1. 野性の証明
《ネタバレ》 子供の頃はスプラッター描写に目を奪われましたが、改めて観るとなかなか楽しめました。薬師丸ひろ子イメージ集的なシーンの挿入も微苦笑を誘われます。最後の決闘シーンのプラモデルチックなヘリ爆発は、公開当時でさえ残念に感じてましたが、今となると尚更ですね。あと、原田大二郎が悪徳警官を撃ち殺す時に、全員を始末すればそれで終わり。わざわざ演習場で殺すような面倒な真似しなくても良かったのにと思えてなりません。プラモヘリよりそちらの方の残念度がより高かったです。とは言え、重厚な役者のそろい踏みで、今の日本映画では、ここまでの役者を揃えるのは無理なのでは?と感じます。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-07-14 23:25:39) |
2. 桜、ふたたびの加奈子
《ネタバレ》 まったく事前知識なく、佐村河内騒動も知らずに見たとすれば、気に入るかどうかは別として、それなりに面白く観られる出来だと思いました。正直、楽曲の出来や、音楽はエンドロールでどうクレジットされるのかなどが気になったり、若干ホラー映画的という評判を聞き及んでいたため、残念ながら純粋には楽しめませんでした。スキャンダルがあったのはこの作品にとって不幸なことでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-05-14 15:27:17) |
3. 原子力戦争 Lost Love
ATG映画なので、娯楽性など期待せず観たため、意外に楽しめたという印象。福島の原発で撮影されていたという暗合が、今となっては、原発にまつわる安全神話や安全プロパガンダ、隠蔽体質を皮肉にもあぶり出しています。映画の出来は、制作年代を考えても、大したことありませんが、当時の邦画の平均はこんなものだったような気もします(今の邦画やアメリカ映画だって十分ひどいか)。東日本大震災と原発事故により、この映画は皮肉にも忘れ去られない存在となってしまいました。日本にとっては、まことに残念な事であります。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-30 20:25:59) |
4. 渇き。(2014)
評判が良くなかったので期待せずに観た分、意外と悪くないのでびっくりした。いろいろ考えず、(ただしストーリーは逃さないよう気を付けていたら)最後まで興味深く観ることができました。描写よりも、意味する内容がハードなので、家族での鑑賞には向きません。タランティーノぽいところは(アニメ挿入や、暴力描写、「ジャッキー・ブラウン」似の音楽や同映画中のデ・ニーロに通じるキャラなど)、確信犯と思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2016-07-20 11:36:08) |
5. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
この作品の原作者は、きっと頭が良く、感性のするどい人なんだろうなと思いながら観てました。主人公姉妹がものすごく細やかに描かれているわりに、あとの登場人物が舞台の書き割りのように単調に感じました。そこだけが気になりました。 [DVD(邦画)] 8点(2015-05-06 13:41:25) |
6. 白ゆき姫殺人事件
よくできた映画。製作者のセンスの良さを感じました。観終わったあとにいやな感じが残りませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-04-20 09:18:15) |
7. 清須会議
評価が微妙だったので、地上波放映を待って鑑賞。いやーけっこう面白かったんですけど。何だか「映画芸術」のワーストランキングに入るような映画の方が好きなのかも(恥 [地上波(邦画)] 7点(2014-12-14 23:04:54) |
8. 十三人の刺客(2010)
肝心かなめの殺陣シーンにまるで切迫感がない。ただただ質の高くない物量あるのみ。「一命」の殺陣シーンしかり、「悪の教典」の殺戮シーンもまたしかり。結局、三池崇史監督はアクションやサスペンスをうまく撮れないのだろう。 [DVD(邦画)] 4点(2014-11-12 17:06:10)(良:1票) |
9. 悪の教典
面白い映画ではあった。ただ、肝心かなめの殺りくシーンで、ドキドキ感とか恐怖感が感じられなかった。残念。「一命」の殺陣シーンも平板な印象だったし、三池崇史監督はアクションとかサスペンスをうまく撮れないのではないかと疑念をいだかざるをえない。 [DVD(邦画)] 5点(2014-11-12 16:37:29) |
10. 運命じゃない人
「鍵泥棒のメソッド」→「アフタースクール」→本作と、製作とは逆の順に鑑賞。すべての作品で非常に高いレベルをキープしているのには舌を巻きました。本作に関しては、個人的にやや荒削りか?とも思いましたが、役者さんのレベルが関係しているのかもしれません。内容的にはやや似かよった映画が続いているので、また別の面も見せてくれたらなと思っています。とにかく内田監督の今後の作品にも期待しまくってます! [DVD(邦画)] 7点(2014-10-30 01:50:04) |
11. アフタースクール
面白かったー。最後にピタリとパズルがはまる面白さ。「鍵泥棒のメソッド」よりも好きかもしれない。こんど「運命じゃない人」も観てみようっと。 [DVD(邦画)] 9点(2014-09-12 11:17:45) |
12. GANTZ
戦い方がへぼすぎて、フラストレーションたまるわー。これだったら、みんな死んでもしょうがないんじゃない?、てか、もうすっきり死ねば?って思ってしまいました。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2013-11-27 16:29:27) |
13. 鍵泥棒のメソッド
何と言うか、品の良さ、趣味の良さのある映画と思いました。音楽は随所で使われるクラシック音楽が印象的ですが(とくにベートーヴェンの弦楽四重奏曲。元々あの曲が好きなもので...)、ところどころ映画「スティング」を連想させるようなフレーズもあります(つまりスコット・ジョプリン風と言うことですが)。品良く面白い映画という点では通じるものを感じました。 [DVD(邦画)] 8点(2013-11-21 15:19:06) |
14. スマグラー おまえの未来を運べ
皆さん評価辛いですね。ぼくはけっこうはまりました。一部のオーバーな演技にはちょっと辟易しましたが、全体を通して楽しめました。安藤さんが格好良かった。たぶん20代で見ていたら、さっそく体を鍛えに走っていたかもです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-11 13:03:54) |
15. 友よ、静かに瞑れ
《ネタバレ》 原作に劣らず、映画も良かった.ラストの、少年が成長し男になった事を象徴する、レモンをかじるシーンは、映画にしかないもの.その鮮烈なイメージは20年以上経た今も、色あせません.映画館を出た人がみんな藤竜也になってた記憶があるw 北野映画よりはるかに良い.おすすめ. [映画館(邦画)] 10点(2013-10-21 00:01:49) |
16. 赤頭巾ちゃん気をつけて
原作に相当忠実な映画化。原作をかれこれ昔読んだときは、面白く感じたし、ちょっと感動もした。最近再読したが、正直読むに耐えなかった。映画も同じ。見ている方がとまどってしまうというか、冷汗が出てくると言うか、全編若気の至り的な映画。昔の厨二病は、今と違って教養あったんだなとは思います。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-10-20 23:52:00) |
17. アウトレイジ(2010)
《ネタバレ》 いつも通りにほぼみんな死んじゃった。北野武は、映画を撮るのはヘタではないなとは思うけど、すなおに面白いとか、これは名作と思えるものがいまだにない。 [DVD(邦画)] 5点(2013-10-07 08:57:59) |
18. コミック雑誌なんかいらない!
脚本主演内田裕也なのでどうせめちゃくちゃな映画なんだろうと敬遠していたが、意外と普通に面白かった。エッチシーンあり。全体に大人むけの映画で、家族揃っての鑑賞には不適。俳優に物故者が多く、時代の変遷を実感した。ひとり片桐はいりだけ、時代を超越して、まるで変わってないのにはびっくり。キナメリの「恐縮です」。ちょっとクセになりそう。ただ、ときどき挿入される野球場の幻想的シーンは意味不明で余分。個人的にはあまり評価してない北野武監督作品を含め、日本映画って、こういう余計なことをしちゃうところが不満です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-04 11:57:29) |
19. クライマーズ・ハイ(2008)
《ネタバレ》 面白い映画だけど、もうちょっと面白く出来たかもという気は。。やはり登山場面が邪魔かな?新聞社の事態と、山登りがリンクして主人公の心象を表しているわけだけれど、効果的とは感じませんでした。総じて役者陣が演技過剰気味な中で、さらに比ゆ的に主人公の心象を表現しても。くどさが増すばかりと思いました。小道具は、少し古い時代を感じさせるように凝っていて○。堺雅人の存在感、出来る奴的感じもあいかわらず。いい役者だ [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-10-04 11:09:04) |
20. SP 野望篇
東京のまんなかでサバイバルゲーム的展開ってありえなさすぎ。革命篇と2本も駄作を見させられるのは拷問だ。内容なんてどうせうすうすなんだし、1本にまとめれば良し。岡田君のしかめっつらシーンをカットすれば時間はだいぶできます。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-07-21 11:01:29) |