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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1631
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  すずめの戸締まり 《ネタバレ》 
現し世の災いは荒ぶる神の仕業であり、人は都度その身を供して其れを鎮めてきた…というごく日本的で分かりみの深い世界観ではあるのですし、お話自体もまたシンプルでごく分かり易いモノだったかと思います。かつ、その「災い」とゆーのが具体的には「地震」という形象で描かれるのも(ある意味で)今だにタイムリーだとも思いますし、それ故確実に現実世界とこの物語の繋がりとゆーのはまた強まってゆく…という意味ではより共感もし易い・入り込み易い作品にもなっていた、かとは思うのですね。  結論的にはかなり面白く観れたのですが、それでも二点ほど。一つは、そーいう比較的優秀な作品世界を構築しては居るものの、描かれる物語自体は(重ねて)ごくシンプルでかつ然程「深い」というモノではなかったかな、と(⇒まあ別に他の新海作品と同程度、だとも言えるのですケド)。特に、その世界におけるとある「出来事」としてはまずまず興味深いお話だとは思ったのですが、その中に生きる「人の物語」としてはちょっと(いやかなり)軽かったかな、とも。殊に序盤が、また全体的にも結構駆け足気味な展開運びだったしな…とも少~し思ったりしましたかね。  もう一つ、たぶんワリと(人に依っては)感動できる・泣ける…って系統の映画かな~とも思うのですが、ソレってやっぱり結局このお話が(巧いコト)先の震災とリンクされていた、てのがとにかくデカいんじゃねーかな…とゆーのもまた確実にそーは思われるのです。重ねて、その繋げ方が巧くなかった・あざとかった、とかなんて全く思わないのではありますケド、ソレでも私自身は単純にまだ正直、あの震災の話を映画の題材として観たいとはあまり思って居なかったりするのですし、ソレなら最初からそー言っといて欲しかったな…とも(少しダケ)思ってしまいましたよね。  重ね重ね、娯楽アニメ映画としては十分に楽しめると思いますが、評点はそこそこ迷ってのコレでいきます(特に二個目の指摘をより重視して)。
[映画館(邦画)] 6点(2022-11-12 21:54:00)
2.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
世界は決してただ美しい、素晴らしいモノではないのであって、多くの不条理・不正義・不公平と残酷な運命に満ち満ちている。それは人ひとりの力で何とか出来るものばかりでは全くないのだし、そもそも人智に依っては如何ともし難いことだって今だ数多く存在する。だから残念なことに「努力は人を裏切らない」とか「人生は何度だってやり直せる」だとかいう美辞麗句というのは、言葉の使い方の問題でもあろうが確実にそこに「嘘」を孕んでいる、とも思うのだ。人生とは、この世界とは、元々全く「ままならない」ものなのだろう、と考えている。  でももし、そこにただ純粋に素晴らしいことがひとつだけ在るとしたら、人が自分の人生を少しでも、ほんの少しずつでも「前に」進めようというささやかな意志を持ったのならば、その人生はどんな時でも、ほんの少しだけはより善い・より意義深いものにきっと変わるだろうということなのだ。例え明日死ぬとしても、その明日を今日よりも少しだけ何か意味の在るものにすることはたぶん可能なのだ。それだけが、人に許されている唯一つの絶対なのだ(人生の意味とは、ただひたすらにその積み重ねでしかないのだ)。だから、それでも世界は絶対に素晴らしいのだ、と。
[DVD(邦画)] 9点(2022-05-10 21:27:34)(良:1票)
3.  ずっと独身でいるつもり? 《ネタバレ》 
登場人物においてだって、男の側の面々とゆーのが押し並べてかなりしょーも無い連中で揃えられているコトからしても、まずはごく「女性向け」な映画だと言って間違いはないかと。ただ、そーいったバイアス強めの状況設定を通してであっても、肝心なテーマの表現とゆーの自体は(確かにやや強引・安直ではあるものの)、描き出される「結婚しなければ幸せに為れない訳じゃない」「結婚したからと言って必ず幸せに為れる訳でもない」といったモノについてはまず説得力とゆーのがも~十分だと思うし、更にその中にそっと置いていかれる様な「たとえ結婚しても自立した(ひとりの)人間で在り続けるべき」という価値観とかにだって、コレもまあ十分に共感は出来るかと思われるのですね(私は男のほーですケド)。重ねて、決して巧みだ・スマートだ・粋だとは言わないまでも、やりたいコトとゆーのはある程度チャンと出来ている(伝わる)映画だ、とは思われますです。そんなに悪くはないかと。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-01 02:13:14)
4.  スプリング、ハズ、カム 《ネタバレ》 
父ひとり娘ひとり、春の巣立ち…という以上には、ほぼほぼ内容は無いのだね。飾らない台詞で、また格好も付けずにごく真面目に丁寧に語り込んでゆくのは極めてありふれた親子の物語であって、非常に実直な映画を指向しているごく硬派な作品だと言えるだろう(=少し飾らなすぎる、とでも言いますか)。そして、また「繊細」な作品だなあ、とも思うけれど、偶にはこれくらいただ緩やかに流れる時間を過ごすっちゅーのも、人生においては実に必要なコトかも知れないですよね。  舞台の世田谷は非常に好きな「街」感でそれだけでも中々に心地好かったすね(私も上京したて小田急沿線に住んでたのよね)。ただ大家の婆ちゃんにせよインド人にせよ個人的に少ーし苦手な「親切の押し売り」感があってソコは率直にチョイ微妙に思えたカモ?(あくまで個人の感覚です)  そして肝心のキョンキョンは、結論的には本職落語家としては流石!と言ってよい演技だったと思いますが、とは言えその質自体はプロと比べたら中の中くらいかねえ。でも、2回あった長い独り語りのシーンではコレも流石の「話芸」者の貫禄を見せつけてくれたので、そこにはフツーに大満足です。女の子は、よく見るとこれがまたスゲー可愛いのでさーね。
[映画館(邦画)] 6点(2021-09-25 18:43:08)
5.  ステップ 《ネタバレ》 
愛し合う両親のもとで健康に育って、結婚して、子を産み、孫を抱き、そして誰よりも先に死んでいく(絵に描いた様な「普通」の人生)。でも、そんな人生を送るひとって、実際どのくらいいるのだろう。そうじゃなくて「普通」じゃないことの方がむしろ「普通」の人生、なんじゃなかろうかとも思う。  誰の人生だって波瀾万丈、とでも言うか、この映画に描かれる家族にも色々なことが次々と訪れる(善きにせよ悪しきにせよ)。でもそれはどれも実に「ありふれた」ことであり、その意味ではこの上なくシンプルな映画だと思う。だからこそ、誰の心にもどこかしらには引っ掛かる様な感情移入の容易な作品であり、必ずどこかでホッコリと、或いはホロリと出来るという温かい作品になっている、と感じた。親の再婚に対して複雑な感情を抱く娘というのは正に10歳の私でもあったし、妻(娘)を亡くしても義理の親子(家族)の関係が善きものであり続けた主人公一家に対しては、そうではなかった自分と照らしての少しばかりの羨ましさと、そして小さくない後悔を覚えるのだ。  主要キャラの演技については、誰しも殆ど満点と言ってよい高水準であった。國村隼の存在感・温かさには惚れ惚れとしてしまいましたね。だけれども、やはり最後は山田孝之を褒めておこうと思う。多分に悲しさ・辛さを纏いながらも、奥底に十分に強さを抱きそして静かに成長していく様子は、実に味わいのある深い演技の仕事だったと思う。
[DVD(邦画)] 9点(2021-04-02 00:52:42)
6.  スパイの妻《劇場版》 《ネタバレ》 
※以下、ネタバレ全開です  話の大枠は非常にオーソドックスな間諜ものサスペンス、しかし裏をかき合うのは敵と味方ではなく、味方同士なハズの夫と妻である。その二度の騙し合いのトリックはシンプルながらそこまで陳腐というワケでも無く、これを軸に周りを着実に固めてゆけば確実にもっと面白くなったはずのお話だと思う。実際、妻の方が夫を「裏切る」までの前半は、かなり面白く観れていた。  しかし、どうもそこからが率直に色々しっくり来ないのだよね。男も女も感情に一貫性が無いと言うか、一貫性が無いのならその心境が変化することに理由が必要なはずなのに、それもよく分からないと言うか。諸々どうにも引っ掛かる、という意味では(特に感情の流れの整理が)やや雑な映画だと言えるのかも知れないね。雑という意味では、敵方たる憲兵隊の夫婦に対する対応もテキトーなことこの上ないし、終盤で精神病院に居る蒼井優の諸々の状況も(実際の病状・反逆者としての身分・そして何より彼女の抱く感情が)どーにもチンプンカンプンだし、そもそも彼らの行動にどういう意味があったことになっているのかも全く描写されないし(まあ史実と整合しないのだから成功ではないのだろーけど)、レビュー書いてみると結構にいい加減な映画だったなあと思う。建付けがちょっと悪いかもね。前半は心理サスペンスなのだけど、後半は2個目の仕掛けのキレ味を際立たせることに注力した力技なサスペンスになっちゃってて、という。  褒めるとしたら、役者の演技は(特に夫婦ふたりは)割と素晴らしかったですよ。両人ともレトロな時代の日本人の雰囲気の醸し方が実に上手くて(特に台詞の読み方ですかね)、あぁ歴史ものを観てるナァ…という醍醐味を十分に味わえた。ただその意味では、どーにも軟弱な若造で(しかもこいつだけは現代風な)、特に憲兵という感じがまるで出ていない東出クンは、個人的にはかなりイマイチだった(まあ終始一貫してそーなのだから、これは監督の意図なのだろうと思うケド)。
[映画館(邦画)] 4点(2020-10-18 02:13:26)
7.  ストロベリーショートケイクス 《ネタバレ》 
登場する4人の女性は、人生それなりに酸いも甘いも噛み分けて、社会にとりあえずの居場所を築くことにも一応は成功している人生の中級者。そして、気に入らない出来事が身に降りかかってきたりしつつも、日々をごく淡々と過ぎ越してゆくことが出来ている。  しかし、何かが足りないその心の隙間は徐々に着実に広がってゆき、いつしか限界を迎えてゆく。結局のトコロ、足りないそれは「愛」であり、もっと有り体に言えばオトコだ、と言ってる様にも感じられる。女の映画だから当たり前なのかも知れないが、何とも「女々しい」話だとも思うのですよね(ちょっとキツイ言い方かも知れないが)。  『三月のライオン』でも思ったが、無機質な都会の情景から詩情的な雰囲気を引き出す部分には監督の優れた手腕をまま感じ取れる。その雰囲気、あるいはまた随所に見られる一種の画的な美しさ、などというものも率直にわりかし心地良いとも思ったが、話の内容はやはりかなり「繊細」で、個人的にはあまり共感も出来なかった。もう一押し、ちとパンチの効いた何やらかが欲しい…という感じかも。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-09-28 23:58:21)
8.  スマホ拾っただけなのに 《ネタバレ》 
『カメ止め』風の導入部+種明かし構成が大部分を占めるが、明かされるタネというのは、やれ爺が飲んでたトマトジュースの賞味期限が切れてましただの、婆が骨壺にジャイアントコーン入れてましただの、極めてしょーも無い。ただ、恥を忍んでこの構成にすると、臆面も無く映像素材の大々的な使い回しが出来るので(本作も全編80分だが、重複を排除すると実質60分を切るだろう)、更なる時間稼ぎ=予算削減が可能になるのである。  だから本作の場合、そこを抜けたラストの(取って付けな)スプラッタシーンに「これをやりたいがために撮った映画なんだ!」みたいなのが有れば、こちらとしても全然高評価にしますですよ。残念ながら、イマイチそこまでのものは無かった、という、そんな感じ。  一点だけ、主演女優は中盤までと終盤ではかなりキャラが変わっており、そこも含めてそんなに演技に違和感は無かったので、一応褒めておこうと思う(頑張ったね!)。
[インターネット(邦画)] 3点(2020-07-24 00:11:05)
9.  スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 《ネタバレ》 
前作の犯人・浦野には、実はネット犯罪を伝授した闇の師匠が居た…その男こそ、悪の天才ハッカーにしてダークウェブの支配者、Mだ!!  とか言い始めて以降は半笑いで観ていたが(大体開始15分くらいから)、前作で二人だけ評判の良かった千葉雄大と成田凌だけ残してのサスペンス展開は中盤まではそこそこ観れなくもない出来にも思う。終盤はなんかよう分からんが、コミカル要素もふんだんに盛り込まれ、少なくとも前作程度には楽しめるのではないか(個人的な一押しシーンは、お盆を持って登場するアキラ100%)。あと、神奈川県警の無能ぶりはもはや内閣総辞職必至レベルで、これには旧態依然とした日本の警察機構に対する崇高な批判精神を大いに感じ取れる(嘘)。  一点だけ、せっかく北川景子をクビにしたのに、続いて連れてきたのが白石麻衣というのは何がどうなっているのか。こいつらには学習能力というものがないのか。
[映画館(邦画)] 4点(2020-03-11 15:46:10)
10.  スマホを落としただけなのに 《ネタバレ》 
サイバー犯罪の身近な危険性を様々に映画に取り込んでいるが、社会性のあるテーマに挑戦しようという姿勢自体には個人的には非常に好感が持てる。しかし、幅広くトピックスを扱っているつくりからも、どことなく社会啓発ドラマの様な(映画とは言えない)質感にも感じられるし、その大きな原因が一部出演者の大根な演技にあるのも間違いが無い。と言うかなんか全員(更に言えば演出全般も)、低いレベルの方に合わせてしまっているかの様な統一感のある締まりの無さが感じられる。冒頭から終盤までに及ぶテンポの悪さ、入れ替りの不可解さ(いくら何でもDNA鑑定とかするよね?大体なんで友人名義で借金しといて本人名義の借金が無いのよ?)、なんの変哲も無い幕切れも含めて、高評価とはし難い作品。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-02-11 12:03:00)
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