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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  ジャッカル 《ネタバレ》 
地味だったオリジナルから一転、開き直って大作路線でリメイクという方向性は悪くありません。相手とする殺し屋があまりに凄腕でロシア当局もFBIも捜査に行き詰り、やむをえず収監中の元テロリストを放ってこれに対抗するという基本的なプロットも興味を引きます。ただ、この設定をまったく活かせていないことが本作のダメなところ。まず、ジャッカルが凄腕の殺し屋に見えません。高い戦闘能力を示す場面が皆無だし、かといって知能犯にも見えない、野生動物のような勘で捜査網から逃れるということもない。FBIはなぜこいつを捕まえられないんだと不思議になります。行動にもムダが多く、ジャック・ブラックやダイアン・ヴェノーラをわざわざ殺す必要がないし、そんなムダな殺戮のせいで足取りを掴まれてしまうのだからバカにしか見えません。挙句の果てに、あれほどこだわっていた銃座の設計図を持って逃げなかったために、暗殺の手段をFBIに知られてしまう始末。遠隔操作の高速銃を使っているにも関わらず遠くからターゲットを狙わず、わざわざ現場に姿を見せるという理解不能な行動も。ん~、もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。彼に対するデクランの描写も杜撰です。そもそもリチャード・ギアがミスキャストでどうやっても凶悪テロリストに見えず、このために「毒をもって毒を征す」という本作のコンセプトが死んでしまっています。彼の捜査方法はFBIのそれと変わらず、元テロリストだからこその発想や捜査方法がまったくありません。後半になるとジャッカルを勘で追いはじめ、捜査らしい捜査すらしなくなる適当さには驚きました。よくもこんないい加減な脚本に予算がついたものです。  【2018.6.13再見】 何見ようかなぁとNetflixをダラダラと眺めていたらふと本作が目に入り、「もしかしたらもしかするかも」と思って8年ぶりに再見したのですが、全体の印象は8年前と変わらずでした。感想は↑と変わらないので、見ていてどうしても気になって仕方のなかった部分を箇条書きにしておきます。 ・どれだけ手の込んだ変装をしてもブルース・ウィリスにしか見えないジャッカル。 ・FBI・ロシア内務省・元IRAテロリストが組んで一人の暗殺者を追うという基本設定が完全に埋没しており、比較文化論とか組織論とか面白くなりそうな要素がかなり捨てられているので残念。 ・中盤で判明した内通者を使って誤情報を流せば随分早くにジャッカルを捕まえられたかもしれないのに、この内通者に尋問も何もせずアッサリ帰国させるデクラン&FBIの不手際。 ・ジャッカルのターゲットが完全に読めた後に「罠を張るんだ!」とか言いながら、結局何の準備もできていなくて発砲されるに至るデクラン&FBIの不手際。 ・「罠を張るんだ!」とか言いながら軍の大型ヘリコプターで現地入りし、来たことを思いっきりジャッカルに知らせるデクラン&FBIの不手際。 ・人質にとった少女を無傷で帰すジャッカルの無用な優しさ。
[インターネット(吹替)] 4点(2018-06-15 18:11:30)
2.  少年は残酷な弓を射る 《ネタバレ》 
私は3人の子育てをしているのですが、子供は決して天使ではないし、必ずしも親の愛情に応えてくれるわけでもなく、親との折り合いの悪い子、どうやっても出来の悪い子もいます。我が家の場合は、手をかけて丁寧に育てているつもりの長子が気難しいひねくれ者になり、一方でほとんど放置状態にあって親として申し訳なさを感じている次子の方が素直な気質を持つなど、親の努力と子供の有り様がうまく整合しないことに子育ての難しさを感じています。世間的には「あなたの育児方法が悪い」と切って捨てられるのかもしれませんが、他の家庭を見ても、これが子育ての実態なのだと思います。 本作は育児に失敗した親の物語なのですが、完全に母親目線のみで作られていることが大きな特色となっています。結果的にケヴィンは凶悪事件を起こし、エヴァは社会的制裁を受けました。確かにエヴァはケヴィンの異常性から逃げ続けており、”We need to talk about Kevin.”と旦那に伝え、ようやく動き出そうとした段階では時すでに遅し、まさにその当日に事件を起こされてしまいます。妹の片目を潰された時、ハムスターを殺された時、もっと遡ると「死ね!死ね!」と幼児らしからぬ言葉遣いでゲームをしていた時など、息子の凶暴性を示すシグナルはいろんな場面で出ていたにも関わらず、彼女はそのタイミングを悉く逸していたのです。ただしこれとて外野の意見であり、精神的に追い込まれた状態で子育てをしていたエヴァには「日々何事も起こらぬように」と祈ることしかできず、問題対処までの余力はなかったこともまた事実でした。 家族とは厄介なもので、常に顔を合わせる共同体だからこそ波風が立たないことを祈り、時が解決してくれることに期待するという一面があります。子の犯罪に対して親の責任が問われる時、「なぜいつも一緒に居るのに放置したのか」などという意見もよく聞かれますが、いやいや、いつも一緒に居るからこそ口を出しづらいということもあるのですよ。子の問題の核心を突いてしまうと、ギリギリで保たれている家庭内の均衡が崩れ、状況がより悪化してしまうかもしれないという恐怖。これは問題のある子を持つ親に共通する心理ではないでしょうか。ここで母親目線という本作の建付けが活きてくるのですが、エヴァと同様に観客の目にもケヴィンは手の付けようのない悪魔として映る仕掛けとなっており、大上段からあるべき論で関係者を裁くという安易な方法をとらせません。私だって子供の欠点すべてに向き合っているわけではなく、「子供なんてこんなもの」「親が口を出し過ぎるべきではない」「いつか自分で気付いて直すはず」などと自分を言い聞かせて妥協をしている部分があります。凶悪殺人事件という極端な題材を扱いながらもこれを対岸の火事とさせず、世の親に共通する恐怖心を的確に突いていることが、本作のうまいところなのです。 そして、話のオチの付け方も見事なものでした。冒頭より、なぜエヴァは事件のあった地元を離れて自分だと気付かれない場所へと引っ越さないのだろうかという点が引っかかっていたのですが、最後の最後、自分自身はソファを寝床にしながらもケヴィンの帰る部屋をきれいに整えているエヴァの姿から、この親子には尋常ではない絆が存在し続けていたことが判明します。ケヴィンは母親への反発という感情、エヴァは息子への当惑という感情しか持ち合わせていなかったが、その根底には愛情ともやや違う強力な絆があったということを、取り返しのつかない大事件の後になって二人はようやく認識します。この熱いんだか冷たいんだか分からない親子関係のどうしようもなさが判明した時、私は物凄く胸が熱くなりました。「出来の悪い子ほどかわいい」という言葉がありますが、悪しき一面を持つ子供って、親のある要素を強烈な形で引き継いでいる場合が多く、親としては憎くて仕方ないんだけど憎みきることができなかったりします。本作はこれを容赦のない形で描いてるんですね。本編中には、この親子は似ているという点を示す描写がいくつかあります。ケヴィンの問題行動を受けたエヴァの感情は「なぜこんなことを」ではなく、「理解できなくはないが、なぜここまでやるの」だったのではないでしょうか。 個人的には、今まで見てきたすべてのドラマの中でも最高レベルの感動がありました。ただし、プロデューサーを務めたソダーバーグの影響か、過去と現在を行き来する編集が少々ウザかったので、一点減点とします。凝った編集もほどほどであれば効果的なのですが、全編これでは疲れてしまいます。
[インターネット(字幕)] 9点(2017-09-14 19:00:22)(良:1票)
3.  ジャッジ・ドレッド(2012)
大風呂敷広げすぎて失敗したスタローン版の反省からか、今回は舞台も物語も徹底的にシンプルにまとめています。無駄を削りすぎて『ザ・レイド』とまったく同じ話になってしまったのはご愛嬌ですが、アクション映画のアプローチとしてはこれが正解。スタローン版と比較すると格段に面白くなっています。『28日後…』のアレックス・ガーランドが脚本を書いたことでハリウッド大作とは一味も二味も違う雰囲気が出来上がったし、キャラ設定やセリフ回し等の基本的な部分もかなりしっかりとしています。本作のドレッドはとにかくカッコいいのです。圧倒的に不利な状況に置かれても、慌てず騒がず冷静に状況を見極めながら行動を決定し、クールに振る舞いながらも内面には激しい怒りを煮えたぎらせている。理想的なダークヒーローぶりではありませんか。相棒を人質にとられるに至り、「俺こそが法だ。敵方についた者は容赦なく処刑する」と数万人の住民に対してたった一人で宣戦布告をする場面なんて、かっこよすぎて死ぬかと思いましたよ。彼に対する大悪党「ママ」もよく作り込まれていて、ドレッドの敵として十分な存在感や威圧感を放っています。マンガ映画としては本当によく出来た映画だと思います。。。 一方で残念だったのは、本作を象徴するような印象的な見せ場を作れなかったという点です。アクション映画としてのアベレージは高いのですが、「これは!」という突出した見せ場がなかったので、やや物足りなさを感じてしまいました。ただし、これは本作のプロダクションを考えれば仕方のない部分でもあります。スタローン版の大失敗の影響からか、本企画についても映画会社は投資に慎重モードとなっており、本当にギリギリの予算しか与えられていなかったのです。これについては、現在企画中の続編できっちり答えを出していただきたいところです。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-11 00:37:58)(良:1票)
4.  ジェーン・エア(2011) 《ネタバレ》 
1847年に出版された『ジェーン・エア』は、当時としてはかなりの衝撃作でした。美人ではない女性を主人公とし、財産や家柄ではなく自由恋愛を尊ぶという価値観が作品全体を貫いています、ラストでは女性が男性に愛を告白するという異例の展開までが準備されており、当時の社会をひっくり返す程の大ブームとなったとか。。。 しかし、今やそんな展開は珍しくも何ともありません。古典の難しさはここにあって、初登場時に人々の関心を引いた部分は完全に陳腐化しており、現在の観客が昔の読者と同様の感動を味わうことはほぼ不可能という状況にあります。さらには、映画化においては古典へのリスペクトも要求されるために、改変を加えすぎても批判が起こります。原作のままではダメ、変え過ぎてもダメという、製作側としては何とも厄介な代物なのです。。。 そこに来て本作では、原作をなるべく忠実に映画化するという正攻法のアプローチがとられています。美しい撮影、オスカーノミネートの衣装、見応えのある演技、回想形式をとることにより尺を詰めるという映画的工夫、、、『闇の列車、光の旅』で注目されたフクナガ監督は、要求された仕事を充分にこなしていると言えます。ただし前述の理由により、映画としては面白くありません。前半部分ではキャストや撮影を楽しめたものの、1時間を過ぎた辺りからは猛烈に退屈しました。
[DVD(吹替)] 5点(2012-12-30 17:57:11)(良:1票)
5.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
地味だし見せ場もないものの最初から最後まで緊張感が持続しており、最高クラスのサスペンス映画だと思います。タイトルと同じく映画の内容もシンプルそのもので謎解きや派手なドンデン返しなどなく、描かれるのはジリジリとした駆け引きのみなのですが、この装飾の無さが正解でした。ライミは本作で新境地を開いたと言われていますが、閉鎖空間で登場人物が狂気に追いやられていくという点では「死霊のはらわた」と同様であり、異なるのは舞台の規模とストーリーテリングの切り口のみ。ライミは自身の手腕で扱いきれる企画を的確に選んでいたようです。もしこれが「ユージュアル・サスペクツ」のようなミステリーに比重を置く企画や、「セブン」のような高いビジュアルセンスを要求される企画であれば、ライミは完全な駄作を作っていたことでしょう。また、役者も素晴らしい仕事をしています。オスカーにノミネートされたビリー・ボブはもちろんの熱演なのですが、そんなビリー・ボブと比べると損な役回りである主人公ハンクを演じたビル・パクストンもかなり良いです。なんせ、この映画はハンクにかかっていたのですから。大金を目の前にして普通の人の判断力が狂ってしまい、小さなほころびを修正しようとしてとった行動が次の大きな穴を作ってしまう。そんな物語では、観客はハンクの行動や感覚に納得する必要がありました。決して同情はできないが、同じ立場にいれば自分も同じ行動をとるかもしれないという感覚を抱かせる必要があったのですが、そんな役柄にあっては、「凡人」を演じさせればハリウッド一のビル・パクストンが適任でした。この人が焦り、悩む姿は、まさに大事件をひとりで抱え込まねばならなくなった小市民のそれであり、演技の説得力が違います(誉めてんだか、けなしてんだか…)。。。以上のようにほぼ完璧な映画なのですが、唯一ケチをつけるなら、ニセFBIが現れるクライマックスが作品のテーマから外れていたこと。これだけは気になりました。簡単なはずの計画が人間の欲望や疑心暗鬼によって狂っていくという物語なのですから、ここで真犯人が現れてはいけないでしょう。焦ったハンクは彼を射殺するものの後に本物のFBIであることが判明し、いよいよ誤魔化せないレベルにまで犯罪が行き着いてしまうというオチの方が主題にかなっていたと思います。
[地上波(字幕)] 8点(2011-01-23 16:50:25)(良:2票)
6.  シャーロック・ホームズ(2009)
シャーロック・ホームズについては原作を読んだことも、映像化作品を見たこともないため、少々厳しい鑑賞でした。「多分原作に絡めたネタなんだろうなぁ」という点はいくつか見つけたものの、原作を読んでないのでその面白さは分からず。また、ホームズとアイリーンの関係についての言及もなく、ルパンと峰不二子のような二人のやりとりも楽しめませんでした。こんな感じで原作を知らない人間は置いてけぼりにされるし、かといって推理小説のファンが喜ぶタイプの作風でもない。一体どんな客層を対象にした映画なのか、その製作意図がよくわかりません。古典の新解釈であれば、定石通りエピソードゼロから始めた方がよかったように思います。内容についても中途半端で、アクションメインの作品にしては見せ場が少ないし、かといって探偵ものとしては知的な部分が少々お粗末。観客もいっしょになって推理する形になっておらず、分かったような分からないような主張をする宗教組織の陰謀をホームズが少しずつ解明する様を外野から眺めるだけでは、探偵ものの醍醐味は味わえません。ホームズが推理力や洞察力を披露する場面は多くあるものの、本筋に関わる部分やいざという危機一髪の場面でその能力を発揮していないこともマイナスで(小手先のトリックは見破っても陰謀には気付かないし、常人と同じように敵の罠にかかってしまう)、ここぞというタイミングで彼の非凡さが活かされる場面があれば作品は引き締まったと思います。本作には5人もの脚本家がクレジットされていますが、それぞれの脚本家が得意とするパートを別々に担当しているうちに(ハリウッドではよくある脚本の作り方)、映画としての統一感が欠けたことが原因でしょうか。。。と弱点の多い作品なのですが、ホームズのキャラクターの作り込みは良く、主演にロバート・ダウニーJrを得られたことも幸運で、さらに19世紀ロンドンという異色の世界を舞台にしたアクション大作としての雰囲気作りも出来ているので、シリーズ化にあたっての基礎はかなりしっかりしています。続編はかなり面白いものが出来るはずです。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2010-08-15 20:26:37)(良:2票)
7.  ジャーヘッド
前作ロード・トゥ・パーディションがいかにも優等生的でつまらない映画になってしまったので、その反省とばかりにサム・メンデスは本来の持ち味である斜めの視点で本質をえぐり取るという皮肉精神を取り戻しています。ディア・ハンター以降、戦争映画と言えば主人公が「俺は殺人行為をやったんだ」と悩み、戦争で抱えた苦悩を背負う作品ばかりになってしまいましたが、この映画は四半世紀ぶりにその傾向に風穴をあけるような面白い姿勢で作られています。主人公が厳しい体験の中で成長するわけでもなく、悲惨な現実の中で何かの教訓を学ぶわけでもなく、「戦争行ったけど特に何もなかった」ということがテーマの変な戦争映画です。上官に向かって「俺の手で敵を殺させてくれ」と兵士が泣いて頼むという常識はずれのシーンまであります。監督も自分の試みに自覚的だったのか、ドラマ路線の戦争映画として最高の評価を受けるディア・ハンターのビデオにポルノまがいの不倫映像がダビングされてるくだりがあり、一方で「戦争映画としては非現実的だ」との批判を受ける地獄の黙示録を見て兵士が最高潮に盛り上がったりと、「『これが本当の戦争だ』と言ってた今までの戦争映画だって所詮脚色されたもんでしょ?」とでも言わんばかりの挑発ぶり。確かにこの映画の異色ぶりは相当なもので、これまでの戦争映画がどれも判を押したように「悲惨の連続」だったのに対し、この映画が描くのは「退屈の連続」。延々と退屈が続きそこに生死を分ける一瞬が突然やってくるというのが戦場の実態のようですので、「生死」並に大きな要素でありながらこれまで映画が取り上げてこなかった「退屈」という側面をはじめてテーマにしたところにも、この映画の価値はあると言えます。ただしこの監督、挑戦的な内容を扱いつつも映像や語り口に良くも悪くも「えげつなさ」がないという特徴を元々持っており、アメリカン・ビューティーにおいては過激な内容をうまくまとめてさらっと見せる手腕が良い方向で現れたものの、戦争映画においては刺激不足の原因となり、後半に猛烈な長さを感じさせられました。また最初と最後のモノローグは完全に蛇足で、何か意味ありげなあのモノローグは「何もない」がテーマのこの映画の本質をかえって見えづらくしています。
[DVD(吹替)] 7点(2006-11-12 21:55:05)(良:1票)
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