961. 父と暮せば
《ネタバレ》 設定からして期待させるんですが・・・これもやはり、舞台用の脚本をそんなに直してないのではないかと思います。あえて映画にする意味が感じられませんでした。あと、りえちゃんの方言が下手なのが気になりました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-22 02:33:12) |
962. 悪霊島
《ネタバレ》 ちっとも「悪霊」っぽくないんですが・・・。時代設定からしてそもそも金田一ものとしてはハンデがあるんですが、特に目を引くようなトリックもなく、人物関係での意外性もないとなれば、見るべきポイントがありません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-08-19 03:16:14) |
963. 火宅の人
主人公をいったいどういう人格設定にしているのかがさっぱり見えず、ただ単にストーリーを追っているようにしか見えなかった。いしだあゆみや松坂慶子も期待したほどの存在感がなく、やや拍子抜け。原田美枝子は良かったけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-12 11:44:08) |
964. 萌の朱雀
西吉野というところは、同じ吉野と名がついていても、生活圏的には吉野郡の中心部とは別エリアであり、また、世界遺産の数々を誇る吉野とは対照的に、賀名生の梅林と皇居跡を除けば、さしたる観光地も見当たらない。そんな西吉野という地域に着目した時点でその慧眼は称えたいが、しかし、描写としては、ボソボソした単調なやりとりが延々と続いているだけなんだよなあ・・・。 [DVD(邦画)] 3点(2011-08-11 23:20:42) |
965. 異人たちとの夏
《ネタバレ》 両親の方の描き方自体は秀逸で、特に幽霊であることをあえて強調していないのがいい。ただ、そこで掘り下げが止まってしまったのが残念。永島敏行をどうしてもっと使わなかったの? [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-27 23:30:01)(良:1票) |
966. 風の中の子供
戦前の日本の状態がいろいろ見られるのは面白かったのですが・・・それ以外の、というか話の中身自体には、特に見るべきところがありませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-07-09 22:13:54) |
967. にごりえ
《ネタバレ》 一作目の、息をひそめるような緊張感が白眉。室内の親子の会話と外での車夫との会話だけで、数多くのドラマを表現しきっている。丹阿弥谷津子の若さにもびっくり。二作目は、最後は見つかって終わりと思いこんでいたので、あのオチは逆に面白かった。三作目は、全体的に少し騒がしいのが難点。それに、主役が最後の方で入れ替わってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-29 01:17:07) |
968. おとうと(1960)
《ネタバレ》 岸恵子は、芯の強さや細やかな愛情を頑張って表現していると思うのだが、全体の筋が何とも後ろ向きで暗すぎる。それならそれで現実の生活の厳しさを実感させる方向でまとめればよいと思うのだが、その辺も中途半端。結局、病気の部分のファクターによりかかってしまっている。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-25 02:35:02) |
969. 絶唱(1975)
《ネタバレ》 ベタな作品はそれはそれで好きなのだが、この場合は、ベタ以外の要素があまりにもなさすぎるのが痛い。なので、途中で友和が分かりやすく姿を消すところとか、百恵が倒れてから延々引っ張るところとか、どうもネタ切れに見えてしまうのです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-23 04:12:10) |
970. キューポラのある街
散発的なエピソードが特に起伏もなくつながれているだけであって、面白みが感じられない。ただし、無難で優等生的な芝居しかしないと思っていた吉永小百合が、あそこまでいろんな表情を見せていたのは珍しかった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-23 04:04:55) |
971. 潮騒(1975)
描写の1つ1つが何とも凡庸で、説明的で・・・周りの人たちも駒のようにしか動いておらず、結局、主人公達の行動も予定調和に見えてしまいます。後から考えても、特に見るべきところのない内容でした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-06-21 00:35:32) |
972. 裸の島(1960)
実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54)(良:1票) |
973. 恍惚の人
《ネタバレ》 73年という時期に認知症を正面から採り上げた問題意識は今日でも価値を有しているし、変なひねりをいれない誠実な描写は現在でも通用すると思う。ただ、終盤はいろんな場面での「おじいちゃーん」の連呼が妙に耳についた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-05 01:21:59) |
974. 美しき運命の傷痕
《ネタバレ》 せっかく3つの素材を用意していながら、それがクロスしたり関連したりする要素が薄いのが残念。ただし、その中でも、よくあるような夫の不倫話を一本の筋の通った独自の世界にしているエマニュエル・ベアールの存在感は素晴らしい。仰々しい邦題はかえって損をしていると思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-04 04:19:35) |
975. 煙突の見える場所
描写の対象を下手に拡げず、あくまでも身近な範囲でまとめているところは作品の堅実性を増加させていますが、それでもやはり食い足りない印象は否めない。上原謙が途中からどんどん格好悪くなっているだけなのも、何だかなあ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-01 02:07:59) |
976. 竜二
《ネタバレ》 派手な喧嘩も銃撃戦もない。ひたすら地道な生活の描写。その中からにじみ出てくるヤクザ者の悲哀。途中であっさり堅気の生活に転進してしまうのも、今から見るとかえって斬新だったりする。さっと切り上げるラストも、ある種の容赦なさを感じさせて清冽。ただし、永島瑛子のベリーショートはあまり似合わないと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-05-21 00:58:22) |
977. 無法松の一生(1958)
《ネタバレ》 運動会のシーンでも、太鼓のシーンでも、その底にじっと抑えた慕情と悲哀がそこはかとなくにじみ出ている。そこがいい。だから、ポスターのシークエンスが、何ともいえない重みをもって静かな光を発している。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-17 23:24:57) |
978. 大殺陣
《ネタバレ》 前半のところで、誰が何をしようとしているのかがあまりにもごちゃごちゃしていて、ほとんど入り込めませんでした。ラストのしら~っとした静寂感はなかなか良いです。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-05-16 02:44:26) |
979. 十一人の侍
《ネタバレ》 これだけのキャストの中で、夏八木先生を主役にしてくれただけで、私としては何も言うことはないんですよ。まあ、尺をもっと長くして、個々の面々の背景なども取り入れるのがオーソドックスな手法なのでしょうが、そんなまだるっこしいことはせずに一気に突き進むのがこの作品の魅力であるともいえます。作戦中止のときの延々と続く馬の音、執拗に馬の一隊を追うカメラが強力ですね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-15 23:22:45) |
980. 高校生心中 純愛
設定から筋の運びから音楽からラストの力業の持って行き方から、何から何まで昭和40年代の懐かしドラマの香り満載。これでは低い点はつけられません。説明台詞の数々も俳優の皆様の赤面するようなくさい演技も、どうでもいいのです。「何でそこでそういう行為に出る!?」と突っ込みたくなる行動でも、登場人物は何の疑いも持たずにそれに突き進んでいる。そこがいいのです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-05-11 01:40:11)(良:1票) |