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亜流派 十五郎さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1925
性別 男性
年齢 56歳
自己紹介 最終投稿日みたら10ヶ月くらい投稿してないや

そろそろ映画もマンガも投稿開始しなきゃ



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21.  運命じゃない人
上手いね、おもろいわ~。脚本勝負の映画が好きだからハマちゃいます。男って人には神田のようにズバッと言えるんだろうけど、実は宮田くんのように引きずっちゃうんだよね。マキちゃんの事何も知らないくせに好きになっちゃう、でもってマキちゃんが宮田くんにいうセリフも効くんだよなあ。この映画の肝となる宮田くんのマクラの振り方が抜群なので、ラストのサゲが決まってますね。本当は巻き戻しが無い方がバシッと決まって好きだけど、それじゃ宮田くんがあんまりだしなあ。マキちゃんはホントは運命の人なのか?やっぱり運命の人じゃないのか?それを知りたいような知りたくないような実に尾を引きます。さあ、今から2回目観ようっと!
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-29 21:08:49)(良:1票)
22.  祇園囃子
京都・祇園で生きる芸妓と舞妓、ぶぶ漬け文化とも称される京都の厳しい伝統、そんな中でも一際シキタリを重んじる花柳界で、女として芸者として生きて行く。祇園や木屋町あたりの街並み、風情をとても良かったです。彼女たちは当然”ゲイシャ”なんかじゃなく本物の”芸者”であり、この一本芯の通った生き方、生き様、覚悟が凄まじい。たとえ身を売ろうとも芸者としてのプロ魂を持ち続け、女として心は許さない、こんな女性はずいぶん減ってしまったんでしょうね。金や権力で自由にならないものがこの世にはあるんだと堀江某に教えてやって欲しいです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-01-23 19:10:39)
23.  THE 有頂天ホテル
オープニングで何かをインスパイアしたようなアバンティのAのシンボルマークを見た瞬間に徹底的にパロディに徹する三谷監督の意気込みを感じた。西洋が舞台であれば聖なるクリスマスの一夜なんでしょうが、日本が舞台となれば日本人にとって特別な一番長い夜は大晦日、みんな何か悩みを抱え生きている、そんな煩悩はカウントダウンと共に捨て去って新たな気持ちでスタートってのがいいです。ホテルの中のみの出来事という密室性、新年を迎えるまでの時限性、三谷流グランドホテルは細かいことを気にする間もなく次々起こる事件の数々、事件の数だけ笑わせられ、豪華なキャスト陣がみんな大真面目にやってるバカバカしさは最高。画面の中ではセンターだけでなく、隅のほうでもみんな何かをしており、何かが起きており、笑いのタネが転がっているので気が抜けません。最後は何故か幸せな気分になってしまう大団円、この強引な魔力、病み付きになりそうです。”赤い洗面器”が出てこなかった事が唯一不満。
[映画館(字幕)] 9点(2006-01-16 16:21:19)
24.  陸軍
オープニングでの藩士が語る「これからはアメリカやイギリスが鵜の目鷹の目でやってくる、藩の為に死ぬのはワシ等で最後にしなければならん」藩を国に置き換えれば思いっきり反戦思想な言葉で始まる。ラストではセリフに出して何かしゃべってしまえば切られてしまいかねないところを、子を想う母として見せるだけに留まらせる事で母の心の内はどのようのでも取れるというギリギリの部分で見せきってしまう。木下監督は「二十四の瞳」でもそうですが無駄なセリフや映像を見せない事で強いメッセージを残す事が抜群に上手いです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-09 00:15:26)
25.  二十四の瞳(1954)
新米教師への世間の目や世相の移り変わりによる教師の立場など最低限の言葉や映像ながらしっかりと伝わってくる。盲目になった彼が見えずとも写真が手に取るように見えているというのが実に上手く、おそらく戦地で毎日故郷を想って眺めていただろうと想像を掻き立ててくれます。普通は戦闘シーンを見せたり、玉音放送を聞かせたりして判り易く戦争を見せるわけですが、戦争とはかけ離れた風光明媚でのどかな小豆島に全篇に渡り誰もが慣れ親しんだ唱歌が流れ、公開当時はそれぞれの戦争体験を持った観客に対して敢えて辛い戦争を見せずとも感じさせるだけで十二分に涙を誘う、木下恵介監督の抜群のセンスを感じる映画です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-22 18:46:10)
26.  TAKESHIS’
俳優・北野武とタレント・ビートたけしを見つめる監督・北野武が主演・ビートたけしで撮影した自伝的映画なのかな。たけしにまつわる事件・事故を思わせる破滅思考、生死を感じさせる映像、たけしを見つめ辛らつな言葉を投げかける女性は妻なんでしょうか、母なんでしょうか。メガネに真ん中分けの男は森氏のイメージなんだよね。出待ちするファン、北野武とビートたけしの違いが判ってるのかと見ているこちらを試しているようです。北野武とビートたけし、2人のたけしはどちらも虚像のピエロ、実像のたけしは北野武自身しか判らない、まさしくTAKESHIS’です。この映画をこれまでの総括的映画だとすると、新生北野映画がまた楽しみです。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-07 22:57:39)
27.  河内山宗俊
これが70年も前に作られた作品というのが信じられない、時代劇とは思えないスピード感、歯切れのいいテンポに間、軽妙さ、笑いのセンスは抜群です。先読みできないストーリー展開とともに終盤は一転、人情味溢れ熱くさせられました。
[DVD(字幕)] 9点(2005-10-25 16:56:49)(良:1票)
28.  独立愚連隊西へ
この世に存在しない、靖国に眠るはずの独立左文字小隊、焼焦げた軍旗一枚をめぐって繰り広げる戦争、軍隊という規律の厳しい組織を風刺することが滑稽さを際立たせている。一癖二癖ある無頼漢な面々でありながら、上手く一つにまとまった愚連隊がとても魅力的です。フランキー軍との爽やかな男の友情も好きです。緊張と緩和のバランス、最も喜八監督らしい作品ではないでしょうか。
[ビデオ(吹替)] 9点(2005-04-17 10:31:24)
29.  華岡青洲の妻
今まで息子を思うあまり自らの体を差し出す母、愛するあまり体を捧げる妻という単純な思いを描いていたが、そんな生半可なものではない本物の嫁姑バトルでした。その根底は家名を守るための保身であり、家名を上げるための名誉であり、全ては”家”のためという世間体を重んじる日本古来の封建的な一家のまさに血みどろの戦い。妹・小陸が兄・雲平を激しくなじる言葉が全てであり、男のズルさを端的に現している。見るからに気の強そうな若尾文子がぐっと堪えて耐える様、一見温和そうな高峰秀子が厳しく嫁に当たる様は身震いするほどの迫力がありました。
[ビデオ(吹替)] 9点(2005-04-05 22:32:40)(良:3票)
30.  仁義なき戦い 広島死闘篇
仁義なきシリーズの中では広能の出番は限られ番外編的な映画だが、ヒットマン山中のヤクザとしての苦悩、靖子との恋の行方、使い捨てされる男が死してなお伝説の男として使いまわされ姿を憤りを感じながら哀しく見守る広能、渋すぎる! 千葉ちゃんキレすぎる!梶芽衣子キレイすぎる!
9点(2004-11-23 16:31:30)(良:1票)
31.  誰も知らない(2004)
学校へも行かず、そもそも戸籍上存在しているのかどうかもアヤシイ4人の兄弟姉妹。でも4人は確かにこの世に存在し生きている。逃げる父親、誰かすら判らない父親、幸せになる権利があると叫ぶ母親。そんな無責任な大人達に愛想を尽かしながらも、法にも守られない存在だとしても、法を守り最低限の社会性も保ち、社会の中に懸命に存在し続けるようとする子供達。都会の街の中で野生化して強く生きていく彼らは「助けてください」と叫ぶことも捨て、何より4人の家族の絆を選ぶ。こんなニュースを聞いたとて、無責任な親だの無関心な世知辛い世の中だのと思うだけだが、大人は、社会は、何よりもまず子供を守る義務を本当に果たしているのだろうか。子供を大人の都合にばかり合わせて生きさせてはいないだろうか。「長屋紳士録」的日本は死滅してしまったんでしょうか。
9点(2004-08-10 17:48:28)
32.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
美少女が白血病で死ぬなら赤いシリーズじゃないのなんて事思いつつ、多少泣いてもいいかなと思って観に行ったんですが、泣かせのトラップに引っかかりまくり、涙のジェットコースタームービーでした。これは男の方が泣ける映画なのではと思いましたよ。私は大沢”朔太郎”の言葉にやられましたよ。淡くまぶしい大切な恋も痛くツライ重たい恋も忘れてしまう訳無いじゃないですか。みんな心の底に沈めて気が付かないフリしてるだけ、どこかで引きずりながら生きてるからオリも溜まるんだよ。大沢”朔太郎”の亜紀への想いは心の中でワインの如く熟成されているのに、テープの中の亜紀はストレートでフレッシュなままで戸惑い、苦悩する。長い時間と婚約者がいてやっと整理のつく事かもしれない。死に行く亜紀に何も出来ない無力感を味わった朔太郎だが、死んだ人間に対して何か出来るのは生きている人間だけなのだ。地球の中心って生きている人間の数だけあるんだなんて感激してしまった。ただ婚約者のビッコ、カラミ方や行動などに不自然さが拭えない。あと散骨シーンはどの映画で出てきても「ビック・リボウスキ」を思い出して笑ってしまう。一緒に観に行ったXイチネエちゃんの新婚旅行先はオーストラリア、エアーズロックで、離婚理由はダンナさんがある病気を隠していたからなんですよ、このオンナに愛をさけぶヤツはいないと確信した。
9点(2004-05-11 23:09:20)
33.  千利休 本覺坊遺文
利休の死の真相を探るというミステリー仕立てで予想以上に引き込まれ、戦国の茶人の心根にちょっぴり触れるとともに、茶の湯の心にちょっぴり興味を抱きました。三船や錦之介も茶で天下人と渡りあう利休や信長の弟の有楽斎ならばこれ位の迫力無きゃダメかなと思わされてしまう、さすがです。
9点(2004-03-15 23:51:51)
34.  赤目四十八瀧心中未遂 《ネタバレ》 
真面目で気が小さく流れに逆らう事も立ち止まる事も出来ない男。カマ(鎌ヶ崎、日雇い、浮浪者だらけのあいりん地区)からアマへ流れ着いた先は、曰くあり気でアクの強い男女が集うボロアパートで、ココより先に堕ちる場所のない世界。土管のガマは外の世界を知らずに死んでゆく。流れに身を任せ、落ちるところまで堕ちた男女には死に場所を選ぶ事だけが唯一の自由。夢幻な雰囲気すら漂う瀧の流れ、水は四十八の瀧を落ちてもなお流れてゆく。唯一気に入らなかったのは生島の素性が明らかになってしまった事、どうせだったら判らないままの方が得体が知れず面白かったのでは?
9点(2004-03-08 23:22:52)
35.  田園に死す
”現在の私”が出てくるまでは正直、またかよと言った感がありつまらなかったが、”現在の私”が出てくる段階で私のような観客の考えを見透かしアッサリと超えていかれた。見切っていたつもりがスッカリ見切られていた。そこからはどこまで付いて来られるかを試されるようで参りました。ウソで彩られた”想い出の私”を捨て去り、真実の”過去の私”と向き合い、新たな私を見つけようと模索する。「家に時計は一つで良い」と過去を柱時計で縛る母、犯され男となり腕時計を付けた私は自らの時間を歩むが、どこへ行こうが母と本籍恐山は付きまとい、離れられない存在である。東北のフェリーニといった感じのする傑作。
9点(2004-03-02 16:21:05)
36.  お茶漬の味
疲れて帰った日はお茶漬けがうまいんだよねえ、毎日お茶漬けでもいいくらい好きだからなあ、ブッカケ飯もうまいんだよなあ、禁止されたら困っちゃうよ、ホント。前半はコミカルで小津作品の中でも一番面白かった。一転、結婚何十年目にして始めてお互いをぶつけ合い本当の夫婦になる二人。見合いとか恋愛とか関係なく、ぶつかりながらも人間として相手をいかに尊重しパートナーとして生きてゆけるか、年をとっても愛のある夫婦ってのは理想ですね。ただこの夫婦、子供いないし、裕福だから説得力が無いかも。
9点(2004-02-18 02:54:57)
37.  早春(1956)
サラリーマンの日常から人生の無常さを見事に伝えてくれる作品。戦争で生き残りサラリーマンとして生きる主人公、人生をどこか諦めている雰囲気を持ち流されているような存在。地方へ飛ばされた仲人、脱サラした会社の先輩、若死にする同僚、学のない職人の戦争仲間、自らの転勤、定年を迎える客、唯一の救いのはずの不倫も妻との確執を生む。人生思い通りにいかない事ばかりで憂鬱になりそうである。そんな中で最後までついて来てくれる存在はやはり妻なのか。会社の廊下シーンで初めてカメラが動いた時は感動した、まるでシャイニングで子供が三輪車?で廊下を走っているシーンのようだった。
9点(2004-02-10 14:32:57)
38.  HANA-BI
ソナチネまでの北野映画の主人公は、クールなバイオレンスで、だた一人死に場所を探し積極的に死を求めてるイメージが強くあった。HANA-BIは妻という存在が今までにない部分であり、これ以降の映画には、愛と死または別れという部分が濃くなっていった。愛という部分も言葉で語るわけでもなく、セックスで表すわけでもなく、映像の中から観客それぞれが感じて読み取るといった形であり、受け手によって様々な受け取り方のできる映画である。チョッとズルイ気もするが、その繊細な愛情表現や死生観と映像とが大変マッチしている。
9点(2003-12-23 10:41:43)
39.  陽炎座
タマリマセン、この幽玄さ、妖しさ、艶っぽさ。理解しようとしても実態がつかめないまさしく陽炎であり、この映画そのものが陽炎のようである。
9点(2003-12-21 21:21:03)
40.  北斎漫画
上手く説明は出来ないのだが、かなり好き、パワー溢れる若き北斎の土砂降りの雨の中を疾走する緒形拳は江戸の風情があり、まさしく北斎の絵の様でした。かつて北斎展に行った時に数々の大作、名作だけでなくユーモラスな挿絵やエロティックな春画的なものまでそこには江戸の多数の庶民が生き生きと描かれており、庶民の天才画家なんだと思ったがそんな雰囲気が良く詰まっており大好きです。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-20 22:51:07)(良:1票)
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