Menu
 > レビュワー
 > Cinecdocke さんの口コミ一覧
Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 894
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  シン・仮面ライダー
劇場公開最終日に見てきました。  「仮面ライダーファンのための映画」というより、「仮面ライダーファンが作った映画」という表現がピッタリ。 それも筋金入りの。  原典へのリスペクトを散りばめるように、古臭さを残す特撮やアクションのカット割りといい、郷愁へ誘うこだわりを感じた。 反面、令和だからこその現代的解釈が空回りしており、政府関係者を出す意味が感じられず、 基本人気のいないところでの撮影ばかりでスケールがこじんまりとした印象を受けてしまった。 これでは令和の時代に甦らせる意義が弱い。  あとは庵野監督の悪い部分が終盤はもう剝き出しで、内省的な展開がひたすら続く最終決戦はもういいやと思ってしまう。 全編説明不足で新規の仮面ライダーファンでも終始置いてけぼりではないか。 これは彼のサポートを務めていた樋口真嗣が不在で、誰も止められない暴走状態であったことが目に浮かぶ。  「熱量は感じられるが、思い入れが強すぎて客観視できず、明後日の方向へ全力で走っていった二次創作」というイメージ。 シン・シリーズ完結後、庵野監督はどこへ走っていくのだろう。
[映画館(邦画)] 5点(2023-06-04 22:48:19)(良:2票)
2.  七人の侍 《ネタバレ》 
遠い昔に見た。 音声が聞き取れなかったので、字幕にして何となくは理解できた。 改めて思えば、アメリカ西部劇のプロットそのままだったりする。 (だから後の『荒野の七人』として上手くリメイクできたわけ)。  娯楽映画としての要素を全て揃えており、今見ると流石に古臭さはあるものの、 この泥臭さと洗練されてなさが人間の立体感を浮き上がらせている。 動と静の緩急が上手い。  村に平和を取り戻したものの自分たち侍を"負け戦"と称する、 儚さと寂しさと悲哀が漂うエンディングはアメリカでは作れない味わい。 時代の移り変わりに順応できない侍たちは死に場所を求めていたのではないか。
[DVD(邦画)] 8点(2023-01-23 21:37:00)
3.  シン・ウルトラマン
初代ウルトラマンの精神を引き継ぎつつ現代に再構築したという意味で『シン・ゴジラ』と同様のコンセプト。 前半はなかなか面白いものの後半から徐々に失速。 庵野秀明の作風がウルトラマンと合ってないのか、はたまた監督を務めた樋口の演出が庵野の個性と合ってないのか。 次々と出てくる怪獣や異星人のエピソードに一貫性がほとんどなく、TVシリーズのように小分けで見せられている印象を受けた。 つまり、一本のストーリーとしては弱い。 スケジュールの関係で監督を兼任できなかったようで、実現していれば違っていたかもしれない。
[映画館(邦画)] 6点(2022-05-27 23:46:29)(良:1票)
4.  新聞記者 《ネタバレ》 
過去の遺産を食い潰す邦画業界の中で出色の出来だろう。真のジャーナリズムとは何か、本当の正義とは何か、それだけ見て見ぬふりの現状に危機感を持っていると言える。本作はフィクションであるがノンフィクションと地続きで、どこが真実かどこが嘘かを自分自身で見極めなければならない。思想に関係なく、無関心であること、思考停止になることは国家の奴隷と同じ。安直に「妄想乙」と決め付けるだけなら誰でもできる。一番重要なのは本やネットの情報を鵜呑みにせず、"自分で考えること"、"行動すること"なのだから。日米韓のアイデンティティを持つ女性記者役がシム・ウンギョン(熱演)というあたりに、下手したら権力に潰されるかもしれない、日本の排他主義的な病理が垣間見える。松坂桃李の絶望とシム・ウンギョンの焦燥で分断されるブラックアウト。バッドエンドか否かを決めるのは他でもない自分たち。「私たち、このままでいいんですか?」。好きでディストピアを選んでいる人などいない。
[映画館(邦画)] 8点(2019-07-16 20:09:11)(良:1票)
5.  地獄甲子園
『少林サッカー』みたいな漫画的トンデモスポーツ映画ではない。野球はどこへ行ったやらのルール無用の残虐ファイトを描いた不条理ギャグ映画。前者みたいな映画を期待していた自分が悪いが、そもそも漫☆画太郎の漫画は未完当然の、読者を良くも悪くも裏切る作風のため、そのネタを熟知し、寛容な余程の信者でない限り、笑えないのではないだろうか。いや、制作陣ですら本質を理解できているのか? 笑えない。そして、合わない。
[DVD(邦画)] 1点(2017-12-20 21:05:06)
6.  昭和歌謡大全集 《ネタバレ》 
『バトル・ロワイアル』meets『OUT』で若者チームvsオバサンチームの殺し合いバトルもの。と言えば面白そうかもしれないが取ってつけただけの退屈な凡作。表題の歌謡曲に乗せた殺戮が少ないから名前負けしているような。段々荒唐無稽になっていき、核兵器で締めるラストは思ったほどカタルシスもなく。暴力が暴力を呼び、無関係の人間も死んでいく負の連鎖を伝えるにも、双方の人々が表面的で描き切れてない、または魅せ方が滑っているから、昭和は良かった的な明るい共感と、それと隣り合わせの虚無感が素通りしていくだけだ。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-20 21:04:17)
7.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
冒頭の配給クレジットの演出からしても原点回帰であることを宣言する。従来の守護神としてではなく、破壊神として跋扈する様を描くにしても、あくまでメインはその脅威に立ち向かう"日本人"の葛藤と決断に至るまでの会話劇である。序盤まではただの水蒸気爆発だろうと、どこか呆けてとぼけた調子が、次第に巨大生物ゴジラの確認、大惨事を引き起こすに連れて、圧倒的な無力感が広がっていく様は短編『巨神兵東京に現る』を思い出す。BGMにしてもテロップのフォントにしてもエヴァンゲリオンを彷彿とさせるもので庵野イズム満載。とは言え難解さはほとんどなく、ある種のやり投げ感もプラスに働いている。ゴジラを凍結させたとしても、いずれは対峙しなければならない現実。欧米のように核で済ませるほど単純で明瞭ではなく、後回しさせるところが日本人的。それでもこの映画は、現在でも混沌から抜け出せない日本人に対して、希望に満ちた「イエス」と答える。そういう意味では、特撮もとい邦画史の転換点になるきっかけを生むのかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2016-09-06 19:34:46)(良:1票)
8.  神秘の法 《ネタバレ》 
地方局で偶然放送されていたため、冷やかし目的に録画。気持ち悪い。ただただ気持ち悪い。見せかけの愛国や保守で誤魔化しているだけで、していることは仮想敵国のゴラム帝国(=中国)と変わらない。前作の『仏陀再誕』はネタとして見れた部分はあったが、これは宗教やトンデモSF絡みの説明で割いている部分がほとんどのため退屈極まりない。仏陀の生まれ変わりとして選ばれた主人公(=大川隆法)の活躍はほとんどなく、ラストの洗脳スピーチに集約されるため、イライラは頂点に達した。偽善と綺麗事で楽に利益が入ってくる大川隆法本人そのもののようだ。相変わらずの自画自賛だけは一流。CGだけは前作よりマシになっていたため(それでも中の下だが)、1点で。
[地上波(邦画)] 1点(2015-10-17 14:25:49)
9.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 《ネタバレ》 
冒頭、デジタル撮影されたTVの再現VTRのような安っぽさで「これで3時間大丈夫なのか?」と不安げに見ていた。しかし、山岳ベースに入ってからその空気は引き締まったものになっていく。物質主義と癒着にまみれた世界を変えるための崇高な理念が次第に手段になっていき、"総括"と称した反乱分子への私刑に移り変わっていくのでは本末転倒だろう。体制側から描いた『突入せよ! あさま山荘事件』を見ていたので、赤軍側の視点は興味深かったが、ラストの監督の主張がやり過ぎなのは御愛嬌と見るべきか。荒削りならではのエネルギッシュさがある反面、大人のアプローチが欲しい。
[DVD(邦画)] 8点(2015-07-09 18:52:52)
10.  シベリア超特急 《ネタバレ》 
冒頭の「ボルシチうまかったぞ」の台詞から撃沈確実。揺れない列車に、洋画色出そうと起用した外国人モデルが泣かせる。部下の見せ場のためにわざわざ外から入ったり、次々と無意味に死んでいく乗客たち。極めつけは自分の足で捜査することなく、断定当然で解決してしまう晴郎の迷推理に尽きる。これでは如何なる反戦メッセージも虚しく響き渡る。エンドクレジット後の全てを台無しにさせる展開も強烈で、冒頭の伏線をここで回収してもセンスのなさを更に露呈させている。畑違いの才人が監督を務めるには相応の才覚と謙虚さが必要で、数多くの映画を見ていても、驕った未経験者がいきなり長編で佳作を撮れるとは限らないとある意味証明した珍作。
[地上波(邦画)] 1点(2015-04-22 20:55:11)
11.  自殺サークル
冒頭の集団飛び込み自殺シーンで一気に引き込まれる。この掴みからどう展開させるか見どころだけど、中盤のライブから雲行きが怪しくなって、ラストで「ハアッ!?」と叫んでしまった。謎を残したまま終わった映画は数あれど、これはただ意味不明なだけで、それすら投げ出して崇高な芸術と自画自賛しているあたり、かなりタチが悪い。
[DVD(邦画)] 1点(2015-01-02 11:34:42)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS