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Balrogさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 730
性別 男性
年齢 34歳
自己紹介 初心者です。7点を中心に見事な二次曲線を描く点数分布。しかし映画の評価は点数に還元しきれぬもの。点数と心中の差をいかにレビューで表現できるか。とはいえ適当なレビューも多数(笑

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101.  約束(1972) 《ネタバレ》 
ぼかしやズームアウト、手ぶれ、逆行、静止画などなど、テクニック盛りだくさんで、これらをいちいち発見していくのも楽しい。特に逆行をはじめ、陰影の使い方は非常に上手く、美しい。 ただ個人的には、岸恵子は完璧なキャスティングなのに、ショーケンってどう考えてもかっこよくない‥‥。このころの映画って主役男優に過剰な演技をさせすぎだと思う。今観ると、の話なので当時の評価は知らない。つまるところ、なぜあの二人が恋に落ちるのが釈然としなかった。恋に落ちる過程を度外視すれば、なかなか面白いとは思うのだけど。 そして結局この映画は二人の悲しい恋を描いているだけで、二人の人間は描いていない。映像には凝っているが、二人の内面は何も見えてこない。特別に外出中の女囚とチンピラの恋、という設定を盛り上げているだけで、どんな女囚か、どんなチンピラかが分からなかったのは残念だった。
[映画館(邦画)] 5点(2010-11-23 01:17:19)
102.  めぐりあい(1968)
二人とも演技はひどいし、家族が崩壊してから再生する過程が適当過ぎる。トラックのあの動作を見て家に帰るの? 他のレビュアーが指摘するように主人公のキャラクターもひどすぎて魅力がなくて妙にいらついてしまう。
[映画館(字幕)] 3点(2010-11-21 20:48:51)
103.  ぐるりのこと。
ここぞというとこの長回しと、他愛もない描写に注がれる暖かい視線は素晴らしい。構図も一つ一つ工夫していていい画でした。ストーリー自体はハッシュに比べるとオリジナリティには欠けますが、似て(?)非なるものであったハッシュと違い、夫婦を正面から扱っているあたり、監督の成長というか意識の向くところからすると必然の題材選択だったのかもしれません。最初はだめだめに見えるリリーフランキーのダメさ加減が段々いい感じになっていきます。木村多江の堅さと溶け合っていくかのようでした。いい映画でした。
[DVD(邦画)] 8点(2010-11-17 23:36:30)
104.  羅生門(1950)
やはり88分でも面白い映画は撮れる。
[DVD(邦画)] 7点(2010-11-15 23:31:26)
105.  マザーウォーター 《ネタバレ》 
この映画は旅、というよりも「移動」に近いようなテーマを持っている。そして自然に自分の行き着くところに行き着く、といったイメージ。それがオープニングからエンディングで、伽奈によって端的に表現されている。 気に入ったのは小林演じるセツコがウィスキーの水割りを作るシーン。ウィスキーをカウンターに出し、コップを出し、氷(しかも一個でコップを埋める大きなやつ)を水に濡らし、コップに入れ、ウィスキーを入れ、かきまぜ、水を入れてかきまぜる。これが大体5,6回に渡って繰り返される。こうして映画の身体性というものを非常に意識させる。この自覚的な身体性こそ映画の醍醐味だと思う。プロジェクト全体としての雰囲気は保っていて、シリーズが好きなら例外なく楽しめる。
[映画館(邦画)] 6点(2010-11-12 11:27:43)
106.  ヌードの夜
この映像感覚は誰にもマネできないだろうし、独特かつ美しい。石井隆の映像はほんとすげーなって思います。脚本は正直無理がある気がして微妙だけど、観て良かったと思えました。
[DVD(邦画)] 7点(2010-11-06 18:06:14)
107.  乱暴と待機
くすくす笑えるところは有ったものの‥‥。愛ではなくて憎しみでつながる、というアイディアはすごく興味深いんだけど、オーバーな演出が目立ちすぎた。演劇の映画化ということで、それを持ってきたのかもしれないけど映画的な味わいは皆無だった。もっと画として魅力が欲しかった。ただこんだけぶっ飛んだ映画は久々に観ました。この映画を観た後の話題に困ることはないでしょうね。
[映画館(邦画)] 4点(2010-11-02 17:02:48)
108.  チンピラ(1996)
しがない感じが出ていてダンカンは良かったと思います。あとは普通でしたね。
[DVD(邦画)] 6点(2010-10-29 23:22:29)
109.  ハッシュ!
久々に時間を忘れさせる映画だった。特に兄夫婦が乗り込んできてからはすごい。前半の導入からこの映画はテクニカルで、それぞれの生活をテンポ良く描きながらその出会いまでをさらりとつなげる。話はとてもシリアスだが、それを感じさせないコミカルな演出と、画の巧みさ。この家族の形を肯定する必要も否定する意味もないと思うが、親の十分な愛情を受けずに育った三人がそれぞれ家族という形を模索していく姿にこの映画の見所があるのだろう。
[DVD(邦画)] 9点(2010-10-29 23:21:48)
110.  幻の光
小津へのオマージュが感じられる作品でした。幻の光に魅せられたんだ、というのに納得できるかどうかが分かれ目なのでしょうか。前半はすごく面白かったのですが、後半は少し退屈でした。あの何とも言えない間が素晴らしいのだけれど、ストーリーとしては特に何もないです。絵の美しさはあるけど、今ひとつ。前の夫の自殺に疑問を感じながらも今の生活に慣れていく江角マキコは良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2010-10-29 00:38:06)
111.  アカルイミライ
語り得ぬものについては沈黙しなければならない、というマキシムが浮かぶ。クラゲに安易にメタファーを乗せるのではつまらない。映画でしか表現できないものを表現している。不思議な作品である。語ろうとすればするほど、語りたいものとは程遠いものができあがる。まだこの作品の真価は自分には見極められていないが、映像美と個々のシーンの素晴らしさくらいは多少は分かっているつもりだ。
[DVD(邦画)] 7点(2010-10-28 00:21:37)
112.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 
なぜ娘が次に帰ってくることが一年後だということを知ってから逃げ出したか。タイミングとしては最悪であるにもかかわらず、である。そしてうまくついた嘘をバラしたか。これは、親子に最後の時間を過ごさせたいと思ったからに他ならない。一年後に来るのではもう間に合わないと知っていたからこそ、彼は逃げ出したのだ。逃げ出したというよりは、託したと言ったほうが近い。それでも尚彼は病院のお茶くみとして最後を見届けようとする。本物にしようとしていたのは他の全員だ、という趣旨の刑事の台詞があったが、これは正にその通りで、全員が共犯である。バレてからは鶴瓶を擁護するものもいないが、真っ向からバッシングする者も居ない。井川遙でさえ、である。それはとりもなおさず、資格以前にもっと重要なものを鶴瓶から感じ取っていたからに違いないし、それを描こうとするのがこの映画であるからなのだ。
[DVD(邦画)] 7点(2010-10-24 21:30:20)(良:2票)
113.  王立宇宙軍 オネアミスの翼
ビジュアルの良さは認めますが、敵国との関係やヒロインのことなど、なんだか消化不良に終わってしまった観があります。
[DVD(邦画)] 5点(2010-10-23 02:06:52)
114.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
何なんだこの映画は! 漫画のようなこの荒唐無稽さは(本来の意味での)確信犯。しかしそれを現実に引き寄せる強烈な身体性。紙芝居のような質感のストーリーに燦然と屹立するのは身体だ。勃起は言うまでもなく、絡み合うシーンや押さえつけるシーン、殴るシーン殴られるシーンなど、そのどれをとっても、身体などというには物足りない、強烈なカラダそのものとでもいうべき力が、ファンタジーを現実に引き寄せている。前半は小ネタを挟みながら基本的な人間関係を形作り、後半に完膚無きにまで破壊し尽くす。その果てに残ったものは、愛だ。何もかも剥ぎ取られた人間は、愛そのものとなる。生半可な破壊ではこれは表現できない。下手な打算や論理や感情に隠されることなく、愛を丸裸にすることこそが園監督の狙いだったに違いない。愛を思い出すものは勃起という身体性であり、脳味噌の中で考えられたことなんかではない。愛は愛自体であり、考え出すような愛は愛ではない。無意識に反応する身体によって、自らからほとばしる愛に気付くのだ。自分がむきだしの愛そのものだということに気付くのだ。そんな愛を肯定しきった果てに感動のラストがある。大傑作。
[DVD(邦画)] 10点(2010-10-23 02:02:08)
115.  俺たちに明日はないッス 《ネタバレ》 
性的描写に不快感を持つかどうかは別にして、この映画が十代男子の性的衝動を描いたものだとする批評、そしてその点に特化した批判は正しくない。もしその批判があたるなら、峰は「しよ」と言われた時にすぐさまセックスしていたはずだし、比留間も海の事件の後にすぐさままた脅迫してセックスしようとするはずだ。ついでにいえば安パイも相手が積極的な割に何もしようとしないのはおかしい。その代わりに描かれているのは、峰の「そういうことは好きな相手としろよ」という台詞に象徴される至極真っ当な、純な恋愛。比留間の失恋(より正確に言えば、失恋であったことに気付く)。ついでにいえば安パイの「僕の身体が目当てだったんだね」というユーモラスだが真っ直ぐな恋愛である。男子生徒の性的欲望は確かに描かれているが、本当に表現されているのは、それを通して彼らが恋愛というものを何となく学び、成長していく姿である。その端緒が性欲だからといって何が悪いことがあるだろう。性欲だろうが直感だろうが、恋愛には変わりがない。「恋愛ってよくわかんないね」「女はもっとわかんねーよ」という台詞がそれを暗示している。
[DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 14:56:01)
116.  東京ゴッドファーザーズ
今氏のアニメの中では、ストーリー、ビジュアル共に傑出している。「ストーリー」に不満を持つことが多かっただけに、今回は満足できる。徹底したご都合主義はあそこまで確信犯のようにやられるとかえって気分が良く、めまぐるしい展開に身を任せるのを良しとさせる。クリスマスの奇跡in 東京というテーマを存分に消化している。東京を描いたアニメもなかなか良い。
[DVD(邦画)] 8点(2010-10-16 09:16:56)
117.  千年女優
ビジュアルはいつもすごいなぁ。あれほど頻繁に切り替わる場面、しかも時代が全く異なる場面のつなぎがめちゃくちゃ上手い。浮世絵風の書き割りのような中を駆け抜けながら、一気に幕末から明治初期(?)まで移動するシーンが一番秀逸。しかし、あの老婆が千代子の「もう一人の自分」だということや、結局鍵の君には会えないであろうこと、ぶつかって恋が始まるとか、妙にコケるとか、走る列車に追いすがるとか、脚本がベタすぎて、それ故につまらない。意味ありげな家政婦も使えていないし(てっきり年上女優のエイコと絡んでくるのかと思ったけど)、もっとうまく話を運べそうだったけど、結局あのラストに持って行くのならば、もっと人物の内面を描かなければならない。全体を通して千代子がただ無鉄砲に恋人を追いかけるだけなので、そこに女優魂とか彼女の内面が全く描かれていない。だから「恋人を追いかけるという役を演じている女優のような自分」を肯定するあの台詞がちぐはぐになってしまうのだ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-10-16 09:12:05)
118.  パプリカ(2006)
単純に楽しめて、面白かった。確かに人間模様の不足のためにいまいちカタルシスが得られない気もするけど、「夢」という何でもありの題材を何でもありで作ったことに好感が持てる。ファンタジーとして魅力的な世界観でした。
[DVD(邦画)] 7点(2010-10-13 23:51:58)
119.  HANA-BI 《ネタバレ》 
省略といい、海といい逃避行といい、ゴダールみたい。花火とfireworkじゃ全然意味合いが違うのになぁ。かなり大胆なカット割りが味が有る。絵と凧揚げは要らなかったなぁ。前者はくどいし後者はわざとらしい。こういう哀愁はかつて誰も表現できなかった。そういう意味で武の映画は唯一。 それにしても音楽がうるさい。
[DVD(邦画)] 6点(2010-10-12 09:37:46)
120.  用心棒
一回ボコボコにされながらも復活する主人公がかっこいい。最後まで正体不明。痛快時代劇とはこのこと。
[DVD(邦画)] 8点(2010-10-09 01:20:21)
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