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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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1.  ジョゼと虎と魚たち(2003)
ジョゼの祖母が死んだと聞かされたとき、私も恒夫同様跳んでいっただろうと思う。今でさえ誰かが車いす(買えないので乳母車)に乗せてくれなければ外出できないのに、側に誰もいないとなるとどんなに不自由だろう。(乳もみゴミ出しは妙にリアル)しかしジョゼは平然、元々海の底にいる者はそこにとどまる限り何の不自由もないのかもしれない。タイトルは何これという奇抜なものだったけど、中身はとても純粋でリアルで切ないものだった。これだけ強く印象に残った映画は他にはあまりない。
[DVD(邦画)] 9点(2014-07-19 21:30:29)
2.  終戦のエンペラー
この映画を日本映画として見ると多少物足りないかもしれない。しかし米国映画として見たら、おつりが出るほどの良い映画だと思う。外国人監督が日本を舞台にした映画を描くと多少なりとも違和感を覚えることが多い。日本の文化や伝統、因習、生活空間といったものが欧米とはすごくかけ離れているからだ。ところがこの映画は、私が見たそういったものの中で一番違和感がない。それどころか、日本人監督以上に戦争直後の日本を描いていると思う。またその時代において、天皇とは何か、戦争責任はあったのかを追求していった実在の人物フェラーズ准将には頭が下がる。我々日本人にとっても天皇がどういう存在だったか知ることができるし、大詰めの天皇とマッカーサーの面談は見もの。この映画は日本人だけでなく、広く外国の方にも見てほしい映画だ。
[映画館(字幕)] 9点(2013-07-31 21:28:25)(良:1票)
3.  衝動殺人 息子よ
この映画を見たときの衝撃は大きく、震えが止まらなかったことを今でも覚えている。「犯罪被害者等給付金の支給に関する法律」はこの映画が製作されたとき(映画を見たとき)はまだ制定されていなかった。しかし私と同様、多くの人が絶対に制定しなければならない法律だと思ったことだったろう。そして映画が一役も二役も貢献したことは言うまでもない。映画では吉永小百合さんなど主役を演じてもよさそうな大物スターが何人も脇役で出演しているが、これはおそらく運動に共鳴し引き受けたものと思われる。映画は加害者側を描くことによって問題を複雑にすることなく、ひとえに川瀬周三とその周辺を中心に描いたのが良かったし、訴える力になったのではないかと思う。 
[映画館(邦画)] 9点(2013-01-29 08:45:30)
4.  時代屋の女房
猫のあぶさんから始まって、涙つぼ、覗きからくりと印象に残るシーンがいっぱい、夏目雅子の魅力いっぱいの映画だ。男と女のファンタジーというかロマンというか、コメディチックな中に切ない。私のお気に入り映画のひとつ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-06-02 21:12:32)
5.  少年H
空襲で焼け出されるシーンはあっても戦闘そのものはなく、それでいて戦時中の日本の様子が手に取るようにわかる良い映画だと思う。戦争一色に染まった時代には、今の平和な時代では考えられような非道なことが数多く行われていた。その一端を知る上でもお勧めの映画だと思う。ただ戦争開始前の肇君好子ちゃんは良いが、5年経った戦後まで同一キャストで引っ張ると幼すぎて年の経過が感じられないのが残念。
[映画館(邦画)] 8点(2013-09-17 16:51:23)
6.  人生とんぼ返り(1955) 《ネタバレ》 
殺陣師(たてし)も新国劇も知らず、前半は見るのに大変苦労をしたが、中盤を過ぎる頃段平が東京へ旅立つあたりから釘付けになってしまった。段平と女房のお春の掛け合いもおもしろいし、何よりも夫婦愛が感じられる。そしておきくとの親子愛も・・・。国定忠治が晩年中風だったことも初めて知ったし、森繁の名演技にもしびれたし、とにかく感動作だった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-12-28 08:58:11)
7.  新幹線大爆破
東京五輪に間に合わせるかのように作られた新幹線、当初の東京から新大阪までの区間が岡山まで伸び、1975年には博多までの区間として誕生した。JRがまだ国鉄と言った頃の話である。その1975年に日本で作られた映画が「新幹線大爆破」であり、ハリウッドのパニック映画旋風に乗ったものだ。しかし、映画を見ればすぐわかるように欧米のパニック以上に情緒面を重んじ、犯人側の人間ドラマも加えたいかにも邦画らしいパニック映画になっている。 そもそも新幹線は高速運転を目標にした高度経済成長の粋であるのだが、高速面だけでにとどまらず、自動列車停止装置(ATS)を備えた安全面もまた重視されたものだった。何らかの異常が少しでもあれば自動的に列車を止める、この安全第一の設計が速度を落とせば爆発する犯人側の策略によって危機に陥る。まさに高度成長を皮肉った映画でもあるのだ。
[映画館(邦画)] 8点(2012-09-30 22:47:45)
8.  社長洋行記 《ネタバレ》 
洋行記だからロンドンかパリと思ったら大間違い、洋は洋でも東洋の洋、香港である。 社長シリーズの中でたぶん最初の海外ロケ、香港の風景が美しい。そして美しいのは風景ばかりではない。東京と香港の両方に店を持つマダムに新珠三千代、そしてもう一人美しき香港娘ユー・ミン。(松任谷さんでなく本家ユー・ミン) 例によって映画は完結せずに、続社長洋行記へと続く。感想はまとめて続編へ。本編だけでも高得点なのだが・・・。 
[映画館(邦画)] 8点(2012-08-02 21:51:16)
9.  少年時代(1990) 《ネタバレ》 
「進二は幸せ、こんな穏やかで良い人たちに囲まれて」と母親が言う。たしかに空襲の悲惨さは免れたかもしれないが、子どもは子どもなりの苦労や悩みがあるのだ。それを知らないのは、母親だけではない。教師や周りの大人たちも知らないのだ。 この映画は空襲の的にさらされる都会を離れ、一人親戚の元に預けられた少年の物語だが、いじめや権力争いそして友情と子どもの心情を描いた名作か名作に近い映画だと思う。(有名な主題歌を除いても) 映画は子供たちが主役だが、その背景にある戦争の影響も忘れてはならない。戦地に出征する恋人に「行かないで」と言うと非国民にさせられたり、戦争が終わって見送る歌が軍歌だったり。軍歌しか知らないのだからという言葉が妙に印象的だった。 最初のうちは子供たちの表情が硬い上に動作もぎこちなく感じられたが、その分は仕方ないことかもしれない。 
[DVD(邦画)] 8点(2012-06-12 08:43:04)
10.  12人の優しい日本人
オリジナルに敬意を表さないわけにはいかないが、私はコメディの要素の強いこっちの方が好き。日本人だし親しみやすいというせいもあるが、全員一致だから間違いないだろうという根本を「いやまてよ、もしかして」という素直な疑問から入るところが良い。あちらが「怒れる」に対し、こちらは「優しい」というのがまた良く、人間愛というものが感じられる。
[DVD(邦画)] 8点(2012-01-30 17:53:15)
11.  事件
この映画が作成された頃の野村芳太郎監督といえば最高だった。「砂の器」「八つ墓村」と続き、この映画を挟んで「鬼畜」と次々と日本映画史上に残る名作を生み出していった。 事件の裁判を正面から堂々と描いた映画で、検察と弁護側の駆け引きもさることながら、証人の思い込みや捜査の見込み違いなどが公判を通して明らかになっていく。そしてその真相は?と映画のラストシーンまでまったく目が離せない。 また一人の男を姉妹で争う心理描写も実に見事であり、男女の愛が理屈通りの単純なものではないことがよくわかる。大岡昇平の原作が野村監督個人の力だけでなく、新藤兼人の名脚本と芥川也寸志の素晴らしい音楽とも結びついて生まれた名作だろうと思う。日本アカデミー賞に輝いたのも当然といえば当然だが、松坂慶子や渡瀬恒彦の汚れぶりも遺憾なく発揮されているし、大竹しのぶも「青春の門」での清純派デビューから、演技で見せる女優へと生まれ変わる一歩であったと思う。
[映画館(邦画)] 8点(2011-05-28 09:19:24)
12.  幸福のスイッチ
家族の中では(特に親に対して)なかなか素直になれないものです。自分がどんなにわがままを言ったり反抗しても、暖かく見守ってくれる親の存在に気づいた時、親のありがたさを感じ、家族の絆が深まるのだと思っています。 この映画は「儲けは二の次、サービス第一」という父親の心情がよく出ています。本当に良い映画でした。 
[DVD(邦画)] 8点(2011-02-03 17:42:14)(良:1票)
13.  社長紳士録
当初は次作「続社長紳士録」で社長シリーズ終了だったため、締めくくる意味でも、長年の恋人どうし小林桂樹司葉子がめでたく結婚する運びとなる。また森繁久彌の方も常務から社長へと出世し、鹿児島の日本澱粉との取引をめぐってのいきさつもなかなかおもしろい。いつもの社長のお供も新婚旅行中の小林桂樹に代わって三木のり平となるが・・・。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-25 10:46:19)
14.  社葬
伝えるための新聞ではなく売るための新聞がある、そういう一面を赤裸々にし新聞社内部の権力闘争を描いた映画だ。だから新聞記者など一切登場しないし、別に新聞社でなくとも舞台はどんな会社であってもいいような感じすらする。重役が多すぎて会長派と社長派とと整理して見ないととまどってしまうけど、軸になるのは学歴なき販売上がりの緒方拳と頭脳をめぐらし画策を図る東大卒エリート江守徹。全編を通じ大変おもしろいが、腹上死の偽装など何か見にくいものを見せられたような気もする。
[DVD(邦画)] 7点(2014-12-12 02:29:19)
15.  忍ぶ川
最初は年食った大学生の加藤剛に違和感を感じていたが、志乃が死を間近にした父親の元へ旅だったあたりから俄然物語に引き込まれてしまった。栗原小巻はとても美しく、加藤剛とともに清純派カップルの純愛ぶりが凄く良い。
[DVD(邦画)] 7点(2014-09-30 20:17:54)
16.  シンプル・プラン
元々は警察に届けないでほとぼりがさめるのを待つだけの単純な計画だったのに、偶然が重なり思わぬ方向へと進んでいく。殺さなくてもよかった人間まで殺してしまうことになり、最愛の兄までも・・・。よくありがちなストーリーにもかかわらず、しっかりとした構成と巧みな心理劇で良質のものになっている。冒頭の真っ白な雪と真っ黒なカラスも印象的。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 21:55:44)(良:1票)
17.  時雨の記
秋の美しい紅葉から冬そして春の桜と移りゆく情景がすばらしい。それに古都と寺院、藤原定家と時雨亭、日本の情緒もまた良い。そしてまた多江と壬生の恋も大人の愛を感じさせてくれる。この小説でしぐれ族ということばも流行したそうな。「堀川さんち、今日はお客さんですね」と景気のいい魚屋さんに思わず笑い。
[DVD(邦画)] 7点(2014-02-27 22:49:51)
18.  女帝 春日局
史実とはずいぶん違うと思うが、竹千代=家康の子という首尾一貫した仮定のもとで成り立っている。これはこれで物語としてはおもしろい。春日局が大奥で権勢をふるうまでのいきさつがわかるし、当時の習慣やお世継ぎ問題など知る上でも興味深かった。それにしても助平な狸だ。
[DVD(邦画)] 7点(2014-01-12 18:27:42)
19.  七変化狸御殿
子どもの頃見た美空ひばり主演映画のひとつ。今見直してみてもおもしろい。ストーリーも明快だ。狸の七変化にふさわしく、いろんな者に化け歌いまくるひばりがすばらしいし、堺駿二のおどけた格好がまた良い。奈良光枝も歌だけでなく顔も見せてるし、広沢虎造の森の石松だって見ることができるのも貴重。蝙蝠軍団のコウモリ傘には笑ってしまう。
[映画館(邦画)] 7点(2013-11-02 05:53:05)
20.  淑女は何を忘れたか
ユーモア溢れる映画で、これが小津映画独特の間と雰囲気によって作り出されている。だがこの映画が作られたのは、日中戦争の発端となった盧溝橋事件の起こるほんの少し前。戦争によって桑野通子のモダンガール姿も消え、小津監督を初め製作担当陣もを駆り出されていくのかと思うと感慨深い。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-12 08:59:41)
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