81. ノッティングヒルの恋人
ありそうもないファンタジックなお話。ジュリアとヒュー様ならロマンティックだし、出てくる人は善人でいいお話なんですが、現実的な私にはいまいちぴんとこない世界でありました。 5点(2003-05-11 15:43:18) |
82. テス
時代が時代とはいえ、女性の立場の弱さに腹が立つ!でも美貌ゆえに不幸へ転がっていくヒロインの運命に引き込まれた。ナターシャの美しいこと!一大悲劇ロマン、ポランスキー監督の力作です。 7点(2003-05-10 22:35:49) |
83. ノー・マンズ・ランド(2001)
これは究極の戦争映画だと思う。戦争のなかで1対1で対峙する兵士。そこには国籍も殺し合う理由もない普通の人間がいるだけ。お互いに怯え、立場は入れ替わる毎に変わってくる。そこにおかしさもあるけどコワイ。話はメルヘンではなく現実的に展開し、ますます怖い。生きるか死ぬかの究極にある人間の心理を描いて、戦争が人間の殺し合いであることをはっきり教えてくれる。 8点(2003-04-20 16:00:55) |
84. 小さな恋のメロディ
マークもトレーシーも可愛かったな~。マークなんてこれだけなのにずーっと人気が続いた。(日本だけだったらしいけど)可愛い主役と共に音楽もまた主役だった。ビージーズは以後頭の中でメロディがリフレインして染みついてしまった。青春時代にリアルタイムで見たからとても印象的な大切な思い出の作品。 8点(2003-04-18 21:48:14) |
85. マネートレーダー/銀行崩壊
一人で銀行をつぶしちゃった、というすごい実話のコワイお話。お金を弄んではいけません。これはそのギョーカイの人たちへの警告です。きっと。 4点(2003-04-11 22:04:50) |
86. 2001年宇宙の旅
最初見たときはただ映像が見事だとかその映像と「美しき青きドナウ」などのクラシック音楽が印象的くらいの印象しかなかった。でもいろんな意見を聞くと作品には深い意味が込められ、自由な解釈ができる作品ということで好奇心を刺激させられる。292番の【o0KIM o0】さんの紹介してくれたHPはとても面白くて参考になった。でもまだ自分なりに咀嚼して腑に落ちるまでには至らず消化不良な状態。それでも何回か見るうちに退屈はせず段々面白いと思うようにはなったので、納得するまでまた見るだろうと思う。 6点(2003-04-11 16:33:27) |
87. バットマン リターンズ
ミッシュエル・ファイファーのキャットウーマン素敵。彼女は見るたびにいい女優さんだと好きになる。ペンギンの乗るボートが「あひるちゃん」、遊び心満載のおもしろさ。ダニー・デービッドが一作目のジャック・ニコルソン同様、思い切り変身して楽しんでたように見える。 7点(2003-04-08 23:41:16) |
88. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 セルマが警官にお金を盗まれたあげくの殺人なんだから事実を言えばいいのに・・ってイライラ。あげくに死刑の場面までご丁寧に見せて益々イヤな気分になる。息子の目の治療のために・・と言いながら周囲の親切にもかたくなな態度のセルマには全く共感できなかった。唯一久しぶりのドヌーブが良かっただけ。今まで見た中でもトップクラスの不快な気分になる作品だった。<追記>皆様のレビューで見かたを教えていただき、なるほどと思いましたがやっぱり私の好みじゃありません。 2点(2003-04-06 22:18:06) |
89. 第三の男
何回か見たけど光と影がモノクロゆえにとても効果的。ハリーという人物そのものを現しているかのような使い方で、下水道の場面も足音とこれも光と影がサスペンス効果を高める。軽やかなチターの曲が緊張感を和らげてくれる。 8点(2003-04-05 21:32:59) |
90. 赤い靴(1948)
イギリスバレー界の名手や主演のモイラ・シアラーが素晴らしいバレーシーンを見せてくれる。「赤い靴」のバレーシーンはとても斬新な演出、人がたの新聞紙が一緒に踊ったりする。アンデルセンの童話の話をバレーにし、主人公もまたそのお話どおり死ぬまで靴を履くことになる。今ならどうして結婚と仕事の両立を認められないの、って夫や団長を責めたくなるが、これが話の運びの絶対要件(愛とバレエの板ばさみ)だから仕方ない。うまく話をマッチさせてた。くどいけどなんと言っても赤い靴のバレーシーンがが素晴らしい。 9点(2003-03-08 23:48:19) |
91. アイリス(米英合作映画)
老若カップルを演じた4人はそれぞれとてもよかったし、アイリスに深い愛をささげる夫は理解できたけど、アイリスから夫への愛はどこが?ってな感じで不明確。イギリスではよく知られている著名人でも私には無名の人。そのあたりが説明不足なのか説得力がない。現在、過去のフラッシュバックが多用され、やたら(裸で)泳ぐシーンが多いのも意味不明。それをするなら過去で二人の愛と尊敬にいたる過程を見せて欲しかった。アルツハイマーの描き方もきれい過ぎる気がする。ボケも介護ももっと壮絶なものだと思うけど・・俳優の演技に6点。 6点(2003-03-08 11:38:54) |
92. 愛のエチュード
主演の二人がうまいので結構満足した。でもこんなチェスばかで世間知らずの連れ合いを持つとなると、すごく大変そうで考えちゃうと思うけどなー・・(女は現実的) 7点(2003-03-08 11:13:35) |
93. 戦場のピアニスト
ワルシャワのゲットーに押し込められたユダヤ人は40万とも60万とも言われている。解放後ゲットーで生き残っていたのはたった二十人ほどだったと聞いた気がする。ゲットーから逃げてあのユダヤ人皆殺しを生き延びたのはまさに奇跡なのです。今この日本の上にミサイルの何本か落とされないと、戦争を想像できないのでしょうか。ポランスキー監督はあのナチの戦争を体験し、語ることも出来ないほどのトラウマを持って生き、ようやくこの戦争の真実を残すことに精魂を傾けたのだろう。この映画の中での数々の残酷なエピソード(簡単に殺し、殺され)はそれが戦争の真実の姿なので、どんなに酷くとも直視し受け止めなくてはならない。戦闘機やミサイルが飛び、人を殺しあう表面的な娯楽で戦争映画を見て欲しくない。ピアニストが実在の人であったことで、この物語は彼の目を通しての当時の戦争の姿を、見るものにリアル体験させてくれる。彼は語り部なのだ。ピアノはすべて彼が弾いている。「手」しか映さず自由に躍動するピアノ演奏場面はすべてを超越して平和の素晴らしさを雄弁に語っている。解放直前のヒゲボウボウの姿はまさにキリストの姿。神が彼を生き残し奇跡を行ったとしか言いようがない。この映画もまた監督に奇跡を行わせたと思えてならない。 10点(2003-03-07 23:38:53)(良:3票) |
94. ザ・ビーチ(2000)
ディカプリオっていうんで映画館まで行って見て大損と思った作品。なに、これって何がいいたいの??私には意味不明で理解不能でした。 2点(2003-03-07 14:28:48) |
95. ザ・コンテンダー
いかにもアメリカなんだけど半面こんなに毅然とした態度で堂々意見を言える政治家のいることがうらやましい。特にジョアンのような女性政治家(キレル、デキル、正々堂々)が日本にも出て欲しい。ジェフ・ブッリジズの大統領もよかった。 7点(2003-03-06 17:47:37) |
96. 恋におちたシェイクスピア
グウィネスってこういうクラッシックファッションがよく似合う。上品で可愛く雰囲気がぴったりはまっていたしジェフリー・ラッシュも素敵だった。劇中劇の「ロミオとジュリエット」にシェークスピアの恋を絡め、スピード感あふれる展開で見せてロマンティックだった。見せ方も良かったけどそれ以上に脚本が良かったんだと思う。8.5点といったところだけど好きなので。 9点(2003-03-03 23:01:35) |
97. グラディエーター
ラッセル・クロウは筋肉モリモリの逞しい人だったんですねぇ、強い戦士にピッタリはまり戦闘シーンなど迫力も満点。これほどのスペクタクル史劇は久しぶりでこのスケールと迫力に感動。リドリー監督渾身の1作だったのに賞が取れなくてホントに残念だった。私なら断然さしあげます。皇帝のホアキンの卑劣さにも本気でイラついた。うまかったのね~ 、マキシマスが妻子の待つ天国へ旅立つモノクロ場面が印象的で泣ける。 9点(2003-03-01 20:16:25) |
98. グッバイ・モロッコ
タイタニックの後のケイトだったから期待して言ったのに、あのケイトはどこに行ったの?・・きっと脚本やら演出やらがつまらんかったのね。ミニシアターのせいなのかどうか、映像は汚いしガッカリの1本。 4点(2003-02-28 23:58:41) |
99. キャラバン(1999)
ヒマラヤの過酷な自然風景でロケしたカメラマンや出演者などはさぞ大変だったろうな~とか、よくこんなところで暮らしてるな~とかの感想がまず一番。 ロケーションが素晴らしいです。 厳しい自然環境の中で暮らすには、長老の意見を尊重するという生活は自然の知恵なんだろうと思います。 7点(2003-02-23 21:34:33) |
100. ガンジー
「尊敬する人=ガンジー」です。彼の近くで生活してた人から、実際に暗殺の時の状態を聞きました。その他にも彼の考えや生活を聞いていたので、私にはガンジーの伝記ものとしてとても興味深かった。ベン・キングスレーはソックリ、実際のガンジーの映像が出ても全く違和感がなく、魂まで乗り移ったような演技でした。非暴力を貫き、多くの人の心をとらえ導き、インド独立を勝ち取った不屈の聖人の生き方を多くの人に知って欲しい。この作品は十分にその精神を伝えてくれると思います。 9点(2003-02-20 21:15:51)(良:1票) |