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1.  ドラえもん のび太と鉄人兵団 《ネタバレ》 
ドラえもん映画のナンバーワンはこれを挙げる。リルルとしずかちゃんのやりとりには何度見ても泣ける。次第に人間の気持ちを理解して、自ら消える事で地球を救うことを選んだリルルが泣けて仕方ない。この映画には色々なメッセージが詰まっている。ドラえもん映画史上最高傑作の名にに相応しい大傑作!
[DVD(邦画)] 10点(2006-12-14 21:47:51)
2.  となりのトトロ
宮崎アニメの中で一番、面白いのは何か?と聞かれたら「カリオストロの城」か「ラピュタ」と答えるけど一番、好きなのは?と聞かれたら迷うことなくこの「となりのトトロ」と答える。この映画のどこがそんなに良いのか?失われつつある自然の大切さ、夢を見ることの素晴らしさを教えてくれる。子供の頃はそんなもの世の中にはいないと言われてるものでもいると信じるものがあるように大人になってしまえばそんなものはこの世にはいないというようになってしまうことがある。でも、例えいないと言われてもいると思えることがどれほど素晴らしいことか!トトロにしても猫バスにしてもまっくろくろすけだって、そんなものは架空の生きものさ!いるわけないじゃん!て言われてもいると信じたい。子供心を持つ大人でいつまでもいたいし、そういう気持ちを忘れないでいられたらとこの作品を観る度にいつも思う。トトロに乗って空を飛ぶサツキとメイ、空を飛ぶことのあこがれ、色んなものをこの映画の中で私は教えてもらったと共に体験することが出来る。そんな作品をどうしたら貶すことなど出来ようか!少なくとも私にとっての宮崎映画、宮崎アニメのナンバーワンはこの作品で文句なしです。
[DVD(字幕)] 10点(2005-07-09 21:40:45)
3.  東京物語
この作品は間違いなく小津監督の代表作である。そして、この映画が何故、名作であるかと言われたら、それは何よりも世界共通のテーマである家族の問題、普遍性を感じるからこそであると私は思う。この映画で描かれている家族の崩壊というそのテーマこそ正に現代に通じる大きな問題点であり、それを既にこの時から先を見据えて描き出す小津監督の持っている感性の鋭さ、幸福な過程に突如、訪れる不幸、誰もが一度は経験するであろう人が生きて行く上で欠かすことの出来ない普遍性に誰もが観た後、何かを考えさせられるはずです。そんなこの作品、やはり誰もが発する言葉の美しさ、現在の日本人に失われつつある言葉の美しさがこの作品の中には見える。その言葉の美しさがあるからこそこの映画は人々の心を打つ、感動させるものがあると言えるそんな作品が正しくこの映画!何を言ってるのか全く解らない今の人達こそこの映画を観て、言葉の美しさを学ぶべきだと声に出して言いたくなるほどの本当に全てにおいて美しい作品です。小津映画の特徴にある笑いは少ないかもしれないが、これほど言葉の大切さ、人の心の温かさを教えられる映画はなかなかありません。小津映画を見ないで日本映画を語る。日本映画なんて、面白くも何ともないなんて言うのは大きな間違いだ!この映画を観ると少なくとも今の日本映画にはない何かが見つかる。感じられるはずです。
[映画館(邦画)] 10点(2005-07-03 17:34:47)(良:2票)
4.  ドラえもん のび太の海底鬼岩城 《ネタバレ》 
しずかちゃんの言うことなら何でも聞くバギー、しずかちゃんにごめんね。何時も無理言ってと言われてもいいんです。と涙を流しながら僕、バギーでいる事が辛い。と話すバギーの気持ちが人間的な姿を感じる様に人間ではないが人間と同じくらい人間的です。自分は何の役にも立てず、皆の足ばかり引っ張り申し訳ないと感じるバギーの姿を通して、本当の愛とは何のか?それをドラえもんというアニメを通して、訴える力がこの映画にはある。しずかちゃんが自らの命を張る。ポセイドンに対して、全てを賭けてぶつかって行くバギーがかっこ良い上に泣ける。愛する者の為になら命を賭けて、戦う男らしいバギー、ドラえもん映画でドラえもんが出した道具の中でも最も優しさに満ち溢れた素晴らしい道具だ。いや、登場キャラだ。バギーよ!永遠なれ!
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-03-11 19:32:17)(良:1票)
5.  東京裁判 《ネタバレ》 
これは凄い。よくこれほどの作品を撮ったもんだと感心させられる。我々日本人にとっては忘れたくても絶対に忘れることの出来ない。いや、忘れてはならないというべきである事実、戦争によって大勢の人の命が犠牲になった。敗戦国である日本、敗者である立場から勝者へ(に)対する東條英機の発する言葉がもたらした戦争批判、天皇批判、戦争の責任は天皇であるという言葉が東條氏をはじめとするその他大勢の人達まで巻き込んでいく過程、日本人側の立場から見たら絶対に戦争によって敗北した日本は被害者、アメリカが加害者である。両方の国の弁護士の言い分を徹底的に鋭く描いている点に注目して観れば、勝者も敗者も関係ない。どっちもどっちであるとばかり言われているような気持ちにさせられるほどこの作品の持つ恐ろしさ、人間なんて皆、自分勝手で我がままな生きものであることがよく解る。A級戦犯である東條英機と同じく裁判によって有罪となり裁かれる者達、裁かれる者と裁く者とのお互いのやりとりも何ともスリリングであり、あっという間に4時間半もの時間が終わってしまったような気がする。人が人を裁くこととは?戦争によって勝ったから何か良いことがあったのか?負けた悔しさ、悲しさから何かを学ぶことの大切さのようなものを教えられた気がしてならない。とにかくこれほどの力強いメッセージを持ったドキュメンタリー映画、一年に一度はテレビ、勿論NHKか教育テレビで放送で流して欲しいし、一人でも多くの方に観て何かを感じ取って欲しいと思います。
[ビデオ(邦画)] 9点(2011-09-19 17:30:54)(良:1票)
6.  東京上空いらっしゃいませ 《ネタバレ》 
なんて可愛いんだ!牧瀬里穂演じるユウの健気なこと、なんて純粋なんだ!自分が交通事故で亡くなってしまったことをちっとも受け入れようとしない中で中井貴一のマネージャーの住むマンションの部屋の中、一人で活き活きとしている姿に、そして、二人並んで撮った写真に自分の顔の映っていない姿を見て、そこで初めて自分が本当に死んでしまったのだということを受け入れる姿に、もうそっから最後まで泣けて泣けて本当にヤバかった。既に皆さんが書かれているように別の自分の姿として、ハンバーガーショップで働く場面も素晴らしい。それにも増して、折角、アルバイトで貰ったお金を中井貴一演じるマネージャーの為にと使ってしまう姿と自分へのご褒美に歯ブラシを買うなんて、駄目だ!本当に泣けて、泣けて仕方ない。他にも中井貴一と二人で夜空を見上げ、打ち上げられる花火を見ているシーン、そこでユウ(牧瀬里穂)の言う台詞がこれまた涙を誘う。「わたし、今の自分が一番、好き」自分の生まれた時のまだ0歳の頃から順に自分の年齢を言うシーン、中井貴一以外の仕事関係者には死んでいる筈のユウが幽霊としてまだ生きているということが解らない。交通事故の原因となった笑福亭鶴瓶の白雪の眼の前に姿を表して言う「東京からいらっしゃいませ」、あの場面の何とも言えない気持ちの良さ、あの場面は本当にスカットする気持ちの良いシーンだ!単なるアイドルものかと思っていたらとんでもなかった。牧瀬里穂の演技が下手とか駄目とかそんなことはどうでも良いぐらいに私は感動してしまった。こういう作品に対して、色々とケチを付けたがる頭のお堅い映画評論家がいそうだが、こういう映画を観ても何とも思わない。楽しめない。素直に見れない人は物凄く可哀想だと思う。牧瀬里穂が見せる笑顔の素晴らしさ、見ていて本当に気持ちの良いそんな映画です。
[ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-13 09:37:50)(良:1票)
7.  時をかける少女(1983)
大好きな大林宣彦監督による最初の尾道三部作の真ん中、二作目として撮られたこの映画、十何年ぶりに観ました。以前、見た時は、なんだ!いまひとつだなあ!という風にしか感じなかったのに、何てことだ!やたら面白くて、それでいて、どこか懐かしい。大林宣彦監督の描く世界はいつも懐かしさを感じる。尾道には高校時代に修学旅行で一度しか行ったことがないのに、どういう訳かこの映画、見ていると他の大林宣彦監督の映画同様、もう何年もその場所で自分が生活をしているような感覚になるから不思議だ!大林宣彦監督の故郷、尾道の狭い階段も海が見える丘もその他、学校も何もかもが遠い昔の記憶の中にある懐かしくて、懐かしくて、やたら温かい風情というものを感じてしまい、何かもうそれだけで泣けてきそうだ!主演の原田知世の演技は確かにどう考えても上手くない。いや、むしろ下手くそだが、それが良い具合に作品の雰囲気に合っている。日常の生活の中にふっと起こる非現実的なエピソードがこれまた見事に描かれているのには参った。それにしても、大林宣彦監督はヒロインを美しく描くのが本当に上手い。ずっと前に見た時よりもずっとずっと面白く感じることが出来た。所々映される桜の花やピアノの音、更にはバイオリン、幻想的な映像美、甘いと言えば甘いのたが、その甘さこそ大林宣彦監督の一番の魅力だと思う。そんな甘くて、どこかほろ苦いこの物語とあのラストシーン、私も随分と歳を取ったもんだ!欠点だらけの作品だと思うのに、どういう訳か素直に楽しめたし、また感動してしまったぞ!それしにしてもこの作品の評価が「転校生」や「さびしんぼう」に比べると低すぎる気がしてならない。私は例え甘いと言われようがこの作品も支持します。
[DVD(邦画)] 9点(2007-06-29 22:57:06)(良:3票)
8.  とんかつ大将
ぐるぐるさん、またまた二人部屋にて失礼します。おっと、なぬ?えっ?6点?結構、辛口ですねえ!この作品、私は大好きです。なんと言うのかなあ?川島雄三監督の映画ってどことなくフランク・キャップラ監督的な雰囲気を感じるのですが、違う?私はこれも間違いなくアメリカ的なホームドラマ、そこに流れる雰囲気は間違いなくフランク・キャップラタッチであると思います。そんなこの作品、どの俳優にしても感情移入してしまう何かがあります。上手く言えないんだけど、とにかく好きですこの雰囲気が!俳優のそれぞれの個性、描き方にしても面白く最後は感動してしまった。あっ!そうそう、あのじいちゃん、バイオリンニストが特に良い味出してると思います。とんかつ大将ていうあだ名もなかなか良いんじゃないかなあ!主演の佐野周二はこういう役は本当にはまる。また女優陣にしても3人の女優、それぞれがみんな本当に美しくてこれはいつまでも心に残ると思うなあ!最後に一言!川島雄三監督!私はあなたの作品はどれもこれも笑いと涙のバランスがほど良くて大好きです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-29 19:55:59)(良:2票)
9.  独立愚連隊西へ
前作よりも更に面白さアップ、スケール感もアップし、そして何と言っても役者が現代の日本映画の駄目駄目俳優ぶりとは全然、違って楽しむことが出来ます。戦争映画にありがちな重苦しい雰囲気とは別の笑いあり、勿論、テンポの良いアクションもあったりとさすが岡本喜八監督!個人的にはこの作品が岡本喜八監督の最高傑作だと思う。とにかく本当に面白い映画を撮るというその岡本喜八監督をはじめとする出演者達全員とこの映画の関係者全員の思いが画面いっぱいに伝わってきました。最後にもうひとつだけ!フランキー堺、上手い!さすがの名演技ぶりに拍手!フランキー堺ファンなら間違いなく必見の傑作と言えます。いや、そうでない方にもオススメの傑作です。これ、DVD欲しいなあ!発売してるのかなあ?
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-04 16:24:30)
10.  どうぶつ宝島
東映20周年を飾るに相応しい作品! クレジットに宮崎駿って名前が有るけど、名前が表示されなくてもあっ、これは宮崎駿監督が製作に関わってるてのがよく分かる。初期の頃の宮崎アニメにあったわくわく感、動物との交流、やりとり、更に音楽は何と寅さんシリーズや大河ドラマ武田信玄の曲を作った山本直純だ。今作のオープニング曲のテンポの良さは武田信玄の曲を思わせる。これからどんな物語が始まるのか?という期待感とそんな期待感を可愛い動物や個性的なキャラクター達を交えながら描いている。 最近の宮崎駿監督作品みたいに説教臭さも全くないので、子供は勿論、大人が見ても楽しめるように描いてるのが良い。 タイトル通りどうぶつと宝島、正しくタイトルに偽りなしの作品! カリオストロの城、ラピュタ、ナウシカの様な知名度の高い作品ではないと思うけど、それらの作品を含めて私の様に初期の頃の宮崎駿監督作品が好きな人は勿論、そうでない人にも安心して勧める事のできる作品です。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-02-20 18:57:07)
11.  ドラえもん のび太のパラレル西遊記 《ネタバレ》 
ドラえもん映画の中で怖さという意味では一番かもしれない。ドラえもんがのび太の為に用意した道具、ヒーローマシンの中から出てきた悪者が本当に怖い。この映画、アニメという利点を活かして世の中の人、大人から子供達全員に対してやりぱなしはいけない。その結果が招いた別の世界になることの恐怖を伝えている点が素晴らしい。単なるアニメというなかれ!常にドラえもん映画は人生に置ける教訓を教えてくれている。そこがドラえもんの素晴らしさである。一つの過ちが招いた悲劇、ドラえもんとのび太の姿を通して色々なことを教えてくれている。あのヒーローマシンの蓋さえきちんと閉めておけばと気付いた時にはもう遅いのだ。ドラえもんとのび太のミスを他の仲間達で何とかしようとする姿、カバーする姿こそ助け合いの精神です。誰もがよく知ってる西遊記という話をドラえもん映画として分かりやすく、しかも子供だけでなく大人も楽しめる作品にするところの凄さ、これはそういう作品だ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-02 18:36:34)
12.  ドラえもん のび太の大魔境 《ネタバレ》 
何時もはガキ大将で自分本意なジャイアンが自分の為だけでなく、皆の為に頑張る姿がとにかくかっこ良い。言葉よりも先ずは行動で見せるジャイアンが好きだ。今回のジャイアンは全てのドラえもん映画の中でも一二を争う位かっこ良い。そんなジャイアン、母ちゃんにボコボコにされながら、皆の所に戻ってくる姿に男の中の男を感じることができる。この映画、ジャイアンのかっこよさだけでなくて冒険映画としても良く出来ており、ジャイアンのピンチを他の仲間達が救うシーンもきっちり描かれているので、ジャイアンだけの作品になってない辺りも良い所だ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-03-11 14:51:52)(良:1票)
13.  どぶ鼠作戦 《ネタバレ》 
タイトルだけ見れば「独立愚連隊」シリーズとは別物の様だがどこを見ても「独立愚連隊」シリーズであるぐらい作品の雰囲気が似ていて、岡本喜八監督らしい切れの良いアクション、テンポの良さに笑える場面などもあって飽きさせない上手さを感じることができる。佐藤允の中国人風な男が時限爆弾があるからと言って探してる中、何も知らずに探し物ですか?とやってくる加山雄三、外では豚を捕らえようと大騒ぎしてる所もこれまた岡本喜八監督ならではの作風であり、この映画の音楽から雰囲気までどこか黒澤映画みたいでもあり「隠し砦の三悪人」を思わせるのは岡本喜八監督が黒澤映画が好きなんだなあというものが感じられます。それにしても途中から出てくる田中邦衛はいつ何の映画を見ても「北の国から」の吾郎さんみたいだ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-27 08:47:12)(良:1票)
14.  どん底(1957) 《ネタバレ》 
黒澤映画の中でも、特に白黒の黒澤映画の中にあっても比較的評価が低く、一般受けもされてないような作品ではあるが、私はこの映画も好きです。単なる貧乏な人間の集まりの話でありな゛らそれが何故、面白いのか?と聞かれたら私はこう答える。貧乏長屋に集まる貧乏な人達、ここに集まってくる貧乏人達の中には狂気というものが充満している。例えば長屋の大家である中村鴈次郎はいつも何かに怯えている。その女房の山田五十鈴は物凄い悪女ぶりでまるで人間というよりも獣の如く、鬼のような表情で常に狂ってる。山田五十鈴が愛する男である三船敏郎の泥棒には善と悪との両方の顔を持ち、香川京子に対して惚れてるからこそもう、泥棒なんて辞めようと思ってる。そんな二人の仲の良さそうな所を見て嫉妬し、狂乱し、その後、起きる殺人事件について香川京子を罠へとはめよとする。他にも鋳掛屋の東野英治郎にしても常に怒っているし、その妻もまた他人に対して怒りをぶつけている。役者崩れの藤原鎌足、遊び人の三井弘次、殿様と呼ばれている千秋実、いずれの人物にしても人間て如何に馬鹿な生きものであり、感情を抑えようとすればするほど抑えられなくなるものであるというものを見ているようであり、謎めいた部分が多く、お遍路としてやってくる善人のような老人、左卜全にしても見掛けは良い奴かもしれないけど、本当は悪い奴なのかもしれない。気まずくなった途端に去って行っていってしまう。長屋というたった一つの空間の中だけで色々な人物による何とも可笑しなやりとり、あの変な歌、トントンちきめ♪トンちきめ♪こんちきしょう♪こんちきしょう♪地獄の沙汰も金次第♪仏の慈悲も金次第♪て歌に合わせて踊る男達、ここには人間なんて所詮は馬鹿な生きものなのさ!とでも言ってるようであり、またあの三井弘次の残した台詞「ちぇっ、折角の祭りが台無しだぜ」には何だか昭和の名人と呼ばれている人達の古典落語でも聞かされているような震えに襲われたのと当時にどん底に生きる人間の哀しさや辛さのようなものを見た思いでいっぱいになりました。
[DVD(邦画)] 8点(2009-01-11 11:59:58)(良:1票)
15.  ドラえもん のび太の宇宙小戦争 《ネタバレ》 
久しぶりに見て改めて感じた事の一つ8歳にして大統領とはすげ〜な!しずかちゃんの入浴シーンでのサービスカットは大人向け?いや、子供向けだよねと初めて見た時は友達と会話したのを思い出します。しずかちゃんと飯のどっちが大事だとスネ夫に食ってかかるジャイアンの言うことは正しい。どんな状況でも立ち向かおうとするジャイアン、今作でもジャイアンは相変わらずかっこ良い。かっこ良いと言えば何時もは逃げ腰なスネ夫がかっこ良い。しずかちゃんの為に頑張るスネ夫の姿が見られる作品としても忘れられないドラえもん映画!忘れられないと言えば、既に何人もが書いてるけど武田鉄矢の歌う少年期が素晴らしすぎる。ドラえもん映画史上最高の音楽だ!
[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-11-09 08:43:51)
16.  ドラえもん のび太の恐竜
ドラえもん映画劇場版の記念すべき第1作は小さい頃、母親と観に行きました。ピー助との切ない別れに泣きました。ピー助を隠そうとするのび太の優しさにドラえもんという国民的アニメの良さが現れている。
[映画館(邦画)] 8点(2008-06-08 21:40:33)
17.  東京暮色 《ネタバレ》 
小津監督の映画の中でも好き嫌いで最も評価が分かれる映画ではないでしょうか!小津映画の特徴であるユーモアラスな会話がここではあまり見られない。しかし、相変わらず画面を通して、見ているこちらにも何かを訴えているようなそんな語り口を感じることが出来る。小津映画史上、最も暗い。まるでホラー映画のような冷たさ、寒さを感じる。のどかな日常の中に見える家族への問い、結婚して家を出たものの、夫と上手く行ってない姉(原節子)にそして、男に騙されて妊娠してしまった妹(有馬稲子)とこの姉妹、二人の終始怒っている顔付き、不機嫌そうな態度、その一方で妻に逃げられた父(笠智衆)と父だけでなく二人の娘まで捨てて別の男と逃げた妻を演じている山田五十鈴の演技が素晴らしい。娘からはああだこうだと散々なことを言われつつ、母親としての辛さを見事に演じ、人生の辛さとは何かを訴える。又、一方では二人の娘達がいなくなった後、一人だけの生活をするこことなった父(笠智集)の背中が語る一人暮らしの生活の寂しさ、哀愁、ラストの笠智衆演じる父のあの姿は本当に人生とは何か?一人暮らしとはこれほど苦しいものなのか?という寂しさがにじみ出ていて泣けてくる。これほど暗く重苦しい小津作品は他にはないと私は思うが、これだけ暗い内容にも関わらず音楽はどこか喜劇っぽいのは、やはり小津監督という監督さんは喜劇の監督さんだとこの映画を見て感じることも出来る。好き嫌いはともかく小津監督らしい人生に対する問いかけ、家族とは何か?そういう内容にこれもまたやはりどこから見ても小津映画!私はやはりこんな暗くて重い作品でも支持致します。
[DVD(邦画)] 8点(2007-11-05 19:49:06)(良:1票)
18.  東京オリンピック 《ネタバレ》 
驚いた。流石は市川崑監督だ!ちょいとそこらの記録映画とは違います。オリンピックの記録フィルムを撮るに至って、いきなり東京の街を破壊するというシーンから始まるのには驚かされる。オリンピックを成功させる為に何が必要か?それにはまずは競技会場の設置が必須条件となる。ということは何を意味するか?要するに全て壊した上で新しいものを作る。この発想、それを映像として残す。こんな始まり、誰が思い付きますか?オリンピックの映像となるとただ走ったり、投げたり、戦ったりとそういうシーンだけ映すのかと思わせて、この始まり。そして、この作品、当時のオリンピックに関わった人達の熱い思いが映像として迫ってきます。東京オリンピックを見たことのない私でさえも、当時の躍動する選手達の息使いや地元開催のオリンピックにかける精神のようなものがひしひしと伝わる。いやはや、市川崑監督が一流の監督であり、映像作家であることの証明している見応え十分の記録映画を観た思いでいっぱいになりました。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-04 23:45:42)(良:1票)
19.  トラック野郎 故郷特急便 《ネタバレ》 
お~い!そりゃねえぜ!桃さんよう!せっかく、石川さゆり演じる結花さんに「私、あなたの奥さんになるの!」てあんなこと言われてるのに、でも、それでもやっぱり桃さんは桃さんなんだよね。桃さんらしく、同じドサ周り同士、トラック野郎としての男生きに、そして、愛する女のためにと自分を犠牲にして尽くす姿、それは桃さんらしい別れの台詞にこれぞ桃さんなんだ!これぞトラック野郎なんだとばかりにこれまたとにかくやたら熱い!ライバルとの喧嘩の後のなんだかスッキリとした爽快感、相変わらず、やってることは滅茶苦茶だけど、そんな星桃次朗という男に惚れた。何もかもかっこ良過ぎる。このシリーズのこれが記念すべき10本目にあたる今作、どことなく女の哀しい部分がより強調されているけど、そんなドラマとまた男のバカな一面がやたら熱くて気持ちが良い。
[DVD(邦画)] 8点(2007-05-18 21:53:34)(良:1票)
20.  トラック野郎 度胸一番星 《ネタバレ》 
切ないなあ!桃さんの恋がようやく叶った。夢を掴んだて思っていたのに、本当に切ないぜ!父親の夢である「金山」金探し、そして、金を掴もうとした瞬間、大雨によって流される土石流の犠牲となって亡くなってしまう桃さんの恋のお相手で桃さんに初めての逆プロポーズをする片平なぎさ演じる水名子さんが本当に哀しい。桃さんとトラック仲間で一番の親友、ジョナサンとの喧嘩に友情、ライバルジョーズこと譲治との喧嘩、そして、そんなライバル達が桃さんの見方となって最後は応援する。これこそ正にこのシリーズならではの熱い、熱い男達の友情にどんなに滅茶苦茶でも私はやはりこのシリーズが好きです。最後に一言!「故郷は遠くにありて、思うもの」良い言葉です。
[DVD(邦画)] 8点(2007-05-17 21:02:59)
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