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まいかさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 214
性別 女性
ホームページ http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/
自己紹介 正直、生まれは平成じゃないです。かなり、昭和なムード。昔みた映画を思い出しながらレビューしますので、記憶がずいぶんあやふやかも。なにか変なところがあったら、http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/のほうにツッコんでおいてください。

好きな女優
 「或る夜の殿様」の山田五十鈴、「近松物語」の香川京子
好きな男優
 「お茶漬けの味」の佐分利信
好きなキャラクター
 グレムリンちゃんとマシュマロマン

☆評価基準
10点:超絶。ほとんど奇跡。
9点:傑作。かつ大好きなんだもーんッ!
8点:傑作だし、好きデス。
7点:素晴らしいです。好みの映画です。
6点:まあ、悪くないと思います。
5点:なにか気になるものはあります(~~;

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1.  バスルーム 裸の2日間 《ネタバレ》 
GYAOの無料動画で視聴。予想以上に面白かったです。ほとんどのシーンを狭い浴室の中の全裸の男女の会話だけで撮るという非凡かつ実験的な試み。 フランコの死去から約10年後、軍事クーデターの失敗から約5年後の1987年。ようやく民主化を果たして当時のECに加盟したばかりのスペイン。かつてのファシストの娘である女子大生が、尊敬する反ファシストの老文筆家のもとへ取材に訪れるも、老人は彼女の美しい肉体にしか興味を示さない。二人はアクシデントによって全裸のまま浴室に閉じ込められるけれど、女性が体を許すまで老人はひたすら口説き続けるだけ。おそらくは、これこそが「民主的な方法」ということなのでしょう。 ファシストだった女子大生の父には8人の子供がいるとのことですが、それが若さと肉体の魅力によって女性を勝ち得た結果なのか、それともファシズム時代の暴力によって女性を支配した結果なのかは分からない。老人は男根のことを「ゴリラ」と表現しますが、たとえばブラジルにおいて軍事独裁期の支配者のことを「ゴリラ」と揶揄したように、それは暴力性の象徴でもあります。 しかし、反ファシストの老人は、若さや肉体の魅力でも暴力によってでもなく、言葉の力だけで最終的にファシストの娘の美しい肉体を得ます。これはいわば「民主主義の勝利」ということかもしれないし、あるいは民主的な手続きの「面倒臭さ」や民主主義における「権力の弱さ」でもあるかもしれない。 情事の後は、自殺した女ともだちの話。そして、フランスで鬱病から回復して両親から旅立つ息子についての架空の映画。ラストは、閉ざされた密室を出て、過去の重荷を捨てて「明日」を生きよというエンディング曲のメッセージ。女子大生が老人から学んだことがあるとすれば、それは「過去を捨てろ」ということだったのでしょうか? 会話の中身の半分は下半身の話ですが、この作品自体はほぼ「上半身の映画」であり、画面に下半身が映りこむことはほとんどありません。作品の原題は『MADRID,1987』であり、『バスルーム裸の2日間』という邦題は、この映画の位置づけをまったく別のものにしています。もし、この監督が別の作品で高い評価を得れば、本作の邦題も変わってしまうかもしれません。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-03 03:42:07)
2.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 
GYAOの無料動画で視聴。現代的に解釈した「ドン・キホーテ」の設定を借りて、さながらフェリーニの「8 1/2」みたいなことをやろうとしたんでしょうか? 映画人としての贖罪と同時に、性懲りもない映画愛・映画賛歌をテーマにしているようです。 壮大に突き抜けたホラ話に期待したものの、じつは意外に真面目な内容だったので、やや窮屈に感じないでもありません。凝りに凝った緻密な作品なのは分かるけど、いまひとつ面白みに欠けるのは、きっとテリー・ギリアムのなかに本質的な意味での「ラテンの血」が流れていないからでしょうね。ラテンの作家が醸し出す「滑稽と哀愁」みたいなものが英国人のテリー・ギリアムからは滲み出てこないのです。やはり英国人の真骨頂は達観したブラックユーモアであって、いくらスペイン人の真似をしようと思っても超えられない壁があるのだと感じました。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-14 02:41:02)
3.  エル・スール
心の中の「父」を想い、そして心の中にある「南」を描くことが、この映画の主題なんだろうなあ、と思っていました。『エル・スール(南へ)』という表題ですが、あえて南の風景を映像として出さないことで、南への想いを際出たせてるんだろうなあと思ってた。 でも、原作では、ちゃんと後半に「南」の話が出てくるんだそうですね。映画でも当初は「南」の部分まで撮るつもりだったそうな・・。 わたし的には、「南」を描かないことで、かえって映画の素晴らしさが増したと思う。静かな感情が持続する美しい映画。
8点(2004-03-30 03:42:50)(良:1票)
4.  欲望のあいまいな対象
面白い!大好き! 円熟したブニュエルの、だれもが楽しめるようなオールマイティな魅力がたっぷりです。あいかわらずナンセンスなエログロギャグもふんだんに散りばめられてて、ブニュエルの臭いは至るところに感じられるけど、筋立てはまともだし、普通の人でも、ちゃんと楽しめる映画だと思います。キャスティングにも展開にも、とても創意があふれてて、それにくわえて、どこかラテン的な情感や哀歓も感じられて、味わいぶかい。もちろん、革命思想的な過激なムードも、まだまだ各所でとぐろを巻いてます。(~~)
10点(2004-03-17 23:47:33)
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