1. トゥームレイダー2
《ネタバレ》 全くピンチを感じさせないヒロインってどうなんでしょう?ハラハラしないし(パンドラの箱とか扱ってるのにまぁ映画の雰囲気が全体に軽い)どうせハッピーエンドなんでしょと思って観るから、無難と言えば無難だけど、新鮮味もありませんでした。彼氏の死に方も最後までぶざまでしたね(笑)しかしヤン・デ・ボンは作品に恵まれてないなあ・・・。「スピード」のように全編緊張感溢れるアクションをまた撮って欲しいです。というわけでアンジーの見事な肉体に4点献上。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-15 00:11:08) |
2. トロイ(2004)
神話だ何だと難しく考えなければ普通に楽しめる娯楽大作です。しかしオーランド・ブルームには弓矢が良く似合いますなぁ♪ [地上波(吹替)] 6点(2007-05-02 22:05:37) |
3. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 前半は展開が全く読めずに非常に面白かったが、ジュリアン・ムーアがあまりに早く消えたので、私が思っているような展開ではなくなっていくのだなと直ぐに分かった。子供が生まれなくなった未来という展開と、その中で妊娠した女性を守るというテーマは面白いが、その先の膨らませ方が何とも中途半端で面白くない。後半部分を、内戦の中をこの女性と子供を守る事だけに全て費やしてしまって、しかも締め方が結構投げやりな感じがしてしまった。またインフルエンザの蔓延で世界が壊滅した中、何故イギリスだけが残れているかという事や、政府に反抗している組織の明確な目的、理由付けが薄い分だけスケールもリアリティにも欠けてしまった気がする。戦闘シーンのリアルさは素晴らしく、その中で赤ちゃんを見て一瞬平和な空気が流れるシーンは感動したが、作品はやはり締め方が重要だなと改めて感じた。最後の方でもう一盛り上がり展開があれば、もっと大作という雰囲気が出たと思う。少し残念でした。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-29 21:35:09)(良:1票) |
4. トレインスポッティング
ダニー・ボイルの中では唯一面白い映画じゃないでしょうか。独特のテンションの高さも、嫌悪感無く付いていけるのは、きっと自分がもう30間近で、将来に不安になっている青春時代を客観的に観られたからだと思います。仲間や環境によって、その不安をヘロインや強盗に逃げる人もいるだろうし、そんな彼等が暴走する様を興味深く見られました。ダニー・ボイルの選曲はあまり好きじゃないですが、この作品とはマッチしていました。あと出演者が上手い。主演のユアン・マクレガーも熱演でギラギラしているので、何か微笑ましかったですね。幻覚を見るシーンで、赤ちゃんが天井を這ってのは悪夢!死んだ赤ちゃんの表情も悪夢!「レクイエム・フォー・ドリーム」のように注射のヤリスギでボロボロになった腕を見せられないだけマシでした。93分でまとめたテンポの良さもポイントですね。 [地上波(字幕)] 6点(2006-07-09 14:02:03) |
5. 時計じかけのオレンジ
始めはひたすら残酷で、途中からは切なく、そして最後には再び怖くなる映画です。あまりに衝撃的だと言われたこの内容は、現代の世の中の「鏡」のように映し出されています。物が豊かになり過ぎた現代、人の心の豊かさがそれには付いてゆけず退廃してしまった過程と結末。 強調して描いてる部分も多いのですが、どこか「切ない」と思います。主人公アレックスが何か気の毒に思えてしまうのです。悪い事はしてきたが、その結果が政治的圧力で行われた「強制実験」におけるモルモットで、そして家族も仲間も失ってしまった。 「時計じかけのオレンジ」なるほど、みかん自身も自分の意志に関係すること無く、環境によってすぐに腐ってしまう。人間も環境によって腐ってしまう。近未来への警鐘が、何か現実味を帯びてしまいすぎて、衝撃的に感じない自分も、どこか怖いのであります・・・。 8点(2004-09-22 18:42:35) |