181. あしたの私のつくり方
コテコテの青春映画。テーマはありきたりだし、表現にも特筆するようなものはない。セリフ棒読みの役者も多く、大きな感動ポイントもない。しかし、そのわりには最後まで飽きずに見れたし、なんだか、不思議と心に残るものがあった。成海璃子の魅力も大きかったのだと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2008-09-04 01:19:05) |
182. 雨の町
《ネタバレ》 題材は悪くないです。いなくなった子供がせっかく帰ってきたのに、それを受け入れることができない親の悲しみ。使命感から、子供達を殴り殺し続ける男。うまく作れば、感動的な名作になったでしょうに。ラストのほうで成海璃子演じる絢子が好意を持って主人公のもとに現れるが、勘違いで殴り殺してしまうところなんかも、いいプロットなのに。残念なことに、映画の出来がよくないです…。テンポが悪いし、余計なCGはあるし、真木をはじめとする名優たちが、みんな下手くそに見えるという、演出のひどさ。成海の笑顔だけはよかったけど。あと、「カッコウの例え」は、悲しみの軸がぶれるので、ないほうがいいと思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2008-08-09 11:05:44) |
183. おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!
おニャン子世代としては、涙なくしては見れない。80年代フォーエバー。 [映画館(邦画)] 5点(2004-05-02 20:22:41) |
184. 麒麟の翼~劇場版・新参者~
《ネタバレ》 吉永君のお母さんは、吉永君が責任感の強い子だったから、自分のせいでチームが負けてしまった日、夜中にプールで練習したのだと思っていました。溺れたのは、誰のせいでもない不慮の事故。それだからこそ、今の境遇を受け入れ、東京のハナコさんの善意に感謝し、穏やかに暮らしていました。しかし、加賀が真実を明らかにした後は、どうなるでしょう? 吉永君のお母さんは、息子が植物状態になったのは、3人の先輩のせいであることを知ります。東京のハナコさんが、息子を植物状態にした先輩の一人であることを知ります。そして恐らく、これからずっと、3人の少年を恨んで生きていきます。 青柳のお父さんが事件を掘り返し、加賀がすべてを明らかにしたことによって、誰が幸せになりましたか? 二人のやったことは、吉永君のお母さんを不幸にしただけじゃないですか? 真実を明らかにすれば、それでいいの? 人を不幸にしてるだけでもいいの? 加賀は糸川先生を強く非難しますが、糸川先生のやったことは、本当に間違っていたのでしょうか? 糸川先生の意図通り「事故」のままみんなが受け入れていれば、これ以上、だれも不幸になることはありませんでした。それをぶち壊したのは青柳のお父さんと加賀です・・・ という視点がスッポリと抜け落ちた、映画でした。 青柳のお父さんは立派。加賀は正しい、ということで映画は終わっています。薄っぺらいメッセージに閉口します。映画自体のつくりや、ミステリーとしての出来は、まあまあ及第点。 [地上波(邦画)] 4点(2013-03-08 21:49:54) |
185. おろち
《ネタバレ》 ストーリー、オチは、なかなかよかった。しかし映画の出来はイマイチ。テンポは悪いし、絵の撮り方もありきたり。セリフも雑。きっと原作はおもしろいんだろうな。 [DVD(邦画)] 4点(2009-09-04 18:47:15) |
186. カリスマ
《ネタバレ》 とてもメッセージ性の強い作品。言いたいことはよく伝わってきた。メッセージの内容にも共感できる。しかし、それだけ。映画にするなら、映画として面白いものにしてほしい。これなら、エッセイか論文を書けばいい話。最初の人質事件のあたりだけは、映画としての息遣いが感じられた。 [DVD(邦画)] 4点(2008-09-02 18:39:09) |
187. 口裂け女
《ネタバレ》 最初のほうは、面白いんだけどねえ。途中からどんどんテンポが悪くなっていき、グダグダホラーの様相を呈してくる。口裂け女という象徴を使って「児童虐待」を描く、というコンセプトは非常にいいし、映画の冒頭ではそれが成功しかかっているのにね。もうちょっとがんばって作れば面白いものになっていたかな? [DVD(邦画)] 4点(2008-08-29 18:18:04) |
188. オトシモノ
《ネタバレ》 勇気を出して4点です。コメディとしては、これくらいあげてもいいのではないでしょうか。まったく笑いどころのなかった「呪怨」なんかよりは大分面白かったです。「何でやねん!」「あんたが八重子の子供かい!」「トンネル壊せばいいんかい!」「結局何の呪いだったのかは放置かよ!」など、ツッコミどころ満載で、飽きさせません。冗談抜きで、声をあげて笑いました。下手なコメディ映画より上です。 [DVD(邦画)] 4点(2008-08-19 02:45:54)(笑:1票) |
189. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 ラスボス二人が、せっかくあんなにお金があるのに、あんな生活してるんじゃ、いーみなーいじゃーん、と思ってしまいました。たくさんの人命の犠牲の上に立って金持ちになったんだから、贅沢してよ、お願いだから。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-08-13 23:24:03) |
190. 小さいおうち
黒木華の存在感だけは評価できますが、あとは退屈。それなりに丁寧に作ってある気もするのですが、伝わってくるものがありませんでした。 [DVD(邦画)] 3点(2015-03-12 08:28:39) |
191. うさぎドロップ
まず、脚本がひどいです。監督自身によるものみたいですが、せめて脚本は、ちゃんと書ける人にまかせたほうがいいのでは? セリフセリフした、まるで中学生が書いたような脚本で、人物がまるで生きていません。映像の撮り方には工夫がみられますが、「ここは、こう工夫しましたよ」「ここは、こういうことを表現したいんですよ」という主張ばかりが目について物語に入り込めず、結果、映画を活かす効果にはなっていません。ただ、芦田愛菜の演技だけは評価できます。「マルモのおきて」の時の芝居より、ずっといい。彼女の演技分だけの3点。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-06-06 10:01:43) |
192. ポストマン・ブルース
《ネタバレ》 出だしの部分はかなりいい感じで、これは期待できるなと思いましたが、まったくダメでした。「勘違いから犯罪者にされてしまい、どんどんエスカレートしていく」というコンセプトは好きなんですが、人間の反応にことごとくリアリティや必然性がなく、単なるペープサートになってしまってます。あと、プロットがうまくかみ合っていませんね。ストーリーだけでもしっかりつくれば、見れるものになったかも・・。堤真一はやはりうまく、遠山景織子はやはりかわいい。その二つに3点。 [インターネット(字幕)] 3点(2011-10-03 14:04:34) |
193. この胸いっぱいの愛を
《ネタバレ》 初見の時は8点つけて、けっこうな褒めレビューを書いていましたが、久しぶりに観たらビックリするほどつまらなかったです。こんなに感じ方が変わるものなんだな、という発見だけが興味深かったです。 テンポが悪いし、人物が描けていませんね。 タイムスリップもと思わせておいて途中でひっくり返すところがミソですが、それだけの映画・・でした。今観たら。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-09-18 15:54:59) |
194. EUREKA ユリイカ
《ネタバレ》 役者たちの芝居がリアルなところはよかったです。絵もまあまあきれい。でも、何が言いたいのか、さっぱりわかりませんでした。ラストシーンで映像がカラーになり、「EUREKA(見つけた)」の文字。いったい何を見つけたと言うんでしょう? 僕は何も見つけられませんでした。 [DVD(邦画)] 3点(2008-09-11 17:29:43) |
195. 姑獲鳥の夏
《ネタバレ》 よくわからない。前半は、よくわからないなりに、そのよくわからなさが面白かった。「どういうことだろう?」という興味を引く。が、最後の謎解きは、なんかばかばかしい上に、よくわからず、がっかり。絵はまあまあきれいだった。 [DVD(邦画)] 3点(2008-08-20 09:55:54) |
196. BROTHER
《ネタバレ》 寺島が、「よろしくたのむぜ、おじき」と言って頭を打ち抜くところだけが印象的。このシーンを見て、自爆テロのこととか、いろいろ考えちゃいましたね。仮にそれで世界がよくなっても、自分自身はその「よくなった世界」を決して見ることはできない。その決意ってものすごいなあ、と。他のシーンは退屈でした。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-08-13 23:17:04) |
197. Dolls ドールズ(2002)
《ネタバレ》 未成熟な中学生のようなセンチメンタリズムに満ちた異色作。とにかく愛情表現が、どれをとっても押し付けがましい。特に自分の目を潰しちゃう人とか。人の気持ちを思いやれずに独善的な自己犠牲に走る人間たちの幼さに、まったく共感も同情もできませんでした。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-08-13 23:06:57) |
198. 告白(2010)
唯一よかったところは、絵の質感と色あい。あとはグダグダ。脚本は雑で言葉の選び方がおざなりだし、演出も、凝っているのが空回り。人間がまったく描けていなくて、登場人物がみんな判で押したようなステレオタイプ。「書き割り」にしか見えない。シンボリックに「デフォルメ」したつもりかもしれないが、ベースが空っぽものをデフォルメはできないということを露呈しただけ。原作未読だが「もしかしたら原作はおもしろいのかな?」とは思った。でもこの映画からは何も伝わってこない。あと、傑作だった「下妻物語」と同じ監督と思えないほどテンポが悪くて、イライラした。期待していただけにすっごくガッカリ・・。 [DVD(邦画)] 2点(2011-11-15 00:28:56) |
199. THE LAST MESSAGE 海猿
《ネタバレ》 なんだこりゃ・・。前作「Limit Of Love」は名作だったのに! 「海猿」の歴史に泥を塗る最低の脚本。本当に福田靖が書いたんでしょうか??? ストーリーの大筋は前作とまったく一緒ですが、こっちは出来が悪すぎ。ハラハラもなし。感動もなし。ありえないほどくだらない台詞の数々・・・。こんなひどい脚本につきあわされながらも、手を抜かずに芝居をしている役者陣の演技に2点。 [DVD(邦画)] 2点(2011-11-08 23:12:00)(良:1票) |
200. ブラックキス
《ネタバレ》 こういうの受け付けないですね。オシャレともかっこいいとも新しいとも思わなかったです。むかーし、手塚監督の撮ったショートムービーには面白いものもあったんだけどなあ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-10-04 00:48:00) |