101. マン・オン・ザ・ムーン
ジム・キャリーの演技は良くて、彼がやるしかないだろうという映画だった。所々哀愁と切なさがあって感動しかけるところはあったんだけれど、ストーリー展開のテンポが悪くて間のびしてしまった。 5点(2003-06-05 14:40:48) |
102. はつ恋(2000)
今現在、一人で映画の主役をはれる女優は日本では田中麗奈しかいない。演技がずば抜けて上手いとは思わないが、フィルムに映し出される彼女は魅力に溢れている。映画女優に必要なのは何をおいてもフィルムに映える魅力であると思う。この映画はそういう田中麗奈の映画女優としての力と可能性を存分に見せてくれる。 7点(2003-06-05 14:23:13)(良:1票) |
103. MONDAY
相変わらずのSABU監督のノリで面白いところはたくさんあるのだけれど、満足感は得られなかった。発想やストーリー展開は良かったけどもうひとつまとまりに欠けた印象がある。映像や音楽、編集のクオリティの高さはさすがだった。 5点(2003-06-05 14:17:19) |
104. ひまわり(2000)
ただいま絶好調の行定勲監督のデビュー作。雰囲気はいいのだけれど、どうも作中のテンションが統一されてないのが気になる。中途半端に笑いをとろうとする必要はなかった。 4点(2003-06-05 14:12:03) |
105. PARTY7
オープニング、キャストの珍妙さとかなり期待させるものは大きかったんだけど、消化不良のまま終わってしまった。もっとあの限られた空間を生かした秀逸な脚本があればかなり面白い映画になっていたと思う。 5点(2003-06-05 01:56:09) |
106. バトル・ロワイアル
それなりに緊迫感を持って観れたけど、言うほどの問題性は感じなかった。少し過激なバイオレンス映画の枠内におさまる映画だった。まあその点は無視しても安藤政信や柴崎コウなど見所はあって面白いんだけど、ラストをなんだか綺麗に終わらせているのが興ざめだった。 4点(2003-06-05 01:52:55) |
107. 式日 SHIKI-JITSU
かなり雰囲気が重くて間のびしたけど、ラストが明るかったのは良かった。映像作家の岩井俊二を主演に据えるあたりからかなり実験映画的な感じはする。 6点(2003-06-05 01:43:24) |
108. 戦場のメリークリスマス
戦争の狂気、人間の哀しさを巧みに描いた大島渚の秀作。なんといっても坂本龍一のメインテーマがあまりに印象的。ビートたけしの不気味な演技にも目が奪われる。ラストのたけしのセリフがとても鮮烈だった。 7点(2003-06-05 01:36:23) |
109. 人間の証明
全体的なストーリー展開や俳優陣の熱っぽい演技はとても魅力的で良いんだけども、ラストが気にいらない。あそこで死んで終わらせれちゃあ不快感が残る。死んで話が解決というのはあまりに安易で物語全体の質を下げている。 5点(2003-06-05 01:26:29) |
110. 弾丸ランナー
「走る」ということをテーマにしたことでそれぞれの人間がたどる運命というものが明確にエネルギッシュに感じることができ圧倒される。多くの人が考えそうなプロットではあるけど、それを変に勢いだけに溺れることなく撮り切ってしまところがSABU監督の力量を見せたところだと思う。 7点(2003-06-05 01:21:49) |
111. アンラッキー・モンキー
「ポストマン・ブルース」を観た後に期待してこれを観たんだけど、ストーリーにまとまりがなく感じるものがあまりなかった。ずれていく男の運命や疾走感は、先の2作に通じるものがあるけどそれらほどのインパクトがなく淡々と終わった感がある。 5点(2003-06-05 01:16:56) |
112. ポストマン・ブルース
最高におかしくて、切ないSABU監督の快作だ。偶然が偶然を呼びさらに偶然が重なって脱線していく郵便配達員の男の運命を個性的なキャラクターを散りばめとてもユーモラスに描く。そしてそこから主人公の運命への疾走とともにとても切ないラストへと昇華させていくストーリー展開が見事。 9点(2003-06-05 01:07:22) |
113. ソナチネ(1993)
北野監督独特の間が緊張感と叙情感の両方を巧みに引き出しておりこの映画の世界観に引き込まれる。北野武の才能を世間に確信させた作品だと思う。 8点(2003-06-05 00:53:48) |
114. 五条霊戦記//GOJOE
浅野忠信、永瀬正敏の競演ということでかなり期待して観たんだけれどもイマイチだった。キャラクターや映像はよくて迫力もあるんだけれど、肝心のストーリーに盛り上がりがなく退屈だった。 5点(2003-06-04 19:52:42) |
115. ホーホケキョ となりの山田くん
この作品が製作発表された時には「なぜジブリが!?」と悲観的だったんだけども、実際に見てみるとこれがなかなかの秀作だった。内容はそのまま「となりの山田くん」なんだけどもそのテンポが実にほのぼのとしていて日常を愉快に描いていてとても楽しめた。アニメーションの質も実に高くてさすがジブリというものを見せてくれる。 7点(2003-06-04 19:49:54) |
116. Kids Return キッズ・リターン
北野映画の最高傑作。混迷しながらも成長していく二人の少年の姿を泥臭く描いていく。北野監督の間、久石譲の音楽、みずみずしい映像美すべてが少年たちの感情を映し出していて引き込まれる。とにかく素晴らしい映画であるが、この映画の最大成功要因はこれがデビューとなった安藤政信と金子賢の発見であろう。 10点(2003-06-04 19:17:46) |
117. ホワイトアウト(2000)
アクション大作として頑張っているのは良く分かるんだけど、ハリウッドはもちろん韓国映画の足元にもおよんでないことがとても残念だった。まあ松嶋奈々子が大嫌いな僕にとっては彼女のあの演技だけで拒否反応があったんだけども。いい女優というのは性格の曲がった役でも魅力的に見せるものだ。松嶋はそのままただムカつくだけ。佐藤浩一は良かった。 4点(2003-06-04 19:04:07) |
118. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
映像もストーリーも陳腐で、傑作だった2と比べると明らかに子供だまし。いいものを作り続けることの難しさを感じた。キャスティングに手を抜いたことが第一の敗因。 4点(2003-06-04 18:38:44) |
119. フラッド
この映画はかない公開が延びて満を持して観に行ったんだけど、出来はイマイチだった。もっと災害オンリーで押してくれるのかと思ったら中途半端な悪役とかとも対決しなくてはならず、結果的に全体が中途半場になっている。 5点(2003-06-04 15:14:09) |
120. クリフハンガー
アクション映画に細かいリアリティを要求しても仕方なく面白ければそれで良い。よくあるタイプの映画ではあるけど、雪山の迫力と緊迫感が出ていてとても楽しめる映画だ。 8点(2003-06-04 14:36:56) |