101. 12人の優しい日本人
山田監督の100選で二度目の観賞です。本家、リメイク、これと観ましたが、何故かこの映画の人間関係が一番嫌に感じられます。やっぱり、日本人としての鏡を見せられてるから・・・?それだけ、脚本が秀逸ということかな。 [地上波(邦画)] 7点(2012-12-27 20:23:44) |
102. アウトレイジ(2010)
《ネタバレ》 北野監督の作品は何本か観ているが、もうこれはなんか良い意味でVシネの感じではないだろうか、たしかに、役者は凄いメンツをつかって色々予算は凄いんだろうが、これは監督が「馬鹿なバイオレンス映画を作る」それだけで作ったって感じじゃないかな。ストーリーも後づけ、ヤクザ社会というのはバイオレンスに向いてたというだけなんだろう。なんか、監督の評価が高くなってきて、北野ブルーとか哀愁を帯びた映画になっていくのかなと思っていたら、見事に原点復帰でなかなか凄い、良い意味でお馬鹿な監督です。なんか、暴力的すぎて怖さも、気持ち悪さも麻痺したのは内緒です。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-12-25 20:00:33) |
103. 社長三代記
山田監督100選で鑑賞、社長シリーズは好きでよく観ますが、完成されたシナリオはこの第4作あたりでも確立されていたんですね。 助監督に岡本喜八氏がいたりしてますね・・・ [地上波(邦画)] 7点(2012-12-12 20:36:36) |
104. やじきた道中 てれすこ
勘三郎さんをしのんで放映されていたので観ました、パロディあり、人情あり、いろいろ詰め込まれた、なんとも言えない喜劇でした。 役者も、ベテラン、渋い人から、ちょっと・・・という方までごった煮。それでいて、なかなか、おもしろい映画です。 [地上波(邦画)] 7点(2012-12-11 19:56:17) |
105. 三等重役
《ネタバレ》 山田監督の100選にて観賞。社長シリーズが好きなので、そのもとになったこの作品は楽しみでした。 パージされた先代社長の代理社長の河村黎吉氏が、もっといい加減かと思いきや、最後までなかなか人の良い人物で、それもいいですね。 案外、掘り出し物の佳作かな。 [地上波(邦画)] 7点(2012-12-05 23:14:29) |
106. 女がいちばん似合う職業
《ネタバレ》 制作前年に亡くなった松田優作に捧ぐ映画とも聞きました、そうなると、こういう変わった和製ハードボイルドまがいのものもありかなと思えます、ストーリーは完璧ではないが、キャラクターで魅せる、桃井かおりを主役にもってきたのは当時としてはベターではないでしょうか。まあ、期待せず観るとそこそこいいのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-05 21:44:31) |
107. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 原作は未読。映画だけで楽しんだが、憎めないですね堤真一演じるシズオ、ダメ男なんですけれど、なんか、漫画だけは諦めない。これって、結構凄いことじゃないでしょうか。しかし、彼の周りにいるみんな、いい人過ぎますね、世間ってもっと厳しいものではなかったですか? [DVD(吹替)] 6点(2013-12-04 22:14:10) |
108. 六條ゆきやま紬
《ネタバレ》 話はよくある、名家という封建主義社会に嫁いだ身分違いの嫁が、夫の死での後ろ盾を失っていじめ抜かれるというもの。しかも、小さな集落だから、噂で村八分近い状態、最後までいじめ抜かれる高峰秀子と、道連れにされたフランキー堺。面白い話ではない。しかし、この映画の魅力は、卓越した映像美だろう、雪の白さ生かしたコントラスト、七人の僧を背景のアングルなど、モノクロを十分に生かし切った素場らしいものだ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-21 20:36:49) |
109. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
しまったね、この映画観る前に、チャンドラーのハードボイルド映画を観てしまったものだから、対比してしまって、この映画がミステリーと言うよりアクションコメディ以外に観えませんでした。しかし、そう観るとストーリーも複雑でなく、癖のある役者、なかなか面白かったです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-11-01 21:13:30) |
110. 喜劇 団体列車
列車シリーズを全部借りて、観てしまった。シリーズとしては1作目の方が好きかな。笑って泣ける人情喜劇としては面白い部類だが、渥美清がでると、イメージが男はつらいよに固定されているので、それに引っ張られてしまう、喧嘩っ早いところもないし、真面目なキャラクターなど違いは多いのだが。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-19 21:12:26) |
111. 喜劇 駅前金融
近くのレンタル屋の駅前シリーズを全部観た結果、これが最後になりました。脚本や、本当に笑えたかというのはもうどうでもいいかなと、思いました。懐かしい名優が細かい芸で、銀幕を飾ってるだけで良いのではないじゃないか。駅前シリーズは、代わり映えはないが、ホームドラマ的安定感はある。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-17 23:45:49) |
112. 喜劇 駅前弁当
《ネタバレ》 これで、駅前シリーズは4本目の視聴です。今までのメンバーに、アチャコ、加東大介が出ていますね。今回は浜松ということで、YAMAHAタイアップだったか、オートバイと音楽が大きく出てきます。ストーリーはやはり、ありきたりです。同時期の社長シリーズや、無責任シリーズなどと全く違った、よくある昭和のホームドラマです、まあ、役者でもってる感じですね。可もなく不可もなしというやつで、TVドラマ感覚で観ている映画です。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-16 21:20:44) |
113. 喜劇 駅前団地
《ネタバレ》 社長シリーズの笑いを前面にだしたものに比べ、喜劇という程、面白さはないように思う、しかし、第二作目ということで安定して来た感じがある。森繁久弥、伴淳三郎、フランキー堺はやっぱり上手いね。九ちゃんはサプライズか。しかし、男女の医者どおし隣あわせの病院建設予定地で鉢合わせ、ああ、結ばれるなと分かるくらい、脚本は簡単。役者で楽しむドラマですね。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-15 21:50:54) |
114. あんてるさんの花
いいじゃないか、地元振興を目的にした、自主映画的な低予算ほのぼの映画です。それだけに、たしかに予算をかけてベテラン役者や、監督、脚本を揃えればそれなりに見えるかもしれませんが、このがんばって映画を作った感が良いです。内容も変に懲りすぎず、オムニバス的にまとまっているのは好感があります。佳作に入るのではないですか。しかし、最近、大予算、ベテラン役者、大監督でこけたR・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-14 20:44:11) |
115. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 この作品と、犬神家は、黒澤監督の用心棒や、七人の侍のようにある種のミステリーのエポック作品になりましたね。この作品のパロディや元ネタにしている作品や、単純なはなしが訳の分からないフェイクでかき回されるのがおおくなったのも、これからですか。 [DVD(邦画)] 6点(2013-09-30 21:52:54)(良:1票) |
116. 藁の楯
《ネタバレ》 原作のアイデアは悪くないですね、いままでの要人警護のSPをここまで変化させたのは良い、映画と言えば派手なシーンや、圧倒させる画によってインパクトを与えすぎで、大沢たかお、藤原竜也はじめ、良い役者を揃えたのだから、もっと個人で、掘り下げて欲しかった、殆ど怒鳴りあうシーンが多く、たまに、心情、家庭、過去が出てくるが断片過ぎる、例えば、藤原竜也は、今でも嫌な奴だが、なぜ子供に固執するのかを吐露させたら、もっと醜悪さがまして、何故、このような奴の為に命を賭けて、又、殺すのかといういつもの命題がもっと感じたのでは、ちょっと詰め込みすぎか。もっと面白くなっただろう映画だけに残念。 [DVD(邦画)] 6点(2013-09-21 22:16:01) |
117. 野獣死すべし(1980/日本)
原作を勝手に拡げすぎたりして、話がおかしかったり、もはや、ハードボイルドでなかったりするが、松田優作が作り上げた役と監督のせめぎ合いで出来た、狂気ににた雰囲気を楽しむ映画というとこですか?もっと深い意味があるのですか? [DVD(邦画)] 6点(2013-08-20 21:09:03) |
118. 赤目四十八瀧心中未遂
《ネタバレ》 小説は未読です、大阪は生活圏内なので居たこともあります、あの生活よりもっとひどいのも、本当に恐ろしいのも少し知っています。実際、生島が今まで東京で一流でやってきたみたいだが、どういう経緯か、ここで何も変わらないように(みえる)生きているのは、実は強い男なんじゃないだろうか。綾はあふれる強さを持っているが、隠れた強さだ。その二人を最期の軸において行くというのは面白いのではないか。しかし、やや、大阪での言葉を始め違和感があったが、まあ、許容内だろう。あと、間がうまくいけば良かったのかなと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-23 21:33:28) |
119. 東京家族
《ネタバレ》 オリジナルの東京物語は好きで、何度も観ましたし、小津監督の下でも映画の下積みをなされていた、山田監督のリメイクですから期待していたのですが、わからない。何故、この映画をつくろうと?この映画を観ていて、実はこの映画が観らないことに困りました。橋爪功が笠智衆にオーバーラップにして再生されたり、どうも、山田監督は、まだ、東京物語の呪縛に縛られているのではないか。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-16 21:15:00) |
120. 眠狂四郎 魔性剣
《ネタバレ》 時代劇と言えば、まあ勧善懲悪で、最期に悪い家老がやられるという大筋はちゃんとあり、主人公を逆恨みで追う刺客となった女、退治する剣豪藩士、殿さまのお手つきにによる御落胤、妖しげな外国人、蛇つかいの女刺客、まあ、お約束と言えばお約束が出て、市川雷蔵の眠狂四郎なんだけど、今ひとつ他の作品より弱い感じなんです、何故でしょうか。 [レーザーディスク(邦画)] 6点(2013-07-15 20:34:14) |