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ドラえもんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  ザ・リング
オリジナル版を観ている人にとってはきっと不評なんだろうなぁ・・・って、ある程度予想の範囲だが、幸か不幸か日本版を観ていなかったこともあって、個人的には存分に楽しめた一編。オリジナルとほぼ同様の展開ということは、日本的な怨念の世界がそれだけ全米でも支持されたということで、当然の成行きだと思う。むしろ日本的なテイストを損なうことなく、そして直接的な描写を極力避けながらも強烈なインパクトを与える手法は、いかにもG・ヴァービンスキー監督らしいし、恐怖映画としては一種の品格すら感じる。それにしても死顔の特殊メイクの強烈さは、やはりこれまでにないおぞましさだが、一方で“絶叫する美女”が絶品のN・ワッツの魅力もなかなかのもの。
7点(2002-11-23 23:03:56)
82.  DRIVE
1時間ぐらいで終わりそうな話の内容を、無理矢理引っぱっているような印象を受ける作品だ。(そのひとつひとつのシーンのなんと長いことか。)しかも“ドライブ”というタイトルからはまったくかけ離れた展開をみせる。せっかくのキャラを集めたのに、偶然とは言え自らの進むべき道を次々と発見し、早々とフェイドアウトしてしまうのは余りにも勿体無いし、これでは堤真一と関わり合う必要性がないし、同乗する意味も薄れてしまう。さらに、仲間を裏切って金を持ち逃げした筧利夫に、彼らが最後まで会うことがないという設定にも不満が残る。結論を言えば、面白くもあり、面白くもなし。SABU監督作品は初見だが、場面場面で勝負する人のようで、このようなツッコミなど意に介していないのだろうけど・・・。
6点(2002-10-12 16:47:58)
83.  猫の恩返し
「もののけ」や「千尋」といった、いわゆるジブリ・イベント大作を見慣れてしまった為か、本作はなにやら“普通のアニメ”といった印象が強い。しかしアニメとは本来こういうモノなのではなかったか。我々はいつから作品に深いテーマ性や映像の美しさと言ったような完成度の高さを求めるようになったのだろうか。つくづくジブリ・アニメの功と罪というものを感じると共に、今後の方向性に一石を投じた作品のような気がする。
6点(2002-10-04 00:14:50)(良:2票)
84.  海は見ていた
遊女の世界を描いた作品としては、よくありがちなストーリーで、とりたてて目新しさは感じられない。黒澤明の遺稿で初のラブ・ストーリーというだけで、果たしてなぜ今映画化したのか、大いに疑問の残る作品だと言える。江戸時代の深川に展開される人間ドラマに、どれほどの深い意味を持たせられたのだろうか。往年の活力を失った熊井啓の演出は上滑りをするばかりだ。クライマックスの豪雨のシーンはいかにも黒澤らしく豪快だが、そこで展開される作劇とのズレを感じるのは私だけだろうか。それにしても惚れっぽい娼婦役の遠野凪子は、大半のシーンが泣き顔ばかりで、ほとんど演技らしい演技をしていないのには困ったもので、さっぱり印象に残らない。むしろ少しも娼婦に見えない清水美砂の、相変わらずぶっ飛んだ存在が痛快で、このつまらない作品を救っている。
6点(2002-09-13 00:46:32)
85.  RETURNER リターナー
ベースは「ターミネーター」を逆手にとったもので、後はご存知「マトリックス」「E.T.」「MI:2」等々(「異人たちとの夏」を彷彿とさせるシーンも・・・)、引用作品を挙げるとキリがないほど。“節操がない。”“オリジナリティがない。”と言われればそれまでだが、しかし、それらのヒット作のテイストが決して模倣ではなく、巧みなアレンジでドラマ及びアクションにしっかり生かされ、立派に自己主張している点で、実にしたたかな作品となっている。テンポの良い演出もさることながら、シャープでスピード感溢れるアクションと、VFXの完成度の高さには脱帽せざるを得ない。さらに、主役二人を喰ってしまいそうな岸谷五郎のキレっぷりが、作品をより魅力的なものにしている。作り手の頭の良さを痛切に感じさせる作品だと言える。
8点(2002-09-12 23:41:41)
86.  陽はまた昇る(2002)
かつてマスコミを賑わしたビデオのβとVHSの熾烈な競争社会の裏話だが、脚色の良さと手堅い演出、そして温厚なキャラの西田敏行や、珍しく実直な役柄の渡辺謙らの好演もあって、決して刺々しい作品にはしていない点、好感が持てる。伝統ある東映お得意のこの集団人情話には、久々にホッとするような作品に出合ったという想いで一杯だ。
7点(2002-09-06 23:21:15)
87.  とらばいゆ
瀬戸朝香扮する麻美は気が強くて身勝手で、いくら仕事のためとは言え、周囲の意見にまったく聞く耳を持たない女流棋士。不調続きでランク落ちの危機に瀕し、優しく気遣う夫との関係もギクシャク状態。妙に優しくされる事がかえって彼女のイライラを募らせ、何かにつけ八つ当たりして、ほとんど意地を張っているとしか思えない気分を、瀬戸が巧みに演じる。それにしても彼女の妹ともども、自分の都合だけで生きているような女たちに対して、夫や恋人(元彼も含めて)といった、ここに登場する男たちのなんと優しいことか。夫の本当の優しさに気づき、やがて自我に目覚める主人公という定石通りに話は進むが、ひとつ間違えると嫌味で不愉快な作品になるところを、大谷健太郎監督の明るくテンポの良い演出と、出演者それぞれの好演で補っている。
7点(2002-08-26 00:36:31)
88.  模倣犯
類型的なものを極力嫌い、常にクセのある演出スタイルを貫くという意味では、いかにも森田監督らしい作品となっている。が、それにしてもひたすらシニカルで乾いた登場人物たちには、我々観客が感情移入する事を頑なに拒絶しているかのようで、とりわけ、極めて冷静でとても豆腐屋の主には見えない山崎努の存在には、リアリティすら感じられないのは困ったものだ。それはバーチャル的に自爆してしまうシーンにも言えることだが、実際どこまでが本当なのか解らないラストの唐突な問題提議をも含め、ひたすら人を食った嫌味で冗談のような作品で、とても好感は持てない。
5点(2002-08-10 16:35:33)
89.  KT
まだ記憶に新しい「金大中拉致事件」に大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、阪本順治監督初の社会派ドラマ。ザラついた画像の一種ドキュメンタリー・タッチで描かれた本作は、共に国家を思うが為の男たちの行動と友情を、骨太で迫真性をもって展開されていく。あくまでもフィクションでありながら、できうる限り事実に沿った描き方で真相に迫ろうとする作り手の意欲は充分に伝わってくる。佐藤浩市扮する自衛官が誘拐に協力する経緯が、やや安易で説明不足の感もあるが、やがて組織を棄て女にはしるというアウトロー的な役柄は、彼の持ち味を存分に生かせていると思う。真実を隠すため個人を闇に葬り去ってしまおうとする、国家というものの不気味さを漂わせるラストが強烈だ。
8点(2002-07-15 01:04:31)
90.  突入せよ! あさま山荘事件
長野県警と警視庁本部との衝突・軋轢・面子争いといった内部対立や、言葉の解釈の行き違いなどで起きる混乱ぶりといった、不慣れな事への懸命さの空回りといった、当時、恐らく実際にそうであっただろう事を、原田真人監督によって迫真力をもって克明に描ききった力作となっている。今、こういった群像劇を撮らせたら、おそらく彼の右に出る者はいないだろう。それほど極限状況下に置かれた男たちの、まさにその瞬間に生きているという生々しさは、まさに実録だからこそのリアリティを感じる。
7点(2002-06-21 00:42:12)
91.  ハッシュ!
この作品の面白いところは、あるゲイ・カップルを通して、その対極にある女たちとを対比させていくことによって、男や女を超越した、今までとは違ったまったく新しい生き方の可能性を示したことにある。彼等の部屋は隅々までキチンと整理されていて、それだけで彼等というものが解かろうというもので、また女性に対して妙に優しかったりするものだから、誤解を招いて右往左往してしまう。これは自分の性癖を悟られないためのカムフラージュであるのと同時に、自分がゲイであることを認めたくないという気持ちがどこかにあって、彼等のそういう気分を橋口監督が実に巧みに説得力をもって描いている。このひたすら女性的で優しい彼等に対し、女たちは威勢がよく行動的な反面、なんと身勝手でだらしないことか。コミカルに流れていく中、終盤、唯一血を分けた兄の突然の死に直面し、猛烈な孤独という現実に慟哭するシーンに、作者の深い思い入れを感じた。
8点(2002-06-17 00:56:00)
92.  プラットホーム
1980年代の中国をある若者たちの青春を通して、その時代の空気というものを掬い取った作品。天安門事件に至るまでの激動の歴史的な出来事は敢えて声高には描かれず、極めて普通の日常をスケッチ風に、それはまるでバスの窓から風景を眺めているかの如く、決してドラマチックにはならず実に淡々とした描写で展開されていく。主な舞台となる小さな村に遠い過去から脈々と流れ続けている時間やそのたたずまい、あるいはどの国にでもいるような、恋愛や新しいミュージックや煙草などに興味を示す若者たちの初々しい描写など、興味は尽きない。ただ漠然と鑑賞していると漠然とした印象しか残らず、精神的にも肉体的にも充実したときにでも観ないと、まさしく“プラットホーム”に置き去りにされてしまう・・・そんな作品だ。
7点(2002-04-26 15:09:31)
93.  化粧師
今でいうヘアメイクアップ・アーティストという、映画でも珍しいテーマを、舞台に大正時代を選んだ点が面白く、女性が権利を主張し始めたこの言わば動乱期の時代の下町に、逞しくそしてしたたかに生きる人々の息吹きが感じとれる作品となっている。いわゆるストーリーそのものよりも、出演者たちの演技合戦で見せる映画だとも言える。今が見ごろ、今が旬といったキャスティングはまさに絶妙で、腕はいいが寡黙な小三馬を演じる椎名桔平などは、いかにも役柄そのままと言った感じで、そのキャラは十分生かされている思うし、彼を取り巻く乙女たちの生き方も三者三様、個性的で魅力たっぷりに描かれている。まさに適材適所とはこの事!
8点(2002-04-04 00:38:15)
94.  ナビィの恋
60年ぶりに再会した初恋の相手と駈け落ちしてしまうナビィおばぁの姿には、ロマンティックと言うよりは、沖縄人のバイタリティを感じてしまうし、なんとも可愛らしくもある。この作品は沖縄を舞台にした実にユニークで楽しい一編に仕上がっている。さらに、沖縄俳優の平良とみや三線の登川誠仁らと言った、出演者たちの演技を超えた強烈なキャラが、この作品をより魅力的なものにしているのは言うまでも無い。
8点(2002-02-15 00:54:07)
95.  リリイ・シュシュのすべて
一見、高い支持を得ているようだが、この作品も観る人を選ぶタイプの作品ではないだろうか?そもそも、この何とも奇を衒った演出スタイルはいったいどういう事なのか?自分の映画監督としての才能に確固たる自信があれば、何故もっと正攻法で描かなかったのか?映画は、中学生たちの生態の現実と、抱えている様々な問題を直視していくが、かなり歪な決着をつけようとする彼らには感情移入し難い面があるし、結局のところ、リリィ・シュシュとは彼らにとってどういう存在だったのか等々、映像表現に頼りすぎた為か、なかなか主題が見えてこないと言う恨みが残る。
6点(2002-02-03 11:34:37)
96.  光の雨
この作品は、30年程前に日本中を震撼させた「連合赤軍・あさま山荘事件」に至る彼らの行動を、劇中劇として今の若者たちがそれぞれの役を演じ、彼らとの対比によって心情を理解もしくは疑問を抱き、自問を繰り返しながら“総括”していく。真の革命家を目指す為、総括という名の暴力により次々と命を落とす若者たちの凄惨なシーンは、当時報道されたものを忠実に再現されているようで、その残酷さは実にリアルだ。ただなぜ彼らが革命家を目指したのかという基本的な部分には触れていない事など、作品の性格上、個々で感じとるという以外に結論の出ない映画とも言える。
8点(2002-01-19 14:17:12)
97.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
いくら怪獣たちが主役とは言え、人間たちのドラマがしっかり描かれていればこそ、“彼ら”もより一層引き立つというもの。しかし毎回、出演者が違うというだけで、その描き方は相変わらず同じパターンの繰り返しで、それは監督が金子修介になっても何ら変わりは無い。これでは怪獣たちが可哀想と言うものだ。かつて円谷英二&本多猪四郎という、東宝特撮映画のゴールデン・コンビの作品群が些かも古びていないばかりでなく、今なお燦然と輝き続けているのも、工夫を凝らした特撮の見事さ以上に、奇想天外なストーリーが常に斬新であり、また人間ドラマもきちんと独立した魅力あるものになっていたからに他ならない。今回も、さほど必要性の無い登場人物の多さと、そのお座なりで戯画化された描き方には、もぅいい加減うんざりしてしまうし、そして特撮シーンで言えば、次々と撃ち落される戦闘機が民家に落下・爆発・炎上するという迫力あるシーンには、リアリティがあり唯一見所のある点だが、あれほど強大だったキングギドラが、設定とは言え、なんともひ弱な怪獣に堕ちてしまい、また、繭から成虫に変身するシーンがひたすら美しく、飛翔する姿も一段と見事なモスラも、夜間ではあの華麗で極彩色の羽の美しさが際立たないではないか。なんともセンスを疑いたくなる。もう少し“古典”をよく勉強して欲しいと願うばかりだ。前作の「G消滅作戦」(傑作!)には遠く及ばない出来だが、なにやらガメラと対決しそうな暗示的なシーンもあって、次回作に期待しよう。
6点(2002-01-19 01:04:05)
98.  スパイ・ゲーム(2001)
任務遂行の為には犠牲もいとわない冷静沈着なスパイのプロが最後に下した決断は、男の友情のドラマとして実に泣かせるが、個々の観客の見方によっては評価の分かれるところだろう。しかし少なくともCIAの仲間をだし抜くプロセスはひたすら面白く、しかも電話一本で解決してしまうというご都合主義も、R・レッドフォードの存在感がすべてを納得させてしまう。皺が増えてもなお若々しいレッドフォードと、精悍なB・ピットのむしろ押さえた演技とは好一対だと思う。画面のトーンはひたすら渋く、アクションが決して前面に出ている訳ではないが、胸のすく痛快作に仕上がっている。
8点(2001-12-30 23:50:44)
99.  陰陽師
野村萬斎の持つ妖しい雰囲気は彼独自のものであり、実に貴重であると同時に、好演の真田広之ともどもこの作品を際立たせたものにしている。売り物の一つでもあるSFXは実に丁寧で完成度も高く、さらにその世界観は日本特有のものであり、もっと誇りをもっていいと思う。今後、このような作品がもっと出てきて欲しいと切に願うのであります。
7点(2001-12-15 23:14:07)
100.  伊能忠敬 子午線の夢
古き良き東映時代劇の伝統と香りを見事に継承している作品で、とりたてて波乱に満ちたストーリーでもないし、悪人らしい悪人も出てこないが、逆にそれが印象をより爽やかなものしている。決して美談だけで終わらず、実にコクのある作品に仕上がっていて、その真面目な作風には好感がもてる。加藤剛という実直そのものキャラクターは、この夢を追いつづける歴史上の人物には、まさに打って付けだ。
7点(2001-12-08 23:36:10)
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