1. 名探偵コナン 隻眼の残像
《ネタバレ》 封切り初日に鑑賞。満員。確実に堅固なリピーターがいますね。 TV放送開始からまもなく30年というのに観客の年齢層は若め。新たな顧客の獲得にも成功しているようです。 一方、前からの顧客も大事にしていて、随所に古くからの顧客を喜ばすくすぐりがあります。手堅いですね。 そういったリピーターの方々には早々にストーリーが読めてしまうと思います。 それにしてもクライマックスのレーザー照射は破綻寸前まで攻めてましたね。何かピカピカ光ってましたし、ギャグ一歩手前です。 今回、小五郎は眠りません。射撃の見事な腕前を何回か(!)披露していて、二枚目小五郎です。 [映画館(邦画)] 6点(2025-04-18 23:18:11) |
2. 知らないカノジョ
《ネタバレ》 ロケ地の横浜みなとみらいの劇場で鑑賞。お膝元でも特にキャンペーンとかはやっていません。 ほとんど、みなとみらい周辺でのロケで、短期間での撮影らしいです。8年前のデートの設定なのに横浜エアキャビンが映っているのはご愛敬。 原作映画である2021年のフランスとベルギーの合作映画「ラブ・セカンド・サイト」は未見なので、それとの対比は残念ながら分かりませんが、予告編で大凡想像できる範囲のストーリーではあるものの、よく出来た脚本だと思います。 実際、日々忙しいと本当に大切なことが見えなくなることはあって、応援してくれるのを当たり前と思い、お返しに相手を応援することを忘れてしまってないかというメッセージは耳が痛い人が多いのではないでしょうか。 こんな世界は生きている価値がないと言われた梶はこの世界で必死に生きているためカチンとはくるもののリクを全力でサポート。この世界線では妻を亡くした後にリクに救われていたため、今度はリクを支えたことが後半に明かされます。挫折しても腐らずに頑張ること、リクが再度ミナミとの接点を持てたのも、この世界でも一生懸命頑張ろうとしたから。これも力強いメッセージです。 この手の映画としては説得力を出すために歌唱力のある人をキャスティングしないといけないので、演技が初めてというmiletの演技が不安でしたがビックリ。自信のなさそうなミナミ。人気歌手のミナミ。徐々に心を開いていくミナミが見事に演じられていました。とても演技が初めてとは…。ミナミのコンサートシーンは横浜アリーナのコンサートにて撮影。でも、その後の大学の講堂での歌の方が、歌唱テクニックによらず心がこもっている感じがして良かったように感じました。 山下公園脇のレストランでのシーン。屋外でやる予定が雨だったので屋内に変更し、さらに声の不調でなかなかOKが出ずに時間がきた中でのOKカットだったらしいですけど、気持ちの入った良いシーンでした。 リクが飛んできた二人が出会っていない世界線は、本来、二人が互いにプロデューサーと表現者で結ばれていた世界だと思うと、振られた二人がちょっと可哀想でした。 [映画館(邦画)] 8点(2025-03-03 21:13:22) |
3. 劇映画 孤独のグルメ
《ネタバレ》 まずはフランス、パリにて飲食店を探す。 あからさまに合成っぽい画面。なんだかなぁと思ったが、本当にフランスロケしたらしい。どういうこと? 意外にフランス語に戸惑うことなく五郎は対応。かつての恋人(小雪)と住んでいたからなのか。 それにしても昼前の回を選んでしまったのが失敗だった。 映画を見た人は分かると思うけど、美味しそうなものが次々と出てくる。 だんだん、昼飯は何を食べようかとばかり考えるようになった。 「腹が、減った。」 と五郎になった。 孤独のグルメで映画になるのかと思ったけれど、映画でもひたすら食事。ラーメンのくだりはちょっとほっこりさせます。無理にめでたしめでたしにしないのが良かった。あの「さんせりて」のどんぶり、テレ東の公式で売ってます。ちょっと高いけど。 劇中の「孤高のグルメ」にて善福寺六郎を演じたエンケンさん。ポスターに名前がないのは可哀想。サプライズゲストなのか。 [映画館(邦画)] 6点(2025-02-08 16:35:24) |
4. 室町無頼
《ネタバレ》 記録では、蓮田兵衛は京都で起こった土一揆の大将で、金持ちの家に乱入放火して財宝を奪い取り、最後は捕まり殺されたらしい。 無頼ものだと痛快に終わらせたいところだけれども、史実を踏まえると逃すわけにはいかないので、終わり方が難しかったと思う。今作、若干、終幕あたりが冗長気味だったかもしれない。 それにしても大泉洋は役者が板についてきた。HTBの駐車場でコントをやっていたのはもう20年以上も前。立派になりました。 [映画館(邦画)] 6点(2025-01-10 23:20:22) |
5. グランメゾン・パリ
《ネタバレ》 連ドラは未見ですが、グランメゾン東京がチラッと出てくるのが連ドラファンへのサービスでしょう。 シェフ・尾花夏樹を演じる木村のナイフ使いがなかなか様になってました。もっとも直ぐに後ろからの画に切り替わってしまいましたが。それに皆、フランス語を流暢に話します。相当努力したのでしょう。 最高の食材を得た後のコースでは豪華な品がこれでもかと出てきます。食材費だけで相当な額だろうから、ガラディナーだといったい1人いくらになるのか…。 料理は実際に東洋人で初めてパリで三つ星を獲得したRestaurant KEIの小林圭シェフが監修を務めたたとのことです。 やはり東洋人はバックボーンが違うのでハンデはあります。世界中から料理人が集まるパリは懐が深いといってもやはり保守的なところもあります。 大谷の前に野茂がいたように、小林シェフの前に三國シェフがいて、パリ三つ星をこじ開けたんだと思います。そういった日本人の姿に「Bravo!」 [映画館(邦画)] 6点(2024-12-30 16:34:32) |
6. はたらく細胞
《ネタバレ》 初めて予告編を見たときには、ギャグに振った映画だと思っていましたが、結構、真面目な映画でした。 確かに単なるギャグ映画の割には俳優陣が豪華です。 原作マンガの雰囲気に忠実ですので、原作ファンも合格点をつけるでしょう。 映画館では結構すすり泣いている人がいました。でもそこは細胞パートではなく阿部・芦田パートでしたけど。 [映画館(邦画)] 6点(2024-12-21 21:33:12) |
7. 正体
《ネタバレ》 死刑囚が脱獄後、そういう職場に行くであろうというブラックな建設現場や介護現場に行きます。原作者も実はそういった職場の経験があり、描写がリアリティあるものとなっています。 鏑木は無実を証明するために努力します。殺人犯にさせられて、それでもまだ絶望していないんですね。人を信じている。現実では、検察や警察が組織の論理で証拠をねつ造したり(袴田事件、松山事件)、不利な証拠を無くしたり(財田川事件)と全然信用なりません。 鏑木はいい人に出会えました。過去の冤罪事件で無実判決を得られた人もいい人に出会えたのでしょう。地獄でそのような人に出会えるのならば、この世も捨てたものではないかもしれません。 [映画館(邦画)] 7点(2024-11-30 21:29:19) |
8. 侍タイムスリッパー
《ネタバレ》 出尽くされた感のあるタイムスリップの話。 でも今作のポイントはそこではなく侍の話。純粋で魅力的な侍です。 風見恭一郎が飛ばされてきた30年前の日本。その頃、飲み会の席で会津出身の人に長州に思うところはないかと聞いたことがありました。「えっ!ううーん、ないかな」と思いっきり拘りがあったのを思い出しました。それだけに、もし、新左衛門が長州出身の風見恭一郎と対峙したら、現代のそれも他県人では思いも及ばない葛藤が起こると思います。さもありなんという脚本。 ただ、インディーズ映画で方言指南役がいないということもあるかと思いますが、新左衛門の「がんす」は違和感がありました。まあ、助監督の山本優子殿も本当に今作の助監督をやっていたというほど低予算でつくられているというので、細かいことには目をつぶってあげるとしましょう。 殺陣の稽古で新左衛門が師匠の関本を思わず何度も切ってしまうのには笑ってしまいました。 [映画館(邦画)] 8点(2024-11-23 21:52:29) |
9. 室井慎次 生き続ける者
《ネタバレ》 ホームドラマだった。 2部作の2部目でも事件は起こらず。 今回の話、別に「室井慎次」でなくても良かったと思う。 結末も、生き続ける者なんてタイトルだから、こんなことだとは思いましたが。 次は捜査支援分析センターの青島か。 それもどうなんでしょう。 大体、秋田にいるんだったら、もっと早く来るべきでしょう。 せめて二人が会うシーンを次作で、是非! [映画館(邦画)] 4点(2024-11-09 23:16:14) |
10. 室井慎次 敗れざる者
《ネタバレ》 踊る大捜査線がTVで放映されたのが平成9年。まだ日本の未来に希望が持てた時代。 その後、こんなに先行きが不透明な国になるとは。 そして、組織改革を目指していた室井慎次は夢破れ、秋田に引きこもっていた。 秋田でペンキ塗っていてもスーツのベスト姿。室井慎次は変わっていない。 コートを着て歩く姿、室井慎次だ。 でも、2時間近く経って、今作1本が終わっても話はまだ始まらない。 完全にファン向けの映画。この1本だけで評価はできない。 脚本のおかしな所は2作目で回収されるのか? ただ、往年のファンには懐かしい。 [映画館(邦画)] 6点(2024-10-13 22:36:02) |
11. ラストマイル
《ネタバレ》 TBSなので過去ドラマ「アンナチュラル」や「MIU404」とコラボなため、豪華出演陣です。 ドラマを見ていた人には良かったのではないですか。 ロッカーの落書き、私の知りたかったことが書いてあったと言うけど、そう? 序盤で山崎佑をリストから削除しているシーンがあり、そっちに持って行くのかと思ったら 犯人として上手くやるでも追い詰められるでもない。 その後の展開で、アメリカで犯人と会って話を聞いていたというので、この物流センターで 何があったか知っていた訳で、「私に何も知らせてくれなかった」とアメリカの上司を詰めて いるのは何なんでしょう。啖呵切って辞めて気持ち良さそうですが。 もやもやして後味もスッキリしない映画でした。 [映画館(邦画)] 5点(2024-08-25 15:53:28) |
12. ルックバック
《ネタバレ》 1時間ほどの小品作品。 「またね!」の後の畦道での溢れ出る喜び表現、いいですね。 凶刃の後、出会わなければ良かったと思っても、結局二人は出会って投稿する未来しか想像できない。 京本はその瞬間まで充実した人生を送れていた。背景しか描けていなかったのにストーリーのある4コマを描けるようになった。 そんなもの残されたら目の前に貼ってしまう気持ち分かりますね。 つくづく、京アニの犯人は許せません。 [映画館(邦画)] 6点(2024-08-03 22:57:29) |
13. キングダム 大将軍の帰還
《ネタバレ》 王齮、死す。 あまりにも大きい喪失感。 後を継ぐ信への柔らかな目。 最終章と銘打たれてますが、これは信が龐煖を倒すまでやらないと皆納得しないでしょう。 大沢たかおの熱演、素晴らしかったです。相手方の吉川晃司も負けてなかったです。 [映画館(邦画)] 7点(2024-07-14 01:34:53) |
14. 身代わり忠臣蔵
《ネタバレ》 全面、ムロツヨシの映画。 かつて劇団東京乾電池の研究生だったムロツヨシ。影響を受けたという座長の柄本明 との共演を果たしている。柄本明はこのコメディ映画の中でも厳しい側用人を演じて作 品を引き締めています。 最後のラグビーのシーンは劇場では笑い声が出ていたけれど、流石に不謹慎か。とい うか長過ぎ。 [映画館(邦画)] 5点(2024-02-23 23:34:17) |
15. ゴールデンカムイ
《ネタバレ》 原作リスペクトが感じられます。 料理もできるだけ本物をつくったとか。アイヌの小物も本物を用意したとか。 キャストも豪華。アシリパもいい! でも、どうやって2時間で話としてまとめるのかと思ったら、最後はほとんどぶつ切り。 やはり「つづく」か… そこが残念。 [映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 23:43:43) |
16. 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
《ネタバレ》 原作、TVシリーズ未見でいきなり見ました。 スパイと殺し屋と孤児の仮初めの家族なんですね。 観客はアーニャの印象からか子ども連れが多めです。 今作、色々な作品へのオマージュを感じました。 モジャモジュ・フランクリンは絶対007のQですね。 タイプFはターミネーター?最後に導火線でやっつけるのは ダイハード2ですね。 見終わった後、何かほんわかする映画でした。 [映画館(邦画)] 6点(2023-12-24 17:00:36) |
17. 首(2023)
《ネタバレ》 日本人なら誰でも知るストーリーの本能寺の変。 そこに新たな1本を投げかけるなら、何か新しい切り口が欲しいところ。 結局、北野監督は良くも悪くもバイオレンスなのか…。 男色多いけど、利家は? [映画館(邦画)] 5点(2023-11-24 23:30:18) |
18. 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜
《ネタバレ》 期待して初日に観に行ってきました。 んー、でもイマイチのれませんでした。 もう少し洗練されたdisりを期待してしまったのか? 風が吹くと止まってしまうのは武蔵野線だなぁと思ったり、京都が桓武天皇を出してくるなら 滋賀は天智天皇だろう…と思ったり。 でも、映画館では前作に続き、大きな笑い声が聞こえたので、私が期待しすぎだったのかもし れない。 [映画館(邦画)] 4点(2023-11-23 21:59:09) |
19. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 原点回帰したゴジラでした。 ヒューマンドラマの面もありますが、途中、首をかしげるような極端な感情表現などもありました。 最後、ハッピーエンドに終わったように見えますが、黒い雨を浴びた敷島、首筋の大石と今後の暗転を暗示させる エンディングは好みが分かれるかもしれません。 いっそ大石はやはり亡くなってしまって、その辛さから敷島が立ち直ろうとしている一方、ゴジラは復活の予感を 感じさせるというエンディングの方がスッキリするような気がしました。 [映画館(邦画)] 6点(2023-11-15 22:03:05) |
20. 沈黙の艦隊(2023)
《ネタバレ》 30年前、ベルリンの壁が崩壊したりする東西冷戦の劇的な転換点の中、沈黙の艦隊はモーニングで連載されていました。 今作、なかなか緊張感がある作品となっています。 しかし、あのマンガでの、してやったり感には及ばなかったような気がします。 何より、ここで終わりかい!といったところで終了。後ろにAmazonが付いているとのことなので、続きはAmazonプライムでということなんでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2023-09-29 23:27:12) |