141. 蜘蛛女(1993)
主人公は蛛蜘女”モナ”の魅力に負けたというより、「警察官の職業条件の悪さ、金の魅力に負けた」と言った方が良さそうである。悪女であると分かっていて、その魅力に負けてしまった「氷の微笑」「白いドレスの女」などのような作風ではなく、また「ダメージ」のように、一人の女性に家庭・地位・名誉の全てを狂わされてしまった男を描くといった作品でもなかった。ただ単に、”凶暴で冷酷な蛛蜘女が、男を振り回すだけ”の作品に留まったのが残念である。最後の妻と再会する幻想シーンが無ければ、この映画も只の悪女ブームの勢いを当て込んだ作品で終わっていたかもしれない。 6点(2001-01-25 12:22:17) |
142. 鷲は舞いおりた
戦争映画の中でも脚本がしっかりした名編。日本人だからそう思うのかもしれないが、ドイツ軍から描いてみるのも面白い試みだと思った。 8点(2001-01-25 12:15:07) |
143. 恋におちたシェイクスピア
恋愛映画最高傑作!ラストはチョットひねりが欲しかったけど・・・ 10点(2001-01-25 09:00:23) |
144. クラッシュ(1996)
”カンヌでは、ブーイングを受けながら審査員特別賞を受賞した”そうな?見終わってみて、どちらかと言うと、ブーイングをした人の方の味方になってしまった。 3点(2001-01-23 12:36:14) |
145. ビーン
TVシリーズを見て、かなり期待していた。ごく普通の日常に突如現れた変な叔父さん。決して志村けんのように悪ノリはしない。 しかしこの映画版のビーンは、志村けんより悪ノリしている。志村けんと違うのは、その悪ノリが受けないことである。まあ、よほどの馬鹿なプロデューサーでもつかない限り2作目はないだろう。 0点(2001-01-23 12:27:41) |
146. エイリアン2
作りは「ターミー・ネーター」のノリを安直に反復している気もするけど素直に楽しめました。この作品があるからエイリアンシリーズは成功したのだと思います。 10点(2001-01-23 12:20:35) |
147. アラビアのロレンス
【kong】さんのコメントを見て納得! 確かにこの映画を見て、中東への見方が変わったかもしれません。それほど自分の中では、影響を与えられた作品です。 10点(2001-01-18 12:41:38) |
148. アポロ13
映像が綺麗ですね。友達んちのDVDで見たんですけど、全員その映像の美しさに感心していました。作品の背景には、無意味に月へ人を送り続けた大国のエゴらしきものが見え隠れしていなくもないんだけど、決して政治的ないやらしさを描こうとしなかった分、純粋に楽しめました。何故か普段なら不恰好な叔父さんたちが、NASA職員として働く姿は括弧良く見えてしまいます。 9点(2001-01-18 12:31:12) |
149. 小さな恋のメロディ
数ある他の子供向け映画ならば、子供同士で駆落ちしたりすると必ずと言っていいほど、最後は大人たちによる戒めと言うものがある。そして「ほらね、お母さんの言う通りにして良かっただろ」って。しかしこの映画は、そう言った既製の映画に見られる“大人の視点”では作られていない。ラスト、戒めを受けるのは何と大人たちの方。あなたが童心を失っていなければ、必ずこの映画の結末に好感を持てるはず。何度見ても心和む素晴らしい佳作だ。 10点(2001-01-17 12:10:13) |