1. パンズ・ラビリンス
一言では語り尽くせない、現実とファンタジーを織り交ぜた秀作。オフェリアの身にふりかかる辛い現実がある一方、オフェリア目線で希望を見出していこうとストーリーは進む。もちろんおとぎ話前提であれば、現実逃避とも判断しかねないだろうが、タイトルに「パンズラビリンス」を持ってきたのであれば、主人公を「オフェリア」と捉えたならば、けしてネガティブではない。ただ、現実が交錯するため、単なるおとぎ話で終わらない深みがある。人により見方は分かれるだろうが、それを逆手にとったかのような、実に面白い作りである。良質のファンタジーだと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-10 04:15:54) |
2. ロスト・チルドレン
不思議な世界、独特の雰囲気、難しい映画である。まして評価するなど、不可能に近い。ミエットはかわいくて、ワンは愛すべきキャラで、数々の登場人物が異彩を放つ。んー、やはり難しい。解釈すべき脚本ではないのかもしれない。自らが未熟だったということであれば申し訳ないが、点数をつけるなら百歩ゆずってもこの点数だろう。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-07 01:49:40) |
3. dot the i ドット・ジ・アイ
何も予備知識なしに見たからか、頭は混乱、興味をそそられ、ドンドン引き込まれていってしまった。時折怪しげなアングルの映像が横入りしてくるたび、一筋縄では終わらないのだろうとは感じていたが、結局、前半から中盤までを見ていた自分が全く違う視点で見ていたことは反論の余地がなく、見事騙されていたわけである笑。悔しいような爽快なような気分だった。でもどこか腑に落ちないような、惜しいような感覚もある。ただ悔しいが、最後で「なるほど」的印象は拭えないので及第点。楽しませてもらった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-26 03:18:57) |
4. ボーン・アルティメイタム
前作、前々作は未見なのも作用してか、カーアクションだったり、カンフーアクションだったりとりあえずメチャクチャやってるわ。という印象。全編見てる人たちは満足だったのかもしれないが、この映画単体で評価するなら、とてもまた見たいとは思わない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-15 02:03:23) |
5. オール・アバウト・マイ・マザー
色んな悲劇を乗り越える主人公を中心として、オカマの人生をも描く。感動とは無縁で見たあとの後味も、表現しづらいというか、特に何も残らない。多くのことが起こりすぎて一つの事象がどうでもよくなってる時間が長いので、ストーリーとしてもイマイチ。ペネロペ・クルスの綺麗さだけが、変に浮いてる気がした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-06 01:29:44) |
6. SWEET SIXTEEN
青春映画としてはどうしても重過ぎる感がある。恵まれない環境に生まれ、恵まれない環境から抜け出す術さえ見出せない中で、家族のためだけを思う、その気持ちは純粋であり、何にも変え難い安心感でもあるが、ただただ、せつないではない、もう少しの何かが欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-19 16:56:04) |
7. 海を飛ぶ夢
よくあることかもしれないけど、思ったより退屈。思ったよりってのは期待したから。期待したのは予告編で見たい!と思ったから。わかりやすく言えば本編<予告編。主人公のオッサンはいい味出てるけど、もう少し。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-18 04:41:36) |
8. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
うまいこと作ったなぁー的感想はある。ただもうちょい何かが。。DVD買っちゃったけどね。。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 03:55:54) |
9. 蝶の舌
期待しすぎたんでしょうか?ダメだったなぁ。繊細な心の動きや感動を誘うストーリーは悪くないと思うんですが、そこまで感動するかなってのもありましたし、正直期待外れです。スペイン映画。初めて見たかな? [映画館(字幕)] 4点(2003-01-04 05:56:49) |