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よーちーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  ディア・ドクター
西川美和監督のすごいところは、人間の感情というものが複雑であり、矛盾を抱えたものであることを、2時間前後の、ストーリーも成立している作品のなかでちゃんと描けてしまうことだと思う。画一的に「善い人」、「悪い人」と、簡単に分けられないのが人間。本作のキャラクターそれぞれに、嘘やわがまま、嫌なところ、素敵なところがちゃんと見出せる。監督は、現代の医療が抱える問題の中に、愛情を主にした、人間ドラマを巧みに融合させている。作品の性質上、刑事の語りなどにどこか説明的とも思える箇所はあるが、それでも充分リアル。あまりにキャラクターが普通の人たちすぎて、役者さんたちはこの脚本を演じるのが難しかっただろうなあ。でもだからこそ、主要キャストはベテランばかりなのかもしれない。感情の読みにくいつるべの小さい目が、こんなにも生かされる作品って、そうはないでしょうな。
[映画館(邦画)] 8点(2009-07-03 17:23:20)(良:2票)
42.  放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人
テレビのシリーズのファンなので長らく観たいと思いながらも、上映期間を逃したので、ようやくDVDで鑑賞したが、劇場版である必要はなかったなあというのが率直な感想。わざわざ劇場まで観に来たり、DVD買ったり借りたりする客は、偶々深夜に観てしまったという人とは違い、フェイクドキュメンタリーだと認識しながら観ているということが前提とはいえ、中盤以降のあまりに台詞くさい台詞に思わず「そんなこと言う奴おらへんやろ~」と、某芸人風のツッコミを入れてしまった。いつものお蔵入りの説明が入る出だしなんかは良かったけど。題材はいいのに、うまく料理し切れていない感じ。恒例の最後の種明かしも今回はちょっとくどいかな。山本剛史のファンなので、ちょっと得した気分の6点(しかし当然といえば当然だがクレジットはなし)。同じ彼が出てくるフェイクものなら、山下敦弘の「不詳の人」や「汁刑事」のほうが断然好きだけど。
[DVD(邦画)] 6点(2009-06-27 23:07:16)
43.  ウルトラミラクルラブストーリー 《ネタバレ》 
どのように観たらいいのか、私には分からなかった。テロップが欲しいくらい、方言台詞もなかなか聞き取れないし、ストーリーもかなり破天荒。まさにウルトラミラクルなラブストーリーとしか説明しようのない作品。ただ、松山ケンイチってこういう変り種ながら根がまっすぐという役をやらせると最高にいいんだよなあ、と「セクシーボイスアンドロボ」で彼を好きになった私は思う。キャベツ畑に埋まるシーンだけでも観る価値あり。私事ながら、上映後、松ケンファンと思しき女子集団が映画館前で戸惑いの感想(ネタバレ含)を口々に述べていたといういわゆるKYな場面が同時に思い出されるのがとっても哀しい。
[映画館(邦画)] 7点(2009-06-27 21:15:26)
44.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
蒼井優という女優の存在を初めて認識したのは「リリイ・シュシュのすべて」だった。そのとき何となく只者ではないという感じはしたが、この映画で私にとって彼女は唯一無二の素晴らしい女優というポジションになった。本作の不器用な主人公・鈴子はとびきりの美人であってはいけない。かといって勿論ブスでもいけない。どこか陰気な感じで、生きにくそうだが、その後ろ向きなミステリアスさや儚さがそれなりに魅力的にも見える。当然、万人受けするわけはなく、寄ってくる男も限定される。さらに二十代そこそこという年齢設定も考えるとこの鈴子を演じられるのは蒼井優以外に私は考えられない。監督が蒼井優の魅力と持ち味を最大限に活かし、また蒼井優もその意図に沿った結果生まれた素晴らしい映画である。だからといってこの映画が蒼井優の魅力のみで成立しているとは思わない。ストーリーも秀逸である。特にラスト。森山未來演じる青年の裏切りの理由解明が蛇足という意見には全くの同意であるが、前に進む鈴子を応援するかのようにすれ違いのラストを選んだタナダ監督の心意気(?)に感動。とりあえず笹野さんのマイクテクはツボだった。
[映画館(邦画)] 9点(2009-05-21 18:53:01)(良:1票)
45.  ハヴァ、ナイスデー
今まで観てきたショートフィルムには、オッサレーで、「クリエイティブでしょ俺(あたし)様」臭ぷんぷんな、監督の自己愛の露呈に終始したものが多かった気がするが、これは違う。本当に作品として面白く、秀逸なものばかり集められている。あまり有名でない監督(すいません、もしかしたら私が不勉強なだけかもしれないですが)が多いのに、このクオリティーならば、日本映画の未来は明るいのではないかと。何度も観たくなりそうなんでソフト購入検討してます。個人的には山本浩司がやっぱり良かった。余談ですが、西日本の某地方都市Fでお馴染みのバスとテーマソングが何作かに使われているので、縁ある方にお勧め。
[DVD(邦画)] 8点(2009-05-21 17:48:52)
46.  重力ピエロ 《ネタバレ》 
映像化不可能と謳われていたらしい原作のほうを、本作の鑑賞後にぱらぱらと読んでみた。小説でも漫画でも実写化によって劣化する作品が多いと個人的には思うのだが、この作品に関しては映画版のほうが断然良い。原作で随所に挿入される文化的な薀蓄が私には少し煩かったのだが、映画では大幅にカットされていて、かなりさっぱりまとまっている。森淳一の作品はこれまで「TOYD」しか観たことはなかったが、この冷たさを含んだ透明感は持ち味なんだろうなあ。そして、本作のいちばんの見所はキャスティング。こんなにそっくりな子役を使った回想シーンは今まで見たことがない。加えて、泉水も春もどちらもそれぞれの親に似ていることがびっくり。起用する役者のチョイスによってこんなにリアリティーを醸し出す作品はちょっと珍しい。 
[試写会(邦画)] 8点(2009-05-14 15:06:30)(良:2票)
47.  三月のライオン
あざとすぎ。全体的に、生活感のないおしゃれな映像で煙に巻いている感が。あと、主人公の女の子の奔放というか馬鹿というか…なキャラクターがもう全く生理的に受け付けない。多分かなり観る人を選ぶ作品だろうと思います。同じ兄妹愛でも、私は山下敦弘の「くりいむレモン」の方が好きですね。ただしこちらは本当の意味では“禁断”ではないので、比較しちゃ悪いかもしれませんが。同じ内容であと二十分短かったらもう少し高評価だったかもしれません。
[DVD(邦画)] 5点(2008-04-02 00:27:07)
48.  めがね
私はヨモギこと加瀬亮さんのファンなわけですが、それを加味したとしても、かもめ食堂の方が好きでした。雰囲気が作りこまれすぎているというか…。街中の小奇麗なカフェで、ゆっくり読書を楽しむような、そんなナチュラルを装った人為的なオシャレ感が漂っています。嫌いとまではいわないけれど。やはりはいりさんのような外しアイテムがないとリアリティーないってことかな~。
[映画館(邦画)] 6点(2007-10-03 04:08:19)
49.  ストロベリーショートケイクス 《ネタバレ》 
四人(距離感でいうと二対二)の女性の群像劇。しかし、双方はまるで別世界に住むわけではなく、立ち寄る場所やアイテムでリンクしている(個人的には、秋代が捨てたトマトが、塔子を介して、美しい絵となって戻ってくるという繋がりが一番好きだ)。わからない人には絶対にわからないし、わかる人にはわかる感じの映画。  四人の女性で一番共感票が多いのは、デリヘル嬢・秋代だろう。仕事柄色んな男と寝るのに、キクチへの想いはとても純粋。女友達というポジションの物足りなさを感じながらも、それでも彼の傍にいられるならと、敢えて男らしいサバサバキャラを演じるあの感じ。帰り道、家まで送ってもらわず、途中でわかれた彼の姿を見つめる秋代の、何とも言えない表情がいい。 女優の中でも、儚い大人の女というジャンルが私の中では存在するのだが、中村優子という人は、その中でもぴか一である。別の作品で同じくデリ嬢を演じた同ジャンルの麻生久美子より断然いいと思う。  ついでに他の女優に関してもコメントを。 ちーちゃんの美少女扱いに違和感を感じていた私は、少し冴えないくらいの女を演じている彼女が一番リアルだと思った。 岩瀬塔子さんは、後半MEGUMIのスレンダーバージョンとしか思えなくなったものの、実際にいそうな女性像として判りやすい。 中越典子は、あまり好きな女優ではないが、この作品でやや好感が持てた。 つまり全てが絶妙なキャスティングだった。(蝉之介含む。私は、やたら彼が葬式用の写真に納まっているシーンを目にする気がするのだが、気のせいだろうか)  映画としてはものすごく好きなのだが、他の人も書かれているように、とても会話の音が小さく、いいシーンでも画面に耳を近づけなければいけないのが辛かった。その点がマイナス。それでも初レビューなので、少しおまけの8点。
[DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 14:57:24)
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