1. おおかみこどもの雨と雪
《ネタバレ》 他レビュアー諸氏の辛口批評を目の当たりにしてビビっております。 すみません、私はオオカミとして生きていく事を決めた息子を送り出す母、 「しっかり生きて」と言う台詞、そして崖の上で凛々しく遠吠えする息子狼の姿、 と言う一連の描写を経て涙腺崩壊致しました。 主人公である母親の言動等、たしかに突っ込み所満載の映画なのかも知れませんが、 女手一つで育て上げた子供達が立派に成長し、それがどの様な形であるにせよ、 子供達本人が納得した上で次のステップに踏み出す姿には人間の琴線に触れる普遍的な何かがあるのかと思います。 他にも、自らの秘密を打ち明ける雪と草平のシーンも素晴らしいと思いました。 良い時間を過ごさせて頂きました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-06-14 14:06:08)(良:2票) |
2. OVER DRIVE(2018)
《ネタバレ》 良作だと思います。 邦画+モータースポーツ物と言う、とかくトホホな展開になりがちなオーラ全開のイメージでしたが、 モータースポーツ好きの一人として観に行く事は責務と思い、不安一杯で劇場に赴きました。 結果としては心配は杞憂に終わりました。 青臭い演出が少々鼻に付く事と、ヒロインが私好みでは無かった事がマイナス要因ですが、 コンマ1秒の世界に鎬を削るモータースポーツの世界を上手く・楽しく・若干荒唐無稽に表現出来ていたと思います。 それにしても、本作で開催されていた様な内容のチャンピオンシップが本当に開催されていたら楽しいでしょうね〜。 飛騨高山の風光明媚な光景の中や、首都高を閉鎖してレインボーブリッジを疾走するラリーマシンの姿は美しかった。 CGの発達有ってこその作品ですね。 願わくば、近い将来にこの様な夢の有るチャンピオンシップが実際に開催される事を祈念して、8点献上致します。 [映画館(邦画)] 8点(2018-06-07 00:38:07)(良:1票) |
3. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
《ネタバレ》 信仰心に目覚めたという背景は有るとしても、あれだけの苦労と努力をして周回軌道に乗ったのだから、 作品の中で一言でも構わないので計画が成功した喜びを爆発させる場面を観たかった。 エンドロールで主人公が帰還後に笑っているかの様な挿絵を見ることは出来るが、どうにも物足りない。 満点で無いのはそれが理由。 アンタバライ!! [DVD(字幕)] 8点(2016-07-05 13:34:34) |
4. ALWAYS 三丁目の夕日
《ネタバレ》 遅まきながら鑑賞。嫁共々大泣き。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-21 18:52:22) |
5. おくりびと
《ネタバレ》 「いつかは誰でも必ず迎える旅立ち=死」という、生き物である以上決して避けては通れず 且つ 送る側・送られる側に関わらず自分の身に置き換えざるを得ないテーマを取り扱っているので、物心付いた日本人なら容易に感情移入出来るだろう。(いわゆる「お涙頂戴」という奴で、人によってはこの点が気に入らない方がいらっしゃるかも知れない。) いずれにしても、納棺士という今迄ほとんどの方が知らなかった職業に脚光を当て、日本独自の習慣である儀式の一つを笑いと涙をちりばめ、庄内の美しい情景に絡めて表現した丁寧な映画つくりには拍手を送る。アカデミー賞受賞は、テーマの特殊性では無くこの点が評価されたのだと私は信じたい。 (追伸:ラスト近く、父親の顔を思い出す一番のクライマックスで前席の方の携帯が鳴った。怒鳴り飛ばしてやろうかと思ったがなんとか我慢した。この場をお借りしてレビュアー諸氏にご協力をお願いしたい。ご自身の親類縁者の皆様に「映画館では携帯マナーモードもしくは電源OFF」の励行を今一度お話して頂きたい。 今回、これが無ければ9点でした) [映画館(邦画)] 8点(2009-03-02 20:51:07) |