181. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 あまりに救いようのないストーリーに、苦手なミュージカルがブレンドされて、観賞後しばらく後遺症が残りました。 面白い、面白くないに関わらず、今までに、観賞後「見なければ良かった」とまで思ったのはこれと「メメント」くらいです。 完全無実に決まっているのに、その無実を証明するために、弁護士費用として息子の目の手術代が必要って・・・そこまでしますか・・・。 観賞時、DVDのパッケージだけで勝手に「サクセスストーリー系の感動もの」と思い込んでいた自分も悪いのですが、それにしてもあのパッケージと中身のギャップが大きすぎます。 しばらくしてから、友人と「ダンサー・イン・ザ・ダーク被害者の会」を作って(と言っても3人だけですが・・・)、慰めあって、お互い元気を取り戻すことができました。 [DVD(字幕)] 0点(2012-05-18 15:03:17)(良:1票) |
182. グラディエーター
満点。満点。満点。 誰が何と言おうと、満点。 僕の中では満点以外ありえない映画。 「ラッセル・クロウ」 映画ど素人の僕が、名前を覚えた数少ない映画俳優の一人。 この数年後に、「ビューティフル・マインド」を見て、ラッセル・クロウを神だと思いました。 当時友人・知人に薦めまくって、うざがられた思い出深い映画。 ですが、観終わったあと、みんなから「○○が薦める映画にしては、マジ面白かった。」と言われました。若干ひっかかる言い方でははありましたが、かなり嬉しかった。 どちらかというと、男友達のほうが評判が良かったです。 女友達からは「男の子映画だね。」と、なぜか上から目線で言われました。 [DVD(字幕)] 10点(2012-05-16 16:03:27)(笑:1票) |
183. 蝿の王
《ネタバレ》 原作未読。映画だけでの感想です。 一言で言うと、「es」にそっっっくり。 「環境」と「役割」によって、人格は形成されるということを如実に物語っています。 あの少年たちが、もし無人島で生活することがなければ、いつ助けが来るか分からない状況でなければ、もしくはリーダー的な大人が複数存在すれば、きっとこうはならなかったのでしょう。 それは現実社会にも言えることでありまして、何もこの映画の中に限ったことではありません。人の理性や人格というものは、こうも容易く環境に支配・左右されやすいということを疑似体験できるということを考えれば、この映画の存在意義は非常に大きいと思われます。 あれだけ仲が良く、信頼しお互いを認め合っていたラルフとジャックが、気づけば、生死をかけて「狩る者」と「狩られる者」に分かれている。 もちろんジャックがラルフと袂を分かった瞬間に、それぞれの役割がこれから少しずつ変わっていくのであろうことは暗示されていました。そしてジャックとラルフを除く他のメンバーたちが、どちらの側につくかで役割が決まっていきます。 印象的なのは、もともとラルフ側にいたけれど、それからジャック側へと移っていったメンバーたちの心境の変化。(まあ本当は子供ながらにもっと葛藤などはあってしかるべきだとは思いますが。その辺双子はよくその心理描写が表現できていたと思います。) まさに、「環境」と「役割」の変化によって「人格」が形成された瞬間です。 この映画では、「殺人」への意識の鈍化もかなり上手に、深刻に表現されています。サイモンが殺された時と、ピギーが殺された時では、過失具合も違っていれば、そこでの罪の意識の大きさも違います。更に三人目のラルフ(ラルフは未遂で終わりますが)にいたっては、ついに少年たちは自らの意志で狩りを始めます。 この感覚は、犯罪や戦争に通じるものがあるのではないでしょうか。 ラストのオチは非常に良かったです。これがあったことで、この映画の完成度は非常に高くなりました。新たな、より大きな力をもつ新コミュニティーの出現により、ラルフ、ジャック、及びジャックの指揮下にいた者たちの環境と役割は再び大きな変化をこれから見せていくのでしょう。そして恐らくは、ラルフの存在(生き証人)によって、ジャックたちは社会から粛清されていく運命を辿っていくのだと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-11 10:56:34) |
184. 28日後...
《ネタバレ》 僕が初めて走るゾンビと出会ったのはこの映画でした。 それはもう衝撃的でした。 ゾンビが速いというだけで、こんなに恐ろしくなるものかと。 わりとホラー映画、とくにゾンビ系はストーリーそのものは記憶があやふやになりがちなのですが、この映画だけは色褪せることなく、今でもまぶたを閉じると、ほらそこに走るゾンビが・・・ このあとにドーン・オブ・ザ・デッドを見てしまいましたので、僕の中でインパクトが強いのはこちらです。 確かに、多くの方がご指摘されているように、前半と後半でテイストが少し変わります。 前半はゾンビホラー、後半はサスペンスアクションに近いノリにシフトします。 ただ走るゾンビが初めての経験だったもので、軍隊導入で少しホラーから離れてくれた時は、箸休め的な意味でほっとしました。 そのままハッピーエンドにいってくれたので、一安心。 ゾンビ映画はハッピーエンドに限りますね。 ただ、もうひとつのエンディングがあったことは知りませんでした。 ぜひ見てみたいです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-07 16:34:49) |
185. エリック・ザ・バイキング
《ネタバレ》 なんか「バロン」みたいな雰囲気でした。とくに何とかブラジルって国が。最後沈んでいきながらもみんな明るいところなんか・・・ はあ、もっと爽快な冒険活劇かと思っていたので、ちょっと期待はずれでした。 ただ、神様たちが子供ってのは良かったです。 子供や神様ってのは無邪気に残酷なものなんですよってことを暗示しているのでしょうか。まぁどうでも良いけど・・・ あ、関根勤さんは爆笑しました。 他の方たちのレビューのほとんどが関根さんってのもかなり面白いです。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-30 04:42:03) |
186. エンゼル・ハート
ミステリーと思わせたところがまず問題です。 オチが反則。フェアじゃない。 反則技なのに途中でわかってしまう。 かといってスリリングな展開かと言えば、そんなことはなく退屈で、中だるみしてしまう。ただ暗いだけで、雰囲気でごまかしている印象。 大作っぽく作った凡作だと思います。 雰囲気がなんとなく「セブン」に似ていますが、質は雲泥の差です。 [DVD(字幕)] 2点(2012-04-27 16:16:10) |
187. マイ・レフトフット
実話ものは結構好きなんですが、この映画はそこまで入りこめませんでした。 原因は、きっと話が飛び飛びになっているうえ、説明が足りないから。 見ている人の想像力に任せているのか、それとも原作を読み前提を知っているうえでの鑑賞を要求しているからなのかはわかりません。 少なくとも、初見の人誰が見ても大丈夫なようには作られていない不親切さはあります。 よって、行動や動機に共感できない部分があるかもしれませんが、本当の意味での心のバリアフリーと家族愛を実感できる貴重な映画ではあります。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-26 16:04:02) |
188. バロン
《ネタバレ》 「未来世紀ブラジル」よりかは全然面白いです。 出てくる一部のキャラクターが、漫画のワンピースに出てくるキャラクターによく似ています。というか、世界観がワンピースに似ている気が・・・ ワンピースの作者さんもこの映画見たんでしょうか。 でかい魚の中で、仲間たちと出会うエピソードも、まるでラブーン・・・ ただ、やっぱりこの監督の映画って肌に合いません。 なぜでしょう。 途中で飽きてきます。 月の世界、首だけの王と王妃、火山の世界、どれも楽しめない。 最初と最後だけ観れば十分です。 無駄に長いんですよね。 [DVD(字幕)] 4点(2012-04-25 11:55:38) |
189. ブラジルから来た少年
ミステリーとしては真相がばかばかしすぎてつっこむ気もおきません。序盤から予想がつき始めますが、まさかその予想通りとは・・・おかげでサスペンスとしても緊迫感がなさすぎで退屈です。 緊迫感を損ねたもう一つの理由は、この内容に対して映画がだらだらと長すぎます。どう考えてもこんなに時間は必要ないです。 ちょっとこの映画は・・・よく作られている割に、面白くない・・・ [DVD(字幕)] 3点(2012-04-12 12:16:54) |
190. 未来世紀ブラジル
意味は分かります。 その上で断言できます。 面白くない。くそつまらない。 そもそもが、きてれつな設定とストーリーと映像ばかりなのに、そんな映画に何回も夢のシーンを入れる意味がない。 あんな無駄なシーンで無駄にだらだら時間を引き延ばして、鑑賞する人のことを何も考えていない。 [DVD(字幕)] 0点(2012-04-06 05:20:18)(良:1票) |
191. 狼の血族
どう観るのが正解だったのか全然わからない [DVD(字幕)] 0点(2012-04-01 18:01:08) |
192. スーパーガール
《ネタバレ》 一番盛り上がらないといけない後半やクライマックスの演出が最低レベルで興ざめも良いとこ。駄作中の駄作ですが、地球で友人と学校生活を楽しんでいるところや、ショベルカーが暴走するところはかろうじて楽しめます。 [DVD(字幕)] 3点(2012-03-30 14:00:08) |
193. エクスカリバー(1981)
《ネタバレ》 前半から中盤にかけてが面白い。歴史ものが好きな人は楽しめるはず。ただランスロットがグエナビアと浮気してからは、テイストが一変します。 ここからは好みが分かれるところだと思いますね。 ちなみに僕は好みかどうかの前に、状況がよくわからなくなりました。「あ、おまえはパーシバルだったのか。」てなシーンもありました。 円卓の騎士たちの最後はひどすぎます。 よって、一番最初に円卓の騎士たちが集まって、みんなで剣をかかげる場面がピークでした。あとは下り坂です。個人的に。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-20 03:57:58) |
194. 赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉
前作と比較すると、きれいにまとまりすぎた印象を受けます。それでもギルバートとの恋愛が絡んでくるので、前作とは違う雰囲気の楽しみ方ができて良かったです。 要所要所で、若干状況が把握しづらい場面があったのはおしい。ですがそれをふまえても完成度は高く、前作同様飽きずに楽しめる良作になっています。 映画よりドラマにしたほうが面白いものが作れそうな気はしました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-19 04:09:48)(良:1票) |
195. フラッシュ・ゴードン
《ネタバレ》 アメコミ映画という前知識だけで見ました。てっきり「フラッシュ・ゴードン」というヒーローが、特別な力で悪をなぎ倒していくようなものを想像していたのですが、あまりに普通の人すぎて驚きました。 どこかで、何か特別な力を得るのでは・・・と思いながら見ていたのですが、ああ、 最後まで普通の人で終わります。 映画そのものは、チープな設定、子供向けストーリーの割りに楽しめます。皆さんが真剣に演技されているからでしょうね。 [DVD(字幕)] 5点(2012-03-16 12:15:19) |
196. オーメン(1976)
《ネタバレ》 とうとうあの有名な「オーメン」を見ることができました。「ファイナルディスティネーション」に似ているなーと思いました。少なからずこの作品から影響を受けている気がします。 個人的には「ファイナルディスティネーション」のほうが日常的で好きです。 映画として完成度は高く、見応えがあります。ですが、「ホラー」ではなく「オカルト」というジャンルであれば、やはり洋画より邦画のほうが面白いかな。 家政婦が首をつるシーンは最高に良かった。 個人的に一番怖かったのは、墓を掘り返すシーンです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-04 16:21:54) |
197. ALIENS エイリアンズ(2005)
《ネタバレ》 今まで見た中で最低の映画。面白くない。でも何故か最後まで見てしまった。これが怖いものみたさというやつでしょうか。 見たあとに、しばらくすると90分無駄にしたという後悔の念が押し寄せてきます。さらに、こんな映画を見たことが恥ずかしくなります。自分で選んで借りてきた映画ではないことが唯一の救いですね。 [DVD(字幕)] 1点(2012-02-22 14:37:17) |
198. 電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム<TVM>
そこで終わるんかい! [DVD(字幕)] 4点(2012-02-18 03:03:36) |
199. ターミネーター
2は随分以前に見たことがあったので、今回1を見ることにしました。2に比べると随分ホラーの要素が強く、2とは違う意味で楽しめました。 先に2を見てしまって、なんて馬鹿なことをしたんだと思っていました。ですがこんなにたくさんの方が2を先に見ていることを知って安心ました。自分だけじゃなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-03 00:19:46) |
200. ガンジー
《ネタバレ》 中学生の頃に習った「非暴力・非服従」。その意味を実感できる映画として、貴重な作品だと思います。この映画がとっかかりになって、歴史に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。 この映画を見ると、つくづく歴史は人だなと思います。歴史は争いの記録だとも思います。いつの時代でも、自分の思想を押し付けられる人とそうでない人がいます。ガンジーは明らかに前者です。映画の中でもしばしばガンジーは「私は頑固かな」と訪ねます。ええ、もうそれはすごい頑固な人かと思います。 人々は、ガンジーの「非服従」の思想に突き動かされています。「非暴力」はあくまで手段にすぎません。もしガンジーの「非服従」のための手段が「非暴力」でなければ、あるいはガンジーは第2のヒトラーにもなりえたかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-20 11:09:39) |