1. デッド・ドント・ダイ
《ネタバレ》 興味深い映画だった。 どこかとぼけてるジャームッシュ。 今の殺伐としたアメリカでは、かなり彼は責められたんじゃないか? そこで、なぜお前は落ち着いてるんだと言われて、 俺は古き良きアメリカに住む男、もう現代の欲にまみれた世界に うんざりしてる世捨て人みたいな男なんだから、という つぶやきが聞こえてきそうな映画だった。 金の亡者こそゾンビだと、トムウェイツの口から、言わせてる。 彼の演じる世捨て人こそ、ジャームッシュなんだろう・・ [DVD(字幕)] 7点(2020-12-19 14:01:06) |
2. ツォツィ
《ネタバレ》 南アフリカでも、アメリカのドラマに出てくるような暴力が現れるのですね。 これからフロンティア国が発展していくと、どんどんあちこちの国で このような光景が見られるのでしょうね。 でもツォツィには地面に根差したような逞しい性根を感じました。 誘拐した赤ちゃんと触れるうちに、芽生えた感情でしょう。 ラストの涙は・・ [DVD(字幕)] 7点(2019-09-23 15:18:35) |
3. 第9地区
《ネタバレ》 アパルトヘイトで思うところがあったのでしょうね。もの哀しいBGMの中、人間同士の争いが展開されます。今までの映像技術の総決算って感じで、社会派なのにエンターテイメントで引っ張る。映画冒頭のエイリアンに書類を書かせるところが可笑しかった。日本だけじゃないみたいですね。役所の書類主義。いろんな人種がいるから、契約ってもんが大事になるんでしょうけど、法律は人間の考えたものだから、エイリアンに見せてもなぁ・・・子どものエイリアンが可愛かった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-28 18:34:48) |
4. マイ・ウェイ
《ネタバレ》 主題歌が有名なので観ました。勝つ事がすべての父親は、それについていけない家族をふりまわしながら、子どもが次から次へと事故にあいます。でもそんな家族に自分の生き様を、かっこ悪くても立ち上がる生き様を最後のマラソンで見せます。それは悲劇でショックを受けた父親として立ち直る為のものでもあったかもしれません。でも恋人の身辺調査をさせるとこなんて、いやらしい一面も持つ親父なんですね。この親父には感情移入できなかったですね。まぁしかし昔の映画なのでちょっとが画像がテレビ映画っぽいのですが、それでもいい映画だと思います。マラソンをあつかった映画はラスト、怪我をひきずったりしてでもゴールインする映画が多いですね。マイケルダグラスの「ランニング」や邦画の「風が強く吹いている」とか。 [ビデオ(吹替)] 6点(2010-05-17 10:11:31) |
5. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 この映画の事件は、知識としては知ってましたが、こんな近代化された所で起きてたとは。もっと原始的な(失礼しました)部族のぶつかりあいと思ってたので、ショックでした。なぜ、このジェノサイドが起こったかをもう少し丁寧に描いてくれたら良かったんですけど。でも、それは他の映画を観ればいいことですね。「ノーマンズランド」でもそうでしたが、国連の無力さが悲しかったです。 2度目の鑑賞 ジェノサイド。つい最近、我々が友だちと笑顔で話している時代に、この地球上のアフリカで起きた民族大虐殺。 1度目の鑑賞でも思ったが、国連の無力さにガッカリしてしまう。 やはり平和を望む一方で、人間はこういうとこがあると理解しなければ、危なくて生きていけない。 防衛費を増やされるだろうが、それはやはり、人間が怖いということだ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-15 01:42:57) |