1. サマーウォーズ
《ネタバレ》 本当に素晴らしいアニメというのは実写以上に作り物という印象を受けない その映画の登場人物たちは映画内の世界で生きているからだ すべての場面において製作者はは登場人物の感情に従っていればいいのだ 「時かけ」はそれに気づかせてくれた素晴らしいアニメだった さて、サマーウォーズである やはり製作者たちの只ならぬ才能を感じることが出来た おばあちゃんのようなキャラを魅力的に見せることは困難極まりない なのに引き込まれていく 作為的な所がないのだ おばあちゃんは純粋な一人の人間であった おばあちゃんが死んだ後の、家族達が廊下に座り込んでいる場面に至っては鳥肌物であった 日本独自の「間」である 撮り方も斬新だなあと感じた 花札の場面も並の製作者だったらチープ極まりない場面であろう なぜあそこまで惹きこませることが出来るのだろう でも何故か私は納得いかなかった 「時かけ」のような感情を得ることが出来なかった ヒロインが棒読みとか主人公ならどう考えても数学オリンピックの代表になれるとかそういう要素はこの際どうでもいい 本当に、数学が出来る主人公やラブマシーンの製作者、おばあちゃん、キングカズマ等が一同に集うなんていう奇跡が起こりうるのだろうか そしてタイミングよくおばあちゃんが亡くなることなんてあり得るのだろうか そうだろう 確かにあの展開の中ではおばあちゃんが死ぬのが「映画的に」一番纏まりがよく面白い展開になる ラブマシーンの製作者が知り合いだったならば「映画的に」心情の変化、葛藤等が細かに描かれる しかし、私はもっと・・・ 純粋な世界が見たかった この映画の世界は製作者が作ったものだった 主人公たちは話を盛り上げる要素に過ぎなかった 私は「映画的に」面白い世界など望んではいなかった 多分、この映画の製作者が時かけの人たちでなかったら、私は7点・・・いや8点をつけていたかもしれない だが最初に述べたことに気づかせてくれた製作者たちだからこそ私はあえて5点などという中途半端な採点をする 映画が終わったとき、エンディングまで誰一人席を立たなかった そして映画館が明るくなるや否や、客たちは「面白かった」と言った 確かに楽しかった 貴方たちが正しいのだろうと思った この捻くれた精神をどうにか直したいものだ ただ私も、カズマの指はチュッパチュッパしたいかもしれない(男だけど) [映画館(邦画)] 5点(2009-08-30 06:14:08)(良:2票) |
2. 秒速5センチメートル(2007)
本当に秒速五センチメートルぐらいのゆっくりとした映画。 二話目は私も体験がある。片思いの人だったが、ずっと友達のままであった。 すぐそばにいるのに二人の間の何かはゆっくりと、本当に一日五センチぐらいの速さで遠ざかっていく。やがて、途方もない距離になってしまう。どんなにあがいても頑張っても、無情にも巨大なる現実には勝てない。その人は空回りしている私に気づかずに遠くを見ている。遠くに駆け出していく。やがて、見えなくなってしまった。すぐそばにいるのに・・・。でも諦め切れない。諦め切れないまま終わってしまう。また、自分もほかの人から遠ざかっているのかもしれない。それはわからない。わからないけど、やはり自分の道を駆けていくしかない。毎秒五センチぐらいの、ゆっくりと、しかししっかりとした足取りで・・・。そのように回想していると自然と涙が2,3滴ゆっくりと頬をつたった。秒速五センチぐらいの速さの涙なんて初めてだった。 [DVD(邦画)] 8点(2007-11-11 15:32:38) |
3. 涙そうそう
《ネタバレ》 最後に、にぃにぃが死んでしまった。いや、監督がにぃにぃを殺してしまった。 監督の「やべ~ これじゃあ泣けないなあ・・。にぃにぃを殺しておくか」とか感じのお涙頂戴を狙っている感がバレバレ。人の頑張ってる姿を自然に飾らずに撮っていれば、普通に感動できますってば。こういう映画は嫌いです。 [地上波(邦画)] 2点(2007-10-31 18:21:01)(笑:1票) |
4. 交渉人 真下正義
とりあえず、シンバルの人が可哀想。 ついでに宅配の人も可哀想。 [地上波(邦画)] 2点(2007-10-19 23:36:14) |
5. ブレイブストーリー
映画館に友達と行きました。劇場には私達とお客さん一人。見る前から、いやな予感がしました。まぁ、突っ込み所満載でした。はい。登場人物は全然魅力ありませんでしたが、謎の少女(いっつも助けてくれる人)がなんか気に入りました。その少女の正体は何なのか?意外と期待してました。主人公のお母さんの希望とかそういうのを予想していましたが・・・カエルになりやがりました。(しかも雑魚キャラ)ウシガエル?ガマガエル?もうどうでもいいです。とにかく、カエルが嫌いになりました。 [映画館(邦画)] 3点(2007-09-01 12:29:05) |
6. 千と千尋の神隠し
抽象画を見せられた感じがした。抽象画もどぎではないちゃんとした抽象画を見た気がした。親父の部屋には何故か、ゴッホやらピカソやらセザンヌなど色々な画家たちの本がありそれを見て、分けがわからなかったが特徴はあると思った。その人達にはこだわりがあって世間に挑戦したんだと思う。それらに人達の絵の系統のものとか今までなかったから世間から冷ややかな目を受けてもおかしくなかっただろう。やはり、画家に限らず、今で高評価を得ている巨匠たちは、なんらかの挑戦をしたのでろう。今までなかったことに挑戦するということはやはり勇気がいることだと思う。この作品は宮崎駿監督が映画界に挑戦した作品だと思う。監督は今まで、「ラピュタ」や「トトロ」などわかりやすくて万人受けする作品を撮ってきたので、その系統の作品を撮っていけば人気がでることは本人が一番わかっていたことだろう。しかし、あえてこのような難しく奥が深い映画を撮ったのは今までの評価、つまり世間に挑戦をしたのかもしれない。この作品で批判的な評価もあるし、高評価もある。これは監督自身、想定していたことだろうし、このように評価が分かれること自体にも、この作品の存在意義が絶対にあると思う。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-08 10:31:52) |
7. デビルマン
ある映画の話をしていたときに俺が「あの役者って大根役者だね」っていったら友達が 「大根に失礼だ。おれは大根好きだ」とかいわれてこいつ頭狂ってると思ったけど、これを見て俺も彼に対抗しようと思います。「棒読みっていうな。棒に失礼だ!」 [ビデオ(邦画)] 1点(2007-08-04 01:28:07)(笑:4票) |
8. ゲド戦記
ちょっとこれは批判させてもらいます。 ジブリの良さは主張しないとでもいいましょうか、つまり監督が登場人物の言動に自らの主張を投影することがないということです。例えば、トトロにしても、主人公たちが、監督の主張に反映する行動など一切とっていません。決め付けていないのです。だから何回か見たら、その回数だけ色々な解釈ができる。例えば、森を大切にするだとか、森の雄大さとか、それ以上のことも教えてもらえます。だから飽きません。主張というより感じたことが万華鏡のように広がっていきます。宮崎駿監督は映画を通して客と対話しているような感じがするので、好きなのです。 だけどこのゲド戦記、鬱陶しいほど最後のほうに主張しまくってます。しつこいです。 これでは一回みたらこれで終わりって感じがします。決め付けてしまっています。 あと、クモ様でしたっけ?あの人がテルーに向かって永遠の命をくれ・・・とかいったときテルーが「悪は地獄に落ちろ」(うろおぼえで間違っているかもしれません)とかいって殺した場面も最悪です。だってクモ様はあのときもうプライドとか全部そぎ落とされて、ただ死が怖くなった可哀想なで哀れなだけな人になってしまっていて、それは救済すべきところだったのに、(永遠の命をあげるという意味ではない)殺してしまうなんて、殺すほうが悪です。矛盾しています。 でも絵は綺麗でした。宮崎駿さんに色々教えてもらって、いい映画を作ってくれることに期待しますので頑張ってほしいと思います。 [映画館(邦画)] 2点(2007-08-03 15:36:14) |
9. となりのトトロ
今の人々は、色々な意味でのトトロを、色々な意味で忘れているような気がします。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-03 00:32:02) |
10. 北京原人 Who are you?
私は「神映画」には十点をつけます。背筋が震えるほどの感動。これは言葉にできません。しかし哀しいかな、これは「紙映画」なのです。紙みたいに薄っぺらく見ているこっちまでペラペラになってきそうです。0点にしようか悩みましたが「紙くず映画」ではなかったので1点です。ちなみにいつもヘラヘラしているのは俺です。関係ありませんね。 [地上波(邦画)] 1点(2007-08-01 23:53:48) |
11. 渋谷怪談
《ネタバレ》 修学旅行のときに絶対怖いといってた人がいていろんな人を誘って見た作品。全然怖くないんですけど・・・。みんな超ビビッててそっちのほうが怖かった。 みんながヤバイっていっていた首を振らせて殺すやつもコントにしか見えなかった。 [DVD(邦画)] 2点(2007-07-31 12:54:21) |
12. 渋谷怪談2
《ネタバレ》 なにこれ?最悪・・。だいだい1の主人公の人が何ですぐに死んじゃうの?すごくいい人だったのに。唯一いい人って感じの綺麗な助手はなんか痛い死に方するし、床に吸い込まれて死ぬ人はいるし、トラックのところはもろCGだし・・・。あ~あ、監督は怖がらせる気ないんじゃないかな [DVD(邦画)] 1点(2007-07-31 12:50:00) |
13. 天空の城ラピュタ
ある時みんなが学校で「ムスカ大佐万歳」とかほざいてて、私に「お前もそう思うだろ?」とか話しかけてくるから「幼稚園のときに一回みただけだからわかんねぇよ」と思いつつ、「うんうん いいよねぇ~」とかしったかして、家に帰って急いで見た作品。感想は「ムスカ万歳」って感じです。ハイ。 なら、なんでこんなに評価が低いん だよ!と思われるかもしれませんが、それは主人公たちが完璧な善人すぎるからです。 まるでロボットです。魅力がありません。出てくるロボットの方が断然人間らしかったです。ムスカ大佐はいい味だしてるのに、もったいない。でもこういう手の話は主人公が善人でないと成り立たないんですよね・・。もうちょっとひねりがほしかったです。 [DVD(邦画)] 4点(2007-07-30 21:56:51) |
14. 時をかける少女(2006)
私が同年齢なのかもしれませんが、お世辞抜きで感動しました。私は中高一貫男子校なので青春は皆無です。ですが。やはり青春はいいですよね。うらやましい。ひとまず、 主人公はちょっと天然な女子高生。普通の家族。ちょっと田舎である風景。これがいい。そして、記憶や時間の大切さも教えてもらいました。そしてなにより親友の大切さ。主人公には親友がいます。言葉には表現できませんがとにかく、親友は大事だなと感じました。あと、主人公たちがいつも楽しそうにしていたこと。私は勉強に追われ あまり楽しく生活していません。今の日本では勉強がすべてだとかいう人がいますが、そういう人にぜひ見てほしい。主人公は本当にいつも目を輝かせているから。私も こういう顔になりたい。 などと感動してエンディングの歌に入るとまた歌もいい。こういうストレートな歌詞、本当にだめなんです。感動の二乗です。涙が出てきてしまいました。なんか暖かいもので全身を包み込まれた感じがしました。なに私はクサイこと言ってるんだろう・・。 でもそれくらい感動しました。ありがとうと言いたい。 [DVD(邦画)] 10点(2007-07-30 21:32:13)(良:2票) |