1. トレイン・ミッション
《ネタバレ》 コレットセラ監督は割と好き。 「フライトゲーム」の興奮、再び!?と思い、鑑賞。 リーアムニーソンは娯楽作品に出てて、かなりの確率で面白い映画が多い。 「96時間」も面白かったし、これからも楽しみな俳優。 一時期のハリソンフォードと同じオーラがある。 絶対裏切らないオジサンと言った感じだ。 [DVD(字幕)] 7点(2018-12-09 00:12:29) |
2. 独裁者と小さな孫
《ネタバレ》 マフマルバフは、「カンダハール」でもそうだったが、ラストはいつもこうだ。映画が落とし前の芸術ならば、この独裁者の悪行を知らない我々には、丁度いい幕引きだ。我々にはこのお祖父さんの孫を思う気持ちしか知らないのだから、そのお祖父さんが処刑されるシーンは、鑑賞後最悪の気持ちになるので、ここで終わるのが正しい。でも「カンダハール」では、全く罪のない女性のあのラストの幕引きは、映画をたくさん観てきた中でも印象に残ってる映画だった。マフマルバフという名前も、そこで強く刻まれた。中々地方にいてはお目にかかれない監督だが、今回久しぶりに観ることが出来た。映画をよく知っている人だなぁと改めて思わされた。 [DVD(字幕)] 6点(2016-09-17 15:04:43) |
3. トランセンデンス(2014)
《ネタバレ》 エンターティメントの要素はかなり薄いが、題材が興味深い。人間の意識をコンピューターにアップロードすれば、AIの完成度にもよるだろうが、意識はずっと生き続けられるっていう問題提起は面白い。でも他のAI(医療技術のAI)ともやり取り可能になるのかな?アップロードしても24時間パソコン操作する人格があるっていうことでしかない気もするが・・。せっかくこんな面白い題材なんだから、死んだ人の意識がコンピューターに残ってる世界で、遺された人たちはどんな気持ちがするか、深く掘ってほしかった。スパイクジョーンズの「her」ならぬ「he」だね(笑)それにしてもモーガンフリーマンは科学ものによく似合うね。リュックベッソンの「ルーシー」もそうだけど・・。なんか知的な感じするもんね。 [DVD(字幕)] 6点(2016-07-30 16:48:16) |
4. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 変態男にブチ切れて、パソコン・情報リテラシー・近代的な小道具・悪の世界などをフルに活用し、もう許せないものは許せない、そんな女性がドラゴンタトゥーの女だったんですね。007(?)すらも救ってしまうくらいのタフになってしまった女性。彼女は一体、この先どこに行くんだろう?しかしデビッドフュンチャーが描くと、推理モノ的一族の陰謀的設定も、聖書絡みの猟奇ものになっちゃうんだなぁ(泣) [DVD(字幕)] 7点(2016-07-17 16:36:13) |
5. ドリーマーズ
《ネタバレ》 双子の姉の弟を想う繊細な気持ちは分かるけど、映画としてここまで裸の描写をする必要があったのだろうか?正直ちょっとげんなりした。私の中では裸を見せすぎる映画は官能作品などとは思えない。あぁそうか、これはエロティック映画だった。洗面所で排尿するシーンから始まったので、気持ち悪い映画の気はしてたけど。ベルトリッチは、好きな作品と、嫌いな作品の差が他の作家にくらべて、極端に大きい。この作品や「ラストタンゴ」は嫌いで、フランスは建物の中ではセックスばっかりしてそうなイメージがしてしまうくらいだ。「シャンドライ」「孤独な天使たち」などの小粋な作品を創った人とは思えない。どうやら空っぽ人間を描く、というのはベルトリッチの大事なテーマのようで、そちらの作品はどうも好きになれない。でも空っぽ人間が政治運動にのめりこんでいくのは興味深い。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-05 11:17:44) |
6. 土曜の夜と日曜の朝
《ネタバレ》 え、これで終り?というのが正直な感想。シューシネマ大好きな自分にとっては、この主人公のアーサーはぼこぼこになって、工場も首になり、二人の女性からもふられ、孤独になるんだろうなあと思ってたが、意外と爽やかなラストだった。最後、女性が主人公に寄り添って歩く姿は、何かハッピーエンドだった。人妻はどうなるんだ?旦那はどうするの?何かこのアーサーが食い散らかして、終りといった感じだ。まあ、悪い事してるといっても、不倫だけだけど。でもやはり、悪い事は悪い事だから、けじめをつけて欲しかった。退屈しないで観れたので、6点献上。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-07-28 09:09:45) |