佳作もあるので、ドンドン小品が創られてもいいのではないか?たとえ1時間でもプロの仕事は違うなぁと思わされる出来だ。
[DVD(邦画)] 7点(2016-05-08 21:26:23)
35.  人類資金 《ネタバレ》 
泣いたよ、俺は・・。こんな志の高い監督が日本にいたのかと・・。阪本順治監督は「KT」以来、注目してたけど、どこかキネ旬の優等生という感じがしてた。でも、違う。この人はホンモノです。でなきゃこんな格調高い社会派経済映画が撮れるものか!何故この作品が、2013年度のキネ旬ベスト10に入らないのか?憎みつつ一緒にいるみたいな変なラブストーリーが入ってるくせに、なぜこんな本物が入らないのか?それにしても日本には世界に誇るものがまだあった、と思った。社会派ドラマだ。アクションの合間に最近の時事問題がちりばめられてる程度の娯楽社会派ではない。正統派社会派ドラマだ。エンドロールを観てたら、原作は福井晴敏さんだった。「亡国のイージス」以来、このタッグはいいね。最後の国連の演説は、僕にはルメットの「評決」のようにも思えた。青臭くて何が悪い!最高のキャストで、最高の見せ場で、これこそ映画ですよ。まだ阪本順治監督が、この国にはいた!ラストのラストは、阪本順治監督の次回作にでもとっとてほしかった。日本財政破綻のドラマを創ってくださいよ、そしてキネ旬ベスト1取りましょうよ!阪本監督!!!
[DVD(邦画)] 10点(2014-05-11 00:47:22)
36.  じゃりン子チエ 《ネタバレ》 
なぜか涙がこみあげる。今、こんな地域が日本にあるでしょうか?
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-06 01:59:10)
37.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 
巨人、大友克洋の問題意識についてこられる人間を集めて創られた、日本アニメの最前線。手書きにこだわるジブリに対して、大友たちは最先端の技術を使うことをためらわない。そこで表現される日本の伝統美の再発掘。矛盾のようにも思えることをこのスタッフはやってのける。大友さん、あなたはそんなに急いでどこに行くつもりですか?ついていこうとする人間は、もう息切れ切れですよ。まるであなたの初期の作品「聖者が町にやって来る」の売れない3人のアマチュアバンドのように・・。かつてあなたも誰かを追いかけてたってことでしょうか?
[映画館(邦画)] 7点(2013-08-17 01:11:56)
38.  少年時代(1990) 《ネタバレ》 
冬の夜、何となく井上陽水の曲を聞きたいと思い、観た一本。良いよねぇ。ラストは本当、ジ~ンとくる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-02-12 02:48:05)
39.  十三人の刺客(2010)
三池崇史版「七人の侍」。菊千代もいるし。「クローズZERO」で見せてくれた集団対集団の映像の整理されてること。凄いな、と思います。敵があれだけいたら、もう生きて帰れないと覚悟したんでしょうね、みんな。それが侍ってやつですか。松方のおっちゃんがさりげなくスゴカッタ。
[DVD(邦画)] 7点(2011-06-22 02:15:47)
40.  忍ぶ川 《ネタバレ》 
こんなに幸福なラブシーンがあるだろうか。女の子がなりたいものは「お嫁さん」という気持ちもわかる。かつては、こんな幸せな映画があったのだから。今は2時間の映画の中で女性と男性が出会って、すぐラブシーンなんかあるから、何か薄っぺら~いもののように感じられて、性の解放なんて叫ばれたが、やはり人生は二人の男女が共にお互いを大事に思い、その愛の結実として、二人が抱き合う、そういうものではないか。結婚が何かつまらないことのように感じられて、少子化である今、このような映画こそ、創られるべきではないか。というより、熊井啓監督は飽きさせない展開で、この純愛を描いた。が、男女の恋愛というのは、本当飽きさせない展開で、若者は映画なんか観てるより、お互い大事に思える異性を探すべく、「旅」に出るべきだ!などと思ってしまった。社会派の熊井監督は、この男女の背景に当時の社会的状況を置いて、この映画を描いたが、本当は男女の愛とはこうあるべきだというテーマこそ描きたかったのではないか?この映画を観て、夜、レンタル屋に返しに行く町の風景が、東京から故郷へ帰る夜汽車から見えた地方の町の風景と同じように感じられた。
[DVD(邦画)] 10点(2011-05-17 23:59:00)(良:1票)
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