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コメント数 1963
性別 男性

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201.  狙撃 《ネタバレ》 
加山雄三と聞いて真っ先に何を思うだろう?映画ファンの多くは爽やかなイメージを想像するはずだが、この映画の加山雄三にはその爽やかさなど一切無い。まるで感じられない。至ってクールにただただコートに身を包み、ビルの屋上から走る新幹線を見ている。新幹線の中にいる狙った獲物、標的を顔色変えずに狙いを定め、殺す事だけを考えている。そして腕時計を見つめ、時間を確認し、実行をする。一滴の狂いもないままに犯罪を見事に成功させるのだ。こんな加山雄三を私は知らないし、初めて見た。この場面は音楽が流れないし、台詞もない。静けさの中に漂う緊張感、昨今の邦画にはない映像感覚と映画的演出を味わえる。またこの映画、ヒロイン役の浅丘ルリ子の存在感とそれ以上に圧倒的存在感の森雅之、森雅之は森雅之で加山雄三最初の犯罪シーン同様に台詞が全く無いにも関わらず、不気味なまでの笑いの中に見え隠れする恐さ、色んな意味で静かな中にある殺気立った雰囲気が感じられて、余計な台詞とうるさいだけの音楽が流れない事が映画としての演出効果を表現して見せてくれている。
[DVD(邦画)] 8点(2015-01-07 23:35:31)(良:1票)
202.  クレージーだよ 天下無敵
植木等と谷啓がお互いの会社(ライバル会社)に乗り込んで色々な作戦でその会社を潰しにかかるやり取りがくだらなすぎて笑えます。作品としては滅茶苦茶で色々突っ込みたくはなるが、何かもう寅さんシリーズや釣りバカシリーズ見てる時と同じで疲れてる時に見る映画、シリーズて気がする。映画の中ではいがみ合ってる二人だけど実際は同じクレージーキャツの仲間として、また天国でいつまでも仲の良い二人であり続けることであろう。
[DVD(邦画)] 7点(2014-12-23 12:36:25)
203.  日本侠客伝 浪花篇 《ネタバレ》 
高倉健が弟の墓参りからその弟の世話になった組の為に色々協力するという話なのだが、一応主役なのだが、後半出てくる鶴田浩二に喰われてしまってるし、それは良いとしても、二人で殴り込みに行くシーンが呆気なく終わってる気がして物足りない。マキノ映画らしい話の筋立てや脇役の描き方やらは相変わらず素晴らしいけどもう少し殺気立ったものが欲しかった。それにしても長門裕之を寅さんて呼ぶ皆を見てると渥美清を思い出してしまうのは私が寅さん(男はつらいよ)ファンだからか?最も寅さんシリーズよりは先に撮られてる作品ではあるけれど。ラスト雪の中、高倉健と鶴田浩二が二人去って行く後ろ姿には背中で全てを語れる男の姿を感じることができる。  
[DVD(邦画)] 6点(2014-12-10 20:06:10)
204.  野獣死すべし(1959) 《ネタバレ》 
仲代達矢演じる大学生伊達の目の力強さが凄い。見た感じは真面目の様でありながら実際は凄い悪人ぶりである。常にギラギラしていて自分の目的の為ならばなんだってやる。殺人だってお構い無し!日本人が作る映画やドラマによくある犯罪者に同情をみたいな物など一切無しである。至ってクールであり、センチメンタルなど全く無い。そんな物はむしろ嫌いであるのだ。ある店で貧しい姿で花を売りに来た老婆に対しても金をやるから歌え!踊れ!と吐き捨てるし、同情で金を貰う奴など許せないといった有り様だ。そんな主人公が完全犯罪を成功させ、飛行機で日本を去る。しかし、完全犯罪など成立しない。ラスト伊達の恋人を見つけた刑事、東野英治郎が放つ台詞は犯罪者は何処へ逃げようが犯罪者であり続けるのだというメッセージが込められていて、色んな意味で考えさせられる映画になってる。
[DVD(邦画)] 7点(2014-11-27 21:31:31)(良:1票)
205.  けものみち 《ネタバレ》 
けものみち!正にけもの(獣だらけの男達)に関わっていく事によるけもののみち(世界)である映画だ。愛欲と陰謀だらけの世界が本当にドロドロとして描かれていて恐ろしいです。見た目とは裏腹に何を考えてるか解らない池部良、同じく正義感強く善人に見えつつ、本当の所は汚い性格の刑事小林桂樹、池内淳子の夫の死に疑問を持ち、脅迫しようとする汚さ、池内淳子を愛人にする小沢栄太郎のいやらしさ、身体が不自由な癖に性欲だけはしっかりしている演技がこの俳優にしか出せないぐらいのいやらしさ全開です。そのいやらしい小沢栄太郎の弁護士の伊藤雄之助の悪党弁護士ぶりやらととにかく脇を固める男達が皆、獣の様な奴らきりです。こんな獣だらけの中でこれまた自らけものみちへと入り込んで行く池内淳子の演技、悪女ぶりが凄過ぎて、何て言ったら良いんだ。男の醜くさ、いやらしさと女の怖さの両方を描いた作品として一度見たら忘れられなくなりそうです。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-11-24 21:27:24)(良:2票)
206.  遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 
山田洋次監督作品で高倉健と言うと「幸福の黄色ハンカチ」ばかり取り上げられて「遥かなる山の呼び声」が殆ど取り上げられないのがどうにも納得いかず書き直しますが、負けず劣らず素晴らしい映画になってます。高倉健が食べる為に世話になる中で色々な人と出会う。余り多くを語らない高倉健が吉岡秀隆に名前は何て言うのか訪ねた後に吉岡秀隆が博って応えたら面白いのになんて考えてしまう程、寅さん的キャスティング、山田洋次監督が描く北海道の景色の美しさも印象に残る。印象に残ると言えばゲスト的扱いとして出てくる渥美清が相変わら笑わせてくれる。渥美清が出てくるだけで周りが明るい雰囲気になる。こんな俳優なかなかいません。そんな渥美清ももう居ません。そして高倉健が亡くなって改めて見直して見てこの二人の共演作品もっと見たかった。山田洋次監督って高倉健と同じ歳らしいけど二人の分まで長生きしてください。高倉健のご冥福を祈りつつ書き直しますす。最後にもう少し。 高倉健に国民栄誉賞をて話が出てるらしいけど亡くなってからてより生きてる間に与えろよ!て毎度ながら思う。 訂正2014年11月19日
[DVD(邦画)] 9点(2014-11-19 19:00:53)
207.  シルクハットの大親分
若山富三郎の熊さんが馬鹿馬鹿しさ全開で笑わせてくれる。任侠映画なんだけど、喜劇的要素もたっぷりな上にちょっと下ネタも有りのとまあ監督がトラック野郎シリーズの鈴木則文監督だけに、とにかくやりたい放題です。そんなこの作品は若山富三郎の顔、演技だけ見れば「緋牡丹」シリーズのオマージュ的作品なのがよく解る。藤純子がゲスト的扱いとして登場!鈴木則文監督からの「緋牡丹」シリーズファンに向けての映画で「緋牡丹」シリーズファンの私には十分楽しむ事が出来ました。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-11-16 19:00:55)
208.  彼女と彼(1963)
左幸子がアパート暮らしの団地妻と言うだけで何か起きるんじゃないか?ただでは済まない何か只ならぬ雰囲気が充満していて不気味だ。あの音楽が更に不気味さを際立たせてる。いつ何が起きるのかという不安、左幸子だからこそ成り立つ怖さ、関わる人間は勿論、犬までも怖く思えてきてならない。それにしても左幸子という女優としての幅の広さ、演技力には毎度ながら感心させられる。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-10-09 20:10:51)
209.  舞妓はレディ 《ネタバレ》 
前作であれ?もしかして?周防正行監督は第二のスピルバーグでも目指してるのかな?娯楽映画だけでは物足りなくなった?社会派の映画だってやれるんだよて感じずにはいられなくなり、「それでもボクはやってない」は評価できるけど前作は評価できない。そんな中での新作は舞台が京都でしかも舞妓さんのお話し、それをミュージカル風にとなると期待せずにはいられなくなり見てきましたが、この監督はやはりコメディがよく似合う。目の付けどころが良い。よくこんなにも田舎の雰囲気十分な素人さ全開な女の子見つけてきたなと驚かされます。上白石萌音、この新人さんあってこその映画である。京都弁を一生懸命に覚えようとする姿に頑張れ!て応援したくなります。稽古の場面で叱られて泣くシーンで、声が出なかったのが治る時のあの涙、泣き声は少女の気持ちがよく解るシーンとして上手く描かれている。沢山の人に見守られながら本当の舞妓さんへになる少女の成長物語として楽しむ事ができた。最後にもう一度だけ言わせてもらうけど周防正行監督は今の日本映画界にあって数少ない娯楽映画をきちんと撮れる監督だと思ってる。これからもまた面白い映画を撮り続けて欲しい。間違っても誰二のスピルバーグ化やオリバー・ストーンみたいな説教臭い監督にはならないで欲しい。  
[映画館(邦画)] 8点(2014-09-15 20:19:12)
210.  海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 《ネタバレ》 
ごめん。完全に馬鹿にしていた自分が馬鹿だ。ギャバン世代でギャバン大好き人間だが、どうせギャバンを出汁にしてのギャバンを悪人みたく描いた見せ物かと思っていたらとんでもなかった。先ずはギャバンを復活させてくれた事に感謝したいです。ギャバンだけじゃなく、バトルケニアとかデンジブルーとかのギャバン演じる大葉健二の三人までが出てくる。しかもそのスリーショットが実現て凄過ぎる。はっきり言って見るまではゴーカイジャーが何なのか全く知りませんでした。マーベラスの子供の頃のギャバンとのやり取りが泣ける。マーベラスが一人だけで魔空空間へと行くのを他の仲間全員で一緒に行く姿には仲間を思う気持ちがひしひしと伝わってくる。単なる戦隊物を超えた感動がある。これを見てまたギャバンが見たくなったと同時にゴーカイジャーも見たくなった。よろしく勇気!たったこれだけの台詞で心を熱くしてくれるギャバン、そして、そんなギャバンとの素晴らしい共演、活躍を見せてくれたゴーカイジャーも私は大好きです。  
[DVD(邦画)] 9点(2014-07-29 22:29:05)(良:1票)
211.  どぶ鼠作戦 《ネタバレ》 
タイトルだけ見れば「独立愚連隊」シリーズとは別物の様だがどこを見ても「独立愚連隊」シリーズであるぐらい作品の雰囲気が似ていて、岡本喜八監督らしい切れの良いアクション、テンポの良さに笑える場面などもあって飽きさせない上手さを感じることができる。佐藤允の中国人風な男が時限爆弾があるからと言って探してる中、何も知らずに探し物ですか?とやってくる加山雄三、外では豚を捕らえようと大騒ぎしてる所もこれまた岡本喜八監督ならではの作風であり、この映画の音楽から雰囲気までどこか黒澤映画みたいでもあり「隠し砦の三悪人」を思わせるのは岡本喜八監督が黒澤映画が好きなんだなあというものが感じられます。それにしても途中から出てくる田中邦衛はいつ何の映画を見ても「北の国から」の吾郎さんみたいだ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-27 08:47:12)(良:1票)
212.  花咲く港
木下恵介監督の監督デビュー作です。まるで小津映画の様な雰囲気が充満している。俳優の顔ぶれを見ると小津映画なんじゃないかとさえ思ってしまいます。そんな雰囲気ながらやっぱり後の木下恵介監督作品に見られる街の景色を上手く生かした映像、走る自転車、海沿いの景色、打ち上げられる花火やら何から何まで後の木下恵介監督作品らしい映画作り、あの二人のペテン師でさえも皆の為にと頑張る姿は木下恵介監督らしい優しさを感じずにはいられない。
[DVD(邦画)] 8点(2014-07-21 14:52:25)
213.  実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン 《ネタバレ》 
懐かしいなあ!ウルトラマンの映画で内容は全く覚えてなかったけど久しぶりに見てもハヤタ隊員がスプーンで変身しようとする所だけはよく覚えてた。忘れもしません。見るのは子供の時におふくろに映画館に連れて行ってもらって以来です。今、改めて見てジャミラって人間だったんだ!それも彼はてことはジャミラは男なんだね。まあ確かにジャミラみたいな顔したムカつく奴(男)が昔、会社にいたし、似てるていやあレッドキングに似た奴もいる。此方は女だけど。ああ、ジャミラよ!レッドキングよ!あんな糞ムカつく奴らに似てるなんて何て可哀相な!そんな怪獣達に対しての愛が溢れていて、ウルトラマンは単なる怪獣映画ではないのだ。怪獣の為に墓場を用意し、怪獣達の葬儀まで行う。素晴らしい怪獣愛!映画としては滅茶苦茶だし、テレビのウルトラマン大好き人間としてはかなり物足りない。ただただ怪獣愛に満ち溢れた映画としての点数をここに捧げる。
[DVD(邦画)] 6点(2014-06-14 14:54:19)(良:1票)
214.  あヽ同期の桜 《ネタバレ》 
軍隊なんて如何に地獄であるかとでも言ってる様である。鶴田浩二が「便所の中が一番だ。何故なら一人になって色々考えられる」みたいな事を言うのだが、その理由が軍隊の厳しさを物語っている。至って真面目な軍隊映画であるから面白いという内容ではない。いずれ死に向かって生きる若者の精一杯の今を生きようという内容であって色々と考えさせられる映画になっていて、お涙頂戴みたいな昨今の安っぽい邦画にはないしっかりした映画になっています。そういう意味で見て損のない映画!鶴田浩二が仲間にお前には軍服は似合わないよと言われるのを聞いて確かにそう感じなくもない。軍服よりも浴衣姿のが似合うと思うのは任侠映画きり出てるからか?  
[DVD(邦画)] 7点(2014-04-27 18:52:56)
215.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
ひろしがロボットになるって聞いた時からずっと楽しみにしてました。ロボとーちゃんひろしが家族の為に大活躍し、悪を倒す話かと思っていたらとんでもなかった。ただかっこ良いだけでなく、生身の人間ひろしとロボットにされたひろしが一緒の画面の中で戦う。掛け合いがあるだなんて思わなかったから余計に泣けてきた。しかも、ロボットになったのは人間ひろしの記憶だけをコピーしたコピーロボットて設定が凄く泣ける。しんちゃんにとってはどちらのひろしも父ちゃんなのであり、だからこそ純粋にコピーロボットの父ちゃんとも同じように接する事が出来るのだ。それはみさえにしても同じ。最初は拒否していたロボットのひろしともしんちゃん同様に接する。後半のしんちゃんが大嫌いなピーマンを全部食べる場面でのしんちゃんの台詞やら二人のひろしの腕相撲の後のしんちゃんとひろしの台詞やら泣けて泣けて仕方なかった。そしてただ泣けるだけでなく、父ゆれ同盟のネーミングセンスの馬鹿馬鹿しさに加え、チクビームやらロケットミサイル(マジンガーZかい)やら懐かしいネタ満載で大人も笑える感動作品になってて大満足。まだまだ言いたい事が沢山あって父ゆれ同盟に参加した沢山の父親達の描き方が共感出来る描かれ方になってるのも良い。世の中のお父さん方に元気を与える事間違いなしです。来年も勿論、映画館で見るよ。しんちゃんを映画館で見るのは私にとっては春の大きなイベントの一つです。 しんちゃんを見て毎回感じる事の一つに世の中、皆、野原一家みたいな家族だけだと犯罪なんか起きないと本気で思います。  
[映画館(邦画)] 9点(2014-04-22 19:52:45)(良:1票)
216.  ひばり・チエミのおしどり千両傘
美空ひばりと江利チエミによるおしどり物語、時代劇風コメディでただただひたすら明るく、最後もメデタシ!メデタシ!みたいな感じで見せる映画です。監督は沢山の時代劇風コメディを撮ってる沢島忠でこの監督らしく、ハチャメチャな感じがこの映画の魅力であり、とにかく美空ひばりと江利チエミが楽しんで演技しているのが伝わってくる。
[DVD(邦画)] 8点(2014-04-06 21:08:29)
217.  映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊
ドラえもん映画を映画館で見るという行為は幾つかある行事のうちの1つみたいなものになりつつあって、例えるなら寅さんや釣りバカシリーズを映画館で見ていたのと何となく似ている。当然、当たりもあれば外れもある。そういう意味じゃ寅さんと似ている。そんなドラえもん映画、二年ぶりのリメイク作品は果たして?最初は何か嫌な予感しかしなかったのにやはり見てしまう。ジャイアンの正義感溢れる姿が今作でもよく描かれていて、ジャイアンはやっぱり単なるガキ大将じゃないのが分かる。自分のせいで招いたピンチを男らしく一人でも立ち向かう姿にジャイアンて格好良いなあ!てなるのだ。リーダー的立場なジャイアンがいるからこそ他の仲間だって、あれだけボロクソ言いながらもジャイアンを見捨てたりしない。そこがドラえもんというアニメ(漫画)の良い所です。今でも相変わらず声が嫌だ。前のが良かったなんて言う人(大半は大人達)の意見なんか無視して、これからも沢山の子供達もドラえもんファンの大人同様、映画館で笑い、時には感動して泣ける作品を沢山見たいし、ドラえもんはいつの時代も子供達の味方であって欲しいと思います。ドラえもんを見て育つ子供達がいずれ大きくなり、大人になった時にドラえもんの話で盛り上がる。また現在大人である人達もドラえもんで盛り上がる。そんな世の中がいつまでも続いて欲しい。だから私はドラえもん映画をこれからも映画館で見ようと思う。  
[映画館(邦画)] 7点(2014-03-17 21:45:15)(良:1票)
218.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
何だか相米監督の映画にある。感じられるようなただならぬ雰囲気、狂気みたいなものが充満している不思議な世界をアニメならではの映像で魅せる映画の様である。一体何がどうなり、どう動いて行くのか先が読めない。解らない世界観の中で繰り広げられる夢の物語!ラムの願い「ダーリンとお母様やテンちゃん達とずっと楽しく暮らして生きたいちゃ」の台詞こそがこの作品の原作者高橋留美子のファンへの願いみたいに感じるし、非日常的世界の中で起きる不思議な事件、ラムが見た夢の中で起きる物語を見てる人達、私も含めて色々な妄想を掻き立てられる。フランケンシュタインやら浦島太郎や怪しいタクシー運転手、変テコなバスやら街で起きる有り得ない非日常的世界に満ち溢れる夢がタイトルにもあるビューティフルな世界であったとラムの寝顔を見て思わずにはいられなくなるそんな作品です。 実写では不可能なアニメならではのファンタジーな世界を楽しめるかどうかでこの作品の評価が分かれるかもしれないが私にはこの不思議な世界が好きで繰り返し見たくなる。  
[DVD(邦画)] 9点(2014-03-13 20:12:26)(良:1票)
219.  今年の恋 《ネタバレ》 
木下恵介監督、これはあまり知られてないのかな?こんな拾いものな笑える映画がまだあるとは知らず、田村正和が不良ぽい役で常に怒ってる。兄貴も更に関わってくる旅館の女将さん(岡田茉莉子)もよく怒る。弟に対して怒ってる(説教している)横で父親と母親が話してる場面が特に笑える。夜中に雨の降る音に怯える田村正和、東山千栄子の婆さんが何しているの?て現れる場面はある意味、田村正和が怯えるより怯えたくなる程怖い。学校の先生として出てくる三木のり平、やはり良い味出してる。飛び交う会話のユニークさと俳優陣の演技により楽しませてくれる映画です。この映画を見て木下恵介監督てシリアスなだけでなく喜劇を撮らせても一流であることが改めて解る。これ以外の木下恵介監督による喜劇では「お嬢さん乾杯」「破れ太鼓」も面白い。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-08 19:34:41)
220.  つむじ風 《ネタバレ》 
山田洋次監督以外での渥美清を見る。監督は文芸映画を上手く撮る中村登監督。何だか初めのうちはこの組み合わせってどうなのかな?て思ったけどやはり渥美清は面白い。渥美清がまんま寅さんみたいで面白い。桂小金治とのやりとりは本職の落語家を喰う程、渥美清は本当に喋るだけで落語家に匹敵するほど面白い。この映画は失業者に対して、けして暗く描いてない。寧ろ馬鹿馬鹿しさ満載で失業者に対する希望みたいな感じを前面に押し出して描いてる。この映画が描いてるのは仕事が無く、仕事を失って、絶望的になる人に対しても何とかなるさ!みたいな前向きな感じで描いてるので、普段仕事で忙しくて疲れてる私の様な人も見てるだけで嫌な気分がどこか遠くへ消えてしまいそうになる。またとにかく出てくる俳優の顔ぶれだけでも凄い。渥美清以外でも伴淳三郎に伊藤雄之助と個性派勢揃い。女優に目を向けると若き加賀まりこの可愛いさに目を奪われる。そんな中にあって渥美清の面白さは最高だ!渥美清を見るだけで普段の疲れが消える。こんな俳優はそうはいません。どんな監督と組んでも面白い渥美清は日本映画最高の名喜劇役者だと改めて思うと同時にこんな面白い人を失った日本映画界の損失の大きさを感じずにはいられない。はっきり言って傑作、名作とは言い難い程、滅茶苦茶な映画だけど渥美清が好きな人、寅さんが好きな人なら間違いなく楽しめる筈です。  
[DVD(邦画)] 8点(2014-03-05 20:37:51)(良:1票)
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