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コメント数 1963
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41.  用心棒 《ネタバレ》 
黒澤明監督と三船敏郎の最強コンビによる時代劇の大傑作!文句なしに面白い!何しろ三船敏郎演じる桑畑三十郎の登場のシーンからして絵になる。かっこ良い!そしてまた歩く姿も決まっている。日本映画史上に残る名キャラクター、それが桑畑三十郎!とにかくひとつひとつの台詞にしたってかっこ良すぎる。「斬られりゃ、痛えぞう!刺身にしてやる」だの最後の「あばよ!」まで何もかもが文句無しにかっこ良い。そして、そんな三船敏郎以外にも脇を固める俳優陣の個性のある登場人物も含め、とにかく何もかもが完璧なこれぞ時代劇の中の時代劇!文句無しの10点です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-19 20:13:49)
42.  七人の侍
今日の昼間、久しぶりに観たけど何度観てもワクワクする。胸躍る。こんなにも面白くて素晴らしい映画はそうはない。黒澤明監督の最高傑作というだけでなく日本映画史上、いや、世界の映画史に名を残す大傑作と言えよう!この映画には本物の力がある。あの時代だからこそ撮れた映画であって今は絶対に無理!最高の監督、最高の脚本家に最高の撮影・編集といったスタッフに最高の音楽家、そして勿論、日本を代表する最高の俳優陣、全てが結集して作られたこれこそ映画だと言うべき大傑作!文句なしの満点!娯楽映画としても勿論のこと、ヒューマニズム溢れる作品としても素晴らしい!これを観ないで一生過ごすなんて絶対に損です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-19 19:28:47)(良:2票)
43.  人情紙風船 《ネタバレ》 
この映画を観て感じることはただ一つ!こんなにも凄い映画をわずか20代で撮った山中貞雄という監督は物凄い!今の日本の監督でこんな凄い作品を撮れる監督はまずはいないと思うし、まして、20代で撮るなんて絶対考えられません。わずか30歳という若さで戦争により亡くなってしまった山中貞雄監督の死は日本映画界における大きな損失だと思う。とにかくこの映画のその映像といい、物語の凄さ、ラストの溝に落ちて流れていく紙風船の描写は鳥肌が立ちます。 山中貞雄監督の最高傑作であって、それだけではなく日本映画史上、10本の中に入る素晴らしい大傑作だと思う。私の中で観る度に評価が高くなる稀な映画として、当然の如く満点の10点です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-06-16 22:30:24)
44.  青春デンデケデケデケ
「さびしんぼう」と並ぶ大林宣彦監督作品の中でも同じぐらい大好きな作品。この映画を観て、これから成人を迎える人やもう直ぐ高校生になる人達にとってはそれぞれ、自分も頑張ろう!そう思わせる内容であり、既に成人を迎え、社会人になった大人達にとっては自分達の若かった青春時代を思い出せてくれるそんな映画です。どんな人達にでも元気を与えてくれるそんな素晴らしい作品だと思います。これだけ爽やかな青春映画はそうはありません。1990年代最高の青春映画です。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:50:46)(良:1票)
45.  ふたり(1991) 《ネタバレ》 
えっ?何だかえらい点数低くないですか?私はこの映画、かなり好きです。私の住んでる所では僅か二週間ぐらいしか公開しなかったけど映画館で三回見てるぐらい大好きです。大林宣彦監督の新尾道三部作の最初の作品ですけど、後の「あした」も良いけど、この映画の方が私は好きです。「私の中では「さびしんぼう」と同じぐらい大好きです。この映画もいかにも大林宣彦監督らしい演出、温かい眼で見守るそんな内容の良い作品だと思います。雨のシーン、石田ひかり演じる妹と中島朋子演じる姉の美しい姉妹の絆と愛に心打たれます。交通事故によって死んでしまう姉が亡くなる寸前に妹に言った台詞、ふたりの別れのシーン、最初の別れと本当の意味での最後の別れのシーン、鏡に消えて行く姉のシーン、泣けて仕方がないです。そして、私もこの映画の中で使われている「草の想い」という曲大好きです。確かこの映画最初に映画館で観たその日にCD買った記憶があります。中島朋子と大林宣彦監督の2人が歌ってる「草の想い」大好きです。
[映画館(邦画)] 10点(2005-06-09 22:38:36)(良:2票)
46.  さびしんぼう 《ネタバレ》 
好き好き!大好き!たまらない。何もかもふっくるめて、とにかく大好きでたまりません。さびしんぼうの姿の十六歳の母がもう一人のさびしんぼう、橘百合子からのヒロキへのプレゼントのチョコレートを渡した後にヒロキがチョコレートを投げ捨てるシーンにおけるあのさびしんぼう(十六歳の母)の台詞「明日は私の誕生日なの。今の私はね。十六歳の私なの。十七歳にはなれないの。」もう、こうして書いているだけで涙が出てくる。更にエスねこさんが書かれているように雨に濡れたら終わりなのに雨の中、ヒロキの帰りを待っている十六歳の母であるさびしんぼうには涙が止まらない。男の心の中にはいつも「さびしんぼう」が存在する。この映画を見るといつも私はそう感じてしまう。あの尾道の美しい風景、そして、美しいショパンの「別れの曲」のメロディも何から何まで全てが涙腺を刺激する。今まででおそらく一番回数見ている日本映画です。私がこの世に存在している限り、そして、死ぬまでにあと何回この映画を見ることだろう!そして、見る度に必ず涙することであろう!数ある大林宣彦監督の作品の中で一番好きな映画でもあるし、少なくとも日本映画史上私のベストテンに必ず入る愛しくて、愛しくてたまらないそんな映画です。これ以上のファンタジー映画が日本で生まれることは不可能だと思うぐらい素晴らしい最高の青春ファンタジームービーです。この映画がある限り例え、どんな失敗作を撮ろうとも私は大林宣彦監督という監督を嫌いになることは絶対にないし、これからも一生、大林宣彦監督の撮る映画は見続けて行こうと思う。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:16:28)(良:4票)
47.  転校生(1982) 《ネタバレ》 
大林宣彦監督の訃報を聞いて、改めて書き直す。大林宣彦監督が好きになったきっかけとでも言うべき記念の作品。モノクロ、セピア色の美しい映像と共に忘れる事の出来ない音楽、そして男から女、女から男へと入れ替わる主役の二人の演技といい全てが良い。物語の舞台となっている尾道の美しい風景も何度見てもまた観たくなるぐらい素晴らしい。入れ替わった二人が元の自分に戻った後に「俺、立ちションする。」と男に戻った事が嬉しそうな顔で立ちションする一夫、それに対して 「見せて、見せて、私、見ててあげる。」と一夫の立ちションを見ている一美、これがもしも逆の立場だとしたらそれはまずいだろ!と思ってしまうし、同じく最後の別れのシーンも「さよなら俺」「さよなら私」だから良いのであって反対の場合だとこの映画は成立しないと思う。一夫の乗るトラックを追いかける一美、この別れのラストシーンの一夫の寂しそうな表情とは裏腹に振り返り、スキップする一美、これを見ると男よりも女の方が強く感じて、色んな意味で切なくなります。若い二人だからこその切なくてほろ苦い物語に自分が次第に歳を重ねるに連れ、この二人の様な青春はもう感じる事が出来ないのかな?と思ってしまうぐらいこの映画は青春の全てが詰まってます。最後にもう少しだけ、この映画をリスペクトした映画がその後、沢山、撮られている。大ヒットアニメ、君の名は正しくこの映画をリスペクトした映画だ。大林宣彦監督の残した、素晴らしい映画を私は一生、忘れません。今まで沢山の素晴らしい映画をありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。2020年4月11日訂正
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:00:35)(良:1票)
48.  パッチギ! 《ネタバレ》 
いやあ~井筒監督、凄い!これこそ青春、正に一直線というべき熱い映画でその漲るパワーに圧倒されました。最初の内は単なる暴力的な青春ものかと思って観ていたものの明らかに違っていて、在日朝鮮人と日本人の心の葛藤を鋭い視線と眼差しで見つめながら描くことに成功!青春映画であると共に人間ドラマとしてもラブストーリーとしても良く出来ていて、この映画の終わりの方で大友康平演じるラジオのディレクターが言う「歌っちゃいけねえ歌なんてねえんだよ!」の台詞に感動し、最後は涙、涙、涙のオンパレード!「イムジン河」本当に良い曲やね!と松山康介やないけど、私も言いたい気持ちになりました。間違いなく2005年今年の邦画ナンバーワンです。いやそれどころか洋画も含めて今年のナンバーワン映画決定かもしれません。ここ何年かの邦画の中でも最高の作品です。てことで10点!それにしても音楽の使い方、本当に上手いなあと思って観ていました。
[映画館(字幕)] 10点(2005-06-06 19:33:24)(良:2票)
49.  幕末太陽傳 《ネタバレ》 
川島雄三監督の才気溢れる才能が見事に発揮され、古典落語として有名な「居残り佐平次」「芝浜」「品川心中」などのネタを取り入れどこか良き昔のアメリカ映画の喜劇を感じさせるテンポの良さとセンスの良さと主演のフランキー堺の神懸り的な演技とでも言いますか?名演あって見事なまでの作品に仕上がっています。その他脇を固める俳優陣もそれぞれが持ち味を十分に発揮して、観ていて本当に楽しい映画です。それでもってただ楽しいだけでなく哀愁漂う雰囲気いっぱいでいつまでも心に残ります。落語をネタにこれだけの完成度の高い作品を作った川島雄三監督を始め、出演者、脚本家、その他この作品に関わった関係者全員に拍手!文句無しの10点です。それにしてもこの映画の中での芦川いづみも何という可愛さだ!あんなにも可愛い芦川いづみとならわたしゃ一緒に牢屋に閉じ込められても平気でございます。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-29 08:25:01)
50.  モリコーネ 映画が恋した音楽家 《ネタバレ》 
先ずは最初に言いたいことがある。私はアカデミー賞が嫌いだ。正解に言えば、セレモニーや受賞者のスピーチは好きだが、会員数達が選ぶ作品に対する不満が多い。モリコーネ程の巨匠、名作曲家が6回しかノミネートされなかったこと。そして、6回目にして初めて受賞という結果が納得できない。そんな馬鹿なアカデミー賞受賞式で名誉賞を受賞した時、クリント・イーストウッドと2人並び立つ姿と2人の握手に感動させられた。モリコーネが生前、一緒に仕事をした監督や、モリコーネ好きな音楽家、アーティスト、俳優、監督の娘等のインタビューを見て、モリコーネという作曲家がどれだけの人に愛されていたか、影響を受けていたかよく分かる。映画の名シーンと共に語られるモリコーネ音楽の素晴らしさ、一本のドキュメンタリー映画としての完成度もさることながら、モリコーネの人間としての素晴らしさを見せてくれたこと。モリコーネの素晴らしい音楽、素晴らしい仕事、作曲家としても人としても超一流であるこの偉大な名作曲家の人生を最後まで一瞬足りとも眼の話せない映像で見せてくれたジュゼッペ・トルナトーレ監督にも拍手!
[映画館(字幕)] 9点(2023-02-07 19:05:22)(良:1票)
51.  君と別れて 《ネタバレ》 
何と切ない別れの映画だ!この映画は何と言っても水久保澄子演じる照菊のものだ。彼女が見せる眼の演技、表情、仕草と、どれを取っても画面に釘付けになってしまい、一瞬足りとも、目が離せません。とにかく美しさと可愛さの両方を持ち合わせていて、それだけであっという間の1時間が過ぎてしまいました。もう、何度でも言いたい。言わせてください。水久保澄子、水久保澄子、水久保澄子、義雄の為に身体を張って不良達に刺され、病院のベッドの上から義雄を見る眼、美しい瞳、その全てが美しい。ラストの駅の別れのシーンの切なさ、余りにも切ない別れだが、見終わった後、水久保澄子にもう一度、会いたくてまた最初から見てしまいました。映画の初めの方で出てくる中山競馬の本を見て、今年もそろそろそんな季節か!メジロパーマーの逃亡劇以来、一度も当ててない有馬記念、いつになったら私の連敗は止まるのだろう?色んな意味でこの映画は切ない。そして、久しぶりに観る成瀬巳喜男監督作品、しかも、サイレント映画の成瀬映画は私にとっては凄く新鮮!久しぶりの成瀬映画も、相変わらず素晴らしくてこの監督は私にとって少なくとも日本映画の5人に入る好きな監督である。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-11-20 19:59:25)(良:1票)
52.  骨までしゃぶる 《ネタバレ》 
骨までしゃぶる。いやあ!凄いタイトルだ!凄いと言えば何もタイトルだけではない凄さがこの映画にはある。人間の身勝手さ、表と裏の顔、郭の世界の怖さなど人間の怖い部分を思い切り見せ付けられる事になる。ヒロインのお絹を演じる桜町弘子が天国から地獄へと落とされる様子が見ていてやるせなくなり、切なくもあり、哀しくもあり、またこの映画、何と言っても三島雅夫と菅井きんの悪人夫婦ぶりが凄い。この2人による悪人夫婦の存在あるからこそ映画のラスト、お絹が幸せになって救われた思いで、泣けてきます。舞台が洲崎でしかも、郭話とくればどうしてもあの映画、私が大好きな監督、川島雄三監督の「洲崎パラダイス 赤信号」を思い出さずにはいられなくなります。加藤泰監督も私同様、川島雄三監督の「洲崎パラダイス 赤信号」が大好きなんだなあ!と思ったら嬉しくなってきました。
[DVD(邦画)] 9点(2020-11-04 18:17:42)(良:1票)
53.  雄呂血 《ネタバレ》 
YouTubeで見つけて、拝見しました。阪妻演じる平三郎の演技が凄い。悲壮感、無常感が身体全体からひしひしと伝わってくる。正義とは何か?この映画を観ていると考えさせられます。一体、何回捕まるんだよ?観ていてチャップリンのモダン・タイムスを思わずにはいられなくなるぐらい何回捕まっても、逃げ切る阪妻演じる平三郎、そんな平三郎の眼を通して、本当は悪人なのに善人面している奴ら、途中で助けられた相手、治朗三が実はとんでもない悪人だったと知った後の阪妻演じる平三郎の壊れっぷりの凄さ、一体、何人相手に1人戦っては暴れまくった挙げ句、またしても捕まってしまった平三郎が目にした光景の中にかつて自分が愛した女性奈美江が居る。奈美江と奈美江の夫だけは、平三郎を悪人として見ていなかったと分かるシーンは名場面中の名場面、単なるチャンバラ映画を超えて、この映画は人間の矛盾さ、良い奴ぶってる奴が本当は悪人であること。そういう奴らがこの世にはまだまだ沢山居る筈だという強いメッセージを感じることができる凄い映画だ。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-11-01 19:32:05)
54.  海辺の映画館 キネマの玉手箱 《ネタバレ》 
大林宣彦監督の新作にして遺作は物凄いパワー、映像美、遊び心に圧倒された。SF有り、チャンバラ有り、アクション、ラブストーリー有り、更に広島出身である大林宣彦監督による原爆犠牲者への想い等が詰め込まれて、ぐいぐいと引き込まれていく。大林宣彦作品の特徴である雨とモノクロ、セピア色からカラフルな映像美から繰り返される映画への想い、監督自身が本当に描きたかった世界を思い切り見る事が出来た。これは大林宣彦作品信者にとっての最後まで自分らしさを貫き通している作品として、遺作にしてこのパワーは一体どこから来るのか?とてもこの作品を最後に亡くなった人のものとは思えません。映画の歴史は変えられないけど未来は変えられるという台詞が出てきますが、監督が言いたいこと、私は亡くなっても、この映画は残るとでも言っている様な力強いメッセージが感じる事ができる。途中でジョン・フォード監督風として出てくる大林監督、ヒッチコック監督を意識してるようにも思えるし、監督自身が一番好きな日本映画と言っていた無法松の一生についても語ってくれていて、私も大好きな映画なので凄く嬉しかったです。他にもこの映画、監督自身が本当に映画が大好きなんだなと分かるシーン満載です。大林監督はもう、亡くなってしまいましたが大林宣彦監督が撮った沢山の素晴らしい映画は消える事は有りません。今まで沢山の感動をありがとうございました。例え大林宣彦監督は居なくなっても私の心の中には大林監督の作品は一生、残り続けます。最後の最後まで大林宣彦監督らしい遊び心を忘れずにいてくれたこと、心より感謝致します。
[映画館(邦画)] 9点(2020-09-13 16:32:37)(良:1票)
55.  クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 《ネタバレ》 
待ちに待ったクレヨンしんちゃん映画最新作は、しんちゃんに出てくる登場人物の中でも一番大好きなぶりぶりざえもんが期待を裏切らない活躍ぶり、笑いを見せつけてくれてる。それだけで満足ですが、それだけではないしんちゃん映画の魅力、楽しさ、素晴らしさが沢山詰まった傑作に仕上がっています。今作のキーワードでもあり、クレヨンしんちゃんと題名にもあるクレヨン、落書きがテーマである。自由とは何か?大人の身勝手さと子供の純粋さがきちんと描かれる点も相変わらずしんちゃん映画の醍醐味として、誰が観ても楽しめる作品になっている上に、感動的な場面も沢山用意されてます。しんちゃんが書いた落書きのななこお姉さんが自分を犠牲にして、しんちゃんを救う場面、しんちゃんによって助けてもらったくせにしんちゃんとその仲間達を置いて逃げようとする身勝手な大人達に対して放つみさえの台詞が胸を熱くします。そして、何と言ってもぶりぶりざえもんが素晴らしい。普段はしんちゃんを裏切ってばかりだが、ここぞという場面では自分を犠牲にしてでもしんちゃんの味方になり、そして、地球を守る姿はかっこ良い。間違いなく世界で一番かっこ良い豚だ!そんなぶりぶりざえもんの絵を描くのを助けるブリーフもこれまた素晴らしい。どのキャラクターに対しても作者の想いを愛情を持って描いている点も素晴らしい。単なる娯楽を超えて、大人に対する皮肉を描きながら笑いを忘れずに子供達にも楽しんでもらいたいという願いが込められている所もクレヨンしんちゃんの素晴らしさです。予告編を見た時からずっと楽しみにしていたクレヨンしんちゃん最新作、期待に応えてくれた関係者の皆様、ありがとうございました。来年も勿論、これからもしんちゃん映画は必ず映画館で観ます。
[映画館(邦画)] 9点(2020-09-11 17:32:54)
56.  クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし 《ネタバレ》 
先ずは最初に言っておきたい。世の中のお母さん方、必見です。この映画を観ればしんちゃん映画が何故、多くの人に支持されてるか解るはずです。子供に見せたくないアニメナンバーワンだと?絶対に違う。しんちゃん映画には家族愛がしっかり描かれている。何故、私が今作に付いて世の中のお母さん方に強く勧めるか?ここまでみさえが活躍するしんちゃん映画は珍しい。新婚旅行の先で夫のひろしが仮面族達に捕まる。ひろしを取り戻す為ならどんな苦しみにも耐えるみさえが素晴らしい。みさえの母親として、また嫁としての愛に感動せずにはいられない。ひろしが自分を犠牲にして助けに来た家族達に対して「帰れ!」と言う。その後のみさえがしんちゃんに言う台詞がみさえがひろしを信用していることが解る。パパを助けなきゃとしんちゃんに対して言う台詞の後のしんちゃんの「母ちゃんは誰が守るの」の台詞がこれまた泣けるし、しんちゃん映画の素晴らしい場面が沢山、見れて大満足です。みさえがひろしを信じる様にひろしもみさえを信じている。そんな両親が居るからこそしんちゃんもひまわり一緒になって頑張る。そんな姿を1人でも多くの人に観て貰いたいという願いで作られているのがしんちゃん映画の全てに共通して言えるテーマだ。不器用だけど人間らしい姿を見る事が出来るしんちゃん映画、これからもずっとずっと見届けて行きたい。それにしてもひろしの「おっぱいが歩いていたら普通見るだろ!」には解る。解る。と納得すると共に笑わせてもらいました。最後にもう少しだけ!来年のしんちゃん映画はぶりぶりざえもんを主人公にした新作らしい。今から楽しみだ。来年も絶対に映画館で観るぞ〜!
[映画館(邦画)] 9点(2019-04-24 17:25:14)
57.  映画ドラえもん のび太の月面探査記 《ネタバレ》 
待ちに待ったドラえもん映画の新作は大人向けでありながら子供達に対する未来へ向けての力強いメッセージを持った素晴らしく、凄い内容にドラえもんは単なる子供向けアニメではない誰が観ても共感できる素晴らしいアニメであることが解る。今回のキーワードは想像力です。人間なら誰もが持っている想像力、想像する事の素晴らしさをドラえもん映画として、見せる凄さ、想像力は未来だ!人への思いやりだ!それを諦めた時に破壊が生まれるんだ!というドラえもんの放つ台詞には今は亡き不二子F不二雄先生の思いが伝わってきます。のび太の放つ友達が悲しい時は自分も悲しいし、嬉しい時は一緒に喜ぶと言う台詞にしても、子供ながら全世界の人々に対して訴える力強いメッセージを感じる事が出来る。のび太の想像から始まって、出会った月の世界でのルカを初めとする人々との友情、この映画はドラえもんの持っている友情、友達の大切さ、仲間意識、決して裏切らない大切さ、そういうもの全てをきちんと描いてるのが素晴らしい。この映画を観て、改めてドラえもんが何故、多くの方に愛され続けてるのか解ると共にやはり、ドラえもんをはじめとするのび太とその友達の姿を通して、未来は明るい。ドラえもん映画があれば希望は持てると感じる事が出来た。来年以降も引き続き、映画館で観ることを此処に誓います。
[映画館(邦画)] 9点(2019-03-02 15:30:52)(良:1票)
58.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 
いやあ、参った!絵柄からは考えられない感動作品です。子供向けでありながら大人が見ても楽しい上に感動する素晴らしい作品です。まず何よりおっこの健気さ、両親を事故で失なったにもかかわらず、前向きに生きてるのが素晴らしい。そんなおっこと関わる幽霊ウリ坊と美陽、子鬼の鈴鬼とのやりとりも楽しい。旅館に泊まりに来る客との会話、やりとりも良い。どんな人でも受け入れる。全てにおいてこの映画は優しい。温かい。おっこと最初は仲悪く、喧嘩ばかりしてるライバル旅館の娘にしても単なる意地悪な人物として描かれていない。おっこが助けを求めてくれば応えてみせる。両親の事故の原因、両親を死なせたお客さんに対しても他のお客さんと同等に扱う。差別しない。正にどんな人でも受け入れるという花の湯のモットーである。子供向けでありながらも人生において大事なことを教えてくれる作品として、大人にも是非、見て欲しい。むしろ、大人の方が泣ける作品ではないだろうか!つい、一週間前に偶々、車運転中に何かのラジオ番組で紹介されていたのを聴いて、この映画の存在を知って、今日から私の住んでる地域でも公開すると知って観て来ましたが、何故、土曜日の昼間なのに私の他にお客さん2人なんだ?誰もが知ってる。大ヒットハリウッド大作も悪くは無いがこういう作品こそ大ヒットして欲しい。もっと沢山の人に観て欲しい作品です。絵柄だけで、無視されたり、敬遠されてるのかもしれないけど勿体無いです。よくよく聞いたらこの映画の脚本、ガールズ&パンツァーの人らしい。あれといい、今作といい、絵柄からは想像できない素晴らしい作品ですね。
[映画館(邦画)] 9点(2018-12-29 19:29:35)(良:1票)
59.  おばあちゃんの思い出 《ネタバレ》 
未来から来た小学五年生ののび太の姿を見ても、疑うこと無く受け入れるおばあちゃんの優しさに感動すると共に泣けてきて仕方ない。人を疑がってばかりいることよりも信用して、全てを受け入れる温かいおばあちゃんの優しさにこの作品の素晴らしさが凝縮されています。五年生ののび太がおばあちゃんの夢を叶える姿が自分が昔、おばあちゃん大好きな子供であった事を思い出して、泣かずにはいられない。不二子不二雄先生の描く人間愛、この作品は全てにおいて温かくて優しい。ドラえもんの沢山の話の中でも泣ける話の筆頭であり、もう二度と戻れない過去、大人になれば忙しくて忘れてしまっていること、後悔してももう遅いと気付かせる厳しさも描かれている凄さ、色んな意味で人としての有り方を見せてくれる作品です。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-06-22 19:33:23)(良:1票)
60.  老人と海(1999)
ヘミングウェイの代表作、老人と海は何度も繰り返し読んでるぐらい大好きな小説です。そのイメージ通りにまるで絵が飛び出してきそうな程に動く動く。その動く描写が素晴らしい。油絵が動く。アニメーションならではの動きにあっという間の20分!見終わった後にまた繰り返し観たくなって観てしまいました。ずっと前から観たいと思っていたこの作品が近所のブックオフで何と何と1000円で売られているではないか!迷わず購入!僅か20分の作品に1000円どころか3000円以上の価値はある。この素晴らしい映像美、映像表現の前には昨今のCGだらけの大作などゴミの様に思えてしまいます。CGなんかじゃ描けない手作業による素晴らしい映像表現に感動です。
[DVD(吹替)] 9点(2018-06-18 20:43:12)
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