41. ALWAYS 続・三丁目の夕日
《ネタバレ》 隅々までこだわった小物や美術が逆にわざとらしい。アンクルトリスとか新幹線の「こだま」とか。そういった細かい部分でニヤリとするのがこの映画の楽しみ方なのかも知れませんが、私にはあざとすぎて楽しめませんでした。芥川賞の発表を待つ間、あれだけ受賞を確信してお祭り騒ぎしてたら、見てる方は「ああ、落選するんだな」って解っちゃいますよねー。でもそういうわかりやすさが受けていることのでしょうね。隣のおばちゃんはすすり泣いてましたから。 [映画館(邦画)] 5点(2008-03-18 00:14:17) |
42. 太平洋ひとりぼっち
あまりにも主人公がチャラチャラしていてふてぶてしく、応援する気にならない。どうしても横断したいという熱意もあまり伝わってこないのは、石原裕次郎の大根振りにあるのかもしれない。あの子供の棒読みのようなナレーションはどうだ。実話とはいえ、主人公は何か背負っている物がないと、ドラマにならない。サンフランシスコへ辿り着いても感動は無い。はい、そうですかという感想しかない。あと、あれだけ荷物を持っていきながら、洗濯バサミはないのかよ! [地上波(邦画)] 5点(2008-03-14 13:10:07) |
43. フラガール
《ネタバレ》 これは一体どこで泣くのだろう。浅い。描き方も台詞も。形だけなぞっている。キャラクターの行動の動機付けが浅い。 例えばあれだけ反対していた母親が娘の踊っている姿を見て、街中のストーブを集め出す。簡単すぎるだろう。もっと複雑な思いがあるはずだ。それをちょっと踊りを見たから180度考え方が変わるというのは安直以外の何物でもない。 先生としてやって来た松雪が、最初は高飛車でこの田舎町をバカにしていたのが徐々に町の人と理解を深めてゆき、考え方も変わってくる。これはいいと思うのだが、岸部一徳が「あんた、いい女になったな」とつぶやく。これがいらない。松雪が変わったのは見ていれば解るんだよ。それをいちいち言葉で言ってしまうところが、あざとさを感じるというか、センスがないというか。「ほらほら、この人変わったんですよ!」という、見ている人へ対しての「押しつけ」になっている。 しずちゃんの両親もしっかり描いておくべきだろう。一度も出てこないで、いきなり事故で死んだと言われても感情移入できない。 あそこでしずちゃんが「踊ります」と言うだけで周りのみんなも「踊ろう!」と、乗っかってくるのも不自然だ。 言葉が、その人の心の奥から出てきたものになっていない。人はそんなに単純じゃない。 [地上波(邦画)] 5点(2007-10-18 13:14:17)(良:4票) |
44. デビルマン
子供向け映画ですよね?これ。どう見たってそう。ダメだダメだって言ってるのは多分大人の人ばかりの気がします。子供向け映画をそりゃあ大人が大人目線で観てもダメですわ。 子供はそれなりに楽しめるんじゃないかと。ただ、残酷なシーンが多いのでトラウマにはなるかも。 5点(2005-03-24 13:09:46)(良:2票) |
45. ドッペルゲンガー
やっぱ日本映画ってまったりしてるんだよなあ。なんでこうも示し合わせたかのように引きの長回しが多いんだろう。小津の呪縛? もっと役者の顔のアップが欲しいよ。キャストの顔が覚えづらいし、表情もよく見えない。 5点(2004-10-17 23:23:55)(笑:1票) (良:1票) |
46. 呪怨 (2003)
《ネタバレ》 「恐い」「恐くない」でしか語られないところが、この映画の内容の薄さを証明している。この映画は説明不足のため、疑問点が多い。何故遠山は未来の娘が見えたのか、何故理佳は死なないのか。あの家に立ち寄った人間が全員殺されるならば捜査官らも全員殺されるはずではないのか。。などなど。事件の背景が全く説明されていないため(事実だけは説明されているが、何故そのような事件が起きてしまったのかなどは説明されていない)、初めて観る人にとっては説得力にかける。時間軸をずらすことに必然性は感じないし、むしろ観る者を混乱させているだけ。ビデオ版を観ていないのでなんともいえないが、予備知識がないと楽しめないような作品はその時点で駄作だ。「説明的」にならないように上手く演出をして「説明」するのが監督の手腕やセンスなわけで、この監督は説明を省いて観客に想像をさせるという手法が格好いいと思っているのか、それを放棄してしまっている。そうなるとこれはもはや映画ではなく、ただの場面の羅列に過ぎない。よって私はこういった必然性のないサプライズ映画は全く恐くなかった。 5点(2003-11-18 07:57:17)(良:3票) |
47. 亡国のイージス
本来、役者がストーリーを引っ張っていくべきであるのに対し、 この映画は話に合わせて役者が辻褄合わせのために動いてるような印象。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2006-03-28 13:54:07) |
48. CURE キュア
展開がたるい。殺人シーン、工夫なし。台詞、聞こえづらい。画面、登場人物、暗い。 間宮の会話、くどい。怖くない。内容よりもそういった演出のセンスのなさの方が気になってしまいました。これらの点をポジティブに捉えられる人がうらやましい。 4点(2004-11-11 17:22:29) |
49. あずみ
現代の若者言葉を使わせてしまうのはどうなんだろう。「人数多くね?」とか「~じゃん」とか。若者に媚びてる感じで興醒めした。 4点(2004-02-23 01:00:32) |
50. しんぼる
《ネタバレ》 2倍速で観て丁度いいぐらいです。寿司食べたあとの醤油で「あ~あやっちゃったな」と。外国人には受けると思ったのでしょうけど。映画になると間を使いすぎて格段にテンポも悪くなる。白い部屋の脱出劇もイライラだけが募って笑いには繋がらない。松本の演技もコメディータッチで悲壮感がない。『CUBE』くらいの緊張感を出せればまだマシだったかも。無理か。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-09-09 15:39:10) |
51. 回路
相変わらず画面が暗い。よく見えない。雰囲気に頼りすぎ。 キャラクターが物語を進める上でのコマとしてしか機能していない。もっと人を描くべき。 [ビデオ(吹替)] 3点(2005-06-30 02:53:00)(良:1票) |
52. 書を捨てよ町へ出よう
鬱々とした若者の孤独と不安、むやみやたらに裸。シュールを気取った演出、無駄に長い一人台詞。こんな感じだろうなと、予想した以上の物はなかった。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-13 23:53:27) |