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プロフィール
コメント数 49
性別 男性
年齢 78歳
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1.  ニンゲン合格
あらかじめ崩壊している家族を再建することもウソで、そして生すらも確認できない…。 頭の中だけで問題を組み立てた、なんの面白みもない駄作だった。 観て損した。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2018-08-25 11:52:40)
2.  花とアリス〈劇場版〉
よかった。よく分からないのに、観たあと、さわやかで味わい深い何かがしっかり伝わってくる。コミカルなのに繊細で確かな存在感を放っている二人の少女とその世界。その孤独。最後のバレーのシーンでも、なにかしらはっきりはしないのに、自然に周りの者たちを惹きつけてしまうものがあるということか。すれっからしの大人たちにも、外部にも、この世代の少女たちからあふれ出るなにかがみんなにも分かるはずだ、という監督のおおらかな確信に敬服。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-04-25 20:48:25)
3.  東京上空いらっしゃいませ
最後はちょっと盛り上がりに欠けるし、劇的な展開も少ないが、17歳でこの世に別れを告げなければならない少女を牧瀬理穂がよく演じていると思う。監督か彼女か、どちらの解釈か知らないけれど、終始一貫してこの少女の切迫感・緊張感が伝わってきて最後まで惹きつけられる。人の世の別れ、永遠の別れというものの切なさ…。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-06-28 19:42:40)
4.  恋人たち(2015) 《ネタバレ》 
その批評眼を信じている若い友人の薦めで、久しぶりに映画館に足を運んだ。けれど結果は散々だった。まったく面白くもなんともない映画だった。というより積極的にマイナス評価だ。最近の若い人たちは本当にこんなものに共感できるのだろうか。いろんな賞も取っているけど… 何を言いたいのかは私なりにわかるつもりだ。皇太子御成婚から始まって、妙に天皇制度にこだわっているが、要は虚構の象徴としての日本の天皇だ。どうしようもない嘘話や軽薄、そういうものにがんじがらめに縛られている日本と日本人。だから皇室を巡るかつての詐欺事件も出てくるし。効果の無い変な水を売る商売や通り魔事件、女をだまして金を巻き上げる古典的な詐欺、覚せい剤、日本の欺瞞、なにもかも嘘くさくてやり切れない人間たち。そういうなかで誰もが出口なしであがいている。 そういうファッションとしてだけ社会問題がごった煮で出て来る。盛りだくさんだ。しかしそこには何一つ考え抜かれたもの、観察されつくしたものがない。人間の本当のリアルに迫っていないのだ。ただそういう社会現象をを背景にし、風景にして、通り魔に妻を殺された男性主人公と、漫画のようなつまらない小説も書きながらDV夫や姑に従っている女性主人公を、交差させないまままま登場させ、話を進めている。男は犯人に対する殺人衝動を抑えながら裁判で仕返ししてやろうとするが何人もの弁護士に金を巻き上げられるだけ。女は最悪の男に惑わされるだけ。そして家庭に戻る。男も何かを諦める。 妙に細部にだけ、映像だけのクソリアリズムみたいなのがあって、それだけによけい気分が悪い。つまり筋も話も、監督の頭の中だけで考えられ、作り上げられた嘘話(文字通りの)にすぎない。何もかも安易で社会や政治の問題を木に竹を継いで作り上げているだけ。ただ世の中に甘え、感傷的になっているだけ。何の方向もみいだせない。もしかして戦後日本のカスリベラル・偽平和主義が反転してこんな安易な体制批判をもたらしているのだろうか。(ただし男性主人公の演技力だけは確かだった。気の毒に)。 体制転覆・体制爆破の傑作は村上龍の「コインロッカーベイビー」だ。不思議な高揚感、読後の不思議な感動があった。そんなものがこの映画にはみじんもない。さいごに、男性主人公の善良な上司で片腕の男が、腕を無くした所以を打ち明ける。皇居に向けてロケット砲?をぶっぱなそうとしたが失敗して腕を失くしたんだって。さいごのそのオチを聴いて、もう少しで笑い出しそうになった。安易さが完結している。疲れるだけの観念映画!
[映画館(邦画)] 3点(2016-01-25 03:18:11)
5.  チチを撮りに
この映画、感想をまとめようとしてもなんかうまく言えない。人の機微に触れるなにかいいものがあるのに、なんか頼りなく物足りなくのんびりし過ぎている。そこがまた妙にリアリティがあって文句なく面白い。ぴったりした言葉が思い浮かばないでいたら、前にコメントしてる花守湖さん。「ゆるい」っていうんですね。そうこれ、こんな言葉あるんですねえ。この映画のなにもかもの「ゆるさ」が妙におもしろいんです。強さにもやさしさにも通じる何かですね。すっきりしました。花守湖さんありがとね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-05 10:14:35)(良:1票)
6.  EUREKA ユリイカ 《ネタバレ》 
はじめの方では期待できたのに、だんだん面白くなくなってきた。時々ハッとするような風景が流れるだけに,いかにも惜しい。悔やまれる。たぶんテーマが定めきれてないのだと思う。それが冗長になった理由でもある。バスジャック犯の凶行に遭遇したことにより、この平凡な日常の亀裂を見せられた運転手や中学生の兄と妹。事件をきっかけに家族のきずなや人の人生が、崩壊すべくして崩壊してしまう。日本社会の日常に潜む亀裂をバスジャック犯は切開して見せた。犯人が最後に運転手に語り掛けた言葉「別の人になりたくなかったですか」。ところがこの修復と再生の大きなテーマが、映画ではいつに間にか事件の当事者たちの心のケアー、トラウマの癒しの問題に横滑りしてしまう。だから後は感傷的、情緒的に進んでしまう。そしてそれを補うかのように、とってつけたような荒っぽい展開になってしまう。惜しい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2015-05-30 07:44:30)
7.  風立ちぬ(2013)
たしかになんか解りにくいまま、美しいまま進んでしまい、そして終わってしまう。あの戦争の悲惨な結末は分かってるのだからその虚しさを訴えたかったのか。もちろんそうではない。宮崎氏はそんなありふれたことはしない。また逆にこの映画をあの戦争の賛美につながっている、社会への見方が甘い、などといつも通りの人々がうるさく言うのもまったくピントがずれている。最近になって初めてこの作品を観たが、そういう見方の軽さは私にもわかった。ではいったい何がこの映画のテーマなのだろう。何が中心だと、一言でいえるものがあるのだろうか。あるとすればそれは何だろう。 宮崎氏はやはり自分から描く。人の想いから離れず、人々が生きる周りを丁寧に描く。飛行機への情熱と彼女への愛を細やかに描き、そこから離れない。そしてそこから見える限りでの時代を描く。ここに流れているテーマのようなものは、「死」とか「人間のはかなさ」のようなことだと思う。そしてそれはもしかして、自分の死を意識し、人々への弱々しい自分の愛に初めて気づいた宮崎の悲しみかもしれない。そんな気がした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-26 21:30:18)(良:1票)
8.  それでもボクはやってない
本当はもっと複雑なはずなのだ。観終わったときなんかやりきれないのは、すべてを司法の硬直性とか、国家権力の本質のようなものに還元してしまっているからではないか。<人間の何か><人間の不思議>のリアルに迫っていないからこそ、<救い>も見えないのではないか。かつてセクハラという言葉そのものがない時代があった。そのとき<弱者><女性>を守れという声が世間に響き渡った。痴漢の罪深さが強く訴えられた。確かにそれは社会の進歩だった。そして次には、痴漢の加害者とされた人たちの人権、冤罪可能性に眼が向けられた。この映画は2006年のそういうときに作られたにすぎない。そして今は司法制度の見直しや取り調べの可視化も少しは進んでいる。つまり警察の横暴や<国家悪>は不変の本質ではないのだ。ところがこの映画は警察や国家をそのように描くことにより、<答え>を出してしまっている。本当の問題の提起になっていない。どんな判決が出るのだろうと観客を引き込んで行く監督の力量は認めるが…。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-03 21:20:17)
9.  ALWAYS 続・三丁目の夕日
べつにリアルでもないし深くもないけど、なんかおもしろい。夕日に染まった東京下町の異空間。まるまる作られたものだけど嫌味じゃない。自分が子供時代を生きてきたころを思い出そうとすると、なぜかこういうふうになってしまう、という気もする。だからなんか良い評価をしたくなる、そういう作品。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-12 20:50:06)
10.  ばかのハコ船
田舎の人間模様もうそだし、何より狙いがいじましい。丁寧に描かれているようでいやみだ。作り過ぎという意味。父親になじられただけで主人公が鼻汁を垂らしてひとりで泣く場面があるがこれを見た瞬間、おかしみも飛んでしまった。リアリズムはつまらなさを増幅させただけ。見て損した。最低の失敗作だ。庶民的日本的なリアリズムだって?笑わせるな。 
[DVD(邦画)] 2点(2014-08-10 13:13:21)
11.  リアリズムの宿
同じ監督の天然コケッコーが傑作だったのでレンタルしたけど、つまらなかった。細部はリアルで笑えもするけど、全体を貫くものが何もない。だから後に何も残らない。失敗作だ。
[DVD(邦画)] 5点(2014-08-01 17:36:23)
12.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
これは幼いころの一時期、自分を誘拐した女に育てられた記憶を持つ主人公(井上真央)が、そのせいで屈折した関係しか築けなかった実の両親との、和解に至るまでの死と再生の物語だ。その和解は映画の最後になってやっと訪れる。自分を誘拐した女(永作博美)との幼い記憶を離島に訪ね、そこで女が別離の瞬間までいかに自分を愛してくれていたかを、はっきり確認できて初めて可能となる。過去を取り戻し、過去を肯定できて初めて、同時に、自分も両親(特に母親)を憎んではいなかったと言えるようになる。そして自分も彼女(永作)や島の人々が自分を愛してくれたように、やがて産まれてくる自分の子をも愛せるという自信を持つ。なぜ死と再生の物語かというと、こうしてはじめて主人公は死を選ばず、八日目の蝉になっても、一人で新しい世界を見ようという気になれたのだから。エンジェルというカルトやライターとの関係など、あまりすっきりとしない面もあったが、それらを差し引いてもすばらしいラストだった。永作の演技が光っている。すべてが明らかになり、最後に中島美嘉の歌が鳴り響くのもよい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-07-21 16:12:42)(良:1票)
13.  雪に願うこと 《ネタバレ》 
「サイドカーに犬」が傑作だったので、期待しすぎたのかもしれない。けどこれはこれでよくまとまっていると思った。意外性はどこにもないが、無理なく、細部をきちんと撮りながら進んでいくので、見終わって清々しい。というと平凡なようだが、そうではなく、最後まで観客をひきつけ離さない。そしてささやかながらメッセージをしっかり伝えている。この作品が‘一般受け’したのも分かる気がする。「ばんえい競馬」というそうな…。鉄ソリを馬に曳かせ、途中二ヶ所の障害(坂)を越え、全長200mの直線を競うレースらしい。北海道の田舎のうらぶれた厩舎が舞台だ。そこに17年前、兄のカネを持ち出して逃げた弟が帰ってくるところから物語が始まる。弟は、兄をはじめ人々がみな切ない願いを持ち、けなげに生きていることに気づく。そしてもういちど都会に戻り、仲間に謝り、やり直すことを決意する。
[DVD(邦画)] 7点(2014-07-13 23:17:02)
14.  カフーを待ちわびて
沖縄の自然や風物をダシにしているが、なんの思想も確かな感情も感じられない、ひたすら甘く感傷的な駄作だった。ここでの評価が高いのに惑わされ、録画して観てしまって損した。これからは勇気を出して途中で観るのをやめることにしよう。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-11 18:35:31)
15.  血と骨 《ネタバレ》 
観ていてはじめからずっと、訳が分からない状態が続く。この男が何を根拠に生きているのか、金、女、血?何がこの男を突き動かしているのか…。訳が分からないままなのに目が離せない。俳優がみな良い演技をしているからか、細部を描いて時代のリアルに迫っているからか、とにかく惹きつけて離さない。日本の東から西を見ると大阪が見える。そのまた向うに朝鮮が見える。父親というもの、血というものが人を支配しているのか…。映画は何一つ明らかにしないまま、男が最後に全財産を共和国に寄付して朝鮮に帰ったというナレーションで終わる。そこで初めて観客は何かを想う。この映画や原作が書かれた時にはまだその惨めさが十分知れ渡っていなかった「北」の悲惨は、原作者や監督の崔洋一をはるかに越えている。
[DVD(邦画)] 6点(2014-07-05 16:34:41)
16.  居酒屋兆治
大原麗子、ピッタリはまってましたねえ。なんて綺麗なんだろう。ため息が出るほどだった。身を亡ぼしていくほどの切ない気持ち…炎で焼き尽くすような女の情念。崇高ささえ感じてしまった。これもまた人間のなにか普遍的なものを求める誠実な感情なのだろうか。だからこそ見ていて共感できるのだろうか…。彼女の変わらず揺るぎない苦しみの一点が、この映画全体をしっかり支えていました。兆治もまた彼女を求め続けていたはずで、今ある日常からの脱出をどこかで夢見ていたはずで、だからわれわれも見ていて悲しいのですよね。人の夢…高校球児だったころの兆治の夢、カラオケと芝居に狂うへんな男の夢…、どこか遠くへ行きたいですね。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-06-11 15:39:26)
17.  サイドカーに犬
子供は何もかも知っているのかもしれない…。けれどそれを自分の意志としてに表すことができないし、もしかして言葉にさえならない形ですべてを感じ取っているのかもしれないのだ。自分も子供のころ、苦しい胸の内を周りの大人たちに言えなかった経験がある。男の自分さえそうだった。まして女の子…。この映画は、一人の少女が父親の風変わりな愛人…実はこの上なくやさしい女性…の少女への愛情を感じ取りながら、次第に一人の一人前の女性に成長していく…その出発点に立つという話だ。最後の、父親の腹にする頭突きは、少女の怒り…それは父親と父親の背後にある子供には訳の分からない大人たちの世界に対する言葉にならない怒りなのだろう。わたしはこの映画を見て涙が出て仕方がなかった。
[ブルーレイ(邦画)] 9点(2014-05-30 22:55:58)
18.  お引越し 《ネタバレ》 
あんなに戻ってほしいとアピールしてたのに、最後に父親がもう一度やり直したいと言ってもレン子は突き放してしまう。その思いが何なのか、そこがうまく描けていない。コンクリートの土手を行ったり来たりしながら、揺れ動きながら、父を振り切るのだが、あんなに愛情深く父に接してたのにその肝心な点がストーリーとしてうまく語られていなかった、と思う。いっそ父親がもっとダメな男だったりしたら、突き放しの意味もあるのに…残念なところだった。だから最後に、京都の庶民の人情ややさしい無関心、息子を亡くした老夫婦の悲しみ、荘厳な川祭りの中で感じた人間を超える何か、そういうものに接して自力で大人に成長していくレン子の姿が、説得的に見えてこなかった。残念だ~。悪く言えば腰砕け、最後の祭りの光景が長すぎると感じてしまった。まさか外国人向けに‘日本’を押し出し過ぎた、ということではないだろうが。
[ビデオ(邦画)] 6点(2014-04-29 22:08:21)(良:1票)
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