1. マイ・ブルーベリー・ナイツ
「ノラ・ジョーンズを美しく撮る」という命題で監督を探すならば、五指に入るであろうウォン・カーウァイ。今回はそのセンスの光る映像に全てを費やしてしまった感がある。脚本・演出ともに褒められたものではなく、ジュード・ロウに至っては役柄への戸惑いすら透けて見えるほど。「映画に必要な要素とは・・・」と考えさせられる作品になっている。 [DVD(字幕)] 3点(2009-01-25 16:56:04) |
2. ラスト、コーション
《ネタバレ》 鮮烈な「逃げて」のシーンは、鑑賞から数ヶ月経った今でも鮮明に思い出される。目新しさがなく、むしろ既視感のある脚本をこれだけの素晴らしい映像作品に仕上げた監督と、演技力の要求される役柄を情熱的かつ冷静に演じきった主演2人が見事。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 13:07:59) |
3. 傷だらけの男たち
途中、脚本にブレが見られた部分もあったが、全編を通して醸される陰鬱な空気感は決して悪くなかった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-06-07 16:40:34) |
4. インファナル・アフェア
「超一流」というには何かが足りない感がある作品だが、102分間を(もう少し長く・深く描いても面白かったかなと思うが)十分に満喫できる一品。この続編とハリウッドリメイク編は注目ですね。この雰囲気はハリウッドでは出せないかもしれないけど、『フェイク』を作った実績もあるし、、、早く見てみたい。 8点(2004-02-29 11:59:08) |
5. ラヴソング
目新しさは無くてどこかフラついてる脚本なんだけど、見終わった後は「いい作品を見たな」という気になる。これは主演の演技の上手さゆえなんでしょうね。 それとこの映画のキスシーン(とそれに至るまでの演出)は本当にこだわりを持って撮られている感じで、すごく綺麗です。 7点(2003-06-14 11:36:06) |
6. 天使の涙
最後の最後まで「ん?、、、ちょっとなぁ、、」という感じでしたが、あの女性がクリップをはずしてからがよかった。他の作品も見てウォン・カーウァイ監督の哲学を学んでみたいと感じました。 6点(2003-03-10 00:09:54) |
7. さらば、わが愛/覇王別姫
「虞や虞や汝をいかにせん」という愛情を、(舞台の上でしか)覇王に注いで貰えなかった虞姫の物語。レスリー・チャンとその子供時代を演じた子役がまず素晴らしく、それに絡んでいくコン・リーの表情も一生忘れる事の出来ないくらいに印象深い。淀川さんの言葉をお借りして表現するなら、「目にしみこむ」作品。 8点(2003-03-09 23:41:18) |
8. 春の日は過ぎゆく
過去の自分の恋愛とどこかオーバーラップさせながら見てしまう作品。ただ、別離に至るまでの過程のほうがより力を置いて描かれているので、二人で見るのはちょっとつらいかもしれない;; 点数が辛めなのは男の、この恋に対しての「引きずり」が、あまりにも長すぎ・深すぎだと感じたので、、 6点(2003-02-12 09:52:18) |
9. 少林サッカー
CM見た段階では面白くなさをある程度覚悟してましたが、実際には普通に楽しめる作品。 CGの使い方が上手く、本場のワイヤーアクションもハリウッドとは比べ物にならないほど良いので、そういった技術が上手く作品に貢献していたと感じました。 7点(2003-01-26 10:47:44) |
10. 變臉~この櫂に手をそえて~
手を温めて背中を掻いてあげる優しさ、その素直なしぐさ、、、あのワンシーンがこの映画を象徴している。観ていて自然と涙が出ていた。 9点(2002-10-28 23:18:38) |
11. グリーン・デスティニー
純粋にワイヤーアクションが好きになれなくて、この点数です(竹の中でのアクションはすごかったけど)。ラストも解からなかったし。。しかし、チャン・ツィィーの演技は見事でした(それだけに、盗賊の頭の演技の下手さが際立ってましたが)。「初恋のきた道」のような作品を見ると、幅が広いなぁ~と感じます。 6点(2001-10-07 11:58:54) |