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1.  時雨の記
設定からすれば、人生の酸いも甘いも噛み分けた二人の、さまざまな心理の重なりや時には思惑の交錯なんかもあってしかるべきなのだが、そんなことには微塵も配慮されていません。この脚本上の二人の台詞は、その辺の高校生や大学生であっても成り立ってしまいます。加えて、こういった話では周辺人物をいかに生かすかというのが分岐点なのですが、佐藤友美はほとんど出番がない上に夫との関係がどういうものだったかもまったく分からないし、林隆三もただの「仲の良い友人」というだけ(しかも最後の方で突然出てくるあのナレーションは何?)。あと、細かいところですが、神山繁先生まで起用していながら、意地のようにアップで撮らないのも腹が立ちました。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-05-02 02:20:16)
2.  資金源強奪 《ネタバレ》 
ヤクザ映画っぽい雰囲気を漂わせてはいながら、やっていることはハリウッドばりのクライム・コメディ。この切り口はかなり斬新です。出てくる人出てくる人が、ことごとく金のことしか考えてないのもナイスです。ただ、実際の作りの部分は今ひとつというか、発想の豊かさに手法がついていかなかったというか。まず、川谷拓三と室田のオッサンにワーワー騒がせているだけなのが、耳障りな上にもったいないです。前半は三馬鹿トリオみたいな感じにしたかったのかとも思いますが、それならこのキャストにすべきではありませんでした。梅宮辰夫の汚職刑事も、ここは真剣に怖くすればするほど笑いもでてきたはずなのに、中途半端に緩くしようとして、消化不良気味になっています。それと最後のクレジット、時効がどうのこうのともっともらしく書かれていますが、海外に出ちゃったら時効は停止するのでは・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2024-04-11 01:54:53)
3.  十手舞 《ネタバレ》 
最初のいきなりの容赦ない処刑シーンから影十手の誕生といったあたりは、おおこれは、と思ったのですが、映画はそこで終わっていました。なぜかそこから突然父娘の情緒的愁嘆場に突入してしまうし、そもそも、社会から存在を抹殺されたところに意味があるはずの影十手が、妻子がどうのこうのとこだわっているのもおかしい(というか、いること自体がおかしい)。そして誕生した石原の影十手は、特に何をするでもなく、ただじっと様子を見ているだけ(それも滅茶苦茶目立つ格好で)。タイトルからすれば、華麗な舞のテクニックで侍どもを翻弄!という展開を期待するも、そんなシーンもほとんどないし、いくつかある箇所もえらくしょぼい。もちろん、石原のど下手な演技がそれに輪をかけています(この人、ほかの作品ではここまで下手ではなかったと思いますが)。と、石原に責任が集中しがちな出来なのですが、かりにその点を抜きにしても、例えば「十手」が重要要素であるはずなのに、刀と十手の衝突の音や質感、十手で刀を押さえ込むときの力感やひねり具合などをまるで撮っていないという一事からしても、そもそも制作側に根本的にやる気がなかったのが分かります。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-24 02:13:38)(良:1票)
4.  次郎物語(1987) 《ネタバレ》 
文部省選定、原作は古典文学、キャストはいかにもないい人たちばかり・・・と、類型的な優等生作品を想起させるのですが、それにとどまってはいませんでした。まず、子役にしっかり演技がつけられている(特にバタバタした動きの生々しさ)ところで、演出側の気合を感じさせます。随所に挿入される一面の田園風景や、屋内シーンの適度な暗さも上々です。その中で、主人公次郎が地道に成長していく過程も、堅実に表現されています。●とはいえ、やっぱり一定枠は脱しきれていないのですけどね。主人公一家が経済的に破綻していくくだりなど、競りの場面だけではなくて、もっと日常レベルで切り取ってほしいところでした。あと、せっかく高橋惠子さんを起用していて、しかも出番もそこそこ多いのに、母親としてのさしたる見せ場がなかったのも残念。その割に、終幕の病状場面の描写はやたら長いです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-02-20 21:40:52)
5.  新・極道の妻たち 惚れたら地獄 《ネタバレ》 
これまでと比べて、随分キャスティングが小粒になった感があるなあ・・・と思っていたのですが、中盤までは案外悪くない内容でした。今回は、弱小組の悲哀みたいなのがテーマっぽいのですが、その路線では一貫しています。そして、世良と小西も頑張っていますし、何よりも清水宏次朗が、ギラギラした跳ねっ返りの部分を、しつこくない程度に上手く表現しています。さすがビーバップ上がりは鍛え方が違います(笑)。肝心な部分で高島忠夫と山下真司のどう見ても極道に見えない良い人全開ぶりが足を引っ張っているのには目をつぶります(そもそも山下さん、関西弁練習しなかったのかな)。斉藤慶子を完全一般人の位置づけにしたのも正解。小川沿いで子供たちを見ながら語り合うシーンは名シーンだと思います。●ただ、無意味に時制が飛ぶ「一年後」からテンションが急降下していまして。意味もなく世良のパートがダラダラ続きますし、そこからラストまでの持っていき方も、エンスト起こしまくりです。あれだったら、絶望的な窮地に追い込まれるも、岩下・山下・世良の3人で出入りをかけて敵はとりました、の方がよほど筋は通ってすっきりしていたのではないでしょうか。そうそう、中条も結局「ただいるだけ」で、才能を感じさせる場面がありませんでした。●それと、この作品での川島なお美は、映画史上有数の「無意味な脱がされ方」だったのでは・・・。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-14 00:06:21)
6.  新・極道の妻たち 覚悟しいや
多分東海地方の一家という設定なんだろうけど、キャストの皆様の無理矢理な名古屋弁に、もう最初から笑いが止まらない。その割には志麻さんは従前通りの関西弁だったりして、一体どういう関係なんだ、この人たちは。●で、中盤で北大路欣也が登場して重要なポジションになっていくはずなんですが、まあ、北大路さんをこれほど格好悪く撮れるというのも、逆にびっくりです。もちろん、悪い意味で。●最後の方なんかも、脚本家が事態をどう処理していいか分からなかった模様で、完全にグシャグシャですね。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-02-07 01:40:33)
7.  新・極道の妻たち 《ネタバレ》 
3~4作と質が降下して、もうどうなってしまうんだろうと思っていたのですが、意外に持ち直していました。かたせ梨乃を弁護士という第三者立ち位置に置いたのも正解だし(だからこそ最後のあれはないが)、多様な登場人物もそれなりに整理されています(が、あれだけ神原神原と言っておいて、肝心の敵ボスは登場なし?)。しかしやはりこの作品の見どころは、綿引・本田・西岡・石橋、そして夏八木勲という巧者の面々の皆様でしょう。画面に登場するだけで安心感があります。というか、どの人ももっと出番欲しかったです。こういうときは、それぞれに短時間でも見せ場を確保してそれを集積させると、かえって主役が引き立つんだけど、まあそこまでは無理でしたね。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-01-24 01:23:07)
8.  新源氏物語
やっぱり、制作側が表面を再現するだけで手一杯だったのかな・・・。全部が似たような状況の似たようなやりとりの繰り返しになっているし、何よりこれだけ揃えた女優陣がみんな同じ芝居をしてしまっている。雷蔵も、言われたことをそのままやっているという感じで、演技に伸びやかさが感じられません。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-01-13 22:58:45)
9.  新・喜びも悲しみも幾歳月 《ネタバレ》 
紺野美沙子の出番が多い。大原麗子の出番も多い。そして2人の共演シーンもたくさん!私にとっては、これだけで低い点はつけられません。ただし、麗子さんの口うるさいシーンが多めなのはちょっと残念。●もっとも、キャスティング頼りというわけではなく、内容的にも、各地の灯台回りというコンセプトは露骨ながら、各地の展開がつながっていないようでつながっているという不思議な世界を構築している。●で、終盤までは上々だったのですが、広島の夕食会+宮島のシーン+五島のくだりというしっかりした着地をしていながら、その後の2幕がまったくの蛇足。というか、五島に居を定めるというのが感動ポイントだったはずなのに、さっさと東京に出てくるって、何よそれ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-01-05 01:39:16)
10.  シン・ゴジラ
導入部で、勢いだけは感じつつも、えらく場面も台詞も切り替わりまくりで目まぐるしいなあと思っていたら、最後までそのまま行ってしまったのにはびっくりしました。この時点ですでにダメです。一つ一つの場面や台詞にいかに重みを持たせるかということはまったく考えられていないばかりか、むしろ積極的にその逆方向に行っています。つまり、役者たちはただの段取りをこなしているだけであって、演技は何もしていないということです。●そのことからは必然なのですが、人間側(政府側)の各人物が、有能とはいわなくてもせめて魅力的には映ってほしいのですが、それも達成されていません。もちろん、これだけ登場人物がいながら、それぞれの個性もありません。ということは、それを一掃するゴジラの怖さも表現されないということです。ただ、映像がそこにあるだけです。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-12-13 01:19:18)
11.  島田陽子に逢いたい
島田陽子が島田陽子を演じるというのはまだしも、そこに枠外のインタビューまで随所に挿入してしまうというのは、完全に構想倒れというか、すでにその時点で制作側の自己満足に突入してしまっているのではないだろうか。その上で、1ファンが大女優島田陽子と接してあれこれという筋立て自体は必ずしも悪くないのだが、一番の問題は、そういう作品なのに、ましてタイトルにまで謳っているのに、わざととしか思えない安っぽい映像の下、肝心の島田さん本人がまったく美しく撮られていないこと。というか、撮影側にその意欲が見えないこと。
[DVD(邦画)] 3点(2023-11-20 23:40:17)
12.  志乃ちゃんは自分の名前が言えない 《ネタバレ》 
導入部でいきなり吃音をテーマとすることを宣言していながら、そこから逃げない。「歌がきっかけで声が出るようになる」とか、「特定の友人とはナチュラルに喋れる」とか、逆に「メモを駆使してコミュニケートに支障はなくなる」とかいうお決まりパターンもない。カメラは地道に2人(あとせいぜい1人)を追い続けるし、主演の2人の演技も、それにしっかり立ち向かっている。そこがいいです。ラストも、いきなり志乃がステージに上がってめでたくデュオ完成、なんてことにはもちろんなりません。●一番の欠点は、ギターの彼女の好みと実際の演奏音楽がまるで違っていること。あのrockin' on誌は90年代初頭くらいかと思いますが、それにのめり込んでいる高校生が、自分が生まれる前のフォーク、しかも音楽の教科書に載っているような優等生フォークって・・・音楽はこの作品の中心要素なんですから、ここはもっと慎重に選ぶべきでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-09-21 01:26:05)(良:2票)
13.  しとやかな獣 《ネタバレ》 
狭い団地の一室で、出てくる人出てくる人が、ことごとくろくでもない人たちばかり。しかも全体としては奇妙にバランスがとれているという不可思議さ。途中、満を持して登場した蝶々さんがあっさり跳ね返されるくらい(そしてそれを納得してしまうくらい)、室内に負のオーラが充満しています。●その中でも圧倒的に怖いのは、山岡久乃のお母さんです。物腰や口調は善人っぽいのに、根本の根本がずれています。ほとんどサイコパスの領域です。その上で、やって来る人にはいかにも礼儀正しく腰低く接したり、ちょっと息子を叱ってみせたりする演技など、あまりの怖さに泣いてしまいそうです。普段はいい人キャラが多い久乃さんだからこそ、その怖さも際立っています。●カメラもやりたい放題なんですねー、斜め上から会話をする2人を撮りつつ、画面の隅で、壁向こうで立ち聞きをしている別人物をフレームに入れているショットなど、美しさに目眩がしそうです。まあ、勢い余ってやりすぎなところもありますけどね(人物の来訪に合わせて、玄関口で足元から真上を撮るカットとか)。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-06-09 21:20:58)
14.  仕掛人梅安
とりあえず、錦之介/嘉葎雄/十三の安定した芝居だけでそこそこ楽しめます。特に十三は、悪役が楽しかったのか、大いに気合が入っています。ただ、作品としては、前半の緊張感に比べて、後半は何か登場人物(特に脇役)を使いこなせていない感じで、ちょっとぐしゃぐしゃになってしまいました。それと、元締の縄張り争いというテーマ設定も、何だかなあ。やはり仕掛人は、闇からひっそり巨悪を仕留める存在であってほしい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-02-28 23:45:43)
15.  地獄の掟に明日はない
このもったいぶったタイトルとは裏腹に、何ともしょぼい内容です。そもそも主人公の高倉健が、ヤクザといわれても堅気といわれてもどっちでも通用しそうなのは、演出の根本がおかしいのではないでしょうか。また、高倉・十朱・三國の中心3人の演技の息も合っていませんし、佐藤慶が敵ボスというのも変な感じです。脚本自体、担当者が締切に追われて1日半くらいで適当に書き上げたようなレベルです。そういったことを総合して、進めば進むほどつまらなくなっていくのにびっくりしました。
[DVD(邦画)] 3点(2023-02-06 23:29:24)
16.  自由戀愛<TVM> 《ネタバレ》 
元はテレビ用の作品だったということなのだが、そう思えないくらい、美術関係も衣装もしっかりしているし、照明もまずまず。また、脚本についても、軽率な盛り上げを避け、登場人物の心理を落ち着いて描出している。その中で展開される女性2人が逆転していく構図が、ドラマとして何とも味わい深い。●というわけで中盤までは良かったのですが、終盤は何か女性の自立どうのこうのが台詞でいちいち言われているのが教条的だし、突然出てくる関東大震災云々のくだりも、意味がよく分からない(時制飛ばしの一手法だったのかもしれないが、それにしては出てくる人物に変化がない)。その辺で1点-しようかと思ったのですが、最後に優一郎をさらっと出すだけですべてを語らせるセンスは光っていたので、そこで+1点。●あと、最初の方で女性2人が渡る屋形つきの橋って、虎渓山永保寺ですよね。町中の一場面っぽく撮っていますが、その先にはお堂があるだけですよ(笑)。
[DVD(邦画)] 6点(2022-12-06 00:47:37)
17.  上意討ち 拝領妻始末 《ネタバレ》 
いやもうこの作品は、三島+神山+山形という悪のトライアングルの威力が絶大です。特に神山繁の撮り方などは、メイクにも照明にも凝った跡が見えて、この方のキャリアの中でも出色です。その3人があちこちの場面で手を替え品を替えネチネチネチネチと迫ってくるのですから、もうたまりません。それを考えると、むしろ三船+加藤剛の方が、正義としてのインパクトが弱いかなあ。加藤剛も頑張ってはいるのですが、この人の場合、何をやっても冷静沈着・頭脳明晰に見えてしまうので、こういう思い悩み直情型の役には、どうも合ってないのですよね。また、司葉子も悪くはないのですが、雰囲気が妙に落ち着いていて、理不尽な運命に翻弄される人には見えません(よって、最後に駕籠から下りてきたところでも、それまでとあまり変わっていない)。あと全体としては、司葉子の最後のあのシーンから急にそれまでの心理の綾がなくなって、単なる斬り合いになってしまいました。
[DVD(邦画)] 6点(2022-11-21 01:11:27)
18.  蒸発旅日記
ひたすら「何やら怪しげなシーン」が雰囲気のみで流れていっているだけ。どうです常道の映画からは外れているでしょう、という作為が満ちているので、逆に表現の閉塞性しか感じません。
[DVD(邦画)] 1点(2022-04-24 23:43:48)
19.  少年時代(1990)
キャスティングにはそこそこ期待したのですが、何とほとんどは子役の芝居ばかりだったとは・・・。しかも演技指導がきちんとつけられていないため、見ていて非常に辛いです。それならば大人の役者と絡ませて個性を引き出すとかの工夫をすればよいのに、そこまで手が回らなかったと思われます。仙道敦子の20代時の映画出演作は貴重なので、点数はそこに対して。といっても、かなり雑な使われ方ですが。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2022-04-08 02:04:05)
20.  昭和おんな博徒 《ネタバレ》 
江波杏子が理不尽に夫を殺され、その復讐を行っていく。と、実にシンプルこの上ないストーリーなので、あとは流れに身を任せていればよいわけなのです。●しかしこういう復讐ものって、いかにその一瞬にそれまでの背景の重みと情念を込めるかが勝負なのですが、最初の雨中の一刃が死ぬほど格好良い(その後の汽車での手洗いも込み)のに比べ、その後がどうも・・・。渡辺文雄の場面なんて、そこまで回りくどくしないといけないか?逆に、場数と経験を積んだことによって、冒頭よりも冷静かつ迅速に本懐を遂げられるはずでは?と思ったり、最後の大田原については、みんなの前で説明的な説明をしてしまうのがかえって無粋に感じたり(これから大田原の晴れ舞台というところで、舞台裏かどこかで容赦なく一閃、とかの方がよかったと思う)。●それとこのタイトルの割に、博打のシーンがほとんどなかった気が・・・。
[DVD(邦画)] 5点(2021-11-15 00:30:07)
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